こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
FJクルーザーには、普通のSUVではあまり見かけなくなったトランスファーレバーが付いています。
「雪が降ったら4Hに入れればいいの?」「走りながら2Hから4Hへ切り替えて大丈夫?」「VSC OFFは雪道で押した方がいい?」と、初めて乗ると意外と分からない部分が多いんですよ。
私が乗っている150プラドはフルタイム4WDなので、普段は2WDと4WDを切り替える必要がありません。
一方、国内仕様のFJクルーザーは自分で2WDと4WDを使い分けるパートタイム4WDです。
使い方を間違えると、単に走りにくいだけでなく駆動系へ負担をかける可能性もあります。
逆に仕組みが分かれば、それほど難しいものではありません。
乾燥した舗装路は2H、雪や氷など滑りやすい路面では4H、深雪やぬかるみなど特に大きな駆動力が必要な場面ではL4、まずはこの使い分けを覚えておけばかなり分かりやすくなります。
北海道でFJクルーザーに乗っているK.Mさんからも、雪道での頼もしさを実際に聞いています。
ただし、4WDだから冬道で何でもできるわけではありません。
発進できることと、曲がれること、止まれることは別なので、冬用タイヤまで含めて考えるのが大切ですよ。
記事のポイント
- FJクルーザーの2H・4H・L4の違い
- 走行中に4WDへ切り替える正しい方法
- 雪道や深雪での4WDモードの使い分け
- VSC OFFと冬用タイヤの考え方
FJクルーザーの4WDの基本
FJクルーザーの4WD操作を覚える前に、まず駆動方式そのものを理解しておきましょう。
見た目は本格四駆ですが、常に四輪へ駆動力を伝える仕組みではありません。
パートタイム4WDを採用
国内仕様のFJクルーザーは、4.0L V6エンジンと5速ATにパートタイム4WDを組み合わせています。
通常は後輪を駆動する2WDで走り、雪道や悪路など必要な場面だけ4WDへ切り替える方式です。
トヨタもパートタイム4WDについて、通常は2WDで走行し、悪路や雪道など滑りやすい路面で4WDへ切り替えて使う方式と説明しています。
(出典:トヨタ「4WDの種類と特徴」)
ここが150プラドなどのフルタイム4WDとの大きな違いですね。
FJクルーザーそのものの特徴や中古価格、サイズ、燃費などから確認したい場合は、FJクルーザーの特徴と選び方をまとめた総合ガイドもあわせて読んでみてください。
2Hと4HとL4の違い
FJクルーザーのトランスファーレバーには、H2、H4、N、L4の位置があります。
車では一般に「2H」と書かれることも多いですが、FJクルーザーのレバー表示はH2です。
| モード | 駆動状態 | 主な使用場面 |
|---|---|---|
| H2 | ハイレンジ2WD | 市街地、高速道路、乾燥した舗装路 |
| H4 | ハイレンジ4WD | 雪道、凍結路、砂地、滑りやすい悪路 |
| N | ニュートラル | 駆動力が伝わらず通常走行には使用しない |
| L4 | ローレンジ4WD | 深雪、ぬかるみ、急坂など大きな駆動力が必要な場面 |
H2は普段の走行用
街中や高速道路など、タイヤがしっかり路面をつかめる場所ではH2を使います。
冬でも道路が乾いているなら、基本はH2です。
「四駆の車だから4Hの方が安心」と考えたくなるところですが、FJクルーザーではそうではありません。
H4は滑りやすい路面用
圧雪路や凍結路、未舗装路、砂地などではH4を使います。
前後輪へ駆動力を伝えられるので、2Hより発進や加速時の空転を抑えやすくなります。
雪国で普段の冬道を走るなら、一番よく使う4WDモードはこのH4になるでしょう。
L4は脱出や低速走行用
L4は単なる「さらに強い4WD」ではありません。
ギア比を低くして、大きな駆動力を低速で使うためのモードです。
深い雪へ入ったとき、ぬかるみで動けなくなりそうなとき、荒れた路面や急な下り坂などで使います。
普通の圧雪路を流れに乗って走るためのモードではありません。
FJクルーザーの4WD切り替え方
ここからは実際にトランスファーレバーをどう操作するのか見ていきます。
2Hと4Hの切り替えと、4HとL4の切り替えでは条件が違うため、同じ感覚で操作しないことが大切です。
2Hから4Hへ切り替える方法
国内仕様FJクルーザーの取扱説明書では、H2からH4へ切り替えるときは速度を80km/h以下にしてからトランスファーレバーを操作するよう案内されています。
