こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
私はランドクルーザープラド150のTX Lパッケージ マットブラックエディションに乗っています。
150プラドは大きな荷室があるので、「2列目を倒せば、そのまま気持ちよく寝られるのでは」と思いやすい車です。
ただ、実際に車中泊を考えると、5人乗りと7人乗りではシート構造が違い、荷室の床形状や段差の出方も同じではありません。
さらに、カタログにある室内長は、そのまま寝床として使える長さを示した数字ではないんですよ。
だから私は、いきなり高価なベッドキットを買うより、まず自分の車を実測して、マットと目隠しなど最低限の用品で一泊してみる流れをおすすめします。
そこでこの記事では、150プラドの室内寸法、5人乗りと7人乗りの違い、フラット化の考え方、車中泊で必要になる用品、安全面までオーナー目線でまとめます。
記事のポイント
- 150プラドで車中泊できる広さと注意点
- 5人乗りと7人乗りの床形状と使い方
- 段差を減らして寝床を作る方法
- 車中泊に必要な用品と安全対策
150プラドは車中泊できる
150プラドは、後席を倒して寝床を作れば車中泊に使える車です。
ボディが大きく、荷室の横幅にも余裕があるため、大人が横になる空間を作りやすいのが魅力。
一方で、「シートを倒すだけでホテルのベッドのような完全フラットになる」と考えると、少し期待と違うかもしれません。
寝る空間は作りやすい
150プラドは普段の買い物や家族移動に使いながら、休日には荷物を積んでキャンプへ出掛けられる懐の深さがあります。
2列目を倒せば荷室を前方へ広げられるので、1人から2人の車中泊なら寝床を作りやすいでしょう。
ただし、必要な長さは身長、寝姿勢、前席の位置、枕の置き方で変わります。
「150プラドなら身長何cmまで必ず足を伸ばせる」と一つの数字で決めず、自分が寝る向きで実測することが一番確実です。
特に2人で寝る場合は、長さだけではなく肩まわりの幅、荷物を逃がす場所、夜中に外へ出る動線まで見てください。
完全フラットには工夫が必要
150プラドで車中泊するときに気になりやすいのが、シートを倒したあとの傾斜や継ぎ目、床の高さの違いです。
わずかな段差でも、腰や肩がちょうど当たる位置に来ると、数時間寝たときの疲れ方が変わります。
昼間に数分横になっただけでは気にならなくても、一晩になると話は別。
そのため、車中泊マットやクッション材で段差を吸収するか、頻繁に泊まるならベッドキットで寝床面を作る方法が現実的です。
床より寝姿勢で判断する
大事なのは、見た目が真っ平らかどうかより、実際に横になったときに体が無理なく伸びるかです。
少し傾斜があっても気にならない人もいれば、数cmの段差でも眠りにくい人がいます。
私は車中泊用品を選ぶなら、商品写真の豪華さより「自分の体に当たる段差を消せるか」を優先したいですね。
150プラドは車中泊できる車ですが、シートを倒しただけで誰にとっても快適な完全フラットになるわけではありません。
最初は自宅で寝姿勢を試し、必要な厚みや長さを把握してから用品を足すと無駄が減ります。
150プラドの室内寸法
車中泊を考えるときは、まずメーカー公表の室内寸法を基準として押さえておきましょう。
ただし、ここで出てくる「室内長」は荷室だけの長さではなく、車室全体を測った諸元です。
寝床寸法とは別物なので、カタログ値と実測値を使い分けることが大切になります。
7人乗りの室内寸法
2021年6月時点のトヨタ主要諸元では、150プラド7人乗りの室内長は2,520mm、室内幅は1,565mm、室内高は1,240mmです。
全長は4,825mm、全幅は1,885mmなので、外から見ても車内へ入っても大柄なSUVらしい空間があります。
7人乗りでは3列目シートがあるため、室内長の表記も3列シートを前提とした値です。
