こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
私はランドクルーザープラド150のTX Lパッケージ マットブラックエディションに乗っています。
150プラドのナビを新しくしたいと思って調べ始めると、「9インチなら付くのか」「純正ナビを外せるのか」「ビッグXにできるのか」「ディスプレイオーディオへ交換できるのか」と、一気に話がややこしくなります。
その理由は、150系が長く販売されたうえ、オーディオレス、販売店装着ナビ、メーカーオプションナビ、9インチのディスプレイオーディオなど、車両によって出発点がかなり違うからです。
しかも、純正スピーカーやアンプ、マルチテレインモニター、バックカメラ、ステアリングスイッチまでつながっている車では、画面だけ入れ替える感覚では済みません。
150プラドのナビ交換では、画面サイズより先に「今の車に何が付いているか」を確認することが大切です。
この記事では、純正を残す場合、9インチ社外ナビへ交換する場合、ビッグXやディスプレイオーディオを選ぶ場合を、年式と純正機能の違いまで含めて見ていきます。
記事のポイント
- 150プラドの純正ナビと9インチ仕様の違い
- 社外ナビやビッグXへ交換する前の確認点
- ビートソニックが必要になる車両条件
- 純正カメラやステアリングスイッチを残す考え方
150プラドのナビ交換は可能
150プラドは社外ナビやディスプレイオーディオへ変更できる車両がありますが、すべての150系を同じ方法で交換できるわけではありません。
まずは自分の車がどの純正システムなのかを見分けるところから始めましょう。
最初に純正仕様を確認する
150プラドのナビ交換で最初に確認したいのは、年式、現在のナビ、スピーカー数、カメラ、ステアリングスイッチの5点です。
中古車では、前オーナーが社外ナビへ交換していることもあり、トヨタ純正でもメーカーオプションと販売店装着オプションが混在するため、画面表示だけでの判別は不十分です。
ナビ本体の型番、車両の初度登録時期、センターパネル形状、カメラ数、スピーカー構成まで合わせて確認すると、かなり判断しやすくなります。
純正装備そのものの見分け方は、150プラドのメーカーオプションと中古購入時の見分け方でも詳しくまとめています。
メーカー装着と販売店装着は別物
メーカーオプションは新車の生産時に組み込まれる装備で、販売店装着ナビは車両完成後に取り付けられる用品です。
この違いはナビ交換ではかなり重要で、メーカーオプション側に専用アンプや複数カメラが組み込まれていると、純正機能を残すための変換が増えます。
一方、オーディオレス車や一般的な販売店装着ナビからの交換なら、車種専用パネルや配線キットを使って社外ナビへ変更しやすいケースがあります。
「150プラドに付くナビ」ではなく、「自分の年式・純正システムに付くナビ」を探すのが基本です。
9インチでも仕様が違う
150プラドで「9インチナビ」と検索すると、純正9インチ、社外9インチ、アルパインのビッグXなどが一緒に出てきます。
ただ、同じ9インチという数字でも、中身は別物です。
後期の途中まではメーカーオプションのT-Connect SDナビゲーションシステムに8型ディスプレイが使われた時期があり、2020年8月以降は9型ワイドのディスプレイオーディオを含む仕様が設定されています。
さらに販売店装着ナビや社外ナビでも9インチがあります。
つまり、「今9インチだから次も9インチならそのまま付く」という考え方はできません。
センターパネルも確認する
社外9インチナビをきれいに収めるには、本体寸法だけでなく専用パネル、取付金具、配線の取り回しまで関係します。
150プラド後期向けには9型用の車種専用取付キットが用意されている製品もありますが、メーカーオプションナビ車や純正ディスプレイオーディオ車まで無条件に同じ構成で交換できるわけではありません。
ナビの商品ページに「150プラド対応」と書かれていても、その下にある年式や純正装備の条件まで読んでください。
年式でナビの種類が変わる
150系プラドは2009年から長く販売されたため、「後期型」だけでもナビ関連の仕様が途中で変わっています。
ここでは、社外ナビへの交換を考える人が特に迷いやすい後期型を中心に見ていきます。
2017年以降の純正ナビ
2017年のマイナーチェンジ後には、メーカーオプションとしてT-Connect SDナビゲーションシステムが設定された時期があります。
