こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
私はランドクルーザープラド150のTX Lパッケージ マットブラックエディションに乗っています。
150プラドは耐久性の高さで選ばれることが多い車ですが、だからといって「何もしなくてもずっと壊れない車」ではありません。
2009年に登場した150系は販売期間が長く、2026年現在では初期型なら年数がかなり進んでいます。
中古車では走行距離だけでなく、これまでの整備内容、保管環境、短距離中心だったのか長距離中心だったのか、雪道や悪路をどの程度走ったのかでも状態が変わります。
私が150プラドと付き合ううえで大事だと思っているのは、「壊れやすい部品を全部先回りして交換する」のではなく、今の状態を見ながら必要な整備へお金を使うことです。
異音、にじみ、警告灯、冷却水の減り、タイヤの偏摩耗など、小さな変化を早めに拾えれば、大きなトラブルへ進む前に対応できることがあります。
この記事では、150プラドで年式や走行距離が進んだときに確認したい場所、異音やオイル漏れの見方、予防整備の優先順位まで、オーナー目線で詳しく解説します。
記事のポイント
- 150プラドが壊れやすいと言われる理由
- 異音やオイル漏れで見るべき場所
- 走行距離が増えた車の確認ポイント
- 長く乗るための予防整備の考え方
150プラドは壊れやすいのか
まず確認したいのは、「150プラドは壊れやすい車なのか」という一番気になるところです。
私は、150プラドという車名だけで壊れやすいと決めるのは違うと思っています。
むしろ見るべきなのは、年式、走行距離、エンジン、これまでの使われ方、整備記録です。
耐久性と無故障は別の話
ランドクルーザー系は耐久性を重視してきた車ですが、耐久性が高いことと、消耗や経年劣化が起きないことは別です。
ゴムや樹脂、油脂、バッテリー、ブッシュ、ベルト類などは、車種に関係なく時間と使用によって状態が変わります。
さらに150プラドは車体が大きく重量もあるため、タイヤや足回り、ブレーキなどには相応の負担がかかります。
だから私は、「丈夫だから放置できる」ではなく「丈夫な車だからこそ、状態を見ながら長く使う」という感覚で付き合う方が150プラドらしいと思っています。
150プラドの故障を考えるときは、車名だけで判断せず、年数・距離・整備履歴・使用環境をセットで見ます。
前期から後期で条件が違う
150系は2009年から長く販売されたため、ひとまとめに「150プラドの故障」と言っても条件がかなり違います。
前期には2.7Lガソリンと4.0L V6ガソリンがあり、その後2.8Lディーゼルが加わりました。
年式によって安全装備や電装品も違うため、同じ症状でも確認する場所が変わることがあります。
たとえばディーゼルには排ガス浄化に関わる装置があり、ガソリン車とは日常で気にする項目が同じではありません。
エンジンの違いを先に確認したい方は、150プラドの2.7L・4.0L・2.8Lエンジン比較も参考にしてください。
中古車は整備履歴を優先する
同じ年式と走行距離なら、私は整備記録が残っている車を高く評価します。
いつオイルを交換したのか、車検以外で何を点検したのか、どの部品をすでに交換しているのかが分かれば、次に必要になりそうな整備を考えやすいからです。
逆に低走行でも、長期間ほとんど動かしていない車、点検記録が抜けている車、下回りの状態が分からない車なら、数字だけで安心とは言えません。
中古購入前の見方は、150プラド中古車の購入前チェック項目でも詳しく解説しています。
故障前に見たい代表的な変化
故障は突然起きたように感じることがありますが、その前に小さな変化が出ている場合もあります。
ここでは150プラドに限らず、年数が進んだ車で見逃したくないサインを、プラドに当てはめながら見ていきます。
冷却水の減りやにじみ
エンジンの熱を逃がす冷却系は、長く乗るなら優先して確認したい部分です。
冷却水が少ない状態や漏れを放置すると、オーバーヒートにつながる可能性があります。
確認するときは、エンジンが十分に冷えている状態でリザーバータンクの液量を見ます。
また、駐車した場所の下に色やにおいのある液体が落ちていないかも手軽に確認できます。
エアコン使用時には透明な水が車体下へ落ちることがあるため、地面が濡れているだけで冷却水漏れと決めつけないことも大切です。
