こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
150プラドの2.8Lディーゼルに乗っていると、燃料とは別に気にしておきたいのがAdBlue(アドブルー)です。
メーターに補充を促す表示が出ると、「あとどのくらい走れるのか」「何L入れればいいのか」「10L買ったら全部入れていいのか」と迷いやすいんですよ。
私の愛車は2.7Lガソリンの150プラドなのでAdBlueを使いませんが、同じ150系でもディーゼルになると維持管理の内容が変わります。
特に気を付けたいのが、150プラドとランドクルーザー250など、別世代のAdBlue容量を混同しないこと。
この記事では150プラドに対象を絞り、トヨタの取扱説明書で確認できる容量、年式による警告表示の違い、残量確認、自分で補充するときの注意点までまとめます。
記事のポイント
- 150プラドのAdBlueタンク容量
- 年式で異なるAdBlue警告の目安
- AdBlue残量を確認する方法
- 適合品と安全な補充方法
150プラドのAdBlue基本
まず確認しておきたいのは、150プラドならすべてAdBlueが必要なわけではないことです。
対象となるエンジンとAdBlueの役割、タンク容量を分けて見ていきます。
ディーゼル車だけが対象
150プラドでAdBlueを使用するのは、尿素SCRシステムを採用した2.8Lディーゼル車です。
2.7Lガソリン車や4.0Lガソリン車ではAdBlueを補充する必要はありません。
中古の150プラドを購入したばかりなら、まず車検証や取扱説明書を確認して、自分の車がどのエンジンなのかを把握しておくと迷いません。
外観がほぼ同じ150系でも、燃料、エンジンオイル、排ガス浄化装置など、維持管理では違いがいくつも出てきます。
ガソリン車には不要
私が乗っている150プラドは2.7Lガソリンなので、AdBlueの補充そのものはありません。
そのため「150プラドだからAdBlueを買っておこう」と車名だけで判断するのではなく、ディーゼル車かどうかを最初に確認してください。
150プラド全体の中古車選びや維持費、カスタムまで確認したい場合は、150プラド完全ガイド|中古購入・維持費・カスタムを徹底解説もあわせて読むと全体像がつかみやすいです。
AdBlueは排ガス浄化に使う
AdBlueは軽油に混ぜて使う添加剤ではなく、ディーゼル車の排出ガスを浄化する尿素SCRシステムで使用する高品位尿素水です。
排気系へ噴射されたAdBlueを利用して、排出ガスに含まれる窒素酸化物を減らす仕組みになっています。
そのため、燃料タンクとは完全に別のタンクへ補充します。
「軽油が入っていれば走れるからAdBlueは後回しでいい」と考えたくなりますが、この2つは別々に残量を見ておく必要があります。
公式取説では12.1L
150プラドのAdBlue容量を調べると数字がいくつか出てくることがありますが、車種や世代が混ざっている情報には注意したいところです。
トヨタの150プラド取扱説明書を確認すると、2017年9月からの仕様と2020年8月からの仕様では、どちらもAdBlueタンク容量12.1Lと記載されています。
ただし、ここで大切なのは「150プラドはどの年式でも無条件に12.1L」と一括りにしてしまわないことです。
仕様変更や仕向地による違いを避けるため、あなたの車両に付属する取扱説明書を最終確認してください。
| 取扱説明書 | タンク容量 | 空になった後の補給目安 |
|---|---|---|
| 2017年9月からの仕様 | 12.1L | 約3.8L以上 |
| 2020年8月からの仕様 | 12.1L | 約5.2L以上 |
表を見ると、タンク容量は同じでも、完全に空になって再始動できなくなった場合に必要とされる補給量は取扱説明書の世代で違っています。
AdBlue切れなどで出先で再始動できなくなった場合に備えて、レッカーなどに対応するJAFのロードサービスを確認しておくと、いざというときに慌てずに済みます。
この違いがあるので、ネット上の「とりあえず○L入れれば大丈夫」という数字だけを自分の150プラドへ当てはめるのはおすすめしません。
容量12.1Lはタンク全体の容量です。
警告が出たときに毎回12.1Lを補充するという意味ではありません。
出典:トヨタ自動車「ランドクルーザープラド取扱説明書 2017年9月から」