トヨタの2018年6月時点の公式装備表では、メーカーオプション側は高精細8型ワイドVGAディスプレイ、14スピーカー、10chアンプという構成が確認できます。
この時期のメーカーオプションナビから社外ナビへ交換したい場合は、純正アンプをどう扱うかが大きなポイントになります。
14スピーカー車は別に考える
14スピーカーのプラド・スーパーライブサウンドシステム車は、一般的な6スピーカーのオーディオレス車と配線の考え方が違います。
ナビだけ買って純正カプラーへつなげば終わり、とは考えない方がいいでしょう。
専用アダプターを使って純正アンプやスピーカーを活かすのか、音響側まで変更するのかで必要部品が変わります。
2020年8月以降の9型
2020年8月以降の後期型では、メーカーオプション側に9型ワイドのディスプレイオーディオを含むシステムが設定されました。
2021年6月のトヨタ主要装備一覧では、ディスプレイオーディオ+T-Connectナビキット、プラド・スーパーライブサウンドシステム、14スピーカー、10chアンプ、マルチテレインモニターなどを組み合わせた構成が確認できます。
スマートフォン連携ではApple CarPlayとAndroid Autoにも対応していました。
純正のナビやディスプレイオーディオで動画やアプリを使いたい場合は、OTTOCASTの公式ストアで、対応する機種や接続条件を確認しておくと安心です。
出典:トヨタ自動車「2021年6月 ランドクルーザー プラド主要装備一覧表」
純正9型を外す難しさ
この純正9型ディスプレイオーディオ車は、スマホ連携、純正スピーカー、カメラ、ETC2.0など複数の機能と関係しています。
だから、社外ディスプレイオーディオへ変える場合も「純正9型を外して別の9型を入れる」だけではありません。
残したい機能が多いほど、対応する変換部品があるかを一つずつ確認する必要があります。
2020年8月以降の純正ディスプレイオーディオ車を、2017年以降のメーカーオプションナビ車と同じ交換方法で考えないでください。
同じ後期150プラドでも、純正システムが違えば必要部品も変わります。
純正機能を残せるか確認する
150プラドのナビ交換で本当に重要なのは、新しいナビの機能より、今ある純正機能をどこまで引き継げるかです。
ここを確認せず本体だけ先に買うと、あとから変換部品が増えたり、使えない機能が出たりします。
スピーカーとアンプを見る
まず見たいのがスピーカー数と純正アンプの有無です。
6スピーカー系と14スピーカーのスーパーライブサウンドでは、社外ナビ側から音を出すまでの構成が違います。
特にメーカーオプションの14スピーカー車は、純正アンプを含むシステムとして考えた方が分かりやすいです。
JBL表記と混同しない
検索では「150プラド JBL ナビ交換」という言葉も見かけますが、後期150プラドのトヨタ公式装備名はプラド・スーパーライブサウンドシステムです。
ビートソニックの適合表でも、同じSLX-150のページでハリアーはJBLプレミアムサウンド、150プラドは14スピーカーのスーパーライブサウンドとして分けて記載されています。
「JBL対応」とだけ書かれた商品を見て150プラドにも使えると判断せず、型式と年式まで合わせて確認してください。
カメラ機能を確認する
150プラドではバックカメラだけの車もあれば、前方と左右、後方のカメラを使うマルチテレインモニター付き車もあります。
ナビ交換後も純正カメラをそのまま使いたいなら、新しいナビ側の入力だけでなく、純正映像信号を変換できるかがポイントです。
特に複数カメラを純正画面で切り替えていた車は、単純なバックカメラ変換とは分けて考えましょう。
フェンダーミラーも手がかり
後期型では、マルチテレインモニター装着時に左右ドアミラーへカメラが付く仕様があり、補助確認用のフェンダーミラーが装着されない組み合わせもあります。
そのため中古車では、フェンダーミラーの有無が装備を推測する手がかりになることがあります。
ただし、年式や仕様変更、部品交換もあるので、フェンダーミラーだけでカメラ仕様を断定しないでください。
ステアリングスイッチを見る
ナビ交換後もハンドルの音量調整や曲送りを使いたい人は多いと思います。
150プラドでは純正ナビやオーディオとステアリングスイッチが連携する車両があるため、社外ナビ側が対応しているか、変換ハーネスが必要かを確認します。
ステアリングリモコン変換ハーネスは、ナビ本体とは別に必要になることがある部品です。