したがって、2,520mmをそのまま「2.52mのマットが敷ける」と読み替えることはできません。
5人乗りの室内寸法
同じ主要諸元では、5人乗りの室内長は1,825mm、室内幅は1,565mm、室内高は1,240mmとされています。
ここで「7人乗りより5人乗りの室内が695mm短いなら、車中泊には不利なのでは」と思うかもしれません。
でも、これはボディそのものが約70cm短いという意味ではありません。
5人乗りには3列目がなく、シート構成が違うため、室内長の測定条件も変わっています。
むしろ車中泊では、3列目を持たない5人乗りの荷室床や、2列目を格納したときの使い方に魅力を感じる人もいるでしょう。
荷室寸法は自分の車を測る
150プラドの車中泊で本当に知りたいのは、バックドア側から前席後方まで何mm使えるのか、左右でどれくらいマットを敷けるのか、床から天井までどれくらい余裕があるのかだと思います。
この実用寸法は、5人乗りか7人乗りかだけでなく、2列目の位置、前席のスライド量、シートの倒し方、置いている荷物でも変わります。
だからこそ、メジャー一本で自分の車を測るのが早いんです。
すでに150プラドへ乗っているなら、カタログの数字を探し続けるより10分測った方が、自分用の答えに近づきます。
測る場所は4か所
私なら、バックドアから寝床の先端までの長さ、左右の最小幅、段差の高さ、寝床面から天井までの高さを測ります。
ホイールハウスや内張りが張り出している部分は、広いところではなく一番狭いところを基準にしてください。
さらに、前席を普段の運転位置に戻せるかも大切です。
車中泊のたびに運転席を大きく動かすなら、翌朝に発進する前にシート位置を戻す手間も出てきます。
150プラド全体の外寸、室内寸法、中古購入、維持費までまとめて確認したい方は、150プラド完全ガイド|中古購入・維持費・カスタムを徹底解説もあわせて読んでみてください。
5人乗りと7人乗りの違い
150プラドで車中泊仕様を作るなら、5人乗りと7人乗りを同じ荷室として考えない方がいいです。
見た目は同じ150系でも、2列目と3列目の構造が異なるため、寝床を作る手順も変わります。
5人乗りは2列目を格納
トヨタの主要装備表では、5人乗りのセカンドシートに6対4分割のダブルフォールディング機構が設定されています。
3列目がないので、荷室を日常的に広く使いたい人には分かりやすい構成です。
キャンプ用品を多く積む人や、車中泊と普段の積載を両立したい人なら、5人乗りのシンプルさは大きなメリットになるでしょう。
一方、2列目を倒した状態で床面の高さや傾斜がどうなるかは、実車で確認したいところです。
7人乗りは3列目を床下へ
7人乗りでは3列目が5対5分割のフロア格納式シートになっていて、2列目にはスライドやウォークイン機構があります。
3列目を使わないときに床下へ格納できるのは便利ですが、車中泊では格納後の床面と2列目背面のつながり方を見ておく必要があります。
また、普段は7人乗る機会がある人にとって、3列目を残せること自体が大きな価値です。
車中泊だけなら5人乗りが分かりやすくても、家族や友人を乗せる日常では7人乗りの方が合う人もいます。
車中泊だけで定員を決めない
中古の150プラドをこれから買う人なら、「車中泊しやすい方」を理由に5人乗りか7人乗りを決めたくなるかもしれません。
ただ、車中泊は年間数回でも、乗車定員は普段の生活で毎週関わる可能性があります。
私なら、まず普段何人で乗るかを決め、そのうえで寝床の作り方を合わせます。
5人乗りと7人乗りの設定や、ほかのランドクルーザーとの定員差は、ランクル各車と150プラドの乗車定員比較でも詳しくまとめています。
中古車は実車で格納する
中古車を見に行くなら、販売状態のまま荷室を眺めるだけでなく、可能なら実際に2列目や3列目を格納してみてください。
