こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
私はランドクルーザープラド150のTX Lパッケージ マットブラックエディションに乗っています。
150プラドの中古車を見ていると、「この年式で400万円台なら高いのか」「新車のときはいくらだったのか」が気になってきます。
とくに150系は2009年から長く販売されたので、同じプラドでも前期・中期・後期で定価もエンジンも装備もかなり違います。
私も自分の車を見ながら昔のカタログ価格を追ってみると、今の中古価格を新車時の数字だけで判断するのは危ないなと感じました。
当時の新車価格は大切な基準ですが、中古車の値段は年式、走行距離、人気仕様、装備、状態、保証、そして今どれだけ欲しい人がいるかでも変わります。
この記事では150プラドの歴代新車価格を主な改良時点ごとに確認し、前期・中期・後期のカタログ上の違いと、中古価格を見るときの使い方までオーナー目線で詳しく解説します。
記事のポイント
- 150プラドの主な年式別新車価格
- 前期・中期・後期カタログの違い
- 新車時の定価と中古価格の比べ方
- 中古車を価格だけで選ばない判断基準
150プラドの新車価格推移
まずは150プラドが新車でいくらだったのか、代表的な改良時点ごとに見ていきます。
価格表を見るときは、単に最安と最高だけではなく、その時期にどんなエンジンやグレードが用意されていたのかまで一緒に見るのがコツですよ。
主な年式別の価格一覧
150系は2009年9月に登場し、2013年と2017年の大きなマイナーチェンジを挟みながら販売が続きました。
さらに2015年には2.8Lディーゼルが加わり、2020年にはディーゼルの出力向上と安全装備の拡充が行われています。
| 発売時期 | 区分 | 主な新車価格 | 主な変更点 |
|---|---|---|---|
| 2009年9月 | 前期 | 315万円〜475万円 | 150系へフルモデルチェンジ |
| 2013年9月 | 中期 | 318万円〜490万円 | 外装・内装をマイナーチェンジ |
| 2014年4月 | 中期 | 約327.1万円〜504万円 | 消費税変更に伴う価格変更 |
| 2015年6月 | 中期 | 約335.0万円〜約513.4万円 | 2.8Lディーゼル追加、2.7Lも6AT化 |
| 2017年9月 | 後期 | 約353.8万円〜約536.3万円 | 外観刷新、Toyota Safety Sense P標準化 |
| 2019年10月 | 後期 | 約360.4万円〜約546.3万円 | 消費税変更に伴う価格変更 |
| 2020年8月 | 後期 | 約362.1万円〜553万円 | ディーゼル204PS化、安全装備を向上 |
| 2021年6月 | 後期 | 約366.6万円〜約554.3万円 | 装備追加、70周年特別仕様車設定 |
| 2022年8月 | 後期 | Matt Black Edition 430万円〜511.8万円 | マットブラック加飾の特別仕様車設定 |
ここで面白いのは、150系のスタート時点では最安315万円だったのに、後期の通常モデルでは360万円台まで上がっていることです。
一方、上級グレードも装備や安全性能の充実に合わせて価格が上がり、2021年時点のTZ-Gは554万3,000円でした。
「昔はプラドって300万円台前半から買えたんだ」と驚く人も多いと思いますが、当時と最終期では中身が同じではありません。
定価が上がった理由
150プラドの価格が上がった理由は、単純な値上げだけではありません。
大きなところでは、2015年の2.8Lクリーンディーゼル追加、2017年の外観刷新と安全装備、2020年のディーゼル出力向上などがあります。
また、2014年や2019年のように消費税率の変更に伴って税込価格が変わった時期もあります。
だから、2009年の315万円と2020年の362万1,000円をそのまま並べて「約47万円高くなった」と見るだけでは、実際の内容差を見落としてしまいます。
グレード構成も変わっている
前期では2.7Lガソリンに加えて4.0L V6ガソリンがあり、TX、TZ、TZ-Gなどが用意されていました。
2015年になると国内仕様へ2.8Lディーゼルが加わり、4.0Lガソリンはラインアップから外れます。
さらに後期ではTX、TX Lパッケージ、TZ-Gを中心に、ガソリンとディーゼル、5人乗りと7人乗りの組み合わせが広がりました。
