こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
ランドクルーザーFJを見て、「このサイズのランクルなら欲しい」と一気に気持ちが動いた方も多いと思います。
私もランドクルーザープラド150に乗っていることもあり、FJにはかなり興味があって、実際に抽選へ申し込みました。
ただ、人気がある車だからといって、誰にでも合うわけではありません。
むしろ購入前にしっかり見ておきたいのは、ネットで見かける「ランクルFJはやめとけ」「微妙」「がっかりしそう」という声につながる部分です。
FJには、燃費、加速、後部座席、荷室の長さ、高級感など、分かりやすい弱点があります。
一方で、その弱点を受け入れられる人にとっては、デザイン、見晴らし、取り回し、本格四駆らしさをかなり魅力的に感じられる一台です。
大切なのは、FJの欠点を無理に否定することではなく、自分の使い方なら気にならないかを考えること。
この記事では、ランドクルーザーFJのメリットとデメリットを並べながら、どんな人が買うと後悔しやすく、どんな人なら満足しやすいのかをランクルオーナー目線で見ていきます。
記事のポイント
- ランドクルーザーFJの主な欠点
- 買って後悔しやすい人の特徴
- FJならではのメリットと魅力
- 購入前に確認したい判断基準
実際に乗っている人の声は、ランドクルーザーFJの口コミ・評判まとめで整理しています。
ランクルFJはやめとけなのか
ランドクルーザーFJについて「やめとけ」と言われる理由を見ていくと、致命的な欠陥があるというより、期待するものによって評価が大きく変わる車であることが分かります。
まずはFJがどんな車なのかを踏まえたうえで、結論から見ていきましょう。
万人向けのSUVではない
ランドクルーザーFJは、燃費、室内の広さ、加速性能、高級感だけを基準に比較すると、もっと分かりやすく優れたSUVがあります。
2.7Lガソリンエンジンのみで、ハイブリッドやディーゼルという選択肢はありません。
乗車定員も2列シートの5人なので、大人数で使いたい家庭にも向いていないでしょう。
つまり、一般的なSUVとして「燃費が良くて、広くて、速くて、豪華」という全部入りを求める人には合わない可能性があります。
ランドクルーザーという名前だけで「何でも最高クラス」と思って買うと、期待とのズレが出やすい車です。
欠点込みで選ぶ車
一方で、ランドクルーザーFJは弱点を補って余りある個性も持っています。
全長を抑えたスクエアなボディ、最小回転半径5.5mの取り回し、ラダーフレーム、パートタイム4WD、電動リヤデフロックなど、中身はかなり本格的です。
燃費の良さより悪路へ入れる安心感、豪華さより道具として使える雰囲気を求める人なら、評価は一気に変わってきます。
欠点をなくしたSUVではなく、自分が気にしない欠点と欲しい魅力が一致するかで選ぶ車と考えると分かりやすいですよ。
基本スペックを確認
ランドクルーザーFJの性格を理解するため、まず購入判断に関係しやすい主要な数字を確認しておきましょう。
| 項目 | ランドクルーザーFJ |
|---|---|
| グレード | VX |
| 乗車定員 | 5人 |
| エンジン | 2.7L直列4気筒ガソリン |
| 最高出力 | 163PS |
| 最大トルク | 246N・m |
| トランスミッション | 6速AT |
| 駆動方式 | パートタイム4WD |
| 全長 | 4,575mm |
| 全幅 | 1,855mm |
| ホイールベース | 2,580mm |
| 最小回転半径 | 5.5m |
| WLTCモード燃費 | 8.7km/L |
トヨタ自身もFJを、扱いやすいサイズとしながらランドクルーザーの信頼性、耐久性、悪路走破性を継承したモデルとして位置づけています。
(出典:トヨタ自動車「ランドクルーザー、新型車“FJ”シリーズを発売」)
FJの価格やサイズ、基本装備から確認したい方は、ランドクルーザーFJの価格・サイズ・燃費をまとめた基本ガイドもあわせてご覧ください。
ランクルFJの主な欠点
ここからは、ランドクルーザーFJを購入してから「思っていたのと違った」と感じやすいポイントを具体的に見ていきます。