ラジエーター、ホース、接続部、ウォーターポンプ周辺など、漏れの位置によって原因候補は変わるので、補充だけを繰り返して終わらせない方がいいですよ。
水温警告、蒸気、甘いようなにおい、明らかな冷却水不足がある場合は、そのまま長距離を走り続けない方が安全です。
オイル漏れとにじみ
150プラドのオイル漏れを検索している人は多いですが、まず「どこから、何が、どの程度出ているのか」を確認したいところです。
エンジンオイルだけでなく、トランスミッション、トランスファー、デファレンシャルなど、車には複数の油脂が使われています。
表面が少し湿っている程度なのか、滴になっているのか、駐車場へ垂れているのかでも緊急度は変わります。
オイル交換直後なら、作業時に付着したオイルが残っている可能性もあります。
そのため、見つけた瞬間に高額な部品交換を決めるより、漏れている場所を洗浄して再確認する、液量が減っているかを見る、整備履歴と照らし合わせるといった順番が現実的です。
下回りも定期的に見る
150プラドは最低地上高があり、下回りをのぞきやすい車ではありますが、安全を確保できない状態で車体下へ潜るのは避けてください。
洗車時や点検時に、デフ周辺、トランスファー周辺、ショックアブソーバー、マフラー、ブーツ類を見てもらうと状態を把握しやすくなります。
雪国や海沿いで使う車なら、油脂だけでなく錆の進み方も一緒に見ておきたいですね。
足回りのガタや異音
段差を越えたときのコトコト音、ハンドルを切ったときの違和感、走行中の振動などは、足回りを確認するきっかけになります。
ただし、音だけで「ブッシュだ」「ショックだ」と決めるのはおすすめしません。
タイヤの空気圧、偏摩耗、ホイール、ブレーキ、ブッシュ、ボールジョイント、ショックアブソーバーなど、似た症状を作る候補が複数あるからです。
150プラドはタイヤも大きいため、空気圧や摩耗状態が変わっただけでも乗り味や音の印象が変わります。
まずタイヤを一周見て、片側だけ減っていないか、ひびや傷がないか、異物が刺さっていないかを確認するだけでも役立ちます。
自宅で空気圧を確認する習慣を付けたいなら、タイヤ空気圧計を車載しておくと便利です。
バッテリーと電装の変化
電装系では、12Vバッテリーの状態がさまざまな症状へ影響します。
セルの回りが以前より鈍い、ライトが暗く感じる、長期間乗らなかったあとに始動しにくいといった変化があれば、まずバッテリーの状態を確認したいところです。
後付けのドラレコ、セキュリティ、電装品が多い車では、駐車中の消費電力も条件に加わります。
バッテリーが新しいのに何度も上がる場合は、単純なバッテリー劣化だけでなく、充電状態や暗電流なども含めて原因を探す必要があります。
電装品は「交換したら直るだろう」と部品を順番に買うと遠回りになりやすいので、電圧や発電状態などを測ったうえで判断したいですね。
150プラドの異音を見分ける
150プラドの異音は検索されやすいテーマですが、音の正体を文章だけで一発判定するのは難しいです。
私なら「どんな音か」よりも、いつ、どこで、何をしたときに出るのかを記録します。
始動時だけ出る音
朝一番の始動時、冷えた状態だけ、数秒だけ出る音なら、その条件をそのまま記録しておきます。
暖まったあとは消えるのか、気温によって変わるのか、エアコンを入れたときだけ出るのかも重要です。
ベルト周辺、補機類、排気系、エンジン内部など候補はいくつもあるため、スマートフォンで音を録音できれば点検時の説明がかなり楽になります。
その場で音が再現しないときでも、「何月何日、外気温、始動直後、約何秒」と分かるだけで診断の手掛かりが増えます。
段差で出るコトコト音
平らな道では静かなのに、低速で段差へ入るとコトコト、ゴトゴトと鳴る場合は、足回りや車体周辺を確認します。
ただ、車内の荷物、工具、チャイルドシート、ラゲッジ内の小物が鳴っていることもあります。
私なら最初に車内の荷物を減らし、同じ道を同じ速度で走って再現するか確認します。
それでも音が残るなら、左右どちらから聞こえるか、前後どちらか、ブレーキを踏むと変わるかまで見ていきます。
速度で変わるうなり音
走行速度が上がるほど「ゴー」「ウォーン」のような音が大きくなる場合、タイヤや回転部分が関係している可能性があります。