中古車の値段を見るときは、同じ「TX」でもエンジンや定員が違うので、グレード名だけで比べない方がいいですよ。
前期カタログと新車定価
150プラド前期は2009年9月の登場から2013年9月のマイナーチェンジ前までです。
今では中古車として年数が経っていますが、150系の基本骨格やサイズ感、フルタイム4WDといった魅力はこの時点からしっかり備わっています。
2009年発売時の価格
2009年9月の発売時価格は、2.7LガソリンのTX・5人乗りが315万円、同7人乗りが330万円でした。
4.0LガソリンではTXが370万円、TZが410万円、最上級のTZ-Gが475万円です。
| グレード | エンジン | 定員 | 発売時価格 |
|---|---|---|---|
| TX | 2.7Lガソリン | 5人 | 3,150,000円 |
| TX | 2.7Lガソリン | 7人 | 3,300,000円 |
| TX Lパッケージ | 2.7Lガソリン | 7人 | 3,740,000円 |
| TX | 4.0Lガソリン | 7人 | 3,700,000円 |
| TZ | 4.0Lガソリン | 7人 | 4,100,000円 |
| TZ-G | 4.0Lガソリン | 7人 | 4,750,000円 |
発売当初のメーカー希望小売価格は北海道・沖縄など一部地域で異なり、リサイクル料金も別でした。
中古車と比べるときは、この定価が当時の最終支払額そのものではない点も覚えておいてください。
出典:トヨタ自動車「ランドクルーザープラドをフルモデルチェンジ」
前期カタログの特徴
前期の大きな特徴は、2.7L直列4気筒と4.0L V6というガソリン2本立てだったことです。
2.7Lは4速AT、4.0Lは5速ATで、現在中古市場で多く見かける2.8Lディーゼルはまだありません。
ボディは5ドアで、5人乗りと7人乗りを用意し、フルタイム4WDを採用していました。
150系らしい堂々としたボディはすでに完成していて、全幅は1,885mm、ホイールベースは2,790mmです。
後期と比べるとフロントマスクはかなり違いますが、横から見ると「150プラドだな」と分かる基本シルエットは長く受け継がれています。
前期中古は価格差の理由を見る
前期は購入価格を抑えやすい一方、2026年時点では車齢がかなり進んでいます。
ここで新車時315万円だったTXが中古で200万円台だから「値落ちが少なくてお得」とすぐ決めるのは早いです。
タイヤ、足回り、ゴム部品、電装品、下回り、整備履歴など、年数に応じて見たい項目が増えるからです。
逆に、記録が残っていて状態がよく、欲しい装備まで付いている個体なら、年式だけで候補から外す必要もありません。
前期は安さより、「この車にこれから何年乗るか」と「買ったあとにどこまで手を入れる可能性があるか」を含めて見る方が納得しやすいです。
中期カタログと新車定価
中期は2013年9月のマイナーチェンジから2017年9月までを指すのが一般的です。
この期間は見た目の変化だけでなく、2015年に2.8Lディーゼルが加わったため、中古車選びでもかなり重要な区切りになります。
2013年の価格と変更点
2013年9月のマイナーチェンジでは、最安のTX・2.7Lガソリン5人乗りが318万円、TZ-Gが490万円でした。
フロントグリルやバンパー、ヘッドランプ、リアコンビネーションランプなどの意匠が変わり、前期より押し出し感のある顔つきになっています。
TX Lパッケージの2.7Lには5人乗りも追加され、選び方の幅も広がりました。
| グレード | エンジン | 定員 | 2013年価格 |
|---|---|---|---|
| TX | 2.7Lガソリン | 5人 | 3,180,000円 |
| TX Lパッケージ | 2.7Lガソリン | 5人 | 3,620,000円 |
| TX | 2.7Lガソリン | 7人 | 3,330,000円 |
| TX Lパッケージ | 2.7Lガソリン | 7人 | 3,770,000円 |
| TZ | 4.0Lガソリン | 7人 | 4,250,000円 |
| TZ-G | 4.0Lガソリン | 7人 | 4,900,000円 |
2014年4月には消費税変更に伴い価格が変わり、通常モデルの価格帯は約327万1,000円から504万円になりました。
