こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
ランドクルーザーFJの外観を見て「このサイズ感のランクル、かなりいいな」と感じた方でも、購入を考え始めると気になるのが内装ではないでしょうか。
車両価格が450万円を超えるだけに、ランクルFJのインテリアが価格に見合ったものなのか、ナビやメーターは十分なのか、収納は使いやすいのかまで確認しておきたいところです。
私も普段はランドクルーザープラド150に乗っていますが、ランクルの場合は内装を高級SUVと同じ物差しだけで見ると、少し評価がズレるかなと思っています。
豪華な装飾を見せることより、運転中に操作しやすく、アウトドアでも気兼ねなく使えて、長く付き合いやすいことを大切にしているからです。
ランドクルーザーFJもまさにその方向で、高級ホテルのような豪華さではなく、毎日使いやすい道具感を残したインテリアになっています。
ただ、だからといって装備が簡素なわけではありません。
12.3インチディスプレイオーディオ、合成皮革シート、快適温熱シート、ステアリングヒーター、運転席パワーシートなど、日常で欲しくなる装備はしっかり用意されています。
記事のポイント
- ランドクルーザーFJの内装の質感と特徴
- ナビとメーターのサイズや標準装備
- 収納やUSB端子などの日常での使い勝手
- 内装を重視したときにFJが向く人
ランドクルーザーFJの内装
ランドクルーザーFJの内装を見るときに最初に知っておきたいのは、そもそも「豪華さを最優先した車ではない」ということです。
高級感だけで評価するのではなく、操作性や視界、汚れを気にせず使えることまで含めて見ると、FJが目指しているものが分かりやすくなります。
FJの内装は安っぽい?
「ランクルFJの内装は安っぽいのでは?」という点については、どんな車と比べるかによって印象がかなり変わると思います。
レクサスのような高級SUVを基準にすると、豪華な加飾や大型の全面液晶メーターなどを期待して物足りなく感じる人はいるでしょう。
一方、ランドクルーザーFJの車内には、合成皮革のシートだけでなく、インストルメントパネルにも合成皮革が使われています。
さらに、本革巻き3本スポークステアリング、本革巻きシフトノブ、フロントドアの合成皮革アームレストなども標準装備です。
センター部分はブラック、サイドのエアコン吹き出し口にはピアノブラック塗装が使われており、単純に樹脂だけで構成した商用車的な車内ではありません。
ランクルFJの内装は「安く見せないために豪華に飾った内装」ではなく、「必要なところには質感を持たせながら、実用車らしさも残した内装」と考えると分かりやすいです。
私は、この方向はランドクルーザーFJのキャラクターに合っていると思います。
泥の付いた靴で乗ったり、キャンプ用品を積んだり、日常の買い物にも普通に使ったりする車なのに、車内の傷を一つ付けるたびに落ち込むようでは少し疲れてしまいますからね。
高級SUVとは方向が違う
ランドクルーザーFJを選ぶうえで、この違いはかなり大切です。
車内に乗り込んだ瞬間の華やかさや、素材そのものの高級感を最優先するのであれば、ランドクルーザー250や300、さらにレクサスGXなども比較した方が満足しやすいでしょう。
FJが向いているのは、見た目の豪華さ以上に、運転しやすさ、使いやすさ、汚れを気にしすぎないこと、カスタムできる余白を楽しみたい人です。
トヨタ自身もFJについて、車両姿勢を把握しやすい水平基調のインストルメントパネルや、視点移動を減らすようにまとめられたモニターとスイッチ類を特徴として挙げています。
(出典:トヨタ自動車「ランドクルーザー、新型車“FJ”シリーズを発売」)
つまり、デザインを眺めるための室内というより、運転席に座ったときに自然に車を扱えることを優先したコックピットなんですね。
ランドクルーザーFJの価格やサイズ、燃費、エンジンなども含めて全体像を知りたい方は、ランドクルーザーFJの価格・サイズ・燃費をまとめた記事もあわせて確認してみてください。
FJのダッシュボード
ランクルFJのダッシュボードは、最近のSUVに多いディスプレイ中心の未来的なデザインというより、四輪駆動車らしい水平基調のデザインです。
ここにもランドクルーザーらしい考え方がよく表れています。
水平基調で車両感覚をつかむ
ダッシュボードで目につくのが、左右方向へ水平に伸びるインストルメントパネルです。