マットを敷く面がどこにできるのか、前後の段差はどこにあるのか、シート操作に力が必要かまで分かります。
車中泊仕様は「買ってから作ればいい」部分が多いので、最初から完成形の装備を探すより、ベースになる床形状を確認する方が大切です。
段差を減らして寝床を作る
150プラドで快眠を狙うなら、長さの確保と同じくらい段差対策が重要です。
厚いマットを敷けば全部解決するとは限らず、沈み込み方や収納時の大きさまで考える必要があります。
まず段差の位置を見る
最初に、どこが高くてどこが低いのかを確認します。
シートの背面、荷室床との継ぎ目、前席後方の空間など、寝る向きによって体へ当たる場所が変わるからです。
段差の高さだけでなく、どのくらいの幅で続いているかも測っておくと、埋める材料を選びやすくなります。
小さなタオルを何枚も重ねる方法でも試せますが、毎回形が変わると寝床が安定しません。
一度うまくいった高さが分かったら、同じ厚みを再現できるクッション材へ置き換えると楽ですよ。
最初はマットで試す
初めての車中泊なら、私は150プラド用車中泊マットのように、収納できて厚みを確保しやすい用品から試します。
専用品でなくても使えますが、荷室の幅や長さに合わないと、端が持ち上がったりドアへ干渉したりします。
また、分厚いマットほど快適とは限りません。
使わないときに家のどこへ置くか、車内に積みっぱなしにするなら荷物をどれだけ圧迫するかまで考えてください。
初回は家にある寝具を使って寝心地を確認する方法もアリです。
一泊して「腰の下だけもう少し厚みが欲しい」「横幅は足りる」と分かってから専用品を買えば、必要以上に大きな装備を増やしにくくなります。
ベッドキットは後から考える
150プラド用のベッドキットは、寝床面を一定の高さに作りやすく、その下を収納に使える製品もあります。
頻繁に車中泊するならかなり便利ですが、最初の一泊から必須ではありません。
ベッドの高さが上がれば、当然ながら寝たときの頭上空間は減ります。
さらに、普段の荷室の使い方や後席を起こす頻度によっては、毎回の脱着が面倒に感じる可能性もあります。
一度寝てみて、「床の段差を毎回直すのが面倒」と感じてからベッドキットへ進むくらいでちょうどいいと思います。
隙間を荷物で埋めすぎない
寝床を延長するために収納ボックスやバッグを並べる方法もありますが、柔らかい荷物だけで面を作ると夜中に沈んだり崩れたりします。
特に頭や上半身を支える場所は、安定した面になるよう意識してください。
硬い箱を使う場合も、急ブレーキ時に動かないよう走行中は固定し、寝るときだけ配置を変える方が安全です。
車中泊に必要な用品
150プラドの車中泊用品は、最初から全部そろえる必要はありません。
寝る、隠す、換気する、照らすという基本を先に整え、実際に不便を感じたものから増やす方が失敗しにくいです。
車中泊マット
最優先で考えたいのは寝床のマットです。
役割はクッション性だけではなく、シートの継ぎ目や小さな段差を体へ伝えにくくすること。
選ぶときは、展開時の長さと幅、厚み、収納サイズ、空気を入れる手間、表面の滑りにくさを見ます。
2人で使うなら一枚の大型マットが楽な場合もありますが、左右別々のマットなら硬さを分けたり、1人だけ使ったりしやすいですよ。
サンシェードと目隠し
車中泊では、外から車内が見えないことが落ち着いて休むうえで大切です。
フロント、前席横、後席横、荷室側までガラス面が多いので、どこを隠すか先に確認しましょう。
新聞紙やタオルで一時的に隠すこともできますが、毎回使うなら150プラド専用サンシェードのように窓形状へ合う物の方が設置しやすくなります。
窓の形にぴったり合わせたいなら、車種別に作られた高断熱ブラインドシェード
も選択肢です。断熱と目隠しを兼ねられるので、車中泊や駐車中の暑さ対策にも使えます。
