こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
私はランドクルーザープラド150のTX Lパッケージ マットブラックエディションに乗っています。
150プラドのエンジンオイルを調べると、「0W-20でいい」「ディーゼルはDL-1」「7L以上必要」など、いろいろな情報が出てきます。
ややこしい理由は、150系が2009年から長く販売され、2.7Lガソリンの2TR-FE、4.0L V6の1GR-FE、2.8Lディーゼルの1GD-FTVが存在するうえ、同じ2TR-FEでも時期によってオイル量が違うからです。
私のような後期2.7Lガソリン車の情報を、そのまま前期型やディーゼルへ当てはめるわけにはいきません。
150プラドのオイル交換では、価格やブランドを選ぶ前に、自分のエンジン型式・生産時期・指定規格を確認することが大切です。
この記事では、ガソリンとディーゼルを分けながら、オイルの粘度、品質規格、必要量、交換時期、オイルフィルター、DIY時の注意点まで詳しく解説します。
記事のポイント
- 150プラドのエンジン別オイル規格
- 年式ごとのエンジンオイル量
- 通常使用とシビアコンディションの交換時期
- オイルフィルターとDIY交換の注意点
オイル交換で最初に見ること
150プラドのオイル交換で最初に確認したいのは、「ガソリンかディーゼルか」だけではありません。
エンジン型式と生産時期まで見ることで、必要なオイルの規格や量をかなり絞り込めます。
150系には3種類のエンジン
国内の150プラドで中心となるエンジンは、2.7Lガソリンの2TR-FE、4.0L V6ガソリンの1GR-FE、2.8Lディーゼルターボの1GD-FTVです。
2TR-FEは2009年の150系登場から最終期まで設定され、1GR-FEは主に2015年の改良前まで、1GD-FTVは2015年6月以降に設定されています。
エンジンそのものの違いについては、150プラドのエンジン性能と型式の比較でも詳しく解説しています。
中古車では車名だけでオイルを注文しないこと。
「150プラド用」と書かれていても、自分の年式とエンジン型式に合うとは限りません。
型式は車検証でも確認できる
「自分のプラドが何エンジンなのか分からない」という場合は、車検証や整備記録、取扱説明書を確認してください。
代表的にはTRJ150Wが2.7Lガソリン、GRJ150W・GRJ151Wが4.0Lガソリン、GDJ150W・GDJ151Wが2.8Lディーゼルです。
ただし中古車では登録情報や仕様を一台ずつ確認するのが確実ですよ。
150系全体の年式、中古購入、維持費、装備などをまとめて確認する場合は、150プラド完全ガイド|中古購入・維持費・カスタムを徹底解説も参考にしてください。
エンジン別のオイル規格
150プラドでは、粘度だけでなく品質規格まで確認することが重要です。
特に2.8Lディーゼルは排出ガス浄化装置があるため、単純に「粘度が同じだから使える」と考えない方がいいでしょう。
2.7Lガソリンの2TR-FE
2TR-FEでは、150系の代表的な推奨粘度としてSAE 0W-20があります。
初期の取扱説明書では0W-20のほか、5W-20、5W-30、10W-30などが記載されている年式もあります。
そのため「古い2TR-FEだから5W-30に変えなければならない」と機械的に考えるのではなく、その車両の取扱説明書に記載された範囲を基準にしてください。
0W-20の「0W」は低温時の流れやすさ、「20」は高温時の粘度特性を示す数字です。
数字が小さいほど高性能、数字が大きいほど長持ち、という意味ではありません。
私なら市販品を購入するときも、まず0W-20エンジンオイルの中から、自分の車両に必要なAPI・ILSAC規格まで確認します。
4.0Lガソリンの1GR-FE
150系前期を中心に設定された4.0L V6の1GR-FEも、代表的な指定粘度には0W-20があります。
2.7Lと同じ粘度が使われる場合でも、必要なオイル量は同じではありません。
ここを混同しやすいんですよ。
特に中古で4.0Lを購入して初めてDIY交換する場合は、2.7Lの記事や動画の給油量をそのまま使わないようにしてください。
2.8Lディーゼルの1GD
2.8Lディーゼルの1GD-FTVでは、150プラドで代表的に使われてきたのがJASO DL-1規格の0W-30です。
DL-1は、DPFなどの排出ガス浄化装置を備えた国産ディーゼル車で使われるオイル規格。
ディーゼルでは粘度だけを見てガソリン車用オイルを選ばず、指定されている品質規格まで合わせることが大切です。
市販品ならJASO DL-1 0W-30エンジンオイルなどが候補になりますが、購入時には自分の生産年月の指定を確認してください。
同じ1GD-FTVでも別世代のランドクルーザーとは指定が同じとは限りません。
ランドクルーザー250や70など新しいモデルのオイル情報を、そのまま150プラドへ当てはめないようにしましょう。
トヨタは生産年月別に150プラドの取扱説明書を公開しています。