出典:トヨタ自動車「ランドクルーザープラド取扱説明書 2020年8月から」
警告表示と補充タイミング
150プラドのAdBlueで特に知っておきたいのが、警告が出るタイミングは年式によって同じとは限らない点です。
メーターに表示された走行可能距離を見ながら、余裕があるうちに補充するのが基本になります。
警告時期は年式で変わる
2017年9月からの取扱説明書では、AdBlue残量が減るにつれて、おおむね5000km以内、2000km以内、さらに800kmという段階で補充を促す表示が記載されています。
一方、2020年8月からの取扱説明書では、走行可能距離がおよそ2400km以下になると警告灯やメッセージが表示され、その後800kmの段階へ進む流れになっています。
つまり「150プラドは残り5000kmで必ず警告が出る」「2400kmになったら必ず最初の警告」という言い切り方はできません。
| 仕様の例 | 初期の警告 | 次の段階 | 最終段階 |
|---|---|---|---|
| 2017年9月から | 5000km以内 | 2000km以内 | 800km |
| 2020年8月から | 約2400km以下 | 800km | 再始動不可 |
表示される距離は固定された保証値ではなく、使用状況や環境によって実際に走れる距離との差が出ることがあります。
メーターの数字を「あとその距離までは絶対に大丈夫」と使うのではなく、補充するタイミングを判断する目安として見てください。
残り800kmは最終段階
800kmという数字を見ると「まだかなり走れる」と感じるかもしれません。
ただ、旅行や高速道路で一日に数百km走ることを考えると、それほど大きな余裕ではありません。
しかも目的地の近くですぐAdBlueを購入できるとは限らないので、この段階まで待つメリットはほとんどないかなと思います。
警告が出たら早めに補充
AdBlueの警告が最初に表示された時点で、補充できる場所と製品を確認しておくのが安心です。
普段の生活圏に販売店やカー用品店があるなら、次の給油や整備のついでに済ませてもいいでしょう。
自分で補充するなら、適合するAdBlueを準備し、明るく落ち着いて作業できる場所で行う方が失敗を減らせます。
警告が点灯してから限界まで使い切る必要はありません。
空になると再始動できない
AdBlueを補充しないまま残量がなくなると、150プラドではエンジンを再始動できなくなる状態へ進みます。
ここで誤解したくないのは、「AdBlueがなくなった瞬間に道路上で突然エンジンが止まる」という意味ではないことです。
問題になるのは、残量がなくなった状態でエンジンを停止したあとに再び始動しようとする場面。
コンビニやサービスエリアへ立ち寄ってエンジンを切ったあと、その場所から動かせなくなればかなり面倒ですよね。
再始動不可の表示が出るまで放置しないこと。
警告が出た段階で補充し、長距離移動へ出る前は残量表示も確認しておきましょう。
AdBlue残量を確認する
150プラドでは、後期の取扱説明書にマルチインフォメーションディスプレイのAdBlue残量表示が案内されています。
ただし、燃料計とまったく同じ感覚で「あと何L」と正確な量を読み取れるものとして使わない方がいいです。
メーター表示を確認する
AdBlueの残量を確認するときは、ステアリング周辺のメータースイッチを使い、マルチインフォメーションディスプレイの車両情報を確認します。
後期仕様ではAdBlueの残量表示が用意されているため、警告が出る前でも状態を把握できます。
中古車の場合は年式やメーター仕様に違いがあるので、操作方法が分からないときは車載の取扱説明書から「AdBlue残量表示」を探すのが確実です。
メニューを適当に操作して表示が見つからないからといって、「残量確認できない車だ」と判断する必要はありません。
走行可能距離も目安
警告が出たあとは、残りの走行可能距離が表示される仕様があります。
この数字は補充の優先度を判断するうえで便利ですが、実際の消費量は走り方や環境で変わります。
そのため、残り1000kmと表示されているから1000km先まで補充しなくてよい、という使い方は避けた方がいいでしょう。
リットル数に換算しない
AdBlue残量表示から「今は4.3L残っているはず」のように細かなリットル数へ換算するのもおすすめしません。
