こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
ランドクルーザーFJをアウトドアや旅行に使いたいなら、車体サイズと同じくらい気になるのが荷室です。
見た目は四角くて荷物をたくさん積めそうですが、ランドクルーザー250より全長を抑えたモデルなので、「実際の奥行きは足りるのか」「ゴルフバッグや自転車まで載せられるのか」は購入前に確認しておきたいところ。
私は普段ランドクルーザープラド150に乗っていますが、荷室はカタログの容量だけでは判断しにくいと感じています。
旅行へ行けばバッグだけでなく靴や上着も増えますし、キャンプならクーラーボックスやイスなど形の違う荷物が一気に増えるからです。
ランドクルーザーFJは、リヤシート使用時でも荷室長735mm、最大幅1,135mm、荷室高1,030mm、容量795Lを確保しています。
さらに後席を前倒しすると、荷室長は最大1,480mm、容量は最大1,607Lまで広げられます。
数字を見るとかなり使えそうですが、FJは高さを生かしやすい一方、後席を使った状態では荷室の奥行きに限りがあるのがポイントです。
この記事では、ランドクルーザーFJの荷室寸法や容量だけでなく、ゴルフバッグ、自転車、旅行用品、キャンプ用品を積むときの考え方まで、実際に使う場面を想像しながら詳しく見ていきます。
記事のポイント
- ランドクルーザーFJの荷室容量と寸法
- 後席を倒したときのラゲッジスペース
- ゴルフバッグや自転車を積む方法
- 旅行やアウトドアで荷室を使うポイント
ランドクルーザーFJの荷室
ランドクルーザーFJの荷室をひと言で表すなら、全長を抑えた車体の中で、高さとシートアレンジをうまく使って荷物を載せるタイプです。
普段5人で乗るのか、2〜4人中心なのかによっても使える荷室はかなり変わります。
荷室容量は最大1607L
ランドクルーザーFJは2列シートの5人乗りで、6対4分割可倒式のリヤシートを採用しています。
トヨタが公表しているVDA法による荷室容量を見ると、リヤシートを使用した状態では、シートバック上端までで約528Lです。
ルーフまで含めて積載した場合は約795Lとなっています。
リヤシートを前倒しすると、シートバック上端までで約945L、ルーフまで使用した場合は約1,607Lです。
| シート状態 | 測定位置 | 容量 |
|---|---|---|
| リヤシート使用時 | シートバック上端まで | 約528L |
| リヤシート使用時 | ルーフまで | 約795L |
| リヤシート前倒し時 | シートバック上端まで | 約945L |
| リヤシート前倒し時 | ルーフまで | 約1,607L |
ここで注意したいのが、795Lや1,607Lという数字は、ルーフ付近まで空間を使った場合の容量だということです。
実際のドライブでは、後方視界をふさいだり、急ブレーキで荷物が前へ飛んできたりするような積み方は避けなければなりません。
なので、カタログ上の最大容量を毎回そのまま使い切れると考えない方が現実的です。
容量だけでは使いやすさは決まらない
荷室容量の「L」は、異なる車を比べるときには便利な数字です。
しかし、同じ500Lでも、床が広くて低い荷室と、高さ方向へ余裕がある荷室では積める物が違います。
FJの場合はスクエアな車体なので、高さのある収納ボックスやクーラーボックスなどを置きやすいのが特徴です。
反対に、長い荷物については荷室長をきちんと確認する必要があります。
荷室容量は「何Lあるか」だけでなく、長さ・幅・高さの3方向で確認するのがおすすめです。
FJは5人乗りの2列仕様
ランドクルーザーFJには3列目シートがなく、乗車定員は5人です。
そのため、3列目を展開したときに荷室が極端に小さくなるタイプではありません。
普段から荷物を載せる方にとって、最初から2列シートとして設計されているのは使いやすいところでしょう。
ランドクルーザー各モデルの乗車定員については、ランクルの現行車とプラドの乗車定員比較でも詳しく解説しています。
FJそのものの価格やエンジン、燃費、サイズをまとめて確認したい場合は、ランドクルーザーFJの基本情報も合わせて見てみてください。
ランドクルーザーFJの荷室寸法
ここからは荷室容量ではなく、実際に荷物が入るか判断するための寸法を確認していきます。
トヨタが公表している数字は参考値なので、車両状態や測定位置などによって差が出る可能性がありますが、購入前の比較にはかなり役立ちます。
荷室長は735mm
リヤシートを一番後ろへスライドし、後席を使用した状態での荷室長は約735mmです。