150プラドのオイル量
150プラドのエンジンオイル量は、エンジン型式だけでなく2TR-FEでは時期による違いもあります。
さらに、オイルだけ交換する場合とオイルフィルターを同時交換する場合でも必要量が変わります。
エンジン別の参考量
代表的な150プラドのエンジンオイル量をまとめると、次のようになります。
| エンジン | 主な時期 | オイルのみ | フィルター同時 |
|---|---|---|---|
| 2TR-FE 2.7L | 2009年9月〜2015年5月 | 約5.0L | 約5.7L |
| 2TR-FE 2.7L | 2015年6月以降 | 約5.5L | 約5.9L |
| 1GR-FE 4.0L | 2009年9月〜2015年5月 | 約5.7L | 約6.1L |
| 1GD-FTV 2.8L | 2015年6月以降 | 約7.2L | 約7.7L |
この数字は交換時に使う参考量です。
特に分かりやすいのが2.7Lで、150系前半と2015年6月以降では参考量が同じではありません。
ネットで「150プラドは5.7L」と見つけても、自分の後期2.7Lへそのまま当てはめるとズレる可能性があります。
フィルター交換で量が増える
オイルフィルター内部にもエンジンオイルが入るため、フィルターを交換すると必要な給油量が増えます。
例えば後期2.7Lでは、オイルのみなら約5.5L、フィルター同時なら約5.9Lが代表値です。
2.8Lディーゼルなら約7.2Lから約7.7Lとなるため、4L缶を1缶買えば終わる量ではありません。
通販で購入するときは、交換直前になって「1L足りない」とならないよう必要量を見ておきたいですね。
最後はレベルゲージで確認
参考量が5.9Lだからといって、計量した5.9Lを一気に全部入れて作業終了ではありません。
エンジンオイルの量は車両を平坦な場所に停め、取扱説明書に記載された方法でレベルゲージを使って確認します。
交換時に完全に抜け切る量は毎回まったく同じとは限らないためです。
オイル量は多すぎても少なすぎてもよくありません。
参考量の少し手前から確認しながら給油し、最終的にはレベルゲージを基準にします。
オイル交換時期の目安
エンジンオイルは「何kmで絶対交換」と距離だけで決めるものではなく、走行距離と経過期間のうち早く到達した方を見るのが基本です。
さらに使い方によって、通常より早めの交換が必要になる場合があります。
ガソリン車の交換目安
トヨタが案内する一般的な自然吸気ガソリン車の目安は、15,000kmまたは1年です。
シビアコンディションでは7,500kmまたは6か月が目安となっています。
150プラドの2TR-FEと1GR-FEは自然吸気ガソリンエンジンなので、一つの基準として把握しやすいでしょう。
ただし実際の交換時期は、その車両のメンテナンスノートを優先してください。
ディーゼルは年式の指定を見る
トヨタの一般案内では、ディーゼル車のオイル交換時期は車種により5,000〜20,000km、半年〜1年と幅があります。
1GD-FTVを搭載する150プラドでは、取扱説明書に約20,000kmごと、ただし12か月を超えないこととされる年式があります。
距離だけなら1万kmしか走っていなくても、前回交換から1年以上たっているなら期間側も見てください。
逆に年間2万km以上走る人なら、1年を待たず距離側が先に来ます。
シビアコンディションとは
シビアコンディションという言葉から、林道や本格的なオフロード走行だけを想像するかもしれません。
しかしトヨタでは、悪路走行が多い場合だけでなく、走行距離が多い場合や山道など登り下りを頻繁に走る場合も条件として挙げています。
キャンプへ行くため山道をよく走る、重い荷物を載せる機会が多い、長距離走行が多いという150プラドらしい使い方も、交換時期を考える材料になります。
ディーゼルオイルの注意点
2.8Lディーゼルでは、オイル交換を単なる潤滑油の入れ替えとして考えない方がいいでしょう。
1GD-FTVにはターボに加え、排出ガスをきれいにするための装置があります。
DL-1規格を確認する
150プラドのディーゼル用オイルを市販品から選ぶ場合、まず確認したいのがJASO DL-1などの指定規格です。
「0W-30なら何でもいい」という選び方ではありません。
DPF装着ディーゼルでは、適合しないオイルの使用が排出ガス浄化装置へ影響する可能性があります。
少し安いオイルを見つけても、缶の表示に必要な規格がなければ候補から外す。
私はこのくらい分かりやすく考えた方が間違いにくいと思います。
150プラドのディーゼルオイルは、価格だけで選ばず粘度と品質規格を両方確認してください。
黒いだけでは交換判断できない
ディーゼル車のエンジンオイルは、交換して比較的早い段階でも黒く見えることがあります。
そのため「交換したばかりなのに黒いから劣化している」と色だけで交換時期を判断するのはおすすめしません。
走行距離、交換からの期間、使用環境、メンテナンスノートを基準に考えましょう。
150プラドの維持費全体まで知りたい場合は、150プラドの税金・燃料・車検を含む年間維持費も合わせて確認できます。