ただし、吸盤タイプは気温やガラスの汚れで外れやすい場合があるため、購入後に自宅で一晩付けたまま試しておくと安心です。
寝袋と季節の寝具
車内だからといって、外気温の影響を無視できるわけではありません。
春や秋でも夜は冷えることがありますし、標高が高いキャンプ場では日中との温度差が大きくなる場合があります。
寝袋は季節と利用場所に合うものを選び、薄手の毛布などで微調整できるようにすると使いやすいでしょう。
アウトドア用の寝袋やランタンなどをまとめて探したい場合は、以下のオンラインストアも候補になります。
換気用品
人が車内で長時間過ごすと、呼気や湿気で窓が曇りやすくなります。
そこで、虫の侵入を抑えながら窓を少し開けられる車用ウインドーネットや、低い風量で空気を動かせる小型ファンが便利です。
150プラドにはドアバイザーを装着している車もありますが、バイザーがあるから無条件に雨が入らないわけではありません。
風向きや雨量を見ながら、開け幅を小さく調整してください。
照明と電源
車内灯だけで夜を過ごすと、必要以上に明るかったり、バッテリーへの負担が気になったりします。
そのため、充電式のLEDランタンを一つ用意しておくと、寝る前の荷物探しや着替えが楽です。
スマホの充電も翌朝の連絡や地図確認に必要なので、モバイルバッテリーなどエンジンをかけずに使える電源を準備しておくと安心でしょう。
大容量のポータブル電源は便利ですが、最初から必須ではありません。
使いたい家電の消費電力と使用時間が見えてから選んだ方が、重すぎる製品を持て余しにくいです。
荷物は寝る前に移動する
車中泊で意外と大変なのが、寝床を作るための荷物移動です。
寝具、着替え、クーラーボックス、キャンプ道具を全部荷室へ積んだまま現地へ行くと、到着してから寝床を作るために大移動が始まります。
夜に外へ出したくない物は前席足元や収納ボックスへ移し、濡れても困りにくい物だけ外へ逃がすなど、出発前から役割を決めておくと楽ですよ。
安全に車中泊するポイント
寝床ができても、安全に休めなければ車中泊の意味がありません。
特にエンジン、換気、気温、火気は、「少しくらい大丈夫」と考えずに扱いたい部分です。
就寝中はエンジンを止める
トヨタの取扱説明書では、排気ガスに無色・無臭の一酸化炭素が含まれること、換気の悪い場所でエンジンを作動させたままにしないことが警告されています。
さらに、降雪時や雪が積もった場所では、周囲の雪で排気ガスが滞留して車内へ侵入するおそれがあるため、エンジンを作動したままにしないよう案内されています。
私は車中泊で暖房や冷房を使うために一晩中アイドリングする前提にはしません。
気温に合う寝具、服装、換気用品を準備し、エンジンを止めても休める条件を作ることが先です。
一酸化炭素は目で見たり臭いだけで確実に気づいたりできるものではありません。
特に雪の中や囲まれた場所では、エンジンをかけたまま眠らないようにしてください。
換気と結露を考える
安全面とは別に、快適性でも換気は大切です。
大人2人が眠ると、朝には窓へ水滴が付くことがあります。
濡れたタオルや雨具まで車内へ持ち込めば、湿気はさらに増えます。
窓を少し開ける、小型ファンで空気を動かす、濡れ物を寝床から離すといった対策を組み合わせましょう。
翌朝は結露を拭けるクロスを用意しておくと、すぐ走り出したいときにも助かります。
泊まってよい場所を選ぶ
車を停められる場所と、車中泊してよい場所は同じとは限りません。
キャンプ場、RVパークなど宿泊を想定した場所ならルールが明確ですが、一般の駐車場では長時間滞在や車外での調理を禁止している場合があります。
現地の案内、営業時間、利用規約を確認し、周囲の迷惑にならない場所を選んでください。
ドアの開閉音や話し声は、夜になると想像以上に響きます。
夏と冬は無理をしない
夏の車内は、夜でも条件によってかなり暑くなります。