つまり、条件を満たしていれば走行中でも2Hから4Hへの切り替えが可能です。
ただ、雪道へ入ってから慌てて操作するより、路面状況を早めに見て、安全な速度まで落としてから切り替える方がいいですよ。
2Hから4Hへの基本
速度を80km/h以下まで落とし、車をまっすぐ安定して走らせた状態でH2からH4へレバーを動かします。
4WD表示灯が点灯したことも確認しましょう。
外気温がかなり低い場合は、通常より切り替わりにくいことがあります。
その場合はさらに速度を落とすか、一度停止してから操作します。
4Hから2Hへ戻す方法
雪道を抜けて乾いた舗装路へ戻ったら、4Hのまま走り続けずH2へ戻します。
トランスファーレバーをH4からH2へ操作し、メーターの4WD表示灯が消えれば切り替え完了です。
もし表示灯が消えない場合、取扱説明書では周囲の安全を確認したうえで加速・減速または後退するよう案内されています。
無理にレバーを何度も動かすより、まず表示灯の状態を見てください。
4HからL4へ切り替える方法
H4とL4の切り替えは、2Hと4Hのように走りながら行う操作ではありません。
車を停止し、ATのシフトレバーをNにしてからトランスファーレバーを操作します。
走行したままH4からL4へ無理に入れないでください。
また、車輪が空転している最中や旋回している最中にトランスファーレバーを操作するのも避けます。
L4から4Hへ戻すとき
L4からH4へ戻す場合も基本は同じです。
完全に停車し、シフトレバーをNへ入れてからトランスファーレバーを操作します。
スタックから脱出できたあともL4のまま一般道路を走り続けるのではなく、必要性がなくなったらH4へ戻しましょう。
雪道や悪路でのスタック、脱輪などで自力で動けなくなったときに備えて、JAFのロードサービスに入っておくと、出先でも救援を頼みやすくなります。
FJクルーザーの年式ごとの取扱説明書はトヨタ公式サイトで公開されているため、自分の車の生産時期に合う説明書も確認できます。
(出典:トヨタ「FJクルーザー 取扱説明書」)
雪道での4WDの使い分け
冬のFJクルーザーで迷いやすいのが、「雪がどの程度なら4Hにするのか」という部分です。
雪が降っているかどうかではなく、タイヤが走っている路面が滑りやすいかで判断すると分かりやすくなります。
乾燥舗装路なら2H
真冬でも、除雪されて路面が完全に乾いているならH2が基本です。
パートタイム4WDには前後輪の回転差を吸収するセンターデフがないため、グリップの高い舗装路を4Hで曲がると前後輪の回転差を逃がしにくくなります。
その結果、ハンドルを切ったときにブレーキをかけられたような感覚になる「タイトコーナーブレーキング現象」が起きることがあります。
トヨタの取扱説明書でも、乾燥した舗装路と高速道路ではH2で走行するよう明記されています。
4HやL4のまま乾燥舗装路を走り続けると、タイヤの早期摩耗や燃料消費の悪化だけでなく、駆動系へ悪影響を与える可能性もあるため注意しましょう。
圧雪や凍結路なら4H
道路全体が圧雪されている場合や、凍結して滑りやすくなっている場合はH4の出番です。
前輪にも駆動力が伝わるため、発進や登り坂では2Hよりタイヤの空転を抑えやすくなります。
北海道のFJクルーザーオーナーK.Mさんも、パートタイム4WDによる雪道での頼もしさをメリットとして挙げています。
ただし、部分的に路面が乾いている道路では少し判断が難しくなります。
雪や氷が連続している区間ではH4を使い、完全な乾燥路へ戻ったらH2へ切り替えるという考え方が基本です。
切り替え操作を急いで車輪が空転中やカーブの途中で行うくらいなら、まず速度を落として車を安定させましょう。
深い雪ではL4も使える
除雪されていない場所へ入り、深い雪でタイヤが埋まりそうな場面ではL4が役立つことがあります。
L4は低速で大きな駆動力を使えるため、深雪やぬかるみからの脱出に向いたモードです。
とはいえ、L4にすれば雪が深くても必ず進めるわけではありません。
車体の下まで雪に乗り上げてしまえば、タイヤが地面をつかめなくなることもあります。
アクセルを勢いよく踏み続けて穴を深くするより、車の状態を確認して脱出方法を考えた方がいい場面もあります。
冬だから常時4Hではない
雪国だからといって、11月から春までずっと4Hにしておく車ではありません。
道路が乾けば2H、滑りやすければ4H、深雪や脱出時には必要に応じてL4。
この切り替えを自分で行うのがFJクルーザーのパートタイム4WDです。