同じ中期でも2013年登録と2014年以降ではカタログ上の税込価格が違うので、「中期の定価はいくら」と一つの数字に固定しない方が分かりやすいですよ。
2015年にディーゼル追加
中期で一番大きな転換点は2015年6月です。
国内仕様へ2.8Lクリーンディーゼルの1GD-FTVが追加され、ディーゼルTX・5人乗りは396万4,582円、TZ-Gは513万3,927円でした。
同時に2.7Lガソリンも4速ATから6速ATへ変わり、ガソリン車の乗り味や商品内容も更新されています。
ここから「150プラドはガソリンかディーゼルか」という今につながる比較が本格的に始まったわけです。
中期は年式だけで決めない
中期の中古車は、2013年から2015年前半の2.7L・4.0Lガソリンと、2015年以降の2.7Lガソリン・2.8Lディーゼルで性格が分かれます。
そのため、「中期だからこのくらいの相場」とまとめるより、エンジン、グレード、定員、走行距離まで揃えて比べる方が現実的です。
とくにディーゼルは中古でも人気が出やすいため、ガソリン車と価格差があっても不思議ではありません。
ガソリンとディーゼルを迷っているなら、150プラドのTX・TX Lパッケージ・TZ-Gの違いも合わせて見ると、価格差と装備差をつかみやすくなります。
後期カタログと新車定価
後期は2017年9月のマイナーチェンジ以降です。
現在の中古市場で「150プラドらしい」とイメージされやすい大きな縦基調グリルや、私のマットブラックエディションもこの後期に入ります。
2017年後期の価格
2017年9月の後期化では、2.7LガソリンTX・5人乗りが353万8,080円、ディーゼルTZ-Gが536万3,280円でした。
フロントまわりのデザインが大きく変わり、ヘッドランプは全車LEDになっています。
また、Toyota Safety Sense Pが全車標準装備となり、後期を選ぶ理由は見た目だけではなく安全装備にもあります。
| グレード | エンジン | 定員 | 2017年価格 |
|---|---|---|---|
| TX | 2.7Lガソリン | 5人 | 3,538,080円 |
| TX | 2.7Lガソリン | 7人 | 3,692,520円 |
| TX Lパッケージ | 2.7Lガソリン | 5人 | 4,047,840円 |
| TX Lパッケージ | 2.7Lガソリン | 7人 | 4,202,280円 |
| TX | 2.8Lディーゼル | 5人 | 4,152,600円 |
| TX | 2.8Lディーゼル | 7人 | 4,307,040円 |
| TX Lパッケージ | 2.8Lディーゼル | 5人 | 4,667,760円 |
| TX Lパッケージ | 2.8Lディーゼル | 7人 | 4,822,200円 |
| TZ-G | 2.8Lディーゼル | 7人 | 5,363,280円 |
2020年以降の改良
2020年8月には2.8Lディーゼルの最高出力が従来の177PSから204PSへ向上しました。
安全装備も更新され、プリクラッシュセーフティの検知範囲拡大やロードサインアシストなどが加わっています。
この時点の通常モデル価格帯は362万1,000円から553万円でした。
つまり、同じ後期でも2018年式のディーゼルと2021年式のディーゼルでは、カタログ上の出力や安全装備に違いがあります。
後期なら全部同じという見方はせず、2020年8月が一つの境目だと覚えておくと中古車を探しやすいです。
特別仕様車の価格
後期にはブラック系の特別仕様車が複数登場し、中古市場でも目立つ存在になっています。
2020年のBlack Edition、2021年の70th ANNIVERSARY LIMITED、2022年のMatt Black Editionなどです。
私が乗っているMatt Black Editionは、2022年8月に設定され、メーカー希望小売価格はガソリン・5人乗り430万円からディーゼル・7人乗り511万8,000円でした。
通常のTX Lパッケージと近い装備を持ちながら、グリル、ヘッドランプガーニッシュ、フォグランプベゼル、18インチホイール、バックドアガーニッシュなどへマットブラック加飾が入ります。
70周年やブラック系を詳しく比べたい場合は、150プラドの特別仕様車比較で専用装備を見比べてみてください。
前期・中期・後期を比較
ここまでの価格とカタログ内容を、前期・中期・後期でまとめて見比べます。
