こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
私はランドクルーザープラド150のTX Lパッケージ マットブラックエディションに乗っています。
150プラドに乗り始めると、センターコンソールにある4WD関係のスイッチを見て「普段はどこにしておけばいいんだろう」と気になることがあります。
とくに「四駆へ切り替える車なのか」「センターデフロックは雪道で使うのか」「L4Lはいつ入れるのか」は、見た目だけでは分かりにくいところです。
150プラドは本格四駆らしい機能を持っていますが、普段の舗装路で毎回4WDへ切り替える車ではありません。
基本はフルタイム4WDのまま走り、センターデフロックや低速側のL4Lは必要な場面だけ使う、これを最初に覚えておけばかなり分かりやすくなります。
この記事では、H4F・H4L・L4Lの違い、センターデフロックとリアデフロックの役割、雪道やスタック時の考え方まで、150プラドオーナー目線で順番に解説します。
記事のポイント
- 150プラドがフルタイム4WDである理由
- H4F・H4L・L4Lの使い分け
- センターデフロックを使う場面
- リアデフロックや脱出用品との違い
150プラドの4WDは何が違う
最初に押さえたいのは、150プラドの4WDは「必要なときだけ四駆にする方式」ではないことです。
普段の街乗りから高速道路まで四輪へ駆動力を伝えるフルタイム4WDなので、ここを理解すると各スイッチの意味が見えてきます。
基本はフルタイム4WD
150プラドは、基本的にフルタイム4WDを採用しています。
トヨタは150系の登場時、トルセンLSD付きトランスファーを備えたフルタイム4WDを全車に標準化し、走行状況に応じて前後へ駆動力を配分する仕組みだと説明しています。
つまり、雨が降ったから4WDへ入れる、雪が降ったから2WDから4WDへ切り替える、という使い方ではありません。
普段から四輪を使って走る仕組みで、そのうえにセンターデフロックやローレンジという悪路向けの機能が加わっています。
出典:トヨタ自動車「Toyota Launches Redesigned 'Land Cruiser Prado'」
私が普段運転していても、舗装路で「四駆を入れなきゃ」と考えることはありません。
シフトをDへ入れて普通に走れば、それがすでに150プラドの通常の4WD走行です。
パートタイム4WDではない
検索すると「150プラド パートタイム4WD」という言葉も出てきますが、国内の150プラドを理解するうえでは、ここを混同しない方がいいです。
パートタイム4WDは、通常は2WDで走り、滑りやすい路面などで4WDへ切り替える方式です。
たとえば国内仕様のFJクルーザーはこの考え方で、通常のH2から必要なときにH4へ切り替えます。
150プラドはそれとは違い、通常走行からフルタイム4WDです。
比較すると仕組みを理解しやすいので、パートタイム式の具体例を見たい方はFJクルーザーの4WD切り替え方と雪道での使い分けも参考になります。
センターデフが違いを生む
フルタイム4WDで舗装路を自然に曲がれる理由の一つが、前輪側と後輪側の回転差を受け持つセンターデフです。
車は曲がるとき、前後のタイヤがまったく同じ距離を進むわけではありません。
その回転差を許しながら四輪へ駆動力を伝えるから、150プラドは普段の交差点や駐車場でもフルタイム4WDのまま走れます。
逆にセンターデフをロックすると、前後の回転差を許す働きを制限する方向になります。
だからこそ、ロックは「常に入れておけば安心」という装備ではないんですよ。
150プラドの基本
通常走行はフルタイム4WDの通常状態で十分です。
センターデフロックは、タイヤが空転しやすい路面などで必要になったときに使います。
150プラドの中古購入、維持費、装備、カスタムまで全体像から見たい方は、150プラド完全ガイド|中古購入・維持費・カスタムを徹底解説もあわせて読んでみてください。
H4F・H4L・L4Lの意味
150プラドのトランスファー操作で分かりにくいのが、H4F・H4L・L4Lという表記です。