購入前に不都合な部分まで確認しておけば、納車後のがっかりはかなり減らせます。
燃費は良くない
ランドクルーザーFJの欠点として、まず外せないのが燃費です。
WLTCモード燃費は8.7km/Lで、市街地モードでは6.8km/Lとなっています。
現代のハイブリッドSUVから乗り換える場合、給油回数やガソリン代の違いをかなり感じる可能性があります。
しかもFJは、燃費が悪いかわりに猛烈に速いという車でもありません。
街乗り中心ほど気になりやすい
信号の多い市街地では、約2トンの車体を停止状態から何度も動かすことになります。
短距離通勤、子どもの送迎、近所への買い物が中心なら、燃費面だけを見るとFJの得意な使い方とは言いにくいでしょう。
反対に、高速道路や郊外を使った旅行、キャンプ、長距離ドライブが多い人なら、燃費だけでは測れない価値を感じやすくなります。
指定燃料が無鉛レギュラーガソリンなのは、維持費を考えるうえでは助かる部分ですね。
燃費を最優先する人は、「ランドクルーザーの中では小さいから燃費もかなり良いだろう」と考えない方がいいでしょう。
加速には大きな余裕がない
ランドクルーザーFJには2TR-FE型の2.7L自然吸気ガソリンエンジンが搭載されています。
最高出力は163PS、最大トルクは246N・mです。
街中を普通に走るには十分な性能ですが、「ランクルだからアクセルを少し踏めばグッと前へ出るだろう」と期待すると、イメージが違うかもしれません。
特にディーゼルターボや大排気量SUVから乗り換える人は、トルク感の違いを確認しておきたいところです。
高速の追い越しは確認したい
高速道路を一定速度で巡航するのと、追い越しのために一気に速度を上げるのとでは、必要な性能が違います。
家族と荷物を載せて高速道路や長い上り坂を走る機会が多いなら、試乗時に中間加速まで確認しておきたいですね。
アクセルを深く踏んで回転数を上げることに抵抗がない人なら、それほど問題にならない可能性があります。
反対に、低回転のまま余裕たっぷりに加速してほしい人は不満が残りやすいでしょう。
加速性能についてさらに詳しく確認したい方は、ランドクルーザーFJの2.7Lエンジンと加速性能を解説した記事も参考にしてください。
後部座席は広さ最優先ではない
ランドクルーザーFJは2列シートの5人乗りです。
後席には前後スライドとリクライニング機能があり、極端に実用性を削った車ではありません。
ただし、「この車幅なら後ろに大人3人でも広々」という期待は持ちすぎない方がいいでしょう。
4人家族で後席を2人で使う場合と、5人乗車で後席中央まで毎回使う場合では評価がかなり変わります。
大人5人の長距離は要確認
短時間なら5人乗れても、数時間の旅行となれば話は変わります。
後席に大人3人が並ぶ家庭では、肩まわり、足の置き場、中央席の座り心地まで実車で確認したいところです。
また、3列シートが必要な家庭ならFJでは対応できません。
「たまに5人」と「いつも5人」は同じ5人乗りでもまったく違いますよ。
ファミリーカーとして検討している方は、ランドクルーザーFJの後部座席と5人家族での使い勝手も確認してみてください。
荷室は長さに限界がある
FJの荷室は容量だけを見るとかなり使いやすそうに見えます。
後席使用時の荷室長は最小735mm、リヤシート格納時は最大1,480mmです。
荷室高は1,030mmあり、高さ方向を使いやすいのはメリットでしょう。
一方で、長い荷物を頻繁に積む人には1,480mmという最大荷室長が気になる可能性があります。
車中泊にも工夫が必要
大人が脚を伸ばして寝る場合、荷室長1,480mmだけでは足りないケースが多くなります。
車中泊を目的に購入するなら、前席との間まで使うマットやベッドキットなどを考える必要があるでしょう。
自転車、長尺のキャンプ用品、サーフボードなどを積みたい場合も、実物の寸法との比較が欠かせません。
つまりFJの荷室は「何でも長いまま放り込める巨大な空間」というより、シートアレンジと高さを使って積載する荷室です。
高級感を求めると微妙
「450万円を超える車なら、内装もかなり高級なのでは」と考える方もいると思います。
