こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
私はランドクルーザープラド150のTX Lパッケージ マットブラックエディションに乗っています。
150プラドを中古で探していると、同じ「150系」なのに2.7Lガソリン、4.0L V6、2.8Lディーゼルが出てきて、どれを選ぶかでかなり迷います。
しかも馬力だけを見ると4.0Lが目立ち、トルクを見ると2.8Lディーゼルが目立つので、「結局どれが一番よく走るの?」となりやすいです。
実際は、最高出力だけで決めるより、発進、街中、高速道路、登り坂、家族や荷物を載せたときの余裕、燃料代、整備の手間まで含めて比べた方が、自分に合う150プラドが見えてきます。
この記事では、150プラドに設定された代表的な3種類のエンジンを、型式・排気量・馬力・トルクだけでなく、実際の使い方に結び付けて比べていきます。
記事のポイント
- 150プラドに搭載された3種類のエンジン
- 2.7L・4.0L・2.8Lの馬力とトルク差
- 0-100より重視したい実際の加速感
- 街乗り・高速・登坂に合うエンジンの選び方
150プラドのエンジン一覧
150プラドの国内仕様をエンジンで見ると、2.7L直列4気筒ガソリンの2TR-FE、4.0L V6ガソリンの1GR-FE、2.8L直列4気筒ディーゼルターボの1GD-FTVが中心です。
販売期間が長いので、同じ150系でも年式によって選べるエンジンが違います。
3種類の主要エンジン
| エンジン | 排気量 | 最高出力 | 最大トルク | 過給機 | 主な時期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2TR-FE | 2,693cc | 163PS | 246N・m | なし | 2009年から最終期まで |
| 1GR-FE | 3,955cc | 276PS | 380N・m | なし | 2009年から2015年改良前まで |
| 1GD-FTV | 2,754cc | 177PS→204PS | 450N・m→500N・m | インタークーラー付きターボ | 2015年から最終期まで |
2.7Lは最高出力163PS、最大トルク246N・mで、150系を通して長く設定された定番エンジンです。
4.0L V6の1GR-FEは276PS・380N・mで、初期から中期にかけて選べた大排気量ガソリン。
2.8Lディーゼルの1GD-FTVは2015年登場時が177PS・450N・mで、2020年8月の改良後は204PS・500N・mになりました。
同じ2.8Lディーゼルでも、2020年改良の前後で出力とトルクが違うのは、中古車を比べるときにぜひ見ておきたいポイントです。
同じ150でも仕様は違う
150プラドは2009年から長く販売されたため、「150プラドの馬力は何馬力?」という質問に一つの数字だけで答えることはできません。
前期の4.0Lなら276PS、後期の2.7Lなら163PS、2020年改良後の2.8Lディーゼルなら204PSというように、エンジンと年式を一緒に見る必要があります。
さらに2.7Lガソリンは2015年の改良で4速ATから6速ATへ変わっており、最高出力が同じでも変速の仕方や日常での乗り味は同一ではありません。
150系全体の中古購入、維持費、年式差、カスタムまで一度に確認したい方は、150プラド完全ガイド|中古購入・維持費・カスタムを徹底解説も合わせて読んでみてください。
2.7Lの2TR-FEを解説
2.7Lガソリンの2TR-FEは、150プラドの中で最も長く販売されたエンジンです。
中古在庫でも見つけやすく、ガソリン車らしい素直な反応と、構造が比較的分かりやすいことが魅力になります。
163馬力と246N・m
2TR-FEの総排気量は2,693ccで、最高出力は163PS、最大トルクは246N・mです。
数字だけを見ると、約2トン級の150プラドに対して「少ないのでは」と感じるかもしれません。
確かに4.0L V6や2.8Lディーゼルと同じ余裕を期待するエンジンではありませんが、街中を普通に走り、家族で買い物へ行き、一定速度で巡航する用途なら十分に使えます。
私が150プラドに乗っていて感じるのは、この車はスポーツカーのようにアクセルを少し踏んだだけで前へ飛び出す性格ではないということ。
