こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
私はランドクルーザープラド150のTX Lパッケージ マットブラックエディションに乗っています。
150プラドの車内で音楽をもっと気持ちよく聴きたいと思ったとき、まず候補になるのがスピーカー交換ですよね。
ただ、150プラドは「純正スピーカーを外して、同じ大きさの社外スピーカーを付ければ完成」というほど単純ではありません。
標準の6スピーカー車とメーカーオプションの14スピーカー車では構成が異なり、ダッシュボードのツイーター、フロントドア、センタースピーカー、純正アンプなどの関係まで変わります。
さらに「150プラド JBL」で商品を探している場合も、自分の車が国内仕様なのか、海外仕様なのか、どの純正オーディオが付いているのかを先に確認した方がいいです。
音質改善で大切なのは、高額なスピーカーへ一気に交換することではなく、今の音のどこが気になるのかを見つけ、スピーカー、取付方法、デッドニング、アンプを順番に考えること。
この記事では、150プラドのスピーカー構成から、ツイーターやダッシュボードスピーカー、センタースピーカー、交換方法、費用まで詳しく見ていきます。
記事のポイント
- 150プラドの純正スピーカー構成
- ツイーターやドアスピーカーの交換方法
- デッドニングやアンプで音を変える考え方
- スピーカー交換に必要な部品と費用
150プラドの純正音響を確認
150プラドのスピーカー交換で最初に確認したいのは、年式だけではなく現在付いている純正オーディオの仕様です。
スピーカー交換の効果を引き出すなら、ドア内部の制振・防音もセットで考えたいところです。制振材や吸音材をそろえるなら、専門通販のデッドニング・防音工房でドア用のキットを確認できます。
同じ150系でも販売期間が長いため、ナビやスピーカー構成は一種類ではありません。
中古車では前オーナーがナビやスピーカーを交換している場合もあるので、車名だけで部品を注文しないようにしたいですね。
標準6スピーカー車
150プラドの標準的な6スピーカー車では、ダッシュボード左右のツイーターと、前後ドアのスピーカーを組み合わせた構成があります。
パイオニアの後期型150プラド適合情報では、標準6スピーカー車のダッシュボード左右には2.5cmサイズの純正ツイーターが使われていると案内されています。
フロントドアには大型の純正スピーカーが取り付けられており、市販スピーカーへ変更するときは車種に合ったインナーバッフルなどが必要です。
ダッシュボードの純正ツイーターを外すときは配線にも注意が必要です。
パイオニアの適合情報では、標準6スピーカー車で純正ツイーターを外すと、フロントドアスピーカー側へ信号が流れなくなるため、対応する接続処理が必要とされています。
ドアだけ替える場合も注意
「とりあえずフロントドアだけ交換しよう」と考える方も多いと思います。
それ自体は音質改善の入り口として分かりやすいのですが、純正ツイーターとのつながりやクロスオーバーの関係を無視すると、期待していた音にならないことがあります。
セパレートタイプのスピーカーなら、ドア側のウーファーと高音を担当するツイーターを一組として考えるのが基本です。
商品を探すなら、150プラド対応セパレートスピーカーのように、車種適合が確認できるものから比較すると分かりやすいですよ。
14スピーカー車
150プラドには、メーカーオプションのナビと組み合わされた14スピーカー仕様もあります。
2021年6月のトヨタ公式カタログでは、ディスプレイオーディオ、T-Connectナビキットなどと組み合わせるプレミアムサウンドシステムとして、14スピーカーと10chアンプが記載されています。
つまり、標準6スピーカー車と同じ感覚でスピーカーだけ選ぶのは避けた方がいいということ。
純正アンプから各スピーカーへ送られている信号や担当する音域が異なるため、単純な交換では純正バランスを崩す場合があります。
出典:トヨタ自動車「ランドクルーザー プラド 2021年6月カタログ」
JBL表記は仕様を確認
「150プラド JBL」で検索すると、JBL対応をうたうスピーカーセットや海外仕様の情報も多く出てきます。
一方、国内向けの2021年公式カタログでは14スピーカー・10chアンプをプレミアムサウンドシステムと表記しており、JBLとは記載されていません。