しかし、FJが目指しているのはレクサスのような豪華なSUVではありません。
水平基調のインストルメントパネルや大きめのスイッチなど、運転中の認識や操作のしやすさを考えた機能的な作りになっています。
そのため、木目調パネルや華やかな装飾、高級セダンのような雰囲気を求める人からすると「安っぽい」と感じる可能性はあります。
価格と豪華さは別に考える
車両価格が高いからといって、その価格のすべてが内装の豪華さに使われているわけではありません。
ラダーフレーム、悪路走破性、四輪駆動システム、安全装備、耐久性なども車両価格を構成する重要な部分です。
ランドクルーザーを「高級SUV」としてだけ見ると、FJの価値が分かりにくくなります。
逆に、汚れを気にしすぎずアウトドアで使える道具感が好きなら、このシンプルさは魅力に変わるでしょう。
乗り心地は乗用車と違う
FJはラダーフレームを使う本格四輪駆動車です。
トヨタも振動の収まりやオンロードでの乗り心地を考えて設計していますが、一般的な乗用SUVとまったく同じ感覚になるわけではありません。
短めのホイールベースやリヤのリジット式サスペンションによって、荒れた路面では車体の動きを感じる場面も考えられます。
運転する本人は楽しくても、後席に座る家族の評価が違う可能性もあります。
ファミリーカーとして使うなら、試乗は運転席だけではなく、普段後ろへ座る家族にも乗ってもらうのがおすすめです。
コンパクトでも幅はある
ランドクルーザーFJは250や300よりコンパクトですが、全幅は1,855mmあります。
いわゆる小型SUVと同じ感覚で狭い路地へ入ると、思ったより気を遣うかもしれません。
それでも全長4,575mm、ホイールベース2,580mm、最小回転半径5.5mなので、ランドクルーザーとしては取り回しをかなり意識したサイズです。
幅よりも長さや小回りで助けられる場面が多い車と考えると分かりやすいでしょう。
がっかりしやすい理由
ランドクルーザーFJそのものが悪いというより、購入前の期待値が高すぎることで「微妙だった」と感じるケースはありそうです。
特にランドクルーザーという名前が付いていることで、無意識に250や300と同じものを期待しないことが大切です。
ランクルだから速いと思う
大きな四輪駆動車には、ものすごいトルクがあるイメージを持っている方もいます。
しかしFJの2.7Lガソリンは、アクセルを少し踏むだけで猛烈に加速するようなエンジンではありません。
速度を出すための性能より、日常で扱いやすく、必要な場面で悪路へ入っていけることを重視した性格です。
「ランドクルーザー=すべてパワフル」と考えず、FJという車単体で判断してください。
小さいから低燃費と思う
250より全長が350mm短いため、「これなら燃費もかなり良くなったはず」と考えたくなります。
ところがFJもラダーフレームを備えた本格四輪駆動車で、WLTCモード燃費は8.7km/Lです。
小さくなったといっても、燃費重視のコンパクトSUVとは設計目的が違います。
燃料代をかなり気にする人ほど、年間走行距離から事前に計算しておくことをおすすめします。
車体が大きいから広いと思う
全幅1,855mmという数字だけを見ると、室内もかなり余裕がありそうに感じます。
しかしFJは悪路走破性や耐久性を含めて設計された車なので、ミニバンのように室内空間を最大化することだけを目的としていません。
特に後席中央や荷室の長さは、自分が実際に使う状態で確認した方がいいでしょう。
外から見た迫力と室内の使いやすさは別物です。
価格だけで高級車と思う
ランドクルーザーFJのVXはメーカー希望小売価格4,500,100円です。
登録関係の費用や用品を加えると、実際に支払う金額はさらに増えます。
それだけ払えば高級感を求めたくなる気持ちは分かりますが、FJは豪華な内装を最優先した車ではありません。
「450万円の高級SUV」ではなく、「450万円の本格四輪駆動車」と考える方が実際の性格に近いと思います。
高級感を最優先するならランドクルーザー250や300、さらにレクサスGXなどまで含めて比較した方が、自分の求める方向が見えやすくなります。
ランクルFJはダサいのか