タイヤの偏摩耗でも似た音が出ますし、路面の種類でロードノイズが大きく変わることもあります。
別の舗装路でも同じか、アクセルを戻しても速度に合わせて音が続くか、左右へ緩く曲がったときに変化するかなどを確認します。
ここでも、音だけでホイールベアリングなど特定の部品へ決め打ちしない方が安全です。
異音は再現条件が大切
点検へ出す前に、次の情報をメモしておくと話が早いです。
異音が出た日時、冷間か暖機後か、速度、道路状況、ハンドル角、ブレーキ操作、エアコンのオンオフ、音が聞こえる方向。
これだけでも、「いつでも鳴る音」と「特定条件だけの音」を分けやすくなります。
走行距離ごとの考え方
150プラドの走行距離を調べると、10万kmや20万kmといった数字が気になります。
ですが、走行距離だけで寿命を決めるより、その距離までどう使われてきたかを見た方が現実的です。
低走行でも年数は進む
年間走行距離が少なくても、ゴム部品や樹脂部品、油脂、バッテリーは時間の影響を受けます。
屋外保管なら紫外線や温度差、雪国なら融雪剤、海沿いなら塩分など、距離計には出ない要素もあります。
そのため、たとえば初期型で走行距離が少ない中古車を見つけても、「低走行=整備不要」ではありません。
タイヤの製造時期、下回り、ホース類、ブッシュ、液類、バッテリーなどを現在の状態で見ます。
10万kmは寿命ではない
10万kmという数字は中古車で大きな節目として見られやすいですが、そこで車が急に寿命を迎えるわけではありません。
むしろ大切なのは、それまでに定期点検や消耗品交換が行われ、今どこに手を入れる必要があるか把握できていることです。
10万kmを超えた車なら、足回り、ブレーキ、冷却系、油脂類、駆動系、バッテリーなどを一度に全部交換するのではなく、点検結果から優先順位を付けます。
交換歴が分からない部品があるなら、整備記録簿や過去の明細を見て確認するのが先です。
距離が多い車は履歴を見る
走行距離が多い150プラドでも、長距離中心で定期的に点検されてきた車と、整備履歴がほとんどない車では条件が違います。
高速道路中心だったのか、近距離の送迎が中心だったのか、林道や雪道をよく走っていたのかでも、見る場所は変わります。
中古購入では、メーターの数字だけで候補から外すより、記録簿、下回り、タイヤ、エンジンルーム、試乗時の挙動まで確認して判断したいところです。
走行距離は「寿命を決める数字」ではなく、「どこまで使われてきたかを知る一つの材料」と考えると見やすくなります。
エンジン別に見る注意点
150プラドには複数のエンジンがあるため、予防整備も同じ内容だけでは足りません。
自分の車の型式とエンジンを確認したうえで、取扱説明書やメンテナンスノートに合わせて点検します。
2.7Lガソリン車
2.7Lガソリン車では、エンジンオイル、冷却水、点火系、吸気系、補機類、バッテリーといった基本部分を定期的に見ます。
始動性の悪化、加速時のもたつき、燃費の急な変化、アイドリングの違和感が出た場合は、原因を一つに決めず、点火や吸気、燃料、電源などから確認します。
2.7Lは150系で長く設定されたエンジンなので、中古車では年式差も大きいです。
同じ2.7Lでも古い個体ほど、エンジン本体だけでなく周辺のゴム類や電装まで含めて状態を見たいですね。
4.0Lガソリン車
4.0L V6は前期を中心に見つかるため、2026年現在では年数が進んだ中古車が中心です。
パワーに魅力がある一方、中古購入時には年式相応の消耗がないかを丁寧に確認します。
冷却系、油脂類、足回り、ブレーキ、電装など、車全体を見て「購入直後に必要な整備が何か」を把握してから予算を決める方が安心です。
安い車両を買っても、タイヤ、バッテリー、ブレーキ、足回りなどが同時期に必要なら支出はまとまります。
2.8Lディーゼル車
2.8Lディーゼルでは、ガソリン車と共通する点検に加えて、燃料系や排ガス浄化に関わる装置も確認対象になります。
警告灯が点いたときは、消えたから大丈夫と考えず、表示内容と故障コード、発生条件を確認するのが基本です。
また、150プラドの一部ディーゼルでは、過去にメーカーがリコールやサービスキャンペーンを実施しています。
2019年には、一部のディーゼル車で燃料ポンプとコモンレール間の燃料パイプ締結に関するリコールが公表されました。
出典:トヨタ自動車「ハイエース、ランドクルーザープラドなどのリコール」