後期型のダイヤル式をイメージすると、「高速側か低速側か」と「センターデフをロックするか」を分けて考えると理解しやすくなります。
| 位置 | 主な状態 | 使う場面 |
|---|---|---|
| H4F | ハイレンジ・センターデフ通常 | 舗装路を含む一般走行 |
| H4L | ハイレンジ・センターデフロック | 深雪、ぬかるみ、砂地など |
| L4L | ローレンジ・センターデフロック | 低速で大きな駆動力が必要な場面 |
H4Fは通常走行で使う
普段使う位置はH4Fです。
街中、高速道路、乾いた舗装路など、日常のほとんどはこの状態で問題ありません。
Fはセンターデフを自由に働かせる側と考えると、イメージしやすいかなと思います。
四輪へ駆動力を伝えつつ、前後の回転差をセンターデフが受け持つので、交差点や駐車場でも自然に旋回できます。
雨の日も、路面が少し濡れただけでH4Lへ変える必要はありません。
むしろ普段はH4Fのまま走るのが150プラドらしい使い方です。
H4Lは滑る悪路で使う
H4Lは、ハイレンジのままセンターデフをロックする側です。
深い雪、ぬかるみ、砂地、凸凹した未舗装路など、前後どちらかのタイヤが空転しやすい状況で出番があります。
センターデフの差動を制限することで、前側または後ろ側だけが空転して前へ進みにくい状況から抜けやすくする考え方です。
ただし、雪が路肩に少し残っている程度なのにロックする必要はありません。
「四駆だからロックした方が頼れそう」と考えたくなりますが、路面に十分なグリップがあるならH4Fへ戻します。
H4Lは普段の性能を上げるモードではなく、滑りやすい路面で駆動をつなぎやすくするためのモードと考えると迷いにくいですよ。
L4Lは低速の脱出向け
L4Lは、ローレンジへ切り替えたうえでセンターデフをロックする状態です。
速度を出すための位置ではなく、低速で大きな駆動力を使いたいときのためにあります。
たとえば深いぬかるみからの脱出、急な登り下り、深雪でじわじわ進みたい場面などです。
アクセルを大きく踏んで勢い任せに抜けるより、低速でタイヤの動きを見ながら進めたい場面に向きます。
後期型のダイヤル式でL4Lへ切り替えるときは、走りながら気軽に回す操作ではありません。
基本は安全な場所で完全に停止し、シフトをNにしたうえでトランスファースイッチを操作し、メーター表示で切り替わったことを確認します。
150系は販売期間が長いため、実際の操作条件は自分の年式の取扱説明書を優先してください。
センターデフロックの使い方
センターデフロックは150プラドの悪路性能を支える大切な機能ですが、使いどころを間違えないことの方が大切です。
ここでは「いつ入れるか」「いつ解除するか」を中心に見ていきます。
使う場面を見極める
センターデフロックを使いたいのは、タイヤが路面をつかみにくく、前後のどちらかで空転が起きやすい場面です。
深雪、ぬかるみ、砂地、深い砂利、段差のある悪路などが代表例になります。
ポイントは、路面が「滑る可能性がある」だけで反射的に入れないこと。
150プラドはH4Fの時点でフルタイム4WDですし、車両側の制御も働きます。
普通に進めているなら、まずそのまま走る選択でいいんです。
タイヤが空転し始めた、前へ出にくい、路面状況が明らかに悪くなる、そんなときにH4Lを考えます。
悪路へ入る前に停止できる安全な場所があるなら、スイッチの位置やメーター表示を確認しておくと慌てにくくなります。
操作そのものより、周囲の安全確認と路面を見ることを先にしてください。
乾燥舗装路では解除する
センターデフをロックした状態で、乾いた舗装路をそのまま走り続けるのは避けます。
乾燥舗装路はタイヤが路面をつかみやすく、前後の回転差をタイヤの滑りで逃がしにくいからです。
センターデフを自由に働かせるH4Fなら、曲がるときに生じる前後の回転差を吸収できます。
ところがロック中はその逃げ場が少なくなるので、駆動系へ余計な力がたまりやすくなります。
雪道や未舗装路を抜けて乾いた舗装路へ戻ったら、H4Fへ戻すのが基本です。
曲がると負担が出る理由