2.7Lはその性格がより分かりやすく、ゆっくり踏めばゆったり加速し、必要な場面では回転を上げて速度を乗せていくタイプです。
2.7Lは「数字が控えめだから使えない」のではなく、150プラドらしい穏やかな走りと相性のいいエンジンです。
2015年から6速AT
2.7Lを中古で比べるときは、エンジン出力だけでなくATも見てください。
初期の2.7Lは4速ATでしたが、2015年6月の改良で6速ATへ多段化され、エンジン自体にも改良が加えられました。
最高出力163PSという数字は大きく変わっていなくても、変速段数が増えれば、速度に合ったギアを使いやすくなります。
そのため「2.7Lは全部同じ」と考えるより、2015年前後で乗り比べる方が納得しやすいですよ。
街乗りでは扱いやすい
2.7Lの良さが出やすいのは、買い物、送迎、通勤、近距離移動など、日常の速度域です。
ディーゼル特有の音や振動が好みではない人にとって、ガソリン車の滑らかな回転は分かりやすいメリットになります。
また、中古車の選択肢が比較的多いので、エンジンだけでなく、グレード、色、走行距離、内装、装備まで条件を広げやすいのも大きいです。
「速さより、普段の使いやすさと買いやすさを優先したい」という人なら、2.7Lはかなり現実的な候補になります。
登坂や合流は余裕を取る
一方で、高速道路の合流、急な登り坂、フル乗車、荷物を多く積んだ状態では、4.0Lや2.8Lよりアクセルを踏む量が増えやすいです。
ここは163PSという数字より、車重と使う場面の組み合わせで考えると分かりやすいでしょう。
普段一人か二人で平坦な市街地を走るのと、家族7人に荷物を積んで山へ出かけるのとでは、同じ2.7Lでも印象が変わります。
高速道路を頻繁に使うなら、試乗では40〜60km/hの街中だけで終わらせず、可能なら流れの速い道路で再加速の感覚まで確かめたいところです。
4.0L V6の1GR-FEを解説
150プラドのガソリン車で走りの余裕を求めるなら、4.0L V6の1GR-FEは今でも気になる存在です。
現在は中古でしか選べませんが、2.7Lや2.8Lにはない大排気量自然吸気V6という個性があります。
276馬力と380N・m
1GR-FEの総排気量は3,955cc、最高出力276PS、最大トルク380N・mです。
2.7Lの163PS・246N・mと比べると、最高出力だけで113PSの差があります。
最大トルクも大きいため、車体を加速させるときの余裕は2.7Lより感じやすくなります。
さらにV型6気筒ならではの回転の滑らかさがあり、アクセルを踏み増したときに高回転まで自然に伸びていくのが魅力です。
1GRは自然吸気V6
「150プラド 1GR」「150プラド 4.0」「150プラド V6」と検索している人が確認しておきたいのは、1GR-FEがターボではないことです。
過給機を使わず、3,955ccの排気量そのものを生かす自然吸気エンジンなので、2.8Lディーゼルターボとは出力の出し方が違います。
ディーゼルのように低回転から500N・mを出す性格ではありませんが、回転を上げながら速度を伸ばす感覚は4.0Lならでは。
高速道路での合流や追い越しの余裕を優先するなら、4.0L V6は150プラドの中でも魅力がはっきりした選択肢です。
0-100だけでは決めない
4.0Lを調べると「0-100km/hは何秒か」が気になると思います。
ただ、トヨタの国内向け公式諸元では、150プラドの0-100km/h加速時間は公表されていません。
ネット上の実測値は、車両重量、タイヤ、気温、路面、燃料、測定機器、乗車人数などで変わるため、一つの数字を公式性能のように扱わない方がいいです。
私なら中古の4.0Lを選ぶときは、0-100の最速値より、50〜80km/h付近の再加速、高速道路での追い越し、登り坂で速度を保ちやすいかを見ます。
150プラドはサーキットでタイムを削る車ではなく、重い車体に人と荷物を載せても余裕を残して走れるかが満足度につながるからです。
維持費は多めに見る
4.0Lは走りに余裕がある一方、大排気量ガソリン車として燃料代や税負担は2.7Lより多めに見ておきたいところです。
中古車では年式も古くなっているため、エンジン性能だけでなく、冷却系、オイル漏れの有無、補機類、AT、足回りなど車全体の状態を見る必要があります。