さらに2022年には、2015年から2016年に生産された一部のランドクルーザープラドについて、尿素水ポンプに関するサービスキャンペーンが案内されています。
出典:トヨタ自動車「ランドクルーザープラドのサービスキャンペーン」
リコールやサービスキャンペーンは、同じ車種・同じ年式なら全車が対象とは限りません。
車台番号で対象か確認し、実施済みかどうかも整備記録で確かめるのが確実です。
予防整備で優先したい場所
予防整備は、部品を早く交換する競争ではありません。
故障したときの影響、現在の劣化状態、過去の交換歴、予算を見ながら順番を付ける方が、150プラドを長く維持しやすいです。
油脂類は指定内容を守る
エンジンオイル、トランスミッションフルード、トランスファーオイル、デフオイル、ブレーキフルード、冷却水など、150プラドには複数の油脂類があります。
ここで注意したいのは、「全部同じ周期で交換するもの」ではないことです。
エンジンや年式、使用条件によって指定内容が違うため、自分の車のメンテナンスノートを基準にします。
エンジン別の適合規格・量・交換時期は、150プラドのオイル交換にまとめています。
悪路、短距離、長時間のアイドリング、山道など使用条件が厳しい場合は、通常とは別の扱いになることもあります。
前オーナーの交換履歴が分からない中古車なら、最初の点検時に油脂類の状態と履歴を確認し、必要なものから交換計画を立てると無駄が減ります。
冷却系は漏れを早めに拾う
冷却系は、交換時期だけを見ればいいわけではありません。
ホースや接続部からのにじみ、リザーバータンクの液量変化、冷却ファンの作動、水温表示など、普段の変化も見ます。
冷却水が少ないから足す、また減ったから足す、を繰り返しているなら、どこから減っているのかを確認した方がいいでしょう。
冷却水が減ったときの停止判断や漏れ箇所の見分け方は、150プラドの冷却系点検で確認できます。
漏れが小さい段階なら、駐車場の痕跡やエンジンルームの乾いた跡で気づけることもあります。
足回りは左右差を見る
足回りは「何万kmで全部交換」と決めるより、左右差やガタ、ブーツ破れ、オイルにじみ、タイヤ摩耗と合わせて見ます。
ハンドルのセンターがずれた、片側へ流れる感じが増えた、タイヤの片減りが目立つ、段差で音が出るといった変化は点検のきっかけです。
リフトアップや大径タイヤなどカスタムされている車は、純正状態とは荷重や角度が違う場合があるため、取り付け内容も含めて確認します。
ブレーキも同時に確認
車体が重い150プラドでは、ブレーキの状態も軽視できません。
パッド残量だけでなく、ローターの状態、片効き、ブレーキフルード、ホース類、踏んだときの感触などを点検します。
「まだ止まれるから大丈夫」ではなく、普段と違う振動や音、ペダル感が出た時点で確認する方が安心です。
バッテリーは始動前兆を見る
バッテリーは突然上がったように感じやすい部品ですが、始動時の勢いが落ちるなど前兆が出ることもあります。
短距離走行が多い、長く駐車する、ドラレコ駐車監視やセキュリティを使うといった条件では、車の使い方も含めて考えます。
交換するときは、現在付いている型式だけで通販商品を決めず、車両仕様と適合を確認してください。
ワイパーや灯火も故障予防
ワイパー、ライト、ウインカーなどは大きな故障ではありませんが、安全に直結します。
ワイパーの拭き残し、ゴムの裂け、ライトの不点灯、レンズ内の異常などは日常で気づきやすい部分です。
洗車するときに一周確認すれば、わざわざ点検の時間を作らなくても続けられます。
過剰整備を避ける判断方法
長く乗りたいと思うほど、「故障する前に全部交換した方がいいのでは」と不安になることがあります。
でも、状態が良い部品まで一斉に交換すると費用が大きくなり、本当に必要な整備へ予算を回しにくくなります。
整備記録から交換歴を見る
最初に見るのは、点検記録簿、車検明細、修理明細、部品交換の領収書です。
同じ部品が最近交換されているのに、年式だけを理由にもう一度交換する必要はありません。
逆に、記録がなく現在の状態も悪いなら優先度は上がります。
私は、「年式が古いから交換」ではなく「履歴が分からないうえ、点検でも劣化が確認されたから交換」という流れの方が納得しやすいと思っています。
見積もりは理由まで聞く