150プラドとの駆動方式の違いが気になる方は、FJクルーザーと150プラドのサイズ・燃費・4WD方式の違いも参考にしてください。
VSC OFFはいつ使うのか
FJクルーザーの雪道走行を調べていると、「VSC OFFにした方が走りやすい」という情報を見かけることがあります。
ここは少し注意が必要です。
普段の雪道走行で常にVSCを切っておく、という意味ではありません。
VSCとTRCの役割
VSCは、急なハンドル操作や滑りやすい路面で車が横滑りしそうになったとき、車両姿勢の維持を助ける装置です。
TRCは、滑りやすい場所で発進・加速するときにタイヤの空転を抑える機能。
どちらも雪道では助けになる装備なので、通常走行では基本的に作動できる状態で使うのが自然です。
脱出時はOFFが役立つ場合も
問題になるのは、深い新雪やぬかるみから脱出したいときです。
タイヤが少し空転しないと前へ進めない状況でもTRCやVSCが介入すると、アクセルを踏んでもエンジン出力が抑えられる場合があります。
そこでFJクルーザーにはVSC OFFスイッチが用意されています。
H4ではスイッチを短く押すとTRCを停止でき、停車中に3秒以上長押しするとTRCとVSCの両方を停止できます。
脱出できたら、通常の制御へ戻すことを忘れないようにしましょう。
VSC OFFは雪道で速く走るための機能ではありません。
新雪やぬかるみなどで制御が脱出を妨げる場合に使う機能と考える方が分かりやすいです。
L4ではVSCがOFFになる
もう一つ知っておきたいのが、H4からL4へ切り替えた場合です。
FJクルーザーでは、H4からL4へ切り替えるとVSCが自動的にOFFになります。
つまり、L4を使うような本格的な悪路では制御状態も普段の走行とは変わるわけです。
「VSC OFFランプが点いたから故障した」と慌てる前に、現在のトランスファーレバー位置を確認しましょう。
A-TRACとリヤデフロック
車両の仕様によってはA-TRACやリヤデフロックも装備されています。
A-TRACは滑りやすい路面などで車輪の空転を抑えながら駆動力を確保する機能です。
一方、リヤデフロックは後輪が空転して脱出できないような場面で使う装置で、普段の雪道走行で常時使うものではありません。
特にリヤデフロックは制御される安全装置の状態も変わるため、装備車では取扱説明書の手順まで確認しておきたいところです。
4WDより先に冬用タイヤを考える
FJクルーザーの雪道性能を考えるとき、4WDばかりに目が行きがちですが、私なら最優先に考えるのはタイヤです。
4WDは発進や登坂で大きな助けになります。
しかし、ブレーキを踏んだときに路面をつかむのは結局タイヤです。
4WDでも止まる性能は別
雪道では「2WDの車より楽に発進できた」ことが、そのまま「安全に止まれる」ことを意味しません。
四輪へ駆動力を伝えられるFJクルーザーでも、氷の上でタイヤがグリップできなければ制動距離は伸びます。
むしろFJクルーザーは車体が大きく重量もあるので、「四駆だからいける」と速度を上げる方が怖いです。
発進できる安心感がある車ほど、止まるときは別だと意識しておく。
雪道ではこれくらい慎重でちょうどいいかなと思います。
冬用タイヤは4輪に装着する
トヨタのFJクルーザー取扱説明書でも、寒冷時に備えて冬用タイヤを4輪に用意するよう案内されています。
タイヤは4輪とも同じサイズ、同じ銘柄のものを使うことも大切です。
純正17インチ仕様では265/70R17が使われており、現在もこのサイズのSUV向けスタッドレスタイヤは販売されています。
例えばブリヂストンのBLIZZAK DM-V3やヨコハマのiceGUARD SUV G075などにも265/70R17の設定があります。
購入時は車両の年式、現在装着しているホイール、タイヤサイズを実車で確認してください。
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チェーンは緊急時にも役立つ
降雪量の多い地域や山道へ行くなら、スタッドレスタイヤだけでなくタイヤチェーンも準備しておくと選択肢が増えます。
FJクルーザーの取扱説明書では、タイヤチェーンは後輪2輪へ取り付けるよう案内されています。
これはFJクルーザーが通常H2では後輪駆動になることともつながります。
ただし、社外ホイールやサイズ変更したタイヤでは純正状態とクリアランスが変わっている可能性があります。