タンク容量が12.1Lだからといって、表示が半分なら必ず6.05L残っているとは限らないためです。
車側の表示はあくまで残量や補充時期を知るために使い、実際に何L入るかは補充前の残量によって変わると考えておくと分かりやすいですよ。
特に満タン近くまで残っている状態で、大容量容器を無理に使い切ろうとする必要はありません。
遠出前にも残量を見る
AdBlueの確認は警告が出たときだけでなく、長距離旅行の前にもやっておくと安心です。
高速道路を使って家族旅行へ出る場合、途中で警告が出て「この先どこで買えるんだろう」と考えながら走るのは地味に疲れます。
燃料、タイヤ空気圧、ウォッシャー液などを確認するときに、ディーゼル車ならAdBlueも加えるイメージです。
走行距離が多い人ほど、普段から残量表示を見る癖をつけておくと補充を忘れにくくなります。
自分でAdBlueを補充する
150プラドのAdBlueは、自分で適合品を用意して補充することもできます。
難しい整備作業ではありませんが、入れる場所と液体を間違えないこと、不純物を混ぜないことが何より大切です。
補給口はエンジンルーム
150プラドのAdBlue補給口は、燃料給油口とは別にエンジンルーム内へ設けられています。
そのため補充するときは、平坦な場所へ車を停めてエンジンを停止し、ボンネットを開けて作業します。
150プラドを初めて触る場合は、キャップの表示を確認してから容器を開けてください。
似たようなキャップを見つけて感覚だけで注ぐのはNGです。
燃料給油口とは別
AdBlueを軽油タンクへ入れたり、軽油をAdBlueタンクへ入れたりすると、通常の補充では済まないトラブルにつながります。
150プラドではボンネットを開けてAdBlueの補給口を確認し、キャップの表示まで見てから作業を始めましょう。
ランドクルーザー250など別世代の情報を見ながら作業すると補給位置を取り違える可能性があるので、150プラドの取扱説明書を使うのが基本です。
補充前に用意する物
自分で補充するなら、まずISO 22241-1に適合するAdBlueを準備します。
通販で選ぶ場合は、商品名だけで判断せず、容器や商品説明に規格の記載があるか確認してください。
検索しやすい候補としては、AdBlue 10L ISO 22241-1準拠品のような商品があります。
さらに、こぼしにくくするためにAdBlue補充ノズルがあると作業しやすいです。
漏斗を使う場合も、ガソリン、軽油、オイル、冷却水などに使ったものを流用せず、AdBlue専用として清潔に保管したものを使ってください。
手元には水とウエスも用意しておくと、周囲へこぼれたときにすぐ対処できます。
平坦な場所でゆっくり補充
補充するときは、急いで一気に流し込むより、液面や容器の状態を見ながらゆっくり作業する方が安心です。
- 平坦な場所へ150プラドを停車する
- エンジンを停止してボンネットを開ける
- AdBlue補給口を取扱説明書と表示で確認する
- 清潔なノズルを使ってゆっくり補充する
- 補充後はキャップを確実に閉めて表示を確認する
容器が大きいほど重くなるので、10Lクラスを持ち上げながら狭い補給口へ直接注ぐのは意外と大変です。
ノズル付きの製品を使うか、作業しやすい容量へ分けられた未開封品を選ぶのも一つの方法でしょう。
補充量は残量で決める
ここが150プラドのAdBlue補充でかなり大切です。
タンク容量12.1Lと、今補充すべき量は別物と考えてください。
例えばタンク内にまだAdBlueが残っている状態なら、12.1Lすべてが入るわけではありません。
10L容器を購入したからといって、10Lを必ず全部入れ切る必要もないんです。
一方、AdBlueが完全になくなり再始動できない状態では、先ほど触れたように取扱説明書の世代によって約3.8L以上、約5.2L以上など必要量の記載に違いがあります。
だからこそ、年式を無視して「警告が出たら5L」「毎回10L」などと固定するのは避けた方がいいでしょう。
補充後は表示を確認する
AdBlueを補充したら、キャップを確実に閉め、エンジンを始動してメーター表示を確認します。
必要量が補充されていれば、残量に関する警告が解消されることを確認してください。
十分な量を入れたはずなのに警告が消えない場合、さらに何Lも追加して様子を見るのは避けましょう。