まっすぐ走るだけなら、前後輪の移動距離の差は小さく見えます。
でもハンドルを切ると、前輪と後輪、さらに左右のタイヤが通る円の大きさは変わります。
その差を吸収するためにデフがあるわけです。
ロックしたままグリップの高い舗装路で小さく曲がると、ハンドルが重く感じたり、車が突っ張るような感触が出たりすることがあります。
これは「ロックした方が四駆らしい」という話ではなく、使う路面が合っていないサインとして考えた方がいいでしょう。
乾燥舗装路でセンターデフロックを常用しない
駐車場や交差点などハンドルを大きく切る場面ほど、前後輪の回転差が必要になります。
滑りやすい区間を抜けたら、ロックが解除されているか表示灯まで確認してください。
切り替え表示を確認する
4WD操作では、ダイヤルを動かしたことと、車両側の切り替えが完了したことを同じに考えない方がいいです。
メーター内のセンターデフロック表示灯やL4表示灯を見て、点灯・消灯の状態を確認します。
とくにL4Lへの切り替えは、完全停止やNレンジなど条件が関わります。
スイッチを動かして表示が変わらないからといって、何度も急いで操作するのは避けたいところです。
年式によって操作説明や表示の案内が異なる可能性があるので、自分の車両の取扱説明書を一度見ておくと安心です。
トヨタの公式資料では、2020年8月仕様の150プラドについて、フルタイム4WD、ダイヤル式トランスファー切替スイッチ、電動センターデフロックが確認できます。
出典:トヨタ自動車「ランドクルーザープラド 主要装備一覧表(2020年8月)」
雪道での4WD使い分け
150プラドの4WDについて一番気になる場面は、やはり雪道ではないでしょうか。
雪があるだけで全部ロックするのではなく、除雪された圧雪路なのか、深雪なのか、すでに空転しているのかで使い分けます。
圧雪路はH4Fが基本
除雪された圧雪路や一般的な冬道では、まずH4Fのまま走るのが基本です。
150プラドはすでにフルタイム4WDなので、発進するたびにセンターデフをロックする必要はありません。
むしろ大切なのは、路面に合った冬用タイヤを使い、速度を抑え、車間距離を広く取り、急なハンドルや急ブレーキを避けることです。
4WDは発進や登りで助けになりますが、ブレーキを踏んだときに四駆だから特別短く止まれるわけではありません。
車重のある150プラドでは、この点を忘れない方がいいですよ。
凍結や積雪があり、道路状況によってチェーンが必要になる可能性があるなら、事前に適合するタイヤチェーンを用意し、取り付け方法まで確認しておくと慌てずに済みます。
深雪や空転時はH4L
除雪されていない深雪へ入り、タイヤが空転しやすくなったらH4Lを考えます。
前後の駆動をセンターデフロックでつなぐ方向にすることで、どちらか一方だけが空転して進みにくい場面で助けになります。
ただ、H4Lへ入れたからアクセルを多く踏めばいいわけではありません。
雪の下に段差や縁石、側溝が隠れていることもありますし、勢いで進むほど車体が雪へ深く乗り上げることもあります。
一度止まり、タイヤの前にどのくらい雪があるか、腹下が雪へ乗っていないかを見る方が先です。
私なら「モードを変える」ことより、「これ以上進んで戻れるか」を先に考えます。
L4Lは最後の一手
H4Lでも前へ出にくく、低速でより大きな駆動力が必要ならL4Lの出番です。
ただしL4Lは万能ボタンではありません。
車体の腹が完全に雪へ乗ってタイヤの接地が減っていれば、四輪へ駆動力を伝えても進めないことがあります。
そんなときは、タイヤ周りや車体下の雪を除き、進むための空間を作る作業が必要です。
雪の状況によってはスタックラダーのような脱出用品をタイヤの進行方向へ適切に置く方が、アクセルを踏み続けるより有効な場合もあります。
雪道や悪路でのスタック、脱輪などで自力で動けなくなったときに備えて、JAFのロードサービスに入っておくと、出先でも救援を頼みやすくなります。
脱出できたら、必要のないL4LやH4Lをそのままにせず、通常の走行状態へ戻します。
リアデフロックとの違い
150プラドでは「センターデフロック」と「リアデフロック」が同じもののように語られることがあります。