海外仕様にはJBLを使った14スピーカー構成も存在するため、JBLという言葉だけで自分の150プラドへ適合すると判断しないことが大切です。
国内仕様、並行輸入車、年式、ナビ型番、スピーカー数を確認してから部品を探してください。
メーカーオプションの見分け方については、150プラドのメーカーオプションと中古購入時の見分け方でも詳しく解説しています。
音の不満から交換場所を決める
スピーカー交換を考えるときは、「純正だから悪い」と決めるより、何が物足りないのかを具体的にした方が費用を使いやすくなります。
ボーカルが遠く感じるのか、高音がこもるのか、低音がぼやけるのか、大きな音量にすると聞き疲れするのか。
同じ「音が良くない」でも、原因になっている場所は違います。
高音がこもる場合
ボーカルやシンバルの輪郭が分かりにくいなら、ダッシュボード側のツイーターを含めたフロント2ウェイを見直す方法があります。
高音は指向性の影響を受けやすいため、単に高価なツイーターへ替えるだけでなく、位置と向きも重要です。
純正位置へ収める方法なら車内の見た目を変えにくく、後付け感を出したくない人にも合います。
反対にAピラーなどへ露出させて角度を付ける方法は調整幅が増えますが、取付加工や見た目まで含めて考えたいところです。
低音がぼやける場合
低音に締まりがなく、ドアの内側で音が響いているように感じるなら、スピーカー交換と同時にドア側へ手を入れる価値があります。
ドアスピーカーは車の鉄板や内張りを利用して鳴るため、家庭用スピーカーの箱とは環境がまったく違います。
そこで役立つのがインナーバッフルとデッドニングです。
スピーカーを確実に固定し、ドアの振動や音の回り込みを減らすことで、同じスピーカーでも聞こえ方が変わります。
ボーカルが遠い場合
歌声が足元から聞こえるように感じるなら、フロントドアだけを大型スピーカーへ替えても希望どおりにならないことがあります。
ツイーターやダッシュボード側との音量差、ナビ側のイコライザー、タイムアライメントなども確認したいところです。
人の声は運転中に最も意識しやすい帯域なので、フロント全体を一つのシステムとして考えると失敗しにくくなります。
低音そのものが足りない場合
ドアスピーカーを交換しても、サブウーファーのような深い低音まで同じように増えるわけではありません。
ドラムやベースの輪郭を出したいのか、それとも体で感じる低音が欲しいのかで必要な部品は変わります。
前者ならフロントスピーカーとドア施工だけでも変化を感じやすく、後者ならサブウーファーを含めて考える方が目的に合います。
最初に「高音・声・中低音・深い低音」のどこが気になるのかを決めると、必要のない部品まで交換しにくくなります。
150プラドの交換場所
音の不満が見えてきたら、次はどのスピーカーへ手を入れるかを決めます。
私は、いきなり全部交換するよりも、運転席で最も影響を感じやすいフロント側から進める方が費用を使いやすいと思います。
フロントドアスピーカー
150プラドで最初の交換候補になりやすいのがフロントドアスピーカーです。
純正は車種専用の形状で固定されているため、市販の17cmクラスなどへ交換するときはインナーバッフルを使う方法が一般的です。
ここで重要なのは「穴に入るか」だけではありません。
スピーカーの奥行き、窓ガラスとの距離、内張りとの干渉、取付穴、配線方法まで確認する必要があります。
150プラド用インナーバッフルを一緒に確認しておくと、購入後に部品が足りない事態を減らせます。
バッフルも音に関係する
インナーバッフルは、市販スピーカーを純正位置へ取り付けるためだけの変換部品ではありません。
スピーカーをしっかり固定する土台でもあるため、材質や固定状態によって振動の伝わり方が変わります。
せっかくスピーカーを交換しても、土台が不安定では性能を使い切りにくくなります。
スピーカー本体だけで予算を使い切らず、取付部品もセットで考えたいですね。
ツイーター
150プラドのツイーターは、高音だけでなく音がどの高さから聞こえるかにも関係します。
標準6スピーカー車ではダッシュボード左右に純正ツイーターがあるため、セパレートスピーカーへ交換するときはこの場所を利用する方法があります。
ただし、先ほど触れたとおり純正配線との関係があるため、純正ツイーターだけを外して終わりにしないようにしてください。
トヨタ用スピーカー変換ハーネスなど、車両配線を大きく加工せず接続できる用品が使えるかも確認しておきましょう。
ダッシュボードスピーカー