残量検知やシステム側に原因がある可能性もあるので、販売店で確認してもらう方が安全です。
「表示が消えないから満タンになるまで入れてみる」は、入れ過ぎにつながりかねません。
適合するAdBlueの選び方
AdBlueは青い容器なら何でも同じというわけではありません。
150プラドへ補充するなら、規格、未開封かどうか、注ぎやすさの3点を見て選ぶと分かりやすいです。
ISO 22241-1を確認
トヨタの150プラド取扱説明書では、ISO 22241-1に適合したAdBlueを使用するよう案内されています。
通販で非常に安い商品を見つけても、規格が分からないものを価格だけで選ぶのは避けたいところです。
AdBlueは排出ガス浄化システムの中で使われる液体なので、「尿素水なら何でもいい」という扱いにはできません。
商品選びではISO 22241-1への適合表示を確認。
150プラドだから特別なブランド指定品しか使えないという意味ではなく、適切な規格を満たしていることが重要です。
未開封品を使う
AdBlueは不純物の混入を避ける必要があるため、できるだけ未開封で保管状態の分かる製品を使うのがおすすめです。
誰がいつ開封したか分からない容器や、別容器へ移し替えられたものは、何が混ざっているか判断しにくくなります。
少し安いからという理由だけで出所の分からない小分け品を選ぶより、規格と保管状態を確認できる製品の方が安心でしょう。
保管状態にも注意
余ったAdBlueを保管する場合は、容器の注意表示に従い、ふたを確実に閉めて直射日光や高温になる環境を避けます。
夏場の車内はかなり高温になるため、「次の警告用」として長期間積みっぱなしにする使い方は避けたいです。
予備を大量に抱えるより、自分の補充時期に合わせて扱いやすい量を購入する方が管理もしやすいかなと思います。
専用ノズルを使う
AdBlueそのものが規格品でも、補充するときのノズルや漏斗が汚れていては意味がありません。
オイル交換で使った漏斗を軽く拭いただけでAdBlueへ流用する、といった使い方はやめましょう。
専用ノズルなら注ぎ口へ合わせやすく、液だれも減らしやすいので、自分で補充する人には使いやすいアイテムです。
何度も使うタイプなら、使用後に製品の指示どおり管理し、異物が付かない状態で保管してください。
補充頻度と購入量の考え方
150プラドのAdBlueについて「何kmごとに何L補充すればいいか」を知りたい人も多いと思います。
ただ、交換周期が決まっているエンジンオイルのように、距離だけで固定する考え方には向いていません。
補充周期は一律ではない
AdBlueの消費量は走行状況や使用環境によって変わるため、150プラド全車へ一律の補充距離を当てはめるのは難しいです。
短距離中心なのか、高速道路を長く走るのか、年間走行距離がどれくらいなのかでも補充する時期は変わります。
そのため、「○kmごとに必ず10L」という覚え方より、残量表示と警告を基準にする方が確実です。
定期点検やオイル交換の時期と重なったなら、そのときにAdBlue残量も確認してもらうと手間を減らせます。
5Lや10Lは残量で選ぶ
市販のAdBlueにはいろいろな容量がありますが、大容量ほど必ず得とは限りません。
残量が十分あるときに10Lを購入しても、一度で全部入らなければ残りを適切に保管する必要があります。
反対に、長距離を多く走り、警告が出たタイミングである程度まとめて補充する人なら、大きめの容器が使いやすいこともあります。
あなたの使用量と保管環境に合うサイズを選ぶこと。
これが結局いちばん無駄を出しにくい買い方です。
走行距離だけで推測しない
前回の補充から何km走ったかを記録しておくのは役立ちますが、それだけで残量を断定しない方がいいでしょう。
「前は同じ距離で警告が出たから、今回も大丈夫」と考えていると、走行条件が変わったときにズレます。
記録は次回の購入時期を考える参考にしつつ、最終的には車側のAdBlue残量表示や警告を確認してください。
スマートフォンのメモに補充日と補充量を残しておくだけでも、自分の150プラドがどの程度のペースで使っているか見えやすくなります。
AdBlue補充で避けたい失敗
AdBlue補充は難しい作業ではない一方、液体や補給口を間違えると大きなトラブルにつながります。
自分で作業するなら、特に次のポイントは守っておきたいところです。
水や異物を混ぜない