ETCや後席モニターも確認
純正ETCやETC2.0、後席モニター、USB端子、外部入力なども、現在ナビと連携している可能性があります。
新しいナビへ交換したあとも同じように使えるとは限りません。
9インチ社外ナビを選ぶ
純正機能との適合条件を確認できたら、次はどんなナビへ交換するかを考えます。
150プラドでは9インチが見やすさと収まりのバランスを取りやすく、車種専用キットが設定されている商品もあります。
9インチは見やすさが魅力
150プラドのインパネは車格に合わせて大きいため、9インチ画面は比較的なじみやすいサイズです。
地図の交差点表示やバックカメラ映像を見やすくしたい人には、大画面化のメリットを感じやすいでしょう。
一方で、画面の大きさだけで使いやすさが決まるわけではありません。
物理ボタンの配置、画面の角度、昼間の映り込み、起動速度、スマホとの接続方法など、毎日触る部分も比べたいところです。
本体とキットをセットで見る
購入時は150プラド用9インチカーナビだけでなく、専用パネルや取付キットまで一緒に確認してください。
ナビ本体が安く見えても、パネル、配線、アンテナ変換、カメラ変換、ステアリングスイッチ対応などが追加されれば総額は変わります。
ビッグXは専用感がある
150プラドの社外ナビでよく候補に上がるのが、アルパインのビッグXです。
150系後期向けには9型ビッグX用の車種専用取付キットが設定されており、純正インパネへ自然に収めたい人には比較しやすい選択肢です。
Apple CarPlayやAndroid Autoなどスマホ連携を重視するなら、ナビ本体の世代ごとの対応機能も確認しておきましょう。
適合年式だけで決めない
ここで気を付けたいのが、「後期150プラド用キットがある=すべての後期車へそのまま付く」ではないことです。
メーカーオプションの14スピーカー車、純正9型ディスプレイオーディオ車、マルチテレインモニター付き車などは、ナビ取付部以外の確認が増えます。
ビッグXを選ぶときも、今の純正ナビを外したあとに何が残せるのかまで確認してください。
ディスプレイオーディオも候補
スマホの地図アプリや音楽アプリを中心に使うなら、社外ディスプレイオーディオも候補になります。
ただし、純正9型ディスプレイオーディオ車から交換する話と、オーディオレス車へ社外ディスプレイオーディオを新しく付ける話は分けて考えてください。
スマホ中心なら相性が良い
普段からGoogleマップなどを使い、音楽もスマホから再生するなら、車載ナビ機能を重視しない選び方もできます。
Apple CarPlayやAndroid Autoへ対応した機種なら、車内で使うアプリを画面へ表示しやすくなります。
150プラド対応ディスプレイオーディオを探す場合も、画面サイズだけでなく車両側の取付条件を確認しましょう。
通信環境も考える
スマホ連携を中心にすると便利ですが、通信状況やスマホのバッテリー、ケーブル接続の有無など、使い方も変わります。
山間部や長距離移動が多く、通信環境に左右されず車載地図を使いたい人なら、カーナビ本体に地図を持つタイプの方が合う場合もあります。
キャンプや遠出が多い150プラドだからこそ、普段どこを走るかまで考えたいですね。
純正DA車は慎重に考える
2020年8月以降の純正9型ディスプレイオーディオ車は、14スピーカーやマルチテレインモニターなどと組み合わされる仕様があります。
そのため、「古い純正DAを新しい社外DAへ変えたい」という場合でも、交換後に純正カメラや音響がどうなるかを先に確認する必要があります。
交換ありきにしない
例えば目的が「スマホ画面を使いやすくしたい」「動画入力を追加したい」だけなら、ナビ本体の交換が唯一の方法とは限りません。
純正カメラやアンプを失うリスクまで負って画面を交換するより、今のシステムへ追加できる機能を探した方が手数を減らせることもあります。
ナビ交換の目的を「地図を新しくしたい」「画面を大きくしたい」「CarPlayを使いたい」「音質を変えたい」のように一つずつ分けると、必要な交換範囲が見えやすくなります。
ビートソニックの適合を見る
メーカーオプションナビから社外ナビへ交換したい人がよく調べるのが、ビートソニックのナビ取替えキットです。
150プラドでは実際に適合製品がありますが、対象年式と純正システムを外すと使えません。
SLX-150の対象車を確認