これは単なるデザインではなく、車体がどちらへ傾いているのか、車が道路に対してどのような向きになっているのかを運転席から把握しやすくする狙いがあります。
また、カウルとインストルメントパネル上面を低くすることで、前方を見渡しやすいように設計されています。
オフロードでは車のすぐ前にある路面を確認したい場面がありますし、街中では交差点や狭い駐車場で前方感覚をつかみやすくなります。
これはカタログ写真だけでは地味に見える部分ですが、毎日運転する車ではこういう設計の方がありがたいんですよ。
ランクルFJは全長4,575mm、全幅1,855mmあるため、一般的なコンパクトSUVほど小さくありません。
そのため、前方視界や車両感覚をつかみやすくする内装設計は、街中でも意味があります。
操作スイッチが残されている
最近は空調などの操作まで大きな画面へ集約する車が増えていますが、ランドクルーザーでは走行中に迷いにくい操作性も大切です。
FJもモニターだけですべてを操作する方向ではなく、センター部分にスイッチ類を配置しています。
悪路を走って車体が揺れているときに、小さな画面上のボタンを狙ってタッチするのは意外と大変です。
手を伸ばして感覚的に操作できるスイッチが残っていることは、見た目以上に実用的でしょう。
シフトノブについても自然に手を動かせる位置と形状が意識されています。
「操作する場所が分かりやすい」というのもFJのインテリアにおける大きな価値です。
プラド150から見た印象
私が乗っているプラド150も、基本的にはスイッチを実際に押して操作する部分が多く残っています。
乗り慣れてくると、運転中に画面をじっと見なくてもエアコンや各種機能を操作できるので、この便利さはかなり実感しています。

私が乗っているプラド150の運転席まわり
もちろんFJとプラド150では世代もデザインも違います。
ただ、何でも画面の中へ入れるのではなく、四輪駆動車として必要な操作を分かりやすく配置する考え方には共通するものを感じます。
FJのナビとディスプレイ
新型ランクルFJの内装で、昔ながらの四輪駆動車という印象を大きく変えているのがナビまわりです。
ここはかなり現代的で、日常利用でも不足を感じにくい内容になっています。
ナビ画面は12.3インチ
ランドクルーザーFJには、12.3インチHDディスプレイを備えたディスプレイオーディオが標準装備されています。
コネクティッドナビに対応しており、6スピーカーも標準です。
12.3インチなら地図を表示したときにも見やすく、パノラミックビューモニターの映像を確認するときにも画面の大きさを活かせます。
特に全幅1,855mmのFJでは、駐車場や狭い場所で車両周囲をカメラで確認できるのはありがたい装備です。
パノラミックビューモニターも標準装備なので、「ナビ画面は大きいけれどカメラは別オプション」という構成ではありません。
| 項目 | ランドクルーザーFJ |
|---|---|
| ディスプレイ | 12.3インチHDディスプレイ |
| ナビ | コネクティッドナビ対応 |
| スピーカー | 6スピーカー |
| スマートフォン連携 | Apple CarPlay・Android Auto対応 |
| Bluetooth | 対応 |
| 周囲確認 | パノラミックビューモニター標準 |
スマートフォン連携にも対応
ランクルFJのディスプレイオーディオはApple CarPlayとAndroid Autoに対応しています。
普段スマートフォンで使っている地図や音楽サービスを車内でも利用しやすいので、ナビだけを特別なものとして覚え直す必要がありません。
Bluetoothによるハンズフリー通話やオーディオ再生にも対応しています。
また、T-Connectによるマイカーサーチ、ヘルプネット、eケアなどにも対応しています。
コネクティッドナビやT-Connectの一部サービスには無料期間が設定され、その後は有料となるものがあるため、長く乗る場合はサービス内容も確認しておきましょう。
テレビやHDMIは確認が必要
一方で、すべての映像関連機能が最初から標準装備というわけではありません。
地上デジタルテレビを利用する場合は、販売店装着オプションのテレビアンテナが必要です。
HDMI入力端子やETC2.0ユニットについても販売店装着オプションとして設定されています。
また、CD・DVDデッキは搭載されていません。