整備見積もりをもらったら、金額だけでなく「なぜ今交換するのか」を確認します。
漏れているのか、亀裂があるのか、残量が少ないのか、測定値が基準から外れているのか、予防として提案しているだけなのか。
この違いが分かれば、今すぐ必要なものと次回点検まで様子を見られるものを分けやすくなります。
写真を撮ってもらえる場所なら、劣化箇所を実際に見せてもらうのも分かりやすいですよ。
故障診断は部品交換より先
警告灯や異音が出たときに、ネットで同じ症状を探すのは参考になります。
しかし、同じ警告灯でも原因候補が複数あることは珍しくありません。
故障コード、実測値、目視点検、試運転などを組み合わせて原因を絞り、そのあとで交換部品を決める方が遠回りを減らせます。
「この型はここが壊れるらしい」という投稿だけで高額部品を先に替えるのは避けたいところです。
予防整備の基本は、整備履歴を見る、現在の状態を測る、故障時の影響で優先順位を付ける、この3段階です。
車検と日常点検を使い分ける
車検に通ったから、次の車検まで何も見なくていいわけではありません。
150プラドを長く乗るなら、車検、定期点検、日常点検を別の役割として考えると分かりやすいです。
車検は健康診断の一部
車検では保安基準に適合しているかを確認しますが、今後数年間の故障をすべて予測するものではありません。
そのため、車検時に「まだ使える」と判断された部品でも、その後の使用状況によって状態は変わります。
走行距離が多い人、雪道や悪路を走る人、牽引や重い荷物を載せる人などは、使い方に合わせて点検頻度を考えたいですね。
日常点検は小さく続ける
日常点検と聞くと難しそうですが、毎回工具を出す必要はありません。
私は、給油、洗車、タイヤ交換、長距離ドライブ前など、何かのついでに見る形が続けやすいと思います。
タイヤの傷、空気圧、灯火、ワイパー、駐車場の液漏れ跡、エンジンルームの液量、始動時の音など、オーナーでも気づける変化はあります。
点検記録を残しておくと、過去に交換した部品と次に確認したい場所が分かりやすくなります。
その記録は次の整備時だけでなく、将来売却するときに「どのように維持してきた車か」を説明する材料にもなります。
長距離前は一周確認する
旅行や帰省で高速道路を長く走る前は、タイヤ、液量、灯火、ワイパーを一度見ておくと安心です。
特に家族を乗せて遠出するときは、普段気になっていた異音や警告を「帰ってから見よう」と後回しにしない方がいいでしょう。
故障してから予定を全部変えるより、出発前に確認した方が結果的に楽です。
故障時に慌てない準備
どれだけ点検していても、故障やバッテリー上がり、タイヤトラブルを完全にゼロにはできません。
だから予防整備と同じくらい、「起きたときどうするか」を決めておくことも大切です。
警告灯は写真を残す
警告灯が点いたら、安全な場所へ停車できる状況ならメーター表示を写真に残しておきます。
あとで消灯しても、どの警告が出たのかを伝えやすくなります。
同時に、速度、エンジン回転、外気温、給油直後かどうか、異音や振動があったかも覚えておくと診断の材料になります。
無理に走らない基準を持つ
水温異常、油圧に関わる警告、ブレーキの異常、激しい振動、燃料や油脂の明らかな漏れなど、走行継続で被害が大きくなる可能性がある症状では無理をしないことが大切です。
「家まであと少しだから」と走った結果、修理範囲が広がるのは避けたいところです。
取扱説明書で警告灯の意味を確認し、必要ならロードサービスを利用できるよう準備しておくと安心です。
整備先を決めておく
故障してから初めて工場を探すと、症状を説明するだけでも大変です。
普段の車検や点検を依頼する場所をある程度決め、過去の整備履歴を共有できる状態にしておくと話が早くなります。
ディーラー、認証工場、ランクル系の整備実績がある工場など、それぞれに特徴があります。
大切なのは看板ではなく、故障診断の内容と交換理由を説明してもらえることです。
長く乗るための整備計画
150プラドを長く乗りたいなら、故障した月だけ大きなお金を使うより、毎年少しずつ維持費として考えておく方が気持ちも楽です。
車検がない年にも、タイヤ、バッテリー、油脂、ブレーキなどの出費は起こります。
年間費用に整備費を含める
自動車税、燃料代、保険料だけを150プラドの維持費だと思うと、部品交換が発生した年に家計が一気に苦しくなります。