AdBlueタンクへ水を足したり、市販の尿素を水で溶かして代用したりすることはできません。
指定規格に合うAdBlueをそのまま使用してください。
また、砂やほこりが付いたノズルを補給口へ入れるのも避けます。
AdBlueそのものだけでなく、補充作業に使う器具まで清潔にするのがポイントです。
専用器具だけを使う
燃料用の携行缶やエンジンオイル用ジョッキを洗ってAdBlueへ使い回すより、最初から専用品を用意した方が間違いを減らせます。
見た目がきれいでも、油分などが残っている可能性があるからです。
補充ノズルを一つAdBlue専用として決めておけば、次回の作業でも迷いません。
こぼれたまま放置しない
補充中にAdBlueが車体やエンジンルーム周辺へこぼれた場合は、そのまま乾かさず水で洗い流してください。
乾燥すると白い結晶が残ることがあり、見た目もかなり気になります。
注ぎ終わったあとに補給口の周囲を一度見て、液だれがないか確認するだけでも違います。
ボディに付着した場合も、後回しにせず早めに水で流しておく方が安心です。
満タンを狙い過ぎない
AdBlueは「せっかく買ったからギリギリまで入れよう」と満タンを狙う必要はありません。
残量が分からない状態で容器を一気に傾け続ければ、入れ過ぎや吹き返しの原因になります。
特に大容量容器を使うと、重さで注ぐ量を調整しにくくなります。
補充量に自信がないなら無理にタンクいっぱいまで狙わず、販売店へ依頼する選択も十分ありです。
誤投入したら始動しない
もしAdBlueを軽油タンクへ入れてしまったり、逆に軽油など別の液体をAdBlueタンクへ入れてしまった場合は、エンジンを始動させないでください。
液体を循環させる前に処置する方が、影響する範囲を広げずに済みます。
「少量だから軽油で薄めれば大丈夫」「AdBlueを追加すれば平気」と自己判断で走行するのは避けましょう。
誤投入に気付いたらエンジンを始動せず、販売店へ連絡してください。
補充場所を確認してから容器を開けるだけでも、こうしたミスはかなり防ぎやすくなります。
補充を任せた方がよい場面
AdBlueはDIYでも補充できますが、何でも自分でやった方がいいわけではありません。
補給口や残量に自信がないなら、無理をしない方が結果的にラクなこともあります。
警告の意味に自信がない
警告表示を見ても、それがAdBlue残量の警告なのか、尿素SCRシステムそのものの異常なのか判断できないことがあります。
単純な残量不足なら補充で対応できますが、システム異常までAdBlue不足だと思い込んで入れ続けるのは避けたいところです。
表示されているメッセージをスマートフォンで撮影しておけば、販売店へ状況を伝えるときにも役立ちます。
補充したのに表示が変わらない場合も、追加投入を繰り返すより車両側を確認してもらいましょう。
中古車は履歴も確認する
中古の150プラドディーゼルを購入した直後は、前オーナーがいつAdBlueを補充したか分からないことがあります。
納車時に満タンなのか、ある程度減った状態なのかも販売店によって違うため、現在の残量を最初に確認しておくと安心です。
エンジンオイル、DPF、バッテリーなどと同じく、ディーゼル車ではAdBlueも維持管理の一部になります。
納車直後に残量を見る
中古車を受け取ったら、メーターのAdBlue残量表示を一度確認しておきましょう。
操作方法まで納車時に聞いておけば、あとから警告が出たときも慌てにくくなります。
走行距離が多い中古車では、AdBlueだけに目を向けず、整備記録や消耗品の交換履歴も一緒に見ておく方がいいですよ。
維持費にもAdBlueを含める
AdBlue単体は150プラドの維持費全体から見ると一項目にすぎませんが、ディーゼル車では継続して必要になります。
燃料代、自動車税、保険、車検、タイヤ、オイルなどと一緒に考えると、年間で車にいくら使っているか分かりやすくなります。
150プラドにかかる費用全体は、150プラドの維持費|税金・燃料・保険・車検まで詳しく試算で詳しく紹介しています。
また、ガソリンとディーゼルでランニングコストを比べたい場合は、150プラドの実燃費|ガソリンとディーゼルの燃費を徹底比較も参考にしてください。
150プラドのAdBlue FAQ
150プラドのAdBlueについて、容量や残量確認、補充時期で特に迷いやすいポイントをまとめます。
Q1. 150プラドのAdBlue容量は何L?