安い4.0Lを見つけても、買った後に整備が重なればトータルでは高くなることもあります。
大排気量V6を選ぶなら、「この走りにどこまで維持費を払えるか」まで含めて判断したいですね。
2.8Lの1GD-FTVを解説
2.8Lディーゼルターボの1GD-FTVは、150プラドの走りを語るうえで外せないエンジンです。
特に低い回転数から大きなトルクを出すため、発進、登り坂、荷物を積んだ場面でガソリン車とは違う感覚があります。
2015年は177馬力
1GD-FTVが150プラドへ追加されたのは2015年6月です。
登場時の総排気量は2,754cc、最高出力177PS、最大トルク450N・mで、最大トルクは1,600〜2,400rpmという低い回転域で発生します。
2.7Lガソリンが246N・mなので、最大トルクの数字には大きな差があります。
この違いは、信号から全開加速するときだけではなく、坂道をじわっと登るときや、低速から速度を乗せる場面で分かりやすいです。
ターボチャージャーを使い、低回転域から高トルクを得る設計なので、回転数を高く保たなくても車体を前へ進めやすいのが特徴になります。
2020年に204馬力へ向上
2020年8月の改良では、ディーゼルのターボチャージャーがサイズアップされ、最高出力は177PSから204PSへ向上しました。
最大トルクも後期の仕様では500N・mとなり、1,600〜2,800rpmで発生します。
そのため中古車で「後期ディーゼル」と書かれていても、2017年式と2021年式ではエンジン出力が同じではありません。
ディーゼルの走りを優先して探すなら、2020年8月改良の前か後かを確認する価値があります。
出典:トヨタ自動車「ランドクルーザープラドに出力を向上したディーゼルエンジンを採用」
登坂と荷物で余裕が出る
ディーゼルの500N・mは、数字だけを自慢するためのものではありません。
150プラドのような重量級SUVでは、低回転からトルクが出ることで、登り坂や荷物を載せた走行でもアクセルを深く踏み続けなくて済む場面があります。
キャンプ道具を積む、家族で長距離移動する、高速道路と山道をよく使う、といった使い方なら2.8Lの特性を生かしやすいでしょう。
反対に、近所への数kmだけを繰り返す使い方が中心なら、ディーゼルの排ガス後処理装置やAdBlueを含めた維持管理まで理解して選びたいところです。
「トルクが大きいから絶対にディーゼル」ではなく、自分が年間どれくらい走り、どんな道を使うかで判断するのが自然です。
音と振動は好みが分かれる
2.8Lディーゼルは低回転域の余裕が魅力ですが、ガソリン車と比べればエンジン音や振動の質は違います。
高速巡航では気になりにくくても、冷間始動や低速走行でディーゼルらしさを感じる人はいます。
静かさを優先する人と、ディーゼルの音やトルク感を「ランクルらしい」と感じる人では評価が分かれるところ。
これはスペック表では分からないので、中古車を買うなら実際に始動し、アイドリングから低速走行まで体感しておくのがおすすめです。
馬力とトルクの違い
150プラドのエンジンを比べるとき、馬力とトルクの数字だけが独り歩きしやすいです。
でも、この二つは同じ意味ではありません。
馬力は伸びの目安になる
かなり簡単に言うと、最高出力は速度を伸ばしていく場面での能力を見る一つの目安です。
4.0L V6が276PSあることは、高速側まで加速を続けるときの余裕につながります。
一方、2.7Lは163PSなので、同じ車体を同じように加速させれば、4.0Lより時間を使う場面が増えます。
ただし、最高出力はエンジンのある回転数で出る最大値なので、普段の街乗りで常にその馬力を使っているわけではありません。
日常ではアクセル開度、ギア、回転数、車重、勾配などが組み合わさって、実際の加速感が決まります。
トルクは低速で差が出る
トルクは、タイヤを回す元になるエンジンの回転力をイメージすると分かりやすいです。
特にディーゼルの1GD-FTVは、低回転で450N・mまたは500N・mを発生するため、発進や登り坂で余裕を感じやすくなります。
4.0L V6は380N・mですが、最大トルクの発生回転数はディーゼルより高く、回して使うガソリンエンジンらしい性格です。
2.7Lは246N・mなので、重い車体を加速させるときはギアを下げて回転を使う場面が増えます。