検索では「150プラド ダッシュボードスピーカー」という言葉もよく使われますが、標準6スピーカー車と多スピーカー車では意味する部品が同じとは限りません。
標準6スピーカー車なら左右のツイーターが中心ですが、多スピーカー仕様ではダッシュ上の構成が増えます。
購入前にグリルの数だけを見るのではなく、ナビや純正システムまで含めて確認してください。
ダッシュ上は耳に近いため、小さなスピーカーでも交換後の変化を感じやすい場所です。
その反面、ここだけ音量が大きくなると高音が耳につきやすくなるので、音量バランスまで確認したいところ。
センタースピーカー
センタースピーカーは、ダッシュボード中央から主に前方の音像を支えるために使われるスピーカーです。
多スピーカー仕様ではセンタースピーカーが使われている車両がありますが、標準6スピーカー車へ「穴があるから」という理由だけで追加すれば同じシステムになるわけではありません。
センターへ新たに音を入れる場合は、左右チャンネルとの位相や音量、どの信号を送るかまで関係します。
センタースピーカーは、付ければ必ず音質が上がる部品ではありません。
純正多スピーカー車の交換なら既存システムとの組み合わせを確認し、標準車へ追加する場合はDSPを含めたシステム全体で考える方が自然です。
リアスピーカー
リア側を交換すると、後席で音楽を聞く家族の満足度を上げやすくなります。
ただ、運転席の音を良くしたいだけなら、リアより先にフロントへ予算を使う方法もあります。
リアの音量を上げ過ぎると音が後ろから聞こえるようになり、前方へステージを作りたい場合には逆効果になることもあるからです。
家族全員で音楽を楽しみたいのか、運転席を中心に仕上げたいのかで優先順位を変えてください。
スピーカー選びで見る項目
150プラド用と書かれている商品でも、価格だけで選ばない方がいいです。
車両側の純正システムと組み合わせたときにきちんと鳴らせるかが大切になります。
車種別適合を最優先する
最初に見るのはブランドでも価格でもなく、年式、型式、純正オーディオ仕様への適合です。
150系は2009年から長く販売されたため、前期、中期、後期という区分だけでも十分とは限りません。
メーカーオプションナビの有無やスピーカー数によって、同じ商品が使えない場合があります。
車検証の型式と初度登録年月、現在付いているナビ型番、スピーカー数を控えてから探すと間違いを減らせます。
能率とアンプの相性を見る
スピーカーには能率、インピーダンス、定格入力などの数値があります。
難しく見えますが、「大きい数字の商品ほど良い」という話ではありません。
純正アンプで鳴らす場合、必要な電力が大きいスピーカーを選ぶと、音量を上げても本来の良さを出し切れない場合があります。
逆に純正アンプとの組み合わせを前提に設計された車種別スピーカーなら、比較的導入しやすくなります。
特に多スピーカー仕様は純正アンプが音域を分けていることがあるので、抵抗値だけ合わせて終わりではありません。
コアキシャルか分離型か
市販スピーカーには、低音側と高音側が一体になったコアキシャルタイプと、ツイーターを別に設置するセパレートタイプがあります。
150プラドのフロントでは純正ツイーター位置を活用しやすいため、音の高さまで考えるならセパレートタイプが候補になります。
一方、取付を簡単にしたい場所やリア側では、コアキシャルタイプが使いやすいこともあります。
商品名だけで決めるのではなく、「どこへ付けるのか」「純正ツイーターを残すのか」「純正アンプで鳴らすのか」まで決めてから比較すると選びやすくなります。
高額モデルだけを見ない
スピーカーは価格帯が広く、上を見るときりがありません。
ですが、ドアの取付状態が良くないまま高額なユニットへ交換しても、費用ほどの変化を感じられない可能性があります。
それならスピーカー本体の価格を少し抑え、バッフルやデッドニングまで合わせた方が満足しやすいケースもあります。
カーオーディオは部品単体の競争ではなく、車内全体で音を作るものです。
デッドニングも一緒に考える
150プラドのスピーカー交換を調べると、かなりの確率で「デッドニング」という言葉が出てきます。
これはドアの鉄板などへ制振材や吸音材を施工し、余計な振動や音の回り込みを抑える方法です。
低音の輪郭を出しやすい
ドアスピーカーが動くと、音だけでなくドアの鉄板や内張りも振動します。
そこで必要な部分へ制振材を貼り、スピーカー背面へ吸音材を使うことで、ドアそのものから出る余計な響きを減らしていきます。