ビートソニック公式の適合表では、150プラドのGDJ150W・GDJ151W・TRJ150Wで、H29年8月からR2年8月までのメーカーオプションナビ付き、14スピーカーのスーパーライブサウンド車にSLX-150が掲載されています。
一方、メーカーオプションナビなしの6スピーカー車には別の適合製品が掲載されています。
つまり、同じ後期150プラドでも、14スピーカーか6スピーカーかで入口から違います。
SLX-150は生産終了品
SLX-150の製品ページでは生産終了と案内されています。
中古品や流通在庫を探す場合は、欠品や付属品の不足、保証条件まで確認した方がいいでしょう。
150プラド用ナビ交換キットを購入する場合も、型番だけで飛びつかず、車両条件とセットで見てください。
カメラの注意書きを読む
SLX-150の公式ページには、純正システムについての注意事項もあります。
パノラミックビューモニターシステム付車では、そのシステムが使用できなくなる旨が記載されています。
150プラドではマルチテレインモニターなど複数カメラを使う仕様があるため、カメラを残したい人は「音が出るか」だけで適合判断を終わらせないでください。
純正パネル類も必要になる
SLX-150の取付案内では、パネルと金具は付属せず、純正オーディオレス用のパネルや金具が別途必要とされています。
さらに新しく付けるデッキにはスピーカー出力端子が必要です。
こうした条件を見ると、メーカーオプションナビ車の交換は「変換アダプター1個を買えば終わり」ではないことが分かります。
2020年8月以降は別に見る
ビートソニックのナビ交換キット適合表でSLX-150の対象になっているのは、H29年8月からR2年8月までです。
一方、同社の車種別適合ページでは、R2年8月以降の9インチディスプレイオーディオ車について映像入力アダプターなど別用途の製品が掲載されています。
少なくとも、R2年8月以降の純正9型ディスプレイオーディオへ、SLX-150をそのまま流用する前提では考えない方がいいです。
境目の車は現物確認する
年式の境目付近では、登録年月だけ見ても仕様を取り違える可能性があります。
ナビ型番、車両型式、スピーカー数、画面形状、カメラの有無を現車で確認し、その情報をもとに適合表へ当てはめるのが確実です。
ビートソニックというメーカー名だけで適合を決めないでください。
同じ150プラドでも年式と純正システムで適合製品が分かれ、純正カメラなど使えなくなる機能が出る場合があります。
純正と社外ナビを比較する
ここまでの違いを踏まえると、純正を残すか社外へ交換するかは、単純に新しい方が良いとは言えません。
自分が何を優先するかで選び方が変わります。
| 選択肢 | 向いている使い方 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 純正ナビを継続 | 純正カメラや音響を優先 | 地図やスマホ連携が今の使い方に足りるか |
| 9インチ社外ナビ | 大画面と車載ナビを両立 | 専用パネル、配線、カメラ変換 |
| ビッグX | 150プラド専用感を重視 | 年式と純正システムの適合条件 |
| 社外ディスプレイオーディオ | スマホ連携を中心に使用 | 通信環境、純正機能の引き継ぎ |
純正を残すメリット
純正を残す一番のメリットは、今使えている機能を崩さずに済むことです。
メーカーオプションのカメラやスーパーライブサウンドを日常的に使っているなら、そこを失ってまで画面を新しくする価値があるかは考えたいところです。
地図更新やスマホ連携への不満が小さいなら、無理に交換しない選択も十分ありです。
純正は見た目も自然
純正ナビや純正ディスプレイオーディオは、センターパネルとの収まりが自然で、ボタンの位置も含めて車内へなじんでいます。
社外品へ交換すると機能は新しくなっても、画面の飛び出し方やパネルの質感が好みに合わないことがあります。
社外へ替えるメリット
社外ナビの魅力は、新しい地図、画面解像度、スマホ連携、HDMIなど、自分が欲しい機能を選びやすいことです。
古いナビを使っていて操作速度や地図更新に不満があるなら、交換後の変化を感じやすいでしょう。
音質調整機能が増える機種もあるため、スピーカー交換まで考えている人はシステム全体を作り直す楽しさもあります。
失う機能との交換になる
ただし、メーカーオプションナビ車では、社外へ替えることで純正機能の一部が使えなくなる場合があります。
新しく増える機能だけでなく、失う機能も同じ表に書き出して比較すると判断しやすいですよ。