反対に冬は、標高や天候次第で想像以上に冷えます。
「車だからテントより安全」とは限らず、断熱されていない大きなガラス面から外気の影響も受けます。
天気予報と最低気温を確認し、暑さや寒さが厳しい日は車中泊そのものを見送る判断も必要です。
火を車内で使わない
カセットコンロ、バーナー、炭火などを車内で使うのは避けてください。
火災だけでなく、燃焼による一酸化炭素や酸欠の危険もあります。
調理は許可された場所で車外に出て行い、就寝前には火気を完全に片付ける。
便利さより、翌朝まで安全に休めることを優先しましょう。
150プラドとキャンプの相性
150プラドは、車中泊だけでなくキャンプ道具を運ぶ車としても使いやすいです。
ただし「荷物をたくさん積める」と「荷物を積んだまま寝られる」は別なので、キャンプと車中泊を同時にするほど積載計画が重要になります。
寝床と荷物が競合する
キャンプ用品は、テント、チェア、テーブル、寝具、クーラーボックスなど、かさばる物が多いです。
現地で全部外へ出せる晴天ならいいのですが、雨の日は荷物を車内へ戻したくなります。
すると、本来寝床にしたかった場所が荷物で埋まることもあります。
私は車中泊を前提に積むなら、「夜も車内へ残す物」と「現地で外へ出せる物」を出発前から分けておくのがおすすめです。
収納用品を使って寝床と荷物を両立させる方法は、150プラドの荷室収納|棚・ボックス・容量を実測で徹底比較も参考にしてください。
荷物が多いならルーフも使う
家族キャンプで荷室が足りない場合は、ルーフラックやルーフボックスへ一部の荷物を逃がす方法があります。
ただし、屋根に載せれば何でも解決するわけではありません。
車両側とキャリア側の積載条件、荷物の固定、全高の変化、風切り音、立体駐車場まで確認する必要があります。
屋根積みを検討している方は、150プラドのルーフラック選びと積載時の注意点も参考にしてください。
雨の日は車内動線が大事
雨のキャンプでは、濡れた靴や上着をどこへ置くかで車内の快適さが変わります。
寝床へ泥や水分を持ち込むと、マットや寝袋まで濡れてしまいます。
ラゲッジマットや防水バッグを使い、濡れ物の置き場所を一か所に決めると片付けやすいですよ。
荷室の汚れ対策まで考えたい場合は、150プラドのフロア・荷室マット選びもあわせて確認してみてください。
家族ならテント併用も便利
家族4人で出掛ける場合、全員が毎回150プラドの車内で寝ることだけが正解ではありません。
大人は車、子どもはテント、あるいは全員テントで寝て雨天時だけ車へ避難するなど、使い方はいろいろあります。
車中泊仕様を作ること自体が目的になると、荷物と人を無理に詰め込みがちです。
その日の人数と天候に合わせて、150プラドを「寝室」にするか「大きな荷物置き場」にするか変えるくらいが使いやすいと思います。
初めての一泊は小さく試す
ここまで読むと、ベッドキット、電源、冷蔵庫、目隠し、収納棚まで一気にそろえたくなるかもしれません。
でも、最初の一泊に必要なのは「完成した車中泊仕様」ではなく、安全に眠れる最低限の環境です。
最初に家で寝転ぶ
まずは自宅の駐車場でシートを倒し、普段使っている枕や毛布を持ち込んで寝転んでみてください。
足を伸ばせるか、頭上が窮屈ではないか、横向きになれるか、2人なら肩がぶつからないか。
ここで違和感があるなら、現地へ行っても急に快適にはなりません。
逆に、家の寝具だけで意外と寝られるなら、追加用品は少なくて済みます。
次に実測して記録する
寝る位置が決まったら、必要なマット長、最小幅、段差の高さを測ります。
スマホへ数字をメモしておけば、店舗や通販で商品を見るときに「これ、入るかな」と毎回悩まずに済みます。
特に専用品ではないマットや収納箱を使う場合、この実測値がかなり役立ちます。
近場で一泊してみる
最初から長距離旅行で車中泊するより、自宅から戻りやすいキャンプ場などで一泊試すのがおすすめです。