今はスマートフォン中心の人ならほとんど困らないと思いますが、DVDを車内で再生したい人は購入前に知っておきたいところです。
「12.3インチの大画面だから何でも標準」と思わない方がいいです。
テレビ、HDMI、ETCなど、自分が必要とする機能が標準なのか販売店装着オプションなのかを見積もり時に確認しておきましょう。
(出典:トヨタ自動車「ランドクルーザー“FJ”主要諸元表・主要装備一覧表」)
FJのメーター
ナビ画面が12.3インチと大きい一方、ランクルFJのメーターは全面大型ディスプレイではありません。
ここは「豪華さ」と「実用性」の評価が分かれやすいところでしょう。
メーターは7インチTFT
ランドクルーザーFJには、7.0インチTFTカラーメーターとマルチインフォメーションディスプレイが標準装備されています。
最近の上級SUVでは12インチ級の全面液晶メーターも珍しくないため、「450万円を超えるならもっと大きな液晶が欲しかった」と感じる人はいるかもしれません。
これは確かに好みが分かれるところです。
ただ、メーターに求められる一番の役割は、速度や警告、車両情報を一瞬で確認できることです。
FJは大画面化そのものを競うのではなく、必要な情報を確認しやすい構成を選んでいます。
このあたりを「物足りない」と感じるか、「これで十分」と感じるかで、FJの内装に対する評価は結構変わりそうです。
豪華さより視認性を重視
ランドクルーザーは悪路だけを走る車ではありませんが、運転中に情報をすばやく確認できることは大切です。
特に雪道や未舗装路では、車の動きや周囲の状況へ意識を向けたいので、メーターを見る時間はできるだけ短くしたいもの。
この点では、画面サイズそのものより、情報が見つけやすいことの方が重要になります。
プラド150オーナーの私が普段見ているステアリングとメーターパネル
私のプラド150も最新車のような巨大な全面液晶メーターではありません。
それでも日常で困ることはほとんどなく、速度や燃費、車両情報をすぐ確認できる方が大事だと感じています。
シートと快適装備
ランクルFJは道具感のある車ですが、シートまわりまで簡素というわけではありません。
普段使いでうれしい快適装備はかなり揃っています。
シートは合成皮革を採用
FJのVXは合成皮革シートが標準です。
布シートではないので、ブラック基調の室内と合わせると見た目にもある程度の上質感があります。
また、本革より水分や汚れを気にせず使いやすいという面も、アウトドアとの相性がいいところです。
キャンプ帰りに少し汚れた服で乗ったり、雨の日に濡れた上着で乗ったりすることを考えると、FJには合成皮革の方が気楽かもしれません。
もちろん、本革ならではの触り心地や高級感を求める人とは好みが分かれます。
「高級素材かどうか」ではなく、「FJをどう使いたいか」で評価した方がいいでしょう。
前席の快適装備は充実
運転席と助手席には快適温熱シートが標準装備されています。
さらにステアリングヒーターも標準です。
冬の朝に冷えたハンドルを握るのは地味につらいので、寒い地域ではかなりうれしい装備ですよ。
運転席は前後スライド、リクライニング、上下、チルト調整ができる8ウェイパワーシート。
一方、助手席は前後スライドとリクライニングを行う4ウェイマニュアルシートです。
また、左右独立温度コントロールのフルオートエアコンも標準装備されています。
| 装備 | 内容 |
|---|---|
| シート表皮 | 合成皮革 |
| 運転席 | 8ウェイパワーシート |
| 助手席 | 4ウェイマニュアルシート |
| 前席ヒーター | 運転席・助手席に標準 |
| ステアリングヒーター | 標準 |
| エアコン | 左右独立温度調整式 |
こうして見ると、FJは内装の見た目を派手にするより、実際に乗ったときの快適装備へきちんとお金を使っている印象です。
後席はスライドにも対応
ランドクルーザーFJは5人乗りで、後席には6対4分割可倒式リヤシートが採用されています。
さらに、前後スライドとリクライニングにも対応します。
コンパクトなランクルだから後席は固定して荷室を優先した、という車ではありません。
乗員がいるときは後席の位置を調節し、荷物を多く積みたいときは前へ動かすといった使い分けができます。
後席にはヒーター吹き出し口も用意されているので、家族で使う場合にもありがたいですね。
FJを一人や二人でアウトドア専用車として使う人だけでなく、家族の普段使いまで考えている人にも現実的な内容です。