測定しているのは、リヤシートバックからバックドアトリムまで。
つまり、5人が座れる状態を保ったときの基本的な荷室の奥行きと考えると分かりやすいでしょう。
735mmなので、背の高い箱やバッグを立てて載せるには使いやすいものの、長尺物を真っすぐ載せる用途では余裕たっぷりとは言えません。
FJの荷室で最初に確認したい数字は、容量795Lよりもむしろ荷室長735mmだと私は思います。
旅行バッグ、ベビーカー、キャンプ用品、工具箱など、自分がよく使う物の一番長い部分を測ってみると、かなりイメージしやすくなります。
後席格納時は1480mm
リヤシートバックを前へ倒し、フロントシートをニュートラル位置にした場合、荷室長は最大約1,480mmです。
後席使用時の735mmから使える空間が大きく変わるので、一人や二人でアウトドアへ行くならFJの使い方はかなり広がります。
キャンプ用のテーブル、長めの収納ケース、釣り用品、自転車なども、この1,480mmを基準に積載方法を考えられます。
ただし、これはフロントシートがニュートラル位置の場合です。
運転者の身長やドライビングポジションによって前席位置が変われば、実際に使えるスペースも同じとは限りません。
荷室長1,480mmは参考値です。
「長さ1,480mmの荷物なら必ず入る」という意味ではなく、荷物の幅や厚さ、バックドア側の形、前席位置なども確認する必要があります。
荷室幅は1050mm以上
荷室の横幅は、測定する位置によって異なります。
ラゲージサイドトリムのえぐり部分では最大約1,135mm、ホイールハウス部分では最小約1,050mmです。
幅のある収納ボックスを購入するときは、最大幅1,135mmだけを見て選ばないようにしてください。
床に近い部分ではホイールハウスが張り出しているため、最低でも約1,050mmの部分があることを基準に考えた方が失敗しにくいです。
特に横長の収納ボックスや折りたたみテーブルなどは、数センチの違いで入らないことがあります。
収納用品は外寸を見る
収納ボックスを選ぶとき、商品説明に書かれた容量だけを見るのはおすすめしません。
重要なのは外側の幅、奥行き、高さです。
フタや取っ手が本体より張り出している商品もあるので、最も大きい部分を測ってください。
また、左右いっぱいにボックスを置いてしまうと、荷物を取り出すための手を入れる隙間がなくなることもあります。
私は荷室用品を選ぶなら、数字上ギリギリ入るサイズより、少し余裕を残したサイズを選びます。
荷室高は最大1030mm
ランドクルーザーFJの荷室で注目したいのが高さです。
リヤカーペットから天井までの最大高さは約1,030mmあります。
1mを超える高さがあるので、FJの短めのボディを補うように、縦方向へ荷物を載せやすくなっています。
大きめのバッグ、キャンプ用品、クーラーボックスなど、高さのある荷物とは相性が良さそうです。
ただし、リヤシートを前倒しした部分から天井までの高さは最小約710mmとなっています。
荷室全体がずっと1,030mmの高さを保っているわけではありません。
| 測定項目 | FJの参考寸法 |
|---|---|
| 後席使用時の荷室長 | 約735mm |
| 後席前倒し時の荷室長 | 約1,480mm |
| 荷室幅 最大 | 約1,135mm |
| 荷室幅 最小 | 約1,050mm |
| 荷室高 最大 | 約1,030mm |
| 後席前倒し部の高さ 最小 | 約710mm |
バックドア開口部も確認
荷室そのものが広くても、荷物が入口を通らなければ載せられません。
ランドクルーザーFJのバックドア全開時の開口寸法は、最大幅が約1,160mm、中央部の最大高さが約865mmです。
そのため、大型の収納ケースや四角い荷物では、荷室内部の寸法だけでなく入口寸法も比較してください。
荷室高は最大1,030mmありますが、開口部の高さは約865mmなので、高さのある荷物は傾けながら入れる必要が出る場合があります。
「荷室には置けるはずなのに入口で引っ掛かる」というのは意外と見落としやすい部分です。
後席スライドで荷室を調整
ランドクルーザーFJは、後席をただ倒せるだけではありません。
前後スライドとリクライニングができるので、人を乗せるスペースと荷室の配分を使い方に合わせて変えられます。
後席は75mmスライド
FJのリヤシートは6対4分割可倒式で、前後方向へ75mmスライドできます。
後席に人が乗る日は一番後ろへ下げ、荷物が多い日は少し前へ出すという使い分けができます。
旅行では、このわずかな調整が便利なんですよ。