中古車サイトの写真だけで判断するより、どの時期に何が変わったのかを知っておくと、価格差の理由がかなり見えやすくなります。
| 比較項目 | 前期 | 中期 | 後期 |
|---|---|---|---|
| 主な期間 | 2009年9月〜2013年9月 | 2013年9月〜2017年9月 | 2017年9月〜2024年4月 |
| 発売時の最低価格 | 315万円 | 318万円 | 約353.8万円 |
| 主なガソリン | 2.7L・4.0L | 2.7L・4.0L | 2.7L |
| ディーゼル | なし | 2015年から2.8L | 2.8L |
| AT | 4速・5速 | 前半4速・5速、2015年から6速中心 | 6速 |
| 安全装備 | 年式相応 | 前期から進化 | Toyota Safety Sense P標準化、2020年に機能向上 |
| 外観 | 初期デザイン | 大型グリルへ変更 | 縦基調グリルとLEDヘッドランプ |
| 中古で見る点 | 車齢と整備履歴 | 2015年前後の仕様差 | 2020年前後と特別仕様車 |
カタログの見分け方
前期・中期・後期を最も見分けやすいのはフロントまわりです。
ただし、社外グリルや後期風パーツへ交換している中古車もあるので、写真だけで決めつけるのはおすすめしません。
初度登録年月、型式、エンジン型式、グレード、装備を車両情報や車検証で確認すると確実です。
とくに2015年以降のディーゼルはGDJ150W・GDJ151W系、2.7LガソリンはTRJ150W系として見分ける手掛かりになります。
装備差は内装にも出る
カタログを見ると、価格差は外観だけでなくシート表皮、パワーシート、快適装備、足回りなどにも表れます。
TX Lパッケージは本革シートなど日常で分かりやすい装備が増え、TZ-GはさらにKDSSや電子制御サスペンション系の装備を持つ上級仕様です。
私が家族4人で使う目線では、毎日触れるシートや乗り降り、収納、エアコンまわりの方が、カタログの豪華装備より満足度へ直結することもあります。
欲しい装備から逆算する
中古車選びでは「後期の上級グレードが一番いい」と決める必要はありません。
例えば5人乗りで十分、ガソリンでいい、本革は不要という人なら、TXを選ぶことで予算を抑えられる可能性があります。
反対に、長距離をよく走り、ディーゼルのトルクや上級内装が欲しいなら、価格が上がってもTX Lパッケージが納得しやすいかもしれません。
カタログは「高い順にいい車を並べる表」ではなく、自分に必要な仕様を探すための地図として使うと便利ですよ。
中古価格と定価の比べ方
ここがこの記事で一番伝えたいところです。
150プラドの中古価格が妥当か考えるとき、当時の新車価格はかなり役立ちますが、それだけで高い・安いは決められません。
新車価格超えでも即割高ではない
一般的な感覚では、中古車は新車より安くなると思う人は多いはずです。
ところが150プラドのように生産終了後も欲しい人が多く、特定の年式や特別仕様車へ人気が集まる車では、新車時の定価に近い価格や、それを上回る販売価格が出ることがあります。
これは「中古なのにおかしい」と一言では片づけられません。
現存する台数、状態のよい個体の少なさ、人気色、ディーゼル、特別仕様、低走行、オプション、保証など、今の市場での条件が価格へ乗るからです。
ただし、絶版人気という言葉だけで高値を正当化する個体へ飛びつくのは避けたいところです。
中古価格を見る基準は「当時いくらだったか」+「同条件の今の相場」+「その車固有の状態と保証」です。
支払総額で比較する
新車のメーカー希望小売価格と中古車サイトの車両本体価格を直接比べると、条件が揃いません。
新車にはメーカーオプションや販売店装着品、登録関係の費用などが加わり、中古車も諸費用を含めた支払総額が別にあります。
例えば「新車時430万円だった特別仕様車が中古で440万円」と見ても、その中古車にナビ、サンルーフ、メーカー系保証などが付いているなら、単純な10万円差だけでは判断できません。
逆に本体価格が安く見えても、保証が短い、タイヤ交換が近い、整備内容が少ないなど、納車後に費用がかかる場合もあります。
保証を金額と一緒に見る
私は中古車を見るなら、支払総額の横に保証期間と保証範囲も書いて比べます。
同じ400万円でも、状態説明が詳しく保証も付く車と、現状販売に近い車では意味が違うからです。