オイルフィルターの選び方
オイルフィルターは、エンジンオイルに混ざった汚れや金属粉などを取り除く部品です。
150プラドではエンジンによって適合が変わるため、ここでも「150系なら全部同じ」と考えないようにしてください。
品番は車両情報で照合する
通販サイトでは「プラド150対応」と表示されていても、適合表を見るとエンジンや年式が限定されている場合があります。
フィルターを注文するときは、車両型式、エンジン型式、生産年月を照らし合わせてください。
純正品番を確認できる場合は、その品番を起点に互換品を見ると間違いを減らせます。
150プラド対応オイルフィルターを購入する場合も、「150プラド」という商品名だけではなく適合欄まで読むのが基本です。
交換時期をオイルと合わせる
トヨタでは自然吸気ガソリン車のオイルフィルターについて、一般的な標準目安を15,000km、シビアコンディションでは7,500kmと案内しています。
ディーゼルでは車種によって標準15,000〜20,000km、シビアコンディションで7,500〜10,000kmが目安です。
1GD-FTV搭載150系では、オイルとフィルターを約20,000kmごととする年式があります。
私は交換履歴が分からない中古車なら、納車整備で何が交換されているかを確認して、そこを次回交換の起点にするのが分かりやすいと思います。
記録を残しておく
オイル交換をしたら、日付、走行距離、使用したオイル、フィルター交換の有無をメモしておきましょう。
整備記録が残っていれば、自分で次回時期を判断しやすいだけでなく、長く乗ったあとにこれまでの手入れも振り返れます。
DIYで交換するときの注意
150プラドは自分でオイル交換することもできますが、車高があるから簡単とは限りません。
必要量が多く、アンダーカバーやフィルター周辺へのアクセス、廃油処理まで含めて準備する必要があります。
必要な用品を先に用意する
DIY交換では、適合するエンジンオイルだけでなく、フィルターを交換するならフィルター本体と工具も必要です。
ドレンボルトを外して交換する場合は、再使用ではなく新品へ交換する指定になっているガスケットも確認します。
通販でそろえるなら、ドレンパッキン、オイルフィルターレンチ、廃油を受ける用品なども忘れないようにしたいところ。
車体の下へ入る作業
ジャッキだけで持ち上げた車体の下へ入るような作業は避け、必要な支持方法を確保してください。
平坦で安全な作業場所を用意できない場合は、自分で交換することにこだわらない方がいいでしょう。
締め付け過ぎにも注意
ドレンボルトやフィルターは、「漏れたら怖いから思い切り締める」というものではありません。
締め付け方法やトルクは車両の整備情報に従います。
ねじ山を傷めれば、オイル交換だけのつもりが別の修理につながることもあります。
廃油の処理まで考える
DIYでは抜いたオイルをそのまま家庭ごみとして出せるとは限りません。
自治体や処理方法によってルールが違うので、作業前に廃油の処理方法を確認してください。
オイル購入、工具、フィルター、廃油処理用品まで含めると、初回DIYは思ったほど安くならないこともあります。
整備工場へ依頼する場合
自分で規格やフィルターを判断するのが不安なら、整備工場やディーラーへ依頼する方法があります。
150プラドはオイル容量が多いので、見積もりでは「オイル交換一式○円」なのか、「オイル代が1Lごとに加算される」のかも確認すると分かりやすいです。
伝える内容はシンプル
予約するときは車種名だけでなく、年式、型式、ガソリンまたはディーゼルを伝えれば話が進みやすくなります。
オイルフィルターも交換したい場合は、その旨も最初に伝えてください。
2.8LディーゼルならDL-1などの指定規格に合うオイルが使われるかも確認しておくと安心です。
車検と同時交換も便利
車検時期が近いなら、点検と同時にオイルやフィルターを交換する方法もあります。
ただし車検を受けたから自動的にエンジンオイルまで新品になるわけではないため、見積書の作業内容を確認してください。
交換後に確認したいこと
新しいオイルを入れたら終わりではなく、最後の確認までがオイル交換です。
特にDIYでは、量と漏れを見てから日常走行へ戻りましょう。
レベルゲージを見る
車両を平坦な場所に停め、取扱説明書に従ってエンジン停止後に時間を置き、レベルゲージで量を確認します。
ゲージの上限を超えるほど入れればいいわけではありません。
足りなければ少量ずつ追加し、適正範囲へ合わせます。
オイル漏れを確認する
交換後はドレンボルト周辺、オイルフィルター周辺などから漏れがないか確認してください。
駐車した場所に新しい油染みがないかを見る習慣も役立ちます。
オイル警告灯が点灯した、異音が出た、明らかな漏れがあるといった場合は、そのまま走り続けないことが大切です。
交換日と走行距離をスマホや整備記録へ残しておくと、半年後や1年後に「いつ替えたっけ?」となりません。
150プラドのオイル交換FAQ
Q1. 150プラドのエンジンオイルは何L必要ですか?