数字だけで速さは決まらない
馬力やトルクが大きければ、そのまま0-100が比例して短くなるわけではありません。
車両重量、ギア比、変速速度、駆動方式、タイヤ径、空気抵抗、発進制御なども関係します。
150プラドは全車フルタイム4WDを基本とし、大きなタイヤとラダーフレームを持つ本格SUVです。
つまり、同じ200PS前後でも軽いセダンやハッチバックと同じ加速にはなりません。
150プラドで見るなら、最高出力は高速側の余裕、最大トルクは発進や登坂の余裕を考える材料にすると分かりやすいです。
150プラドの0-100性能
0-100km/h加速はエンジン性能を一つの数字で比べられるため分かりやすいですが、150プラドでは扱いに注意したい指標です。
国内のトヨタ公式諸元に0-100km/hの公表値がないため、ネット上の数字をそのままメーカー値として扱うことはできません。
公式タイムは公表されない
150プラドのカタログには最高出力や最大トルク、燃費、車両重量などは掲載されていますが、0-100km/h加速時間は一般的な国内公式諸元として示されていません。
動画や海外サイトで実測タイムを見ることはできますが、測定条件がそろっていなければ単純比較は難しいです。
タイヤが純正か、乗車人数は何人か、燃料はどれくらい入っているか、上りか下りかでも結果は変わります。
0-100の数字を中古車選びの決定打にしないこと。
特に出典や測定条件が分からない数値は、参考程度に見るのが安全です。
実用加速で考える
150プラドで本当に使うのは、0km/hから100km/hまで全開にする場面より、交差点から40km/hまで出る、高速道路へ合流する、60km/hから追い越しで加速するといった場面です。
この実用域では、2.8Lディーゼルの低回転トルクが気持ちよく感じる人もいれば、4.0L V6の回転上昇とともに速度が伸びる感覚を好む人もいます。
2.7Lは刺激こそ少ないですが、普段の速度域では急かされにくく、穏やかに走りたい人には合います。
あなたが求めているのは、信号ダッシュの速さでしょうか。
それとも、家族と荷物を載せた状態で高速道路や坂道を余裕を持って走れることでしょうか。
ここを決めると、馬力表の見え方がかなり変わります。
用途別のエンジン選び
ここまでのスペックを、実際の使い方へ落とし込んでみます。
どのエンジンにも向く使い方と、あえて選ばなくてもいい使い方があります。
街乗り中心なら2.7L
近距離の買い物、通勤、学校や習い事の送迎など、街乗り中心なら2.7Lガソリンは選びやすいです。
高速道路をほとんど使わず、急な山道も少ないなら、4.0Lやディーゼルの余裕を毎日使う場面は多くありません。
中古車では2.7Lの流通量が比較的多いため、車両状態や装備を優先しやすいのもメリットです。
予算内で状態のいい後期2.7Lを選び、必要な装備へお金を使う方が満足しやすい人も多いと思います。
高速と山道なら4.0L
高速道路の利用が多く、ガソリン車の滑らかさを保ちながら加速の余裕も欲しいなら4.0L V6が候補です。
276PSの最高出力は3種類の中で最も大きく、高速側まで速度を伸ばす場面では魅力があります。
ただし年式が古くなるので、エンジン性能だけを見て買うのではなく、車両全体の状態を優先してください。
特に「4.0Lだから欲しい」という気持ちがある人向けの一台で、維持費まで納得できれば満足度は高いでしょう。
長距離と登坂なら2.8L
高速道路、山道、長距離移動が多く、低回転の余裕を重視するなら2.8Lディーゼルが合いやすいです。
特に2020年改良後は204PS・500N・mとなり、150プラドの重い車体との相性がいいと感じやすい仕様です。
燃料が軽油なのも、走行距離が多い人には検討材料になります。
一方、ディーゼルは車両価格だけでなく、AdBlueや排ガス後処理を含めた維持管理もあります。
年間走行距離が少なく、短距離しか使わないなら、「人気だから」という理由だけでディーゼルへ寄せなくてもいいですよ。
燃料代や短距離使用、管理負担まで含めた2.7Lガソリンと2.8Lディーゼルの選び分けも確認すると、用途に合う方を判断しやすくなります。
最後は個体状態を見る
中古の150プラドでは、エンジン型式より車両状態が大事になる場面もあります。