価格表だけでは見えない安心まで含めて、「この差なら払ってもいい」と思えるかが大切かなと思います。
同条件を数台並べる
150プラドは仕様が多いので、一台だけ見て高い・安いと決めない方がいいです。
年式、エンジン、グレード、定員、走行距離、修復歴、装備、色、保証をできるだけ近づけて数台比べてください。
すると、相場より高い車には低走行やサンルーフ、特別仕様などの理由が見え、安い車には走行距離や状態などの理由が見えてきます。
現在の販売価格を年式・走行距離別に見たい人は、150プラドの中古車相場と価格目安も続けて確認すると判断しやすいです。
候補を増やしたい場合は、ガリバーの中古車在庫を確認する方法もあります。
定価を中古選びに使う方法
歴代価格を知ったあとにやることは、「昔いくらだったか」を眺め続けることではありません。
自分が欲しい仕様の当時価格を基準にして、現在の支払総額にどんな価値が上乗せされているのかを確かめます。
欲しい仕様を決める
最初に決めたいのは、前期・中期・後期のどこまで許容するかです。
次にガソリンかディーゼル、5人乗りか7人乗り、TXかTX LパッケージかTZ-Gかを決めます。
さらにサンルーフ、本革、純正ナビ、特別仕様車の外装など、どうしても欲しい装備を絞ります。
ここまで決めると、比べるべき新車時価格と中古車の組み合わせがかなり明確になります。
価格差の理由を確認する
候補車が新車時定価より高く見えるなら、「なぜ今この価格なのか」を一つずつ見ます。
低走行だからなのか、人気のディーゼルだからなのか、特別仕様車だからなのか、装備が多いのか、保証が手厚いのか。
理由が複数重なっていて、自分もそこへ価値を感じるなら、高めでも候補になるでしょう。
反対に、理由が「絶版で人気だから」しか見えないのに、同条件の別車より大幅に高いなら一度立ち止まった方がいいです。
新車時価格より高い=買ってはいけない、ではありません。
ただし、プレミア分を払うなら「何に対して追加で払っているのか」を自分の言葉で説明できる状態にしておくのがおすすめです。
実車と履歴で最後に確認
カタログは新車だったときの仕様を知るには便利ですが、今の中古車の状態までは教えてくれません。
年数が経った車では、整備記録、修復歴、下回り、タイヤ、内外装、電装品、カスタム内容など、現物の確認が欠かせません。
同じ後期TX Lパッケージでも、丁寧に乗られてきた一台と、使い方が荒かった一台では価値が同じとは言えないですよね。
カタログ価格はスタート地点、最後はその車自身を見る。
この順番が150プラドの中古車では大事です。
在庫は動く前提で見る
150プラドの中古車は一台ごとの商品なので、条件のよい車がずっと残るとは限りません。
だからといって焦って契約する必要はありませんが、気になる車が見つかったら、現在も販売中か、支払総額はいくらか、保証はどうなっているかを早めに確認しておくと比較しやすいです。
150プラドの中古車在庫を問い合わせるときも、年式とグレードだけではなく、エンジンや装備まで伝えると候補を絞りやすくなります。
カタログ確認の注意点
昔のカタログ情報を見るときには、いくつか引っかかりやすい点があります。
ここを知らないと、価格や仕様が食い違って見えて「どの情報が正しいの?」となりやすいので注意してください。
発売年と登録年は別
例えば2017年9月に後期へ変わったからといって、2017年式の中古車がすべて後期とは限りません。
同じ年の前半に登録された車なら中期ですし、在庫や登録時期によって境目付近では確認が必要になります。
「2017年式」とだけ見るのではなく、初度登録年月や外観、型式、装備まで見て判断してください。
価格帯は全仕様の意味に注意
旧車情報に表示される「新車価格帯」は、その発売時期に掲載されたモデルやグレードの範囲です。
特別仕様車だけが追加された年は、その年の表示価格帯が通常グレードすべての上下限と同じ意味にならない場合があります。
2022年8月はMatt Black Editionの設定と一部価格改定があり、特別仕様車は430万円から511万8,000円でした。
一方、継続販売されていたTZ-Gなどを見るときは、2021年モデルの価格情報も合わせて確認する必要があります。
オプションは定価に含まれない
サンルーフやメーカーオプション、販売店装着ナビ、エアロ、コーティングなどは、車両本体のメーカー希望小売価格とは別になるものがあります。