ランドクルーザーFJについては、「ダサい」「かっこ悪い」という検索も見られます。
デザインの好みには正解がないので、ここはスペックのように数字で結論を出せません。
かなり個性的なデザイン
FJはサイコロをモチーフにした直方体のボディを採用しています。
張り出したフェンダー、背面スペアタイヤ、TOYOTAロゴなどもあり、かなり個性が分かりやすい車です。
流線形で都会的なSUVが好きな人には、無骨すぎると感じるかもしれません。
逆に、四角い四駆らしいデザインが好きな人には、この形そのものが購入理由になるでしょう。
万人受けを狙った形ではない
私はFJの場合、全員から「かっこいい」と言われる必要はないと思っています。
個性的な車ほど、好きな人とそうでない人が分かれるのは普通です。
むしろ毎日自宅の駐車場へ停まっている姿を見たときに、自分が「やっぱりいいな」と感じられるかの方が重要でしょう。
周囲の評価より、自分が数年乗っても好きでいられるデザインかを考えてみてください。
写真と実車でも印象が変わる
車はボディの高さや幅、フェンダーの張り出しまで含めて立体的に見るものなので、写真だけでは印象を判断しきれません。
ボディカラーによっても雰囲気はかなり変わります。
「写真では微妙だったけれど実物は良かった」ということも、その逆もあり得ます。
デザインが購入判断の中心なら、できるだけ実車を確認してから決めたいですね。
ランクルFJのメリット
ここまで欠点を中心に見てきましたが、当然ながらFJにはこの車だからこそのメリットもあります。
むしろ欠点に納得できる人ほど、こちらの魅力が購入理由になってくるでしょう。
取り回しが良い
FJの大きな魅力は、ランドクルーザーらしさを残しながらボディを扱いやすくしたことです。
全長4,575mmはランドクルーザー250より350mm短く、ホイールベースも270mm短縮されています。
最小回転半径は5.5mなので、Uターンや駐車場で切り返す場面でも大型ランクルより気楽でしょう。
300や250を見て「欲しいけれど毎日乗るには大きい」と感じていた人には、かなり魅力的な立ち位置だと思います。
前方を見渡しやすい
FJでは低く設計したカウルとインストルメントパネルによって、前方の見通しにも配慮されています。
スクエアな車体は四隅をイメージしやすく、運転時の車両感覚をつかむうえでも相性のいい形です。
さらにパノラミックビューモニターも標準装備されています。
車幅1,855mmを完全に意識しなくていいわけではありませんが、大きさを把握するための助けはしっかり用意されています。
悪路性能は本格的
FJは見た目だけを四駆風にしたSUVではありません。
ラダーフレーム、パートタイム4WD、電動リヤデフロック、ダウンヒルアシストコントロールなど、本格的な装備を持っています。
トヨタは250と同等の地上高やアプローチアングルを確保し、ホイールアーティキュレーションについては70と同等の性能を確保したと説明しています。
普段は街中で使い、休日はキャンプ場や林道、雪道へ出かけたい人には、この余裕が安心感につながります。
速さとは別の頼もしさ
舗装路での加速だけを見ると163PSという数字は大きくありません。
しかし悪路では最高出力だけではなく、四輪へどう駆動力を伝えるかが重要になります。
パートタイム4WDやローレンジを使えるFJは、スポーツSUVとは違う方向の性能を持った車です。
これこそランドクルーザーFJを普通の小型SUVと同じ基準だけで比較しにくい理由でしょう。
安全装備が充実している
無骨な見た目とは違い、安全装備は現代的です。
Toyota Safety Senseに加え、パノラミックビューモニターやブラインドスポットモニターなども採用されています。
オフロード性能だけでなく、日常の駐車や車線変更でも使える装備が用意されているのは大きなメリットでしょう。
毎日使う車として考えるなら、こうした部分は馬力以上に満足度へ影響するかもしれません。
カスタムを楽しめる
FJは購入した状態を完成形とするだけでなく、カスタムを楽しむ余白も意識して作られています。
販売店装着用品には外装パーツやラゲージ用品なども設定されています。
アウトドアで使いやすくしたり、外観を自分好みに変えたりする楽しみがある車です。