私は、タイヤや車検など毎年ではない支出も年割りで考えておく方が現実に近いと思っています。
150プラドの年間維持費全体は、150プラドの税金・燃料・保険・車検を含む維持費で詳しく試算しています。
そこへ自分の車の年式と走行距離に応じた予防整備分を加えておけば、急な交換が出ても対応しやすくなります。
交換予定を一覧にする
整備記録を見ながら、次の車検までに気になる項目をメモしておくと管理しやすいです。
たとえば「次回点検でタイヤ残量を再確認」「バッテリーは冬前に測定」「冷却水は履歴確認」「下回りのにじみは次回も写真比較」という程度で十分です。
交換予定を全部確定するのではなく、確認する時期を決める感覚ですね。
こうしておくと、点検のたびにゼロから説明を聞かず、前回から何が変わったかを比較できます。
総合ガイドも合わせて確認
150プラドは故障やメンテナンスだけでなく、中古購入、グレード、燃費、維持費、タイヤ、カスタム、盗難対策などもまとめて考えたい車です。
150系全体を一度に確認したい方は、150プラド完全ガイド|中古購入・維持費・カスタムを徹底解説も合わせて読んでみてください。
今乗っている人なら次の整備を考える入口に、中古で探している人なら購入後の維持までイメージする入口になるはずです。
150プラドの故障に関するよくある質問(FAQ)
最後に、150プラドの故障、異音、走行距離、オイル漏れ、予防整備でよく気になるポイントへ回答します。
Q1. 150プラドは本当に壊れやすいですか?
A. 車種名だけで壊れやすいとは言えません。150系は耐久性を重視した車ですが、初期型は年数が進んでいるため、冷却系、足回り、電装、油脂類などは現在の状態を見る必要があります。走行距離だけでなく、整備記録と使用環境まで確認するのが大切です。
Q2. 150プラドの異音はどこを点検しますか?
A. まず音が出る条件を確認します。始動直後、段差、一定速度、旋回、ブレーキ操作などで候補が変わります。足回りだけでなく、タイヤ、ブレーキ、補機類、車内の荷物が音源になる場合もあるため、録音や動画を残して再現条件と一緒に点検すると原因を追いやすくなります。
Q3. 10万kmを超えたら故障が増えますか?
A. 10万kmだけで故障の多さは決まりません。交換履歴、保管環境、走り方、年式によって状態は変わります。10万kmを節目として一度車全体を点検し、足回り、冷却系、油脂類、ブレーキ、電装などを現在の状態から確認する考え方が現実的です。
Q4. オイル漏れはすぐ修理が必要ですか?
A. 漏れの場所と量によって対応は変わります。表面のにじみ、滴下、駐車場へ垂れる状態では意味が違うため、まず油脂の種類と発生場所、液量変化を確認します。警告灯が点く、液量が大きく減る、走行中に異常が出る場合は無理に走らない方が安全です。
Q5. 予防整備は何から始めるべきですか?
A. 最初は整備記録の確認と現車点検です。過去に何を交換したか分からない状態で部品を一斉交換するのではなく、冷却水や油脂の漏れ、ブレーキ、タイヤ、足回り、バッテリー、警告灯などを確認し、故障した場合の影響が大きい場所から優先順位を付けると無駄を減らせます。
150プラドの故障と予防整備まとめ
150プラドは耐久性の高い車ですが、年式と走行距離が進めばメンテナンスは必要です。
特に初期型から長く乗っている車や中古で購入する車では、冷却系、足回り、電装、油脂類、ブレーキ、タイヤ、下回りなどを現在の状態で確認してください。
異音が出たら音だけで部品を決めず、いつ、どんな操作で出るのかを記録します。
オイル漏れを見つけたら、にじみなのか滴下なのか、どの油脂なのか、液量が減っているのかまで見ます。
走行距離も同じで、10万kmという数字だけを寿命の線にしないことです。
整備記録が残り、必要な部品が必要な時期に交換されている車なら、距離が伸びても状態を把握しながら付き合えます。
私が150プラドで一番大切だと思うのは、故障を怖がって先回りしすぎることでも、丈夫さを信じて放置することでもありません。
普段の小さな変化を見て、点検結果と整備履歴を基に、今必要なところへ順番に手を入れることです。
あなたの150プラドは、前回の点検から何が変わっていますか。
次の給油や洗車のときにタイヤと車体下を一周見るところから始めるだけでも、長く乗るための予防整備になりますよ。