「FJクルーザー対応」と書かれているだけで決めず、今履いているタイヤサイズまで合わせて確認しましょう。
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一度装着の練習をする
チェーンは持っているだけでは意味がありません。
吹雪の夜、路肩で説明書を初めて開くのはかなり大変です。
雪が降る前に一度装着して、どこへ手を入れるのか、どの向きで巻くのかまで確認しておくと安心ですよ。
取扱説明書では、チェーン装着後に0.5〜1.0km走行したら締め直すよう案内されています。
雪道で避けたい4WD操作
FJクルーザーの4WDは丈夫そうなレバー式なので、多少雑に扱っても大丈夫そうに見えます。
でも、守った方がいい操作条件ははっきりしています。
乾燥路を4Hで走り続ける
一番ありがちなのが、雪道で4Hへ入れ、そのまま路面が乾いても戻さないケースです。
パートタイム4WDは、前輪と後輪の回転差をセンターデフで吸収するフルタイム4WDとは構造が違います。
乾燥舗装路ではタイヤが滑って回転差を逃がしにくいため、駆動系へ余計な負担がかかります。
特に駐車場などでハンドルを大きく切ると、車が急に重くなったように感じることがあります。
そんなときはまずトランスファーレバーがH4になっていないか見てください。
空転中にレバーを動かす
スタックしかけると焦って、「もっと四駆を効かせよう」とレバーへ手を伸ばしたくなるかもしれません。
ただ、タイヤが勢いよく空転している最中にトランスファーレバーを操作するのは避けます。
旋回中の操作も同様です。
まずアクセルを戻して車輪の空転を止め、必要なら車を完全に停止してから適切なモードへ切り替えます。
4WD表示灯を見ない
レバーを動かしたからといって、確認を終わらせない方がいいです。
メーターの4WD表示灯まで見て、切り替えが完了していることを確認しましょう。
H4からH2へ戻したあと表示灯が消えない場合もあります。
その場合は取扱説明書どおり、安全を確認しながら加減速や後退を行い、表示灯が消えるか確認します。
長期間4WDを使わない場合
雪の降らない地域でFJクルーザーに乗っていると、何か月もH2のままということもあります。
取扱説明書では、長期間4WD走行をしない場合、前輪駆動部品のオイルを循環させるため月1回程度4WD走行を行うよう案内されています。
乾いた舗装路で行う場合は、周囲の安全を確認し、H4へ入れて徐行で数mほど直進したあとH2へ戻します。
「乾燥路でH4は禁止なのに矛盾していない?」と思うかもしれませんが、これは長時間走り続ける話ではなく、取扱説明書で案内されている短距離のメンテナンス的な操作です。
中古車では4WD作動も確認する
FJクルーザーはすでに国内の新車販売を終えているため、これから買うなら中古車が中心です。
外装や走行距離だけでなく、トランスファーレバーが正常に動くか、4WD表示灯が正しく切り替わるかも見たい部分。
長年ほとんど4WDを使っていなかった車もあれば、雪道やオフロードで頻繁に使われた車もあります。
購入前の確認項目は、FJクルーザーの中古車選びで確認したいポイントでも詳しくまとめています。
雪国オーナーが感じる4WDの魅力
カタログや取扱説明書だけでは、実際の冬の頼もしさまではなかなか伝わりません。
そこで参考になるのが、北海道でFJクルーザーに長く乗っているK.Mさんの経験です。
雪道で助ける側になった経験
K.Mさんは北海道の冬道でFJクルーザーを使い、雪山へ刺さって動けなくなった車を助けた経験があります。
さらに、雪道で別の乗用車をけん引したこともあるそうです。
もちろん、この写真を見て「FJなら誰でも他車を引っ張れる」と考えるのは違います。
けん引は車両状態や路面、器具、周囲の安全まで確認する必要があり、無理に行うものではありません。
それでも、実際に厳しい冬の環境で使われてきたFJクルーザーらしい一場面ではあります。
4WDだけに頼らないことが大切
K.Mさんが雪国でFJクルーザーを頼もしいと感じているのは事実ですが、4WD性能だけで冬道の安全が決まるわけではありません。
スタッドレスタイヤの状態、速度、車間距離、ブレーキ操作、路面の見極め。
どれか一つを飛ばして「四駆だから大丈夫」と考えると、せっかくの性能を生かせなくなります。
FJクルーザーの4WDに関するよくある質問(FAQ)
最後に、FJクルーザーの4WD切り替えや雪道について特に迷いやすい疑問をまとめます。
Q1. FJクルーザーは普段から4Hで走ってもいい?