数年間乗りながら少しずつ自分仕様にしていきたい人には相性がいいでしょう。
ランクルFJをやめた方がいい人
ここまでの欠点を踏まえると、ランドクルーザーFJを購入する前にもう一度考えた方がいい人はかなり明確です。
当てはまる項目が多いほど、人気やリセールだけで急いで契約しない方がいいと思います。
燃費を最優先する人
毎月のガソリン代をできるだけ抑えたい人には、FJは向いていません。
WLTCモード8.7km/L、市街地モード6.8km/Lという数字を見て、「これなら許容できる」と思えるかが一つの基準です。
年間走行距離が多いほど燃費差は積み重なります。
車両価格だけ払えれば買えると考えず、その後の燃料代まで含めて判断してください。
加速の余裕を求める人
アクセルを軽く踏むだけで余裕を持って加速する感覚を重視する人も慎重に検討したいところです。
特にディーゼルターボ、大排気量ガソリン、電気自動車などから乗り換えると、FJの加速を穏やかに感じる可能性があります。
高速道路で追い越しを頻繁にする人や、山道を速いペースで走りたい人にも向きにくいでしょう。
試乗で「もう少し走ってほしい」と感じたなら、その感覚は無視しない方がいいですよ。
大人5人で頻繁に乗る人
家族5人だからFJが使えないという話ではありません。
ただ、大人に近い体格の5人で頻繁に長距離移動するなら、後席中央を含めた快適性は必ず確認したいところです。
荷物まで多くなると、後席の広さと荷室の広さを同時に確保する必要も出てきます。
3列シートが必要なら、そもそも別の車を選ぶ必要があります。
高級感が最優先の人
内装の素材感、静粛性、豪華装備を所有満足度の中心に置く人も、FJ以外まで比較した方がいいでしょう。
FJの魅力は、華やかさより使いやすさや道具感にあります。
価格が約450万円だから高級車として選ぶのではなく、この機能的な内装そのものを好きになれるかが重要です。
購入後に内装を見るたび「もう少し豪華だったら」と感じそうなら、今の段階で立ち止まる価値があります。
長い荷物を積む人
後席を倒した最大荷室長は1,480mmなので、長尺物を頻繁に載せる用途では工夫が必要です。
自転車、サーフボード、大型キャンプ用品などを積む場合、積載方法まで想像しておきましょう。
車中泊を重要な購入目的にしている人も同じです。
「FJなら何でも積めそう」というイメージだけで決めず、実際に使う道具の寸法を測ってください。
ランクルFJが向いている人
反対に、FJの欠点を読んでも「そこは別に気にならない」と思えたなら、かなり相性がいい可能性があります。
ランドクルーザーFJのメリットを日常で生かしやすい人を見ていきましょう。
デザインが好きな人
最も分かりやすいのは、FJの見た目そのものが好きな人です。
車は毎日のように見るものなので、デザインへの満足感は思っている以上に大きいですよ。
多少燃費が悪くても、自宅の駐車場で振り返って見たくなる。
そんな感覚を持てる人なら、スペックだけでは測れない満足感を得やすいでしょう。
2人から4人で使う人
夫婦2人、あるいは子ども2人を含む4人家族などはFJのパッケージを使いやすいと思います。
後席を2人で使えるなら中央席を空けられ、シートのスライドを荷室との調整にも使えます。
3列目を必要としない家庭なら、全長を大きくしすぎないメリットも生きてきます。
日常の扱いやすさと休日の積載を両立したい家庭には面白い選択肢です。
アウトドアを楽しむ人
キャンプ、釣り、スキー、林道ドライブなどを楽しむ人にはFJの方向性が合っています。
普段は舗装路でも、目的地の最後だけ雪道や砂利道になることはありますよね。
そうした場面で本格四輪駆動車の構造を持っていることに価値を感じる人なら、燃費だけでは評価しないはずです。
汚さないことより、いろいろな場所へ出かけるために使いたい人向けのランドクルーザーと言えます。
大きすぎるランクルが嫌な人
ランドクルーザー250や300が欲しくても、自宅周辺の道路や駐車場を考えると諦めていた人もいるでしょう。
FJはその層にかなり刺さるモデルです。
全幅1,855mmなので小型車のようには扱えませんが、全長とホイールベースが抑えられている恩恵は日常で感じやすいと思います。