例えば、整備記録が明確な2.7Lと、履歴が分かりにくい2.8Lで迷っているなら、スペックだけで後者を選ぶのはおすすめしません。
年式、走行距離、修復歴、下回り、オイル管理、警告灯、タイヤ、ATの変速、冷却系まで一台ずつ確認してください。
エンジン別の中古価格まで比べたい人は、150プラドの中古車相場|年式・走行距離別の価格目安を徹底解説も参考になります。
実際の在庫から2.7L・2.8L・4.0Lを見比べたい場合は、ガリバーの中古車在庫を問い合わせる方法もあります。
エンジン性能を変えるカスタム
150プラドの馬力や加速を調べていると、ECU、スロットルコントローラー、吸気、マフラーなどのカスタムも気になってきます。
ただ、純正エンジンの性格と、後付け部品で変わる部分は分けて考えた方がいいです。
スロコンは馬力とは別
スロットルコントローラーは、アクセル操作に対する電子スロットルの反応を変える用品です。
踏み始めの反応を早く感じさせる設定にすると、車が軽くなったように感じることがあります。
ただし、アクセル開度の出し方を変えることと、エンジンそのものの最高出力が増えることは同じではありません。
「加速感を変えたい」のか「実際の出力を上げたい」のかを混同しないようにしましょう。
用品を探すなら、150プラド用スロットルコントローラーが比較候補になります。
吸排気は音の変化も大きい
エアクリーナーやマフラー交換は、見た目や音の変化を楽しみやすいカスタムです。
ただし、部品を交換しただけで必ず体感できるほど馬力が増えるとは限りません。
特に2.7Lや4.0Lの自然吸気エンジンでは、純正の扱いやすさや低速域の乗り味を崩さないことも大切です。
候補を探すなら、150プラド用マフラーや150プラド用エアクリーナーから、年式・エンジン型式・車検適合を確認してください。
耐久性を犠牲にしない
150プラドは長く乗る人が多い車です。
だからこそ、ピーク馬力だけを追ってエンジンや排気系へ大きな負担を掛けるより、冷却、オイル、吸気、点火、排気が正常な状態を保つ方が日常では価値があります。
ディーゼルのECU書き換えや過給圧変更などは、排ガス装置、熱、駆動系、保証、車検への影響まで考える必要があるため、数字だけで選ばないでください。
純正の163PS、276PS、204PSをきちんと出せるコンディションを保つこと。
中古の150では、まずそこがスタートです。
中古購入で確認するポイント
150プラドのエンジンを選べたら、次は実車の確認です。
中古車は同じエンジン型式でも、これまでの使われ方で状態が変わります。
型式と年式を確認する
まず車検証や販売店の車両情報で、年式、型式、エンジン、グレードを確認します。
2.7LならTRJ150W、4.0LではGRJ150WやGRJ151W、ディーゼルではGDJ150WやGDJ151Wといった型式が出てきます。
ただし型式だけで装備や状態まで決めつけず、実車と記録簿を合わせて見ることが大切です。
特に2.8Lディーゼルは2020年改良前後で出力が違うので、初度登録年月だけでなくモデル時期まで確認しましょう。
グレードとの組み合わせまで見たい方は、150プラドのグレード違い|TX・TX-L・TZ-G比較も一緒に見ると分かりやすいです。
冷間始動を見ておく
可能なら、エンジンが完全に温まる前の始動状態を確認したいです。
始動に時間が掛からないか、異音がないか、アイドリングが不自然に乱れないか、警告灯が消えるかを見ます。
エンジンルームではオイルや冷却水のにじみ、配線の後付け、社外部品、バッテリー周辺も確認。
きれいに洗浄されている車でも、記録簿と照らし合わせることで、どのような整備を受けてきたか見えやすくなります。
警告灯と変速も確認
試乗ではエンジンだけでなくATの変速も見てください。
発進、低速、一定速、再加速で不自然なショックや滑り感がないかを確認します。
メーター内に警告灯が点灯していないことはもちろん、始動時に必要な警告灯が一度点灯してから消える流れも見ておくと安心です。
4.0Lのパワーや2.8Lのトルクに惹かれても、実車の状態に違和感があるなら、その個体へ急ぐ必要はありません。
150プラドのエンジンFAQ
150プラドの馬力、トルク、4.0L V6、ディーゼルターボについて、よく検索される疑問へまとめて答えます。
Q1. 一番馬力があるエンジンは?