中古車ではそれらが付いた状態で販売されるため、同じグレードでも価格差が生まれます。
とくに150プラドは装備の組み合わせで中古人気が変わりやすいので、カタログ価格だけではなく「何が付いている車なのか」を必ず見てください。
中古車の掲載ページで装備欄を見たら、純正装備、メーカーオプション、販売店装着品、社外品を分けて考えると分かりやすいです。
150プラド全体も確認
新車価格とカタログ情報を見て「この年式が良さそう」と決まったら、次は維持費やサイズ、燃費、故障リスク、盗難対策まで含めて考えたいところです。
150系は長く乗れる魅力がある一方、買ったあとの燃料代やタイヤ、メンテナンスも普通の乗用車と同じ感覚では見にくい車です。
私自身、所有してから感じるのは、購入価格だけで満足度が決まる車ではないということ。
家族で使える広さや視界の高さ、見た目の存在感は気に入っていますが、駐車場や維持費、防犯まで含めて付き合う車でもあります。
中古購入から維持費、カスタムまで一通り確認したい方は、150プラド完全ガイド|中古購入・維持費・カスタムを徹底解説も合わせて読んでみてください。
150プラドの新車価格とカタログのよくある質問(FAQ)
最後に、150プラドの定価や前期・中期・後期カタログを調べるときに気になりやすい疑問へ回答します。
Q1. 150プラドの新車価格はいくらからでしたか?
A. 2009年9月の発売時は、2.7LガソリンのTX・5人乗りが315万円からでした。
最上級の4.0L TZ-Gは475万円で、後期になると装備追加や改良などにより通常モデルの価格帯は上がっています。
年式によって税込価格やグレード構成が違うため、購入候補の発売時期に合わせて確認してください。
Q2. 150プラドの前期・中期・後期は何年ですか?
A. 大きな区切りは、前期が2009年9月から2013年9月、中期が2013年9月から2017年9月、後期が2017年9月以降です。
ただし2015年のディーゼル追加や2020年のディーゼル出力向上など、同じ中期・後期の中にも大きな変更があります。
中古車では「後期だから全部同じ」と考えず、改良年月まで見るのがおすすめです。
Q3. 新車価格より高い中古150プラドは割高ですか?
A. 新車時の定価を超えているだけでは、必ずしも割高とは言えません。
生産終了後の需要、低走行、ディーゼル、特別仕様車、人気装備、車両状態、保証などで現在の販売価格は変わります。
ただし、同条件の在庫より大きく高い場合は、その差が何の価値なのかを確認してから判断してください。
Q4. 150プラドの後期カタログで見るべき違いは何ですか?
A. 2017年の後期化だけでなく、2020年8月の改良も重要です。
2020年には2.8Lディーゼルが204PSへ出力向上し、安全装備も更新されました。
さらに2021年の70周年特別仕様車、2022年のMatt Black Editionなどもあるため、後期の中でも年式と仕様を分けて見ると選びやすいです。
Q5. カタログ価格と中古車の支払総額はそのまま比べられますか?
A. そのまま比べるのはおすすめしません。
メーカー希望小売価格には別扱いのオプションや諸費用があり、中古車も車両本体価格と支払総額が異なります。
中古では保証、整備、タイヤや消耗品の状態まで含めて、実際にいくらで乗り始められるかを見る方が現実的です。
150プラドの新車価格まとめ
150プラドは2009年9月に315万円から475万円で登場し、2013年の中期化、2015年のディーゼル追加、2017年の後期化、2020年の性能・安全装備更新を経て長く販売されました。
そのため、150プラドの定価を調べるときは「前期・中期・後期」だけでなく、2015年や2020年といった途中の改良も見る必要があります。
中古価格を判断するときも、当時の新車価格は便利な基準ですが、それだけで高い・安いを決めないこと。
年式、エンジン、グレード、走行距離、装備、車両状態、保証を揃えて比べ、現在の支払総額に納得できるかで判断するのが大切です。
特別仕様車や低走行車は新車時の定価に近い、あるいは高い価格になることもありますが、欲しい仕様なら価値を感じる人もいます。
一方で、絶版人気だけを理由に高い個体へ飛びつく必要はありません。
あなたが「この仕様ならこの金額を払いたい」と思える根拠を持てる一台を選んでください。
150プラドは、値札を眺めるだけでも奥が深い車ですが、そこも中古選びの面白さかなと思います。