「ランクルに乗りたいけれど毎日の運転で疲れたくない」という人には魅力があります。
道具感を楽しめる人
最新SUVには、巨大なモニターや豪華な内装、電動装備などを売りにする車もたくさんあります。
FJはそれとは少し違い、ランドクルーザーらしい実用車としての雰囲気を残しています。
内装を眺めて楽しむより、休日に荷物を積んで出かける。
そんな使い方を想像したときにワクワクするなら、かなり相性がいいでしょう。
購入前に確認したいこと
ランドクルーザーFJで後悔しないためには、カタログを見るだけでなく、自分の生活へ当てはめて確認することが大切です。
特に次のポイントは、購入できるチャンスが来る前に決めておくと焦らず判断できます。
家族全員で試乗する
可能であれば、FJは家族で試乗してください。
運転する人は視界や加速、ハンドルの感覚を確認し、後席に座る家族には乗り心地とスペースを見てもらいます。
子どもが普段座る場所、チャイルドシートを設置する場所まで実際の使い方に近づけると判断しやすいでしょう。
運転手だけが気に入って契約すると、家族からの評価で後から困ることがあります。
駐車場を測る
FJは取り回しやすいランドクルーザーですが、全幅1,855mmあります。
駐車区画の幅だけでなく、左右の壁、柱、隣の車、ドアを開ける余裕まで確認してください。
自宅へ入る直前の道路が狭いなら、曲がり角や対向車とのすれ違いも重要です。
カタログの全幅が入るかではなく、毎日ストレスなく出し入れできるかで考えましょう。
年間の燃料代を考える
燃費が気になるなら、感覚で「まあ何とかなる」と済ませない方が安心です。
自分の年間走行距離と普段使うガソリン価格を使えば、おおよその燃料代を計算できます。
実燃費は道路状況や運転方法によって変わるため、WLTCモード8.7km/Lだけでなく市街地モード6.8km/Lの場合も考えてみてください。
低めの条件でも家計的に問題なければ、燃費についてはかなり納得して購入できます。
実際の荷物を測る
キャンプ用品、ベビーカー、ゴルフバッグ、自転車、スーツケースなど、FJへ必ず載せたい物を測ってみましょう。
車の寸法を見るより、自分の荷物を測った方が判断は早いです。
後席を毎回倒せるのか、家族が乗るため倒せないのかによっても積載条件は変わります。
休日の理想だけでなく、普段の買い物や送迎まで含めて想像してください。
購入方法も比較する
ランドクルーザーFJは人気が高いため、希望すればいつでも通常購入できるとは限りません。
私自身も抽選へ申し込みましたが落選しており、欲しい車でも購入枠がなければ契約まで進めない難しさを感じました。
ランドクルーザーFJの抽選申込画面
通常購入以外では、2026年8月10日時点でKINTOでもランドクルーザーFJが取り扱われています。
KINTOでは車両代に加えて税金、所定の任意保険、メンテナンスなどを月額利用料へ含めるため、通常購入とは費用の考え方がかなり違います。
一方で、自分で購入して長く所有する方法とは仕組みが異なるため、納期だけを理由に決めるのはおすすめしません。
通常購入との違いは、ランドクルーザーFJのKINTOと購入を比較した記事で詳しく解説しています。
なお、KINTOではFJについて現在の納期目処も案内されています。
中古車は総額を比べる
すぐ乗りたい場合には、中古車も選択肢になります。
ただし発売直後の人気車では、新車価格を大きく上回る価格で流通する可能性があります。
早く乗れることへいくらまで追加で払えるのか、自分の中で上限を決めておくと冷静に判断できます。
在庫を確認する場合も、車両価格だけでなく諸費用を含めた支払総額を見ながら、ガリバーの中古車在庫なども比較すると分かりやすいでしょう。
PR|迷っている人へ
FJで迷っているなら、先に2つ確かめておく
FJの抽選や納期を待つ間に、ほかのランクルの中古車も比べておくと、自分に合う1台を選びやすくなります。また、今の車がいくらで売れるかを知っておくと、FJでも中古車でも予算を立てやすくなります。
ランクルFJの欠点に関するよくある質問(FAQ)
Q1. ランドクルーザーFJは本当にやめた方がいいですか?