A. 国内仕様の代表的な150プラドでは、4.0L V6の1GR-FEが276PSで最も高い最高出力です。
2.8Lディーゼルは2020年改良後で204PS、2.7Lガソリンは163PSになります。
ただし馬力だけで日常の加速感は決まらず、低回転トルクでは2.8Lディーゼルが500N・mと大きいため、使う速度域で印象は変わります。
Q2. 4.0Lと2.8Lはどちらが速い?
A. 高回転まで使う加速や最高出力の余裕なら4.0L V6、低回転からの押し出しや登坂なら2.8Lディーゼルの魅力が出やすいです。
4.0Lは276PS・380N・m、2020年改良後の2.8Lは204PS・500N・mなので、数字の得意分野が違います。
「速い」を0-100だけで決めず、高速合流、追い越し、坂道、乗車人数まで含めて選んでください。
Q3. 2.7Lは遅くて後悔する?
A. 街乗り中心なら、2.7Lだから必ず後悔するとは言えません。
163PS・246N・mなので4.0Lや2.8Lより加速の余裕は少なくなりますが、買い物や送迎、一定速度での巡航では普通に使えます。
高速道路、山道、フル乗車が多いなら試乗で再加速まで確認し、自分が許容できるか判断するのが確実です。
Q4. 150プラドのターボはどれ?
A. 国内仕様で代表的なのは、2.8Lディーゼルの1GD-FTVがターボエンジンです。
2.7Lの2TR-FEと4.0L V6の1GR-FEは自然吸気で、ターボは付いていません。
中古車情報で「プラド ターボ」と書かれている場合は、エンジン型式と燃料がディーゼルかを確認すると間違いにくいです。
Q5. 0-100は何秒ですか?
A. 国内のトヨタ公式諸元では、150プラドの0-100km/h加速時間は一般的なカタログ値として公表されていません。
ネット上には実測値がありますが、年式、エンジン、タイヤ、車重、路面、測定方法で変わります。
購入判断では、数字を一つ決め打ちするより、試乗で発進、高速合流、60km/h前後からの再加速を確認する方が実用的です。
150プラドのエンジンまとめ
150プラドのエンジンは、2.7Lガソリン、4.0L V6ガソリン、2.8Lディーゼルターボで性格がかなり違います。
どれが一番かではなく、自分がどこで、誰を乗せて、年間どれくらい走るかで選ぶのが一番しっくりきます。
- 2.7L 2TR-FE:163PS・246N・mで、街乗りや日常用途を中心に穏やかに乗りたい人向け
- 4.0L V6 1GR-FE:276PS・380N・mで、高速道路や大排気量ガソリンの余裕を楽しみたい人向け
- 2.8L 1GD-FTV:177PS・450N・mから204PS・500N・mへ進化し、登坂や長距離で低回転トルクを生かしたい人向け
私なら最高出力や0-100だけでは決めません。
毎日の街乗りの静かさ、家族を乗せたときの加速、山道へ行く頻度、年間走行距離、燃料代、整備履歴まで並べて考えます。
特に中古の150プラドは、欲しいエンジンを決めたあとに「状態のいい一台を選ぶ」というもう一段大事な作業があります。
2.7Lの穏やかさが自分に合うなら、それは立派な正解です。
4.0L V6の余裕に惚れたなら、その維持費まで楽しめるかを考える。
2.8Lディーゼルのトルクが用途に合うなら、2020年改良前後の違いまで見て選ぶ。
スペック表の一番大きな数字ではなく、あなたの生活で一番気持ちよく使えるエンジンを選んでください。