A. いいえ、乾燥した舗装路ではH2が基本です。
FJクルーザーはパートタイム4WDなので、乾燥した舗装路をH4で走り続けるとタイトコーナーブレーキング現象が起きたり、駆動系やタイヤへ負担をかけたりする可能性があります。
雪道や凍結路など滑りやすい路面でH4を使い、乾燥路へ戻ったらH2へ戻しましょう。
Q2. 走行中に2Hから4Hへ切り替えても大丈夫?
A. 国内仕様の取扱説明書では、速度を80km/h以下にしてからH2からH4へ切り替えられます。
ただし、車輪が空転している最中や旋回中には操作しないでください。
外気温が低く切り替わりにくい場合は、さらに速度を落とすか停止してから操作します。
Q3. 雪道では4HとL4のどちらを使えばいい?
A. 一般的な圧雪路や凍結路ならH4が基本です。
L4は深雪、ぬかるみ、急坂など、低速で特に大きな駆動力が必要な状況に使います。
普通の冬道を走るために常時L4へ入れる必要はありません。
Q4. 雪道ではVSC OFFにした方が走りやすい?
A. 通常の雪道走行ではVSCを作動できる状態にしておくのが基本です。
VSCやTRCを停止するのは、新雪やぬかるみから脱出するときに電子制御がエンジン出力を抑えてしまい、進みにくくなった場合などです。
脱出できたら通常状態へ戻しましょう。
Q5. 4WDならスタッドレスタイヤなしでも雪道を走れる?
A. おすすめできません。
4WDは発進や加速時の駆動力確保には有利ですが、ブレーキ時のグリップを生み出すのはタイヤです。
FJクルーザーの取扱説明書でも寒冷時には冬用タイヤ4輪の準備が案内されているため、雪道を走るならまず適切な冬用タイヤを優先してください。
FJクルーザーの4WDまとめ
FJクルーザーのパートタイム4WDは、操作方法さえ覚えれば決して難しい仕組みではありません。
むしろ、自分で路面を見ながら駆動方式を変えるところに、本格四駆らしい面白さがあります。
- 乾燥した舗装路はH2
- 圧雪・凍結・滑りやすい悪路はH4
- 深雪やぬかるみなど大きな駆動力が必要ならL4
- H2からH4は80km/h以下で切り替える
- H4とL4の切り替えは停車してシフトをNへ入れる
- VSC OFFは通常の雪道ではなく脱出時に使う
- 雪道では4WD性能より先に冬用タイヤを準備する
私が特に覚えておきたいと思うのは、「FJクルーザーは4WDだから雪道に強い」で話を終わらせないことです。
4Hを正しく使えば発進や登坂ではかなり頼れる車ですが、ブレーキ性能まで四駆になるわけではありません。
適切なスタッドレスタイヤを履き、路面に合わせて速度を落とし、そのうえでH2・H4・L4を使い分ける。
そこまでできて初めて、FJクルーザーのパートタイム4WDをしっかり生かせるかなと思います。