実際にはロックする場所も、助ける状況も違うので、分けて覚えておきましょう。
センターとリアは役割が違う
センターデフロックは、ざっくり言えば前輪側と後輪側の回転差に関わる機能です。
一方のリアデフロックは、後輪の左と右の回転差に関わります。
悪路で片側の後輪が浮いたり、片側だけ泥や雪で空転したりすると、通常のデフでは空転している側へ回転が逃げて前へ出にくくなることがあります。
そこでリアデフをロックし、左右後輪を同じように回す方向へ固定することで脱出を助けるわけです。
| 機能 | 主に関わる回転差 | 主な用途 |
|---|---|---|
| センターデフロック | 前輪側と後輪側 | 滑りやすい悪路全般 |
| リアデフロック | 後輪の左と右 | 片輪空転などからの脱出 |
リアデフロックは旋回性にも影響するため、一般道で常時使う装備ではありません。
低速で脱出したい場面に絞り、抜けたら解除するものと考えてください。
リアデフロックは装備差あり
ここは中古150プラドを買う人にとってかなり大切です。
電動リアデフロックは、150プラドの全車に必ず付いている装備ではありません。
年式、グレード、エンジン、他装備との組み合わせによって設定が異なります。
2020年8月のトヨタ主要装備一覧でも、電動リアデフロックはメーカーオプションとして記載されています。
そのため「TZ-Gだからあるはず」「ディーゼルだからあるはず」と車名や見た目だけで判断しない方が確実です。
中古車を探しているなら、150プラドのメーカーオプションと中古での見分け方もあわせて確認してみてください。
中古車はスイッチを確認
中古車では、販売ページの装備欄だけでなく実車のスイッチを確認します。
さらに、スイッチがあることだけで終わらず、取扱説明書に沿って装備内容と作動条件も把握しておきたいところです。
前オーナーのカスタムでスイッチ周辺が変更されている場合もあるため、「それらしいボタンがある」だけで純正装備だと断定しないでください。
150系は販売期間が長いので、自分の年式に対応する資料を見るのが一番確実です。
スタック時の考え方
4WD機能を覚える目的は、スイッチ操作そのものではなく、滑りやすい場所で安全に進み、必要なら抜け出すことです。
スタックしたときほどアクセルを踏みたくなりますが、まず車の状態と周囲を見ます。
まず空転を止める
タイヤが空転して前へ進まないなら、いったんアクセルを戻します。
泥や雪の中でタイヤを回し続けると、タイヤが地面を掘ってさらに沈む場合があります。
車外へ出ても安全な状況なら、前後のタイヤ、車体の腹下、進行方向、側溝や段差の有無を確認します。
そのうえでH4LやL4Lが必要か、雪や泥を取り除くべきか、後退した方がいいかを考えます。
「モードを変えれば必ず出られる」と思わないことが大事です。
4WDは使える選択肢を増やしてくれますが、タイヤが接地していなければ駆動力を路面へ伝えられません。
脱出用品を使う順番
悪路へ行くなら、4WD機能だけでなく道具も準備しておくと対応の幅が広がります。
雪や砂をかくスコップ、タイヤの下へ入れるスタックラダー、車両をけん引するための牽引ロープなどが候補です。
ただし、牽引は「ロープをどこかへ掛けて引けばいい」という作業ではありません。
車両側でけん引に使える位置、ロープの許容荷重、接続金具、引く方向を確認し、周囲に人を近づけないことが前提になります。
固定場所を間違えれば車体を傷める可能性がありますし、部品やロープが破損すれば人へ当たる危険もあります。
用品ごとの説明書と車両の取扱説明書を確認し、装飾用フックや用途不明の部分へ掛けないでください。
スタック脱出では、タイヤの空転、ロープの破断、車両の急な飛び出しに注意します。
車の前後やロープ周辺に人を立たせず、使う用品の用途と許容範囲を確認してから作業してください。
4WDでも止まる性能は別
150プラドの4WD性能を過信しやすいのが、雪道のブレーキです。
四輪へ駆動力を伝えられることと、停止距離が短くなることは別の話になります。