A. エンジンと年式によって違います。
代表値では、2009年9月〜2015年5月の2TR-FEはオイルのみ約5.0L、フィルター同時で約5.7Lです。
2015年6月以降の2TR-FEは約5.5Lと約5.9L、1GR-FEは約5.7Lと約6.1L、1GD-FTVは約7.2Lと約7.7Lが目安になります。
実際の給油では取扱説明書の参考量とレベルゲージを確認してください。
Q2. 150プラドの2.7Lは0W-20でいいですか?
A. 2TR-FEでは0W-20が代表的な推奨粘度です。
ただし150系は販売期間が長く、取扱説明書には年式によって5W-20、5W-30、10W-30など別の適合粘度が記載されている場合があります。
現在入っているオイルだけで判断せず、自分の生産年月の取扱説明書を確認するのがおすすめです。
Q3. 150プラドのディーゼルは5W-30でも使えますか?
A. 粘度だけでは判断できません。
150プラドの1GD-FTVではJASO DL-1規格の0W-30が代表的な指定となっており、年式や商品によって適合する粘度の記載が異なる場合があります。
5W-30を選ぶ場合も、まずその車両の取扱説明書に適合しているかとDL-1など必要な品質規格を確認してください。
Q4. 150プラドは5000kmごとにオイル交換すべきですか?
A. すべての150プラドが一律5,000km指定というわけではありません。
トヨタの一般的な自然吸気ガソリン車では15,000kmまたは1年、シビアコンディションでは7,500kmまたは6か月が目安です。
ディーゼルは車種別の指定幅があり、1GD-FTV搭載150系では20,000kmまたは12か月を基準とする年式があります。
距離だけでなく経過期間と使い方を見て、自分の車両のメンテナンスノートを基準にしてください。
Q5. オイルフィルターは毎回交換した方がいいですか?
A. 必ず全車で毎回というわけではなく、エンジンと指定交換時期を基準に考えます。
ただ、前回いつ交換したか分からない中古車や交換履歴が途切れている車なら、オイル交換時にフィルターも確認しておくと次回の管理がしやすくなります。
品番は150プラドという車名だけで注文せず、年式、車両型式、エンジン型式から適合を確認してください。
150プラドのオイル交換まとめ
150プラドのエンジンオイルは、「有名な商品を選べば大丈夫」「高いオイルなら安心」というものではありません。
自分のエンジン型式に合う粘度と品質規格を選び、必要量と交換時期を守ることの方がずっと大切です。
2.7Lガソリンでも年式によって参考量が変わり、4.0L V6はさらに別、2.8LディーゼルではDL-1など排出ガス浄化装置を考えた規格まで確認する必要があります。
また、オイルだけ交換する場合とフィルターを同時交換する場合では必要量が変わるため、DIYなら購入するオイル量にも余裕を持たせましょう。
交換時期についても距離だけを見るのではなく、前回交換からの期間と走り方を一緒に見るのがポイントです。
短距離だから交換不要ではありませんし、長距離を走るならカレンダーより先に走行距離が基準へ到達します。
150プラドは長く付き合いたくなる車です。
だからこそ、エンジンオイルのような基本的なメンテナンスを「なんとなく」で済ませず、自分の一台に合った内容を把握しておく。
私はその積み重ねが、これからも気持ちよくプラドに乗るための一番現実的な付き合い方かなと思います。