アルパインには150プラドのフロントドア向けにカットされた専用デッドニングキットも設定されています。
150プラド用デッドニングキットなら、汎用品を一から切り出すより作業を始めやすいでしょう。
全面を重くすれば良いわけではない
制振材は貼れば貼るほど良いとは限りません。
必要以上に使用すれば重量も増えますし、水抜き穴や可動部を塞ぐような施工は避ける必要があります。
サービスホール、配線、窓ガラスの動き、ドア内部へ入った水の流れまで確認しながら施工してください。
スピーカー交換と同時が効率的
デッドニングだけ後から行うと、もう一度ドアの内張りを外すことになります。
そのため、フロントスピーカーを交換すると決めているなら、同時施工を検討すると作業をまとめやすいです。
一方、「純正スピーカーの音がどこまで変わるか試したい」という場合は、先に簡易デッドニングだけ施工して比較する楽しみ方もあります。
一度に完成させなくても大丈夫です。
アンプとDSPは必要か
スピーカーを交換すると、次にアンプやDSPが気になってくるかもしれません。
カーオーディオは沼と言われますが、本当にここから深くなります。
ただし、すべての150プラドに外部アンプやDSPが必要なわけではありません。
純正アンプで十分な場合
音量は十分で、もう少しボーカルや中低音を聞きやすくしたい程度なら、まずフロントスピーカー、取付土台、デッドニングから始める方法があります。
純正アンプで鳴らしやすいスピーカーを選べば、大掛かりなシステムにしなくても変化を感じられる可能性があります。
まずそこまで施工し、それでも足りなければ次の段階へ進む方が予算を決めやすいですね。
DSPが向くケース
DSPは左右のスピーカーから耳までの距離差を補ったり、各スピーカーが担当する音域や音量を細かく調整したりする機器です。
車では運転席が車内中央にないため、家庭用オーディオのように左右スピーカーの真ん中へ座れません。
そこでDSPを使うと、運転席を基準に音の到着時間を合わせ、ボーカルがダッシュボード中央付近から聞こえるような調整を狙えます。
スピーカーを何度交換しても音の位置に違和感がある場合は、スピーカーそのものより調整側へ予算を使う方が合うこともあります。
14スピーカー車は慎重に
純正多スピーカー車ではアンプ側ですでに各スピーカーへ異なる信号を送っている場合があります。
その状態へ市販アンプやDSPを追加するなら、どこから信号を取り出すのかまで考える必要があります。
だから私は、14スピーカー車ほど「高いスピーカーを買って自分で差し替える」より、システム構成を先に把握することが大切だと思っています。
150プラドの内装カスタムとおすすめパーツでは、ナビや映像機器を含めた車内カスタム全体の考え方も紹介しています。
スピーカー交換の費用
150プラドのスピーカー交換費用は、「スピーカー本体はいくらか」だけでは決まりません。
バッフル、変換ハーネス、防音材、取付工賃などを含めて考える必要があります。
特に14スピーカー仕様は、何個交換するかによって作業量が大きく変わります。
部品代を分けて考える
| 項目 | 費用の考え方 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| フロントスピーカー | 製品のグレードで大きく変わる | 純正アンプとの相性と適合 |
| インナーバッフル | 樹脂・木材・金属などで差がある | 150プラドへの適合 |
| 変換ハーネス | 必要な車両のみ追加 | 純正配線を残せるか |
| デッドニング | 簡易施工からドア全面まで幅がある | 施工範囲と材料 |
| 取付工賃 | 交換箇所と加工量で変わる | 内張り脱着や加工の有無 |
| DSP・アンプ | 追加すると費用が大きくなる | 必要性と調整費用 |
例えば2026年時点のメーカー希望小売価格を見ると、150プラドにも適合例がある金属製インナーバッフルには1万円台後半の商品があり、車種専用デッドニング用品は数千円台からあります。
さらにセパレートスピーカー本体を加えると、フロントだけでも部品代は数万円になることがあります。
表示価格だけでなく、バッフルや配線部品を含めた総額を見ることが大切です。
予算を抑えて始める
いきなりアンプまで入れず、まず純正6スピーカー車のフロントだけを交換する方法なら比較的始めやすいです。