足りない物があっても大きな問題になりにくく、「寝袋は十分だった」「朝の結露対策が必要だった」「荷物の置き場所がなかった」と、自分に必要な装備が具体的に見えてきます。
車中泊は人によって快適の基準が違うので、口コミより自分の一泊の方が役立つことも多いですよ。
不満が出てから装備を足す
一泊して腰が痛かったならマットを見直す。
外からの視線が気になったならサンシェードを改善する。
荷物移動が大変だったなら収納棚やボックスを考える。
毎回の段差調整が面倒ならベッドキットへ進む。
この順番なら、車中泊用品が「買ったけれど使わない物」になりにくいです。
完成形を急がなくていい
150プラドの車中泊仕様は、一度作ったら終わりではありません。
子どもの成長、キャンプ道具の増減、泊まる季節、人数が変われば、使いやすい形も変わります。
取り外せるマットや収納から始めれば、普段使いへ戻すのも簡単です。
あなたの150プラドを「毎日使える車」のまま、必要な日だけ寝られる形へ変えるくらいが、長く使いやすいと思います。
150プラド車中泊のよくある質問(FAQ)
Q1. 150プラドは大人2人で車中泊できますか?
A. 大人2人で寝床を作ることは可能ですが、快適に寝られるかは体格、5人乗り・7人乗りの違い、マット幅、荷物量で変わります。
長さだけでなく肩まわりの幅と、夜に荷物をどこへ移すかまで確認してください。
Q2. 車中泊は5人乗りと7人乗りどちら向き?
A. 車中泊だけを見るなら3列目がない5人乗りは荷室を使いやすいですが、7人乗りでも3列目を床下へ格納して寝床を作れます。
年間の車中泊回数だけでなく、普段3列目を使う頻度も含めて選ぶのがおすすめです。
Q3. 室内長2,520mmなら2mでも寝られる?
A. 室内長2,520mmは7人乗りの車室全体を示す諸元で、そのまま寝床として使える長さではありません。
前席位置、シート背面、荷室形状で実際の有効長は変わるため、自分の寝姿勢でバックドア側から実測してください。
Q4. ベッドキットは最初から必要ですか?
A. 最初から必須ではありません。
まずマットなどで一泊し、段差調整が毎回面倒、収納を寝床の下へ作りたいと感じてからベッドキットを検討すると、自分の使い方に合うか判断しやすいです。
Q5. 車中泊中のアイドリングは大丈夫?
A. 就寝中の連続アイドリングを前提にしないでください。
トヨタも排気ガス中の一酸化炭素について警告しており、特に換気の悪い場所や降雪時は危険が高まります。
気温に合う寝具と換気方法を用意し、エンジンを止めて休める環境を作ることが基本です。
150プラド車中泊のまとめ
150プラドは、荷室と後席を使えば車中泊を楽しめるSUVです。
ただし、5人乗りと7人乗りではシート構造が違い、寝床へしたときの床形状や段差も同じではありません。
メーカー公表の代表的な室内寸法は、7人乗りが室内長2,520mm、5人乗りが1,825mm、室内幅1,565mm、室内高1,240mmですが、この数字はベッドとして使える長さを示したものではない点を覚えておいてください。
車中泊で失敗しにくい順番はシンプルです。
- 自分の150プラドで寝る位置を決める
- 長さ・幅・段差・高さを実測する
- マット・目隠し・換気用品から始める
- 近場で一泊して不満点を確認する
- 必要になってからベッドや収納を追加する
いきなり高価な装備をそろえるより、一泊して「何が足りなかったか」を知る方が、自分に合う150プラドの車中泊仕様を作れます。
そして、寝床の快適さと同じくらい、エンジンを止めること、換気すること、泊まってよい場所を選ぶことも大切です。
普段は家族で使える150プラドを、週末だけ小さな寝室へ変える。
そのくらい気軽に始めると、キャンプや長距離旅行の楽しみ方がかなり広がりますよ。