A. トヨタの2017年9月からの取扱説明書と2020年8月からの取扱説明書では、AdBlueタンク容量は12.1Lと記載されています。
ただし、年式や仕様を無視して全車へ一律に当てはめず、あなたの150プラドに付属する取扱説明書でも容量を確認してください。
なお、12.1Lはタンク容量であって、警告が出るたびに12.1L補充するという意味ではありません。
Q2. 警告後は何km走れますか?
A. 年式によって警告が始まる目安が異なるため、「警告後は必ず○km」と一律には言えません。
2017年9月からの取扱説明書では5000km以内、2000km以内、800kmと段階的な案内があり、2020年8月からの仕様では約2400km以下から警告が始まり、その後800kmの段階へ進みます。
表示距離は目安なので、最初の警告が出た段階で早めに補充するのがおすすめです。
Q3. AdBlue残量は確認できますか?
A. 後期の150プラドでは、マルチインフォメーションディスプレイにAdBlue残量表示が用意されています。
ステアリングのメータースイッチを使って車両情報を確認し、残量や警告表示を補充時期の判断材料にしてください。
年式によって表示方法が異なる可能性があるため、操作が分からない場合は車載の取扱説明書を確認するのが確実です。
Q4. 10Lを全部入れて大丈夫?
A. 10L容器を購入しても、必ず全部入れてよいわけではありません。
タンク容量は12.1Lですが、すでにAdBlueが残っていれば空いている容量はそれより少なくなります。
容量と補充量を分けて考え、残量が分からない状態で大容量容器を無理に使い切らないようにしてください。
Q5. どのAdBlueを選べばいい?
A. ISO 22241-1に適合していることを確認し、できるだけ未開封で保管状態の分かるAdBlueを選んでください。
補充には清潔な専用ノズルを使用し、オイルや燃料に使った漏斗などを流用しないことも大切です。
商品名や価格だけでなく、規格表示と容器の状態まで確認して選びましょう。
150プラドのAdBlueまとめ
150プラドの2.8Lディーゼルでは、AdBlueの残量管理も日常のメンテナンスに含まれます。
トヨタ公式取扱説明書で確認できる2017年9月からの仕様と2020年8月からの仕様では、AdBlueタンク容量はいずれも12.1Lです。
ただし、警告が表示される距離や、AdBlueが空になって再始動できなくなった際に必要とされる補充量には年式による違いがあります。
だからこそ、ネットで見つけた一つの数字だけを頼りにするのではなく、自分の150プラドの年式と取扱説明書を確認することが大切です。
- AdBlueが必要なのは150プラドの2.8Lディーゼル車
- 公式取説で確認できるタンク容量は12.1L
- 容量と実際の補充量は同じではない
- 警告表示の開始時期は年式によって異なる
- 残り800kmの段階まで待たず早めに補充する
- ISO 22241-1適合の未開封品を選ぶ
- 清潔な専用ノズルを使って異物混入を防ぐ
- 誤投入した場合はエンジンを始動しない
AdBlueは警告が出てもすぐ車が使えなくなるわけではありませんが、放置して得するものでもありません。
「まだ走れる」ではなく「今なら余裕を持って補充できる」と考えるくらいが、150プラドと長く付き合うにはちょうどいいかなと思います。
自分で補充するときは規格品と清潔な器具を使い、容量いっぱいまで無理に入れようとしないこと。
補充量や警告表示に不安がある場合は、販売店へ任せるのも立派なメンテナンス方法ですよ。