交換費用は総額で比べる
150プラドのナビ交換では、本体価格だけを比較すると判断を誤りやすいです。
特に純正機能を引き継ぐ車は、変換部品と作業内容が増えるので、見積もりの内訳を確認しましょう。
本体以外の部品が増える
社外ナビへ交換するときは、車両によって取付キット、パネル、配線ハーネス、アンテナ変換、カメラ変換、ステアリングスイッチ変換などが必要になります。
さらにHDMIやUSBを使いやすい場所へ出したいなら、その配線や専用端子も追加されます。
純正ETCや後席モニターを連携させたい場合は、そこも別確認です。
見積もりは機能ごとに見る
見積もりでは「ナビ取付一式」という合計だけでなく、何を残すためにどの部品を使うのかを見ておくと安心です。
例えばバックカメラは残るのか、ステアリングスイッチはどこまで動くのか、純正USBは使えるのかを項目ごとに確認します。
同じナビ本体でも、車両仕様によって総額が変わるのはこのためです。
工賃も作業内容で変わる
ナビ交換は、センターパネルを外して本体を入れ替えるだけの作業とは限りません。
専用アンプや変換ユニットを使う車、カメラ配線を変換する車、マイクやGPSアンテナを新しく設置する車では作業範囲が広がります。
そのため、工賃だけを横並びにするより、見積もりに含まれる作業内容をそろえて比較した方が分かりやすいでしょう。
安さだけで決めない
150プラドの内装はパネル面積が大きく、脱着時の傷やツメ破損も避けたいところです。
また、交換後に音が出ない、カメラが映らない、ステアリングスイッチが反応しないとなれば、やり直しの手間が増えます。
DIY交換は難易度を見極める
DIYでナビ交換をすれば工賃を抑えられる可能性がありますが、150プラドでは純正システムによって難易度の差が大きいです。
自分の車がシンプルな構成なのか、専用アンプや複数カメラを含む構成なのかを先に見ましょう。
オーディオレス車は比較的単純
オーディオレス車や一般的な社外ナビからの交換なら、適合する取付キットと配線が分かれば作業を進めやすいケースがあります。
それでも、電源、車速、バック信号、アンテナ、ステアリングスイッチなど複数の接続があるため、配線図と取付説明書の確認は必要です。
無理に引っ張ってパネルのツメを折ったり、配線を傷付けたりしないように進めます。
バッテリー管理も必要
電装品を外す作業では、ショートや誤作動を避けるための電源管理が欠かせません。
取り外し前の設定や、交換後に必要な初期設定もナビによって異なります。
「カプラーを差し替えるだけ」という動画だけで判断せず、自分の車両と同じ純正仕様かまで確認してください。
メーカーオプション車は複雑
14スピーカーのスーパーライブサウンドや複数カメラが付いたメーカーオプション車では、配線の役割が増えます。
変換ユニットを使って音を出せても、フェダーなど一部の音響機能に制限が出る製品もあります。
さらに純正カメラの扱いまで絡むと、完成後に「思っていた仕様と違う」状態になりやすいです。
取り付け前に完成形を決める
DIYでも店舗依頼でも、最初に完成形を決めておくと話が早いです。
「9インチビッグXを付ける」「純正バックカメラを残す」「ステアリングスイッチを使う」「純正ETCは連携不要」のように、残す機能と諦める機能を決めます。
この条件が決まれば、必要部品を洗い出しやすくなります。
ナビ選びの順番を決める
150プラドのナビ交換で迷ったら、製品一覧から選ぶのではなく、車両確認から順番に進めると失敗しにくいです。
私は次の流れで考えるのが分かりやすいと思っています。
現在の装備を書き出す
まず、初度登録年月、車両型式、現在のナビ型番、スピーカー数、カメラ、ステアリングスイッチ、ETC、後席モニターを確認します。
中古で買った車なら、純正だと思っていた部品が社外品だったということもあります。
ナビ周辺だけ見ない
マルチテレインモニターならドアミラー側のカメラ、ステアリングスイッチならハンドル側、ETCなら車載器の型番というように、センター画面以外も確認します。
ナビ交換は車内の複数機能が集まる場所を触る作業なので、周辺まで見て初めて全体が分かります。
欲しい機能を順位付けする
次に、新しいナビで何をしたいのかを決めます。
地図を新しくしたいのか、9インチに大きくしたいのか、Apple CarPlayを使いたいのか、HDMIを追加したいのか、音質を変えたいのか。
全部欲しいと予算も配線も膨らむので、毎日使う機能から順位を付けるのがおすすめです。