凍結路面では四輪ともグリップを失う可能性がありますし、150プラドは車体に重量もあります。
発進できたからといって、同じ感覚で止まれるとは考えない方がいいです。
冬道ではセンターデフロックの有無より、タイヤの状態、速度、車間距離、路面温度、視界を優先してください。
4WDは頼れる装備ですが、その安心感で速度が上がってしまったら本末転倒です。
4WD操作で避けたい勘違い
150プラドの4WDは機能が多いぶん、「ロックすればもっと安定する」「悪路タイヤならどこでも行ける」と考えてしまいがちです。
ここでは、実際に使う前に外しておきたい思い込みを確認します。
ロックすれば万能ではない
センターデフロックは、車そのものの限界をなくす機能ではありません。
タイヤが地面から浮いていたり、車体の腹が雪や泥に乗っていたり、進行方向に越えられない段差があったりすれば、ロックしても前へ出られないことがあります。
また、滑りやすい路面で駆動力を伝えやすくする機能と、急な操作をしても車が乱れないことは別です。
H4LやL4Lへ入れたあとほど、アクセルは丁寧に使い、ハンドルも急に切らない方が扱いやすくなります。
「ロックしたから進める」ではなく、「路面を確認したうえで使える手段が一つ増える」と考えるのがちょうどいいですよ。
タイヤ性能は別に考える
4WDの仕組みが優れていても、最終的に路面へ触れているのはタイヤです。
摩耗したタイヤや路面に合わないタイヤでは、発進だけでなく曲がる、止まるという動きにも影響します。
とくに雪道では、センターデフロックの使い方より先に、タイヤの種類、残り溝、空気圧、路面状態を確認したいところです。
悪路向けの見た目のタイヤだから冬道も同じように走れる、とひとまとめに考えるのも避けます。
自分が走る季節と路面に合ったタイヤを選び、そのうえで150プラドの4WD機能を使う順番です。
年式差を無視しない
150系プラドは2009年の登場から長く販売されたため、前期・中期・後期で装備や操作系がまったく同じとは限りません。
ネットで見つけた操作方法が、自分の車両の年式や仕様にそのまま当てはまるとは限らないんです。
とくにL4Lへの切り替え条件、表示灯の意味、リアデフロックなどの装備有無は、自分の車の取扱説明書と実車で確認してください。
中古で購入して取扱説明書が手元にない場合でも、トヨタはランドクルーザープラドの生産年月別取扱説明書を公開しています。
雪が降ってからスマホで操作方法を探すより、天気のいい日に一度ページを開き、自分の年式を確認しておく方がずっと楽ですよ。
普段乗りで意識すること
ここまで4WD機能を細かく見てきましたが、150プラドを普段使いしている時間の大半は特別な操作をしません。
だからこそ、必要になったときだけ迷わず使えるようにしておくのが現実的です。
普段は操作しなくていい
私が150プラドに乗っていて気に入っているのは、本格四駆の機能を持ちながら、日常ではそれを毎回意識しなくていいところです。
家族で買い物へ行くときも、高速道路を走るときも、基本はH4Fのまま。
センターデフロックを入れた回数が多いほどプラドを使いこなしている、なんてことはありません。
むしろ普段使わない機能だからこそ、「何のための機能か」「入れたままにしてはいけない路面はどこか」を知っておく方が大切です。
スイッチを触らずに済むなら、それは車が普通に走れているということでもあります。
使える状態を知る安心感
センターデフロックやL4Lは、日常で頻繁に使う装備ではありません。
でも雪道や未舗装路で状況が変わったとき、選択肢として知っているだけで気持ちに余裕が出ます。
私は「プラドならどこでも行ける」とは考えていません。
むしろ、行かない判断も含めて使える機能だと思っています。
路面が悪くなったら早めに状況を見る、必要ならH4L、さらに低速で駆動力が必要ならL4L、それでも難しければ無理をしない。
この順番を頭に入れておけば、いざというときにいきなりアクセルを踏み込まずに済みます。
150プラド4WDのよくある質問
最後に、150プラドの4WD切り替えやデフロックで特に迷いやすい疑問へまとめて答えます。
Q1. 普段は4WDへ切り替えますか?