フロントセパレートスピーカー、必要なバッフル、配線部品を選び、予算に余裕があれば簡易的なデッドニングを加えます。
ここで一度音を聞き、リアやサブウーファーが本当に必要か判断する流れです。
全部買ってから考えるより、使った金額と変化の関係が分かりやすいですよ。
14スピーカーは別に考える
14スピーカー仕様でセンター、ダッシュ、前後ドア、リア側までまとめて交換すると、部品点数も内装を外す範囲も増えます。
さらに各ユニットへ送られる信号に合わせた部品選択が必要になるため、標準6スピーカー車のフロント交換とは費用の考え方が別物です。
そのため、14スピーカー車で全体を変更したい場合は、まず「フロントだけ」「センターまで」「リアを含める」というように施工範囲を決めて見積もりを見るのが分かりやすいでしょう。
スピーカー交換費用は製品、年式、純正システム、加工の有無、施工店によって大きく変わります。
金額を比較するときは、スピーカー本体だけではなく、バッフル、ハーネス、デッドニング材、取付工賃まで含まれているか確認してください。
DIY交換で確認すること
150プラドのスピーカー交換はDIY事例も多く、工具を使い慣れている方なら挑戦したくなる作業だと思います。
ただ、スピーカーをネジで固定するだけではなく、内張り脱着や配線処理が伴います。
最初に部品をそろえる
作業を始めてから変換カプラーやバッフルが足りないと、内張りを戻して買い直すことになります。
スピーカー、バッフル、配線部品、吸音材、制振材、内張り剥がし、工具などを先に確認しておきましょう。
純正スピーカーを再利用する可能性があるなら、取り外した部品も捨てずに保管しておくと安心です。
内張りの傷を防ぐ
150プラドのドア内張りにはスイッチや配線カプラーがあります。
力任せに引っ張るとクリップを破損したり、パネルへ傷を付けたりする可能性があります。
外したネジやクリップの位置が分からなくならないよう、作業中に写真を残しておく方法も便利です。
窓ガラスとの干渉も見る
市販スピーカーは純正よりマグネット部分が大きい製品があります。
取り付けられたように見えても、窓を下げたときにガラスや機構へ干渉してはいけません。
内張りを完全に戻す前に、窓の上下、ドアロック、スイッチ、スピーカーの音出しを確認しておくとやり直しを減らせます。
極性を間違えない
左右スピーカーのプラスとマイナスを逆につなぐと、音自体は出ても左右の位相が合わなくなります。
特に低音が薄く感じたり、音像が落ち着かなかったりする原因になります。
純正配線を切断して接続するより、適合する変換ハーネスが使えるなら利用した方が純正状態へ戻しやすいでしょう。
交換で失敗しやすいポイント
150プラドのスピーカー交換で後悔を減らすには、商品選びより前に失敗しやすいパターンを知っておくと役立ちます。
スピーカー数だけで判断する
6スピーカーより14スピーカーの方が数は多いですが、「14個あるから全部高音質」「6個だから音が悪い」と単純には決まりません。
取付位置、アンプ、信号処理、車内の反射まで含めて音になります。
標準車でもフロント側を丁寧に仕上げれば、自分の好みに近づけられる可能性があります。
高い製品なら解決すると思う
高価格帯のスピーカーには魅力がありますが、純正アンプで十分に鳴らせない製品を選べば期待した変化が出ないこともあります。
また、取付土台やドア側がそのままなら、価格差ほど変化を感じられない場合もあります。
「スピーカー5万円」だけを見るのではなく、「取付まで5万円をどう配分するか」という考え方も大切です。
イコライザーを変え過ぎる
交換後すぐに低音と高音を大きく上げると、スピーカー本来の変化が分かりにくくなります。
まずナビ側のイコライザーや音場設定を一度フラットに近づけ、新しいスピーカーの音を聞いてから調整してみてください。
そこから少しずつ自分の好みに近づける方が違いをつかみやすいですよ。
最初から全部交換する
一度にフロント、リア、センター、アンプ、サブウーファーまで変えると、どの変更が自分に合っていたのか分かりにくくなります。
予算にも余裕が必要です。
まずフロント、次にデッドニング、その次にアンプやサブウーファーというように進めれば、自分がどこまで求めているのか見えてきます。
150プラドの音質改善は、一度に完成させる必要はありません。
不満のある場所から一つずつ変える方が、費用に対する変化を判断しやすくなります。
150プラドのスピーカーFAQ
Q1. 150プラドはスピーカー交換だけでも音が変わりますか?