家族の使い方も聞く
私のように家族で150プラドへ乗るなら、運転席だけでなく助手席や後席の使い方も考えます。
子どもが後席で映像を見るなら映像出力、妻が助手席からスマホをつなぐなら接続方法、駐車時にカメラをよく使うなら純正カメラ維持、と優先順位が変わります。
総額と機能を並べて決める
候補が絞れたら、本体、取付キット、変換ハーネス、カメラ対応、工賃まで含めた総額を比べます。
同時に、交換後に使える機能と使えなくなる機能も横へ書きます。
この2つを並べると、「安いけれどカメラを失う案」と「少し部品が増えるけれど必要機能を残せる案」の違いが見えやすくなります。
内装全体との相性も見る
ナビは150プラドの内装カスタムの中でも存在感が大きいパーツです。
画面だけを新しくするのではなく、スマホホルダー、USB配線、後席モニター、スピーカーなど車内全体をどう使うかまで考えるとまとまりやすくなります。
内装用品全体の選び方は、150プラドの内装カスタムとおすすめパーツでまとめています。
ナビ交換をきっかけに車内を全部変える必要はなく、今感じている不便から順番に手を入れるくらいがちょうどいいと思います。
150プラドのナビ交換FAQ
最後に、150プラドの純正ナビや9インチナビ、ビートソニックについて質問されやすい点をまとめます。
Q1. 150プラドの純正ナビは社外ナビへ交換できる?
A. 交換できる車両はありますが、純正ナビの種類によって方法が変わります。
オーディオレス車や販売店装着ナビ車は比較的選択肢を作りやすい一方、メーカーオプションの14スピーカー車や純正9型ディスプレイオーディオ車では、アンプやカメラなど純正機能の確認が必要です。
Q2. 150プラドに9インチナビは付けられる?
A. 9インチを取り付けられる150プラドはあり、後期用の車種専用取付キットが設定された製品もあります。
ただし、年式、現在のナビ、純正アンプ、カメラなどで必要部品が変わるため、「150系対応」「9インチ」という表示だけで適合を決めないでください。
Q3. ビートソニックのSLX-150なら全部交換できる?
A. いいえ、SLX-150には対象条件があります。
公式適合ではH29年8月からR2年8月までの150プラドで、メーカーオプションナビ付き・14スピーカーのスーパーライブサウンド車が対象として掲載されており、製品自体は生産終了です。
Q4. 純正カメラやステアリングスイッチは残せる?
A. 残せるかどうかは車両仕様と交換するナビ、変換部品の組み合わせによります。
バックカメラだけなのか複数カメラなのか、ステアリングスイッチがどの機能を持つのかまで確認し、交換前に「何を残したいか」を決めておくと判断しやすいです。
Q5. 純正ナビと社外ナビはどちらが使いやすい?
A. 純正機能をそのまま使いたいなら純正、地図やスマホ連携など新しい機能を重視するなら社外が候補になります。
150プラドでは交換によって失う機能が出る場合があるため、画面の新しさだけでなく、カメラ、音響、ステアリングスイッチ、ETCまで含めて比べることが大切です。
ナビ交換は純正仕様から決める
150プラドのナビ交換は、社外ナビ、9インチ、ビッグX、ディスプレイオーディオと選択肢が多く、うまく選べば車内の使い勝手を大きく変えられます。
ただし、150系は販売期間が長いため、同じ後期型でもメーカーオプションナビと2020年8月以降の9型ディスプレイオーディオでは話が変わります。
特に14スピーカーのスーパーライブサウンド、マルチテレインモニター、ステアリングスイッチなどが付いている車は、純正機能をどこまで残すかが重要です。
- 年式と現在のナビ型番を確認する
- 6スピーカーか14スピーカーか確認する
- バックカメラと複数カメラを分けて考える
- ステアリングスイッチやETCの引き継ぎを確認する
- ナビ本体だけでなく取付部品と工賃を含めて比べる
私なら、最初に「今使えている機能」と「新しいナビで欲しい機能」を紙に並べます。
それから適合する9インチナビやビッグX、ディスプレイオーディオを絞り、最後に総額を比較します。
この順番なら、大画面にしたのにカメラが使えない、ナビは安かったのに変換部品が次々必要になった、というズレを減らせます。
150プラドは内装のセンターパネルが大きく、ナビを替えると運転席の雰囲気もかなり変わります。
だからこそ、画面サイズだけで急いで決めず、あなたの150プラドに合う構成を一つずつ確認して選んでみてください。