大人3人で座る場合やチャイルドシートを2台使う場合は、FJの後部座席の広さと5人家族での使い勝手も確認しておくと判断しやすいでしょう。
FJの収納と使い勝手
内装は、写真で見たときの質感だけでは判断できません。
スマートフォンや飲み物、財布などをどこへ置けるのかという部分こそ、毎日の満足度に関わってきます。
前席の収納は実用的
ランクルFJには、グローブボックス、センターコンソールボックス、フロントオープントレイ、小物入れなどがあります。
フロントカップホルダーは2個。
さらに、フロントとリヤのドアポケットにはボトルホルダーが用意されています。
運転席と助手席のシートバックにもポケットがあります。
収納の数だけを競うミニバンのような車ではありませんが、日常的に使う小物の置き場所は確保されています。
特にオープントレイは、乗り込んだときにスマートフォンや鍵などをさっと置きたい場面で便利そうです。
ただ、実際に所有すると「ここにもう一つ小物入れが欲しい」という場所は必ず出てくると思います。
そういう部分は、市販の収納用品を追加して自分の使い方に合わせていくのもFJの楽しみ方でしょう。
USB端子は前席中心
充電関係では、インパネ下部に充電用USB Type-C端子が1個あります。
センターコンソールボックス内には、通信にも対応するUSB Type-C端子が1個用意されています。
つまり、標準状態ではUSB Type-C端子が合計2個です。
さらにDC12V・120Wのアクセサリーソケットがセンターコンソールボックス内に1個、センターコンソール後部に1個あります。
スマートフォンを1台か2台使う程度なら困りにくいですが、家族全員がスマートフォンを充電したい場合や、車中で複数の機器を使う場合は増設を考えたくなるでしょう。
USB端子へ多数の機器を接続するために安価な分岐用品を追加する場合は、定格出力や接続方法も確認してください。
「端子が足りないから何でも増やす」より、実際に使う機器を決めてから追加する方が車内もすっきりします。
荷室まで含めると使いやすい
FJの収納を考えるなら、車内の小物入れだけでなくラゲージスペースも見ておきたいところです。
後席使用時でも、荷室長は最小735mm、荷室高は1,030mm。
荷室容量はVDA法によるトヨタ社内測定値で795Lとされています。
後席を格納した状態では荷室長が最大1,480mmとなり、容量は1,607Lです。
リヤシートにはバックボードが付いているので、シートを倒したときに荷物を積みやすい形になるのもポイント。
キャンプ用品、アウトドア用品、買い物の荷物などを積む車として考えると、FJの内装は「人が座る場所」だけでなく「道具を積む場所」まで含めて作られています。
なお、バックドアは一般的な上方向へ跳ね上げるタイプではなく横開きです。
後方に十分なスペースがない駐車場では開け方に気を使う可能性があるため、自宅駐車場で荷物を出し入れする場面まで想像しておくといいでしょう。
内装用品で使いやすくする
ランドクルーザーFJは、購入した状態ですべてを完成させるというより、自分の使い方に合わせて少しずつ手を加えるのが似合う車です。
内装用品も、見た目だけで選ぶより「困っている場所から追加する」という考え方がおすすめです。
最初は保護用品がおすすめ
納車直後にまず考えたいのは、車内を飾る用品より傷や汚れを防ぐ用品です。
例えば、フロアマット、ラゲッジマット、ドア周辺の保護パーツ、シート背面の保護用品など。
FJをアウトドアで使うなら、砂や泥、水分が車内へ入る機会も増えます。
特にラゲージはキャンプ用品や収納ボックスを直接置くため、きれいな状態を維持したいなら早めに対策したいところです。
新車のうちに保護しておけば、あとから傷を見つけて「ああ、最初に付けておけばよかった」となる可能性も減らせます。
収納用品は必要になってから
一方、収納用品を納車前から大量に買う必要はありません。
ネットを見ると専用トレイ、コンソール収納、ドリンクホルダーなど欲しくなるものがたくさん出てくると思います。
ただ、実際に車を使ってみないと、自分がどこへスマートフォンを置くのか、どこへ財布を入れるのかは分からないものです。
私も車用品は「あったら便利そう」で買うより、実際に困った場所へ追加する方が失敗しにくいと感じています。
納車後に1週間ほど普通に使い、不便を感じた場所から用品を足していくくらいで十分ですよ。
車内を飾りすぎない