A. いいえ、150プラドは基本的にフルタイム4WDなので、通常走行で2WDから4WDへ切り替える操作は必要ありません。
普段はH4Fを使い、滑りやすい悪路でセンターデフロックが必要になったときにH4Lを考えます。
Q2. 雪道はH4Lにしますか?
A. 雪があるだけで必ずH4Lへ入れる必要はありません。
除雪された圧雪路などはH4Fを基本にし、深雪や空転しやすい場所でセンターデフロックが必要になったらH4Lを使います。
Q3. H4Lのまま舗装路を走れますか?
A. 乾いた舗装路でH4Lを常用するのは避けます。
センターデフをロックした状態では前後の回転差を逃がしにくくなるため、グリップの高い舗装路、とくに旋回時は駆動系へ余計な力がかかりやすくなります。
Q4. L4Lはいつ使いますか?
A. 深いぬかるみ、深雪、急な登り下りなど、低速で大きな駆動力が必要な場面に使います。
普段の雪道で速度を上げるためのモードではなく、脱出や悪路をゆっくり進むための選択肢と考えてください。
Q5. リアデフロックは全車標準ですか?
A. いいえ、150プラドの電動リアデフロックは全車一律の標準装備ではありません。
年式やグレード、エンジン、装備条件で設定が異なるため、中古車では実車のスイッチと該当年式の装備表を確認してください。
150プラド4WDのまとめ
150プラドの4WDは、普段は難しく考えなくて大丈夫です。
通常はフルタイム4WDのH4Fで走り、タイヤが空転しやすい悪路ではH4L、さらに低速で大きな駆動力が必要な場面ではL4Lを使う、と覚えておくと分かりやすいです。
- 150プラドは基本的にフルタイム4WD
- 通常の舗装路ではH4Fを使う
- H4Lはセンターデフロックを使う悪路向け
- L4Lは低速で大きな駆動力が必要な場面向け
- 乾いた舗装路ではセンターデフロックを常用しない
- 雪道でもまずH4Fを基本に路面状況を見る
- 4WDでも制動距離が特別短くなるわけではない
- リアデフロックはセンターデフロックとは役割が違う
- 電動リアデフロックは年式や仕様で装備差がある
- スタック時は空転を止めて路面と腹下を確認する
- 脱出用品は用途と取り付け位置を確認して使う
- 必要な区間を抜けたら通常状態へ戻す
150プラドの魅力は、普段は家族で普通に使えるのに、路面状況が悪くなったときには本格四駆らしい選択肢を持っていることだと私は感じています。
ただ、その機能は「いつでも全部ONにすれば安心」というものではありません。
路面を見て、必要な機能だけを使い、必要がなくなったら戻す。
それがセンターデフロックを長く安心して使う一番シンプルな考え方ですよ。