A. 変化を感じられる可能性はあります。
ただしスピーカー本体だけでなく、純正アンプとの相性、インナーバッフル、ツイーターとの組み合わせ、ドアの状態も音に関係します。
特にフロントは、ドアスピーカーとツイーターを一組として考えると選びやすいです。
Q2. 150プラドのツイーターだけ交換できますか?
A. 商品と車両仕様が合えば交換できますが、純正配線を確認してから作業してください。
標準6スピーカー車では、ダッシュボードの純正ツイーターを外すことでフロントドア側の信号へ影響する仕様が確認されています。
対応する接続部品やセパレートスピーカーの取付方法まで確認することが大切です。
Q3. センタースピーカーを追加すれば音質は上がりますか?
A. センタースピーカーを追加するだけで必ず良くなるわけではありません。
左右スピーカーとの音量や位相、入力する信号が合っていないと、ボーカルの位置が不自然になる場合があります。
純正でセンターがない車両へ追加するなら、DSPなどを含めて音響全体を考えた方が自然です。
Q4. 150プラドのJBLスピーカーへ交換できますか?
A. JBL製品を使うこと自体は可能ですが、「JBL用」「150プラド用」という言葉だけで適合を判断しないでください。
国内仕様には14スピーカーのプレミアムサウンドシステムがあり、海外仕様にはJBLを使った構成もあります。
国内仕様か並行輸入車か、年式、純正ナビ、アンプ、スピーカー数まで確認して商品を選びましょう。
Q5. スピーカー交換とデッドニングは同時にした方がいいですか?
A. フロントドアのスピーカーを交換する予定なら、同時施工は効率の良い方法です。
一度の内張り脱着でスピーカー交換と制振・吸音作業を進められます。
ただし予算を抑えたい場合は、まずスピーカー交換だけ行い、音を確認してからデッドニングを追加する方法でも構いません。
150プラドの音質改善まとめ
150プラドのスピーカー交換では、最初に自分の車が標準6スピーカーなのか、メーカーオプションの多スピーカー仕様なのかを確認してください。
標準6スピーカー車なら、フロントドアとダッシュボード左右のツイーターを中心に考えると、音質改善の方向を決めやすくなります。
一方、14スピーカー仕様では純正アンプやセンタースピーカーなども関係するため、6スピーカー車と同じ方法で交換できるとは限りません。
特に「150プラド JBL」で探している方は、国内仕様と海外仕様の情報を混同しないことが大切です。
音質を変えたいなら、まず自分が高音、ボーカル、中低音、深い低音のどこに不満を感じているのか確認してみてください。
高音やボーカルならフロントのセパレートスピーカー、低音の輪郭ならドアスピーカーとデッドニング、さらに細かく音場を作りたいならDSPというように、必要な部品が見えてきます。
高額なスピーカーへ交換することより、自分の150プラドに合ったスピーカーをきちんと取り付けることの方が大切です。
バッフル、ハーネス、デッドニングも含めて考え、まずフロントから試してみる。
それで物足りなくなったら、リア、サブウーファー、アンプ、DSPへ進めばいいと思います。
150プラドは外観のカスタムが目立つ車ですが、スピーカーは運転するたびに使う車内カスタムです。
あなたが次に音楽を流したとき、「もう少しここが聞こえたら気持ちいいな」と感じる場所を意識してみてください。
そこが、150プラドのスピーカー交換を始める場所かもしれません。