A. 燃費、加速、後席の広さ、高級感を最優先するなら、別の車まで比較した方がいいでしょう。
一方で、デザイン、取り回し、本格的な四輪駆動性能、ランドクルーザーらしい道具感を求める人には魅力の大きい車です。
欠点があるからやめるのではなく、その欠点が自分の生活でどの程度問題になるかを基準に判断してください。
Q2. ランクルFJで一番気になる欠点は何ですか?
A. 多くの人に影響しやすいのは燃費だと思います。
WLTCモード燃費は8.7km/L、市街地モードでは6.8km/Lなので、低燃費SUVから乗り換える場合にはガソリン代の差を感じやすいでしょう。
ただしレギュラーガソリン仕様なので、燃料の種類という点では維持費を考えやすい車です。
Q3. ランクルFJは加速が遅くて後悔しますか?
A. スポーツSUVやディーゼルターボのような大きな加速の余裕を求める人は、物足りなく感じる可能性があります。
2.7Lガソリンエンジンは163PS、246N・mなので、街乗りや通常の高速巡航には対応できますが、追い越しや長い上り坂ではアクセルを踏み込む場面もあるでしょう。
加速感は数字だけでは判断しにくいため、高速道路を頻繁に使う人ほど試乗で確認しておきたいポイントです。
Q4. ランクルFJの内装は安っぽいですか?
A. 高級SUVらしい華やかさを求める人には、シンプルに感じる可能性があります。
ただしFJは、運転中の見やすさや操作のしやすさ、アウトドアでの実用性まで考えた機能的な内装です。
豪華さではなく道具としての使いやすさを評価できる人なら、安っぽいというよりFJらしい内装と感じやすいでしょう。
Q5. ランクルFJを買って後悔しないために何を確認すべきですか?
A. 試乗、家族の後席確認、自宅駐車場、年間の燃料代、荷室へ積みたい物の寸法を確認してください。
特に「ランドクルーザーだから大丈夫」「人気だから買っておけば間違いない」という理由だけで決めないことが大切です。
自分の使い方に当てはめて欠点を確認し、それでも欲しいと思えるならFJとの相性はかなり良いと思います。
ランクルFJの欠点まとめ
ランドクルーザーFJは、誰にでも無条件でおすすめできるSUVではありません。
WLTCモード燃費は8.7km/Lで、燃費の良さを売りにした車ではないです。
2.7Lガソリンエンジンは163PS、246N・mなので、強烈な加速を求める人には物足りない可能性があります。
2列5人乗りのため、大人5人で頻繁に長距離移動する家庭や3列シートが必要な家庭にも向きません。
後席使用時の荷室長は最小735mm、格納しても最大1,480mmなので、長い荷物や車中泊では工夫が必要になります。
さらに、内装も豪華さを前面に出した作りではありません。
燃費、加速、後席の広さ、長い荷室、高級感をすべて求めるなら、ランドクルーザーFJを選ばない方が満足できる可能性があります。
しかし、それだけで「ランクルFJはやめとけ」と結論付けるのも違うと思っています。
全長4,575mmとランドクルーザーとして扱いやすいサイズで、最小回転半径は5.5m。
前方を見渡しやすい設計に加え、ラダーフレーム、パートタイム4WD、電動リヤデフロックなど、本格四輪駆動車としての中身もしっかり持っています。
そして何より、この四角く個性的なデザインが好きな人にとっては、他のSUVでは代わりにくい魅力があります。
ランドクルーザーFJで後悔しない一番の方法は、欠点を消そうとすることではなく、その欠点を受け入れられるか確認してから買うことです。
燃費は悪いけれど許容できる。
加速は速くなくても困らない。
普段は4人までしか乗らない。
荷室の長さより、普段の取り回しを優先したい。
豪華なSUVより、道具として使えるランクルが欲しい。
ここまで当てはまるなら、FJの欠点はそれほど大きな問題にならないはずです。
反対に、一つひとつ読んで「これは毎日気になりそうだな」と思ったなら、購入できるチャンスが来ても急がない方がいいでしょう。
人気車だから買うのではなく、あなたの生活に合うから選ぶ。
私は、それがランドクルーザーFJを長く楽しむための一番大切な基準だと思っています。