FJはカスタムを楽しみやすい車ですが、内装用品を付けすぎるとせっかくのシンプルなコックピットが使いにくくなることもあります。
ダッシュボード上へ用品を大量に置けば、前方視界を邪魔する可能性があります。
また、エアバッグ周辺へアクセサリーを取り付けるのも避けたいところです。
収納、保護、充電など目的のある用品を中心に選び、見た目だけのパーツは少しずつ追加する方がFJらしい車内に仕上がるでしょう。
FJの内装カスタムは「足すほど良い」ではありません。
保護用品、収納用品、充電用品の順に、自分が必要だと感じたものから追加すると無駄な買い物を減らせます。
FJの内装が向いている人
ランドクルーザーFJの内装に満足できるかどうかは、価格だけでは決められません。
あなたが車内に何を求めているのかによって、かなり評価が変わります。
実用性を重視する人
FJは、運転席へ座った瞬間に圧倒される豪華さを求める人より、毎日使いやすい車が欲しい人に合っています。
12.3インチディスプレイオーディオやパノラミックビューモニターなど現代的な装備を備えながら、物理スイッチも残す構成。
合成皮革を使いながら、本革巻きステアリングやシフトノブも採用。
さらに、シートヒーターやステアリングヒーターなど、実際に使うと便利な装備もしっかりあります。
派手ではありませんが、毎日付き合うほど「これでいい」ではなく「これがいい」と感じる人も多いのではないでしょうか。
特に、アウトドアへ出かける人、荷物をよく積む人、細かな傷を気にせず使いたい人とは相性が良さそうです。
高級感重視なら比較したい
反対に、車両価格450万円超という数字から、高級SUVらしい豪華な室内を期待している場合は慎重に考えた方がいいでしょう。
大型の全面デジタルメーターや、豪華な加飾、本革を多用した室内などを優先する人にとって、FJは期待している方向と違う可能性があります。
その場合はランドクルーザー250や300なども実際に見比べてみるのがおすすめです。
もちろん価格もサイズも違うので単純比較はできません。
それでも、毎日目にする内装は購入後の満足度にかなり影響します。
「ランクルFJが欲しいから内装には目をつぶる」という買い方はしない方がいいと思います。
実車へ乗り込んだときに、ダッシュボードの素材、シートの触り心地、メーターの見え方、ナビの位置などを自分の目で確かめてください。
あなたが運転席へ座って「この感じ、好きだな」と思えるか。
結局のところ、それが一番大事です。
購入前に確認したい内装
カタログや写真だけでも多くのことは分かりますが、内装については実車でしか判断できない部分もあります。
購入できる機会が限られているFJだからこそ、確認できるタイミングがあれば細かな部分まで見ておきたいところです。
運転席からの視界
最初に確認したいのは運転席へ座ったときの視界です。
FJはインストルメントパネル上面を低くし、前方を見通しやすい設計になっています。
ただし、体格によって見え方は変わります。
シートを自分の運転位置へ調整し、ボンネットの見え方、左右の見切り、ドアミラーの位置まで確認してみてください。
パノラミックビューモニターがあるとはいえ、普段の運転では目視で車両感覚をつかみやすい方が楽です。
ナビとメーターの位置
次に見たいのが、12.3インチディスプレイと7インチTFTメーターです。
数字だけなら「ナビは大きい」「メーターは少し小さい」と判断できます。
しかし、本当に重要なのは運転姿勢を取ったときに自然な位置へ見えるかどうかです。
画面の反射や文字サイズ、メーターの情報量についても、自分の感覚で確認しておきましょう。
収納は自分の荷物で考える
収納については数だけを見るのではなく、自分が普段持ち込む物を思い浮かべるのがおすすめです。
スマートフォン、財布、鍵、飲み物、サングラスなどをどこへ置くのか。
家族で使うなら後席の飲み物や充電環境も見てください。
アウトドア利用なら、荷室へ普段使っている収納ボックスやキャンプ用品が収まりそうかまで考えてみましょう。
収納が少し足りない程度なら用品で補えますが、運転姿勢や視界そのものはあとから簡単には変えられません。
そのため、用品で変えられる部分より、変えにくい部分から確認するのが失敗しにくい選び方です。
ランクルFJ内装のよくある質問
最後に、ランドクルーザーFJの内装、ナビ、メーター、収納について購入前に気になりやすいポイントへ回答します。
Q1. FJの内装は安っぽい?
A. 高級SUVの豪華さを基準にするとシンプルに感じる可能性はありますが、単純に安っぽい内装とは言いにくいです。
合成皮革シート、合成皮革のインストルメントパネル、本革巻きステアリング、本革巻きシフトノブなどが採用されています。
豪華な装飾より、操作しやすさやアウトドアでも気兼ねなく使えることを優先した内装と考えると分かりやすいでしょう。
Q2. FJのナビは何インチ?
A. ランドクルーザーFJには12.3インチHDディスプレイを備えたディスプレイオーディオが標準装備されています。
コネクティッドナビに対応し、Apple CarPlayやAndroid Auto、Bluetoothも利用できます。
パノラミックビューモニターも標準装備なので、駐車時の周囲確認にも大きな画面を活用できます。
Q3. FJのメーターは液晶?
A. 7.0インチTFTカラーメーターとマルチインフォメーションディスプレイが採用されています。
最近の上級SUVにある大型全面液晶メーターとは異なるため、画面の大きさを重視する人は実車で確認しておきたいところです。
一方、FJは豪華な表示より運転中の確認しやすさを重視した構成になっています。
Q4. FJの収納は少ない?
A. グローブボックス、センターコンソールボックス、フロントオープントレイ、ドアポケット、ボトルホルダー、シートバックポケットなど、日常利用に必要な収納は用意されています。
ただし、ミニバンのように小物入れが大量に配置された車ではありません。
実際に使って不足を感じた部分へ専用トレイなどを追加していく使い方がFJには合っています。
Q5. 250とFJならどちら?
A. 内装の豪華さだけではなく、車体サイズや価格、乗車人数、用途まで含めて選ぶのがおすすめです。
FJは実用性と道具感を残しながら日常で扱いやすいランドクルーザーを求める人に向いています。
一方、室内の広さや車格、より上級の雰囲気まで求めるのであればランドクルーザー250も比較してみる価値があります。
ランドクルーザーFJ内装まとめ
ランドクルーザーFJの内装は、豪華な高級SUVを小さくしたようなものではありません。
ランドクルーザーらしい実用性を残しながら、現代の普段使いに必要な快適装備を加えたインテリアです。
12.3インチディスプレイオーディオ、パノラミックビューモニター、合成皮革シート、快適温熱シート、ステアリングヒーター、運転席8ウェイパワーシートなどを見ると、装備自体はかなり充実しています。
一方、メーターは7インチTFTで、豪華な加飾も必要以上には使われていません。
そのため、450万円を超える車に「高級SUVらしい華やかな車内」を期待すると、シンプルに感じる可能性があります。
反対に、汚れを気にせず使えて、操作しやすく、必要に応じて収納用品や保護パーツを追加しながら自分仕様へ変えていきたい人には、かなり面白い内装だと思います。
- 内装は豪華さより操作性と実用性を重視
- シートとインパネには合成皮革を採用
- 12.3インチディスプレイオーディオを標準装備
- メーターは7.0インチTFTカラーメーター
- 前席シートヒーターとステアリングヒーターを標準装備
- 後席は前後スライドとリクライニングに対応
- 収納は必要十分で用品による追加もしやすい
- 高級感最優先なら250や300も比較したい
私自身、プラド150に乗っていると、購入前に気になっていた見た目以上に「毎日触る場所が使いやすいか」が大事だと感じます。
FJも同じで、写真だけを見て「安っぽい」「豪華」と決めてしまうのは少しもったいない車です。
実車を見る機会があれば、運転席へ座り、ステアリングを握って、ナビとメーターを見て、収納を実際に開けてみてください。
そこで感じる道具っぽさを「物足りない」と思うのか、それとも「こういうのでいいんだよ」と思うのか。
後者なら、ランドクルーザーFJはかなり相性のいい一台になると思います。