スーツケースや収納ケースがあと少しで入らないとき、後席全体を倒さなくても座席位置を動かして対応できる可能性があります。
ただし、シートのスライド量が75mmだからといって、荷室長が必ずそのまま75mm増えるとは限りません。
シートバックの角度や荷物の形も関係するため、荷物との相性を見ることが大切です。
6対4分割で片側だけ倒せる
後席を6対4で分けて倒せるのもFJの便利なところです。
例えば3人で出掛ける場合、一部の後席を残しながら反対側を倒し、長い荷物を前方向へ伸ばす使い方ができます。
4人乗車の場合でも、座席配置によっては小さい側だけを倒して荷物スペースを増やせるでしょう。
5人乗車では後席を倒せないので、735mmを基本に荷物を積むことになります。
つまり、FJの積載性は「何人で乗るか」にかなり左右されるわけです。
家族構成だけではなく、旅行へ行くときに何人乗ることが多いのかまで想像しておくと、購入後の使い方が見えやすくなります。
完全なフラットとは限らない
後席の背もたれは前へ倒せますが、トヨタの案内では、リヤシートの背もたれと荷室が完全なフラットになるという意味ではないことも明記されています。
長い箱を置くだけなら多少の角度は気にならないかもしれません。
しかし、車中泊でマットを敷く場合や、大きくて底面が硬い荷物を置く場合には段差や傾きを確認したいところです。
荷室長だけを見て「1,480mmの完全な平面ができる」と考えないようにしてください。
後席を倒した状態を車中泊に使いたい場合は、荷室長だけではなく段差やシート角度、寝る人の身長まで合わせて考える必要があります。
ゴルフバッグは2個積める
ランドクルーザーFJをゴルフに使いたい方にとっては、「キャディバッグが何個入るか」が一番分かりやすい判断材料でしょう。
この点についてはトヨタから具体的な積載例が公表されています。
後席使用時でも2個収納
トヨタによると、リヤシートを使用した状態で、長さ46インチのゴルフクラブが入る9.5インチのゴルフバッグを2個収納できます。
この確認条件は、リヤシートのスライド位置が一番後ろ、リクライニング位置がニュートラルです。
つまり、後席スペースを削って無理やり2個入れているわけではありません。
2人でゴルフへ行く使い方なら、後席を倒さなくてもキャディバッグを載せられることになります。
FJのコンパクトな全長を考えると、ここはなかなか実用的ではないでしょうか。
ゴルフ用品全体で考える
ここは妻の言う通りで、ゴルフバッグが2個入るからといって、ゴルフへ行く荷物が全部きれいに収まるとは限りません。
トヨタの積載例も、ゴルフバッグのみを対象としており、シューズバッグやウェアバッグなどは含んでいません。
ゴルフバッグ2個に加えて、着替え、靴、飲み物、小物などを載せるなら、それらの置き場所も必要です。
また、9.5インチより大きいバッグや外側のポケットが大きく張り出したバッグでは、同じ積み方ができない可能性があります。
自分のバッグを床に置いて、一番長い部分と一番太い部分を測っておくのがおすすめです。
ゴルフバッグ2個は公式の積載例がありますが、バッグの形状やサイズによって収納できない場合があります。
自転車は実寸確認が必要
次に気になるのが自転車です。
ランドクルーザーFJはアウトドアとの相性が良い車なので、ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクなどを車内へ載せたい方も多いと思います。
最大荷室長1480mmが基準
自転車を載せる場合は、「FJに自転車は載る」という一言だけで判断しない方がいいです。
後席を前倒しした場合の荷室長は最大約1,480mmなので、まず所有している自転車の実寸と比較してください。
自転車の前端から後端までが1,480mmを超える場合、車体を真っすぐ置くだけでは収まりません。
その場合は前輪を外す、ハンドル位置を変える、斜め方向へ載せるなどの工夫が必要になります。
そして、長さだけでなくハンドル幅やペダルの張り出しも見逃せません。
荷室の最小幅は約1,050mmですが、車内には内張りやシートなど傷を付けたくない部分があります。
数字ギリギリまで使う前提ではなく、出し入れする余裕まで残したいところです。
前輪を外すと積みやすい
スポーツ自転車なら、前輪を外して積む方法が現実的です。
車体を短くできるだけでなく、ハンドルの向きを調整しやすくなり、荷室の形に合わせやすくなります。
ただ、外した前輪も車内へ入れるので、その置き場所が必要になります。
チェーンやタイヤが内装へ触れることも考えると、ラゲッジマットやシート、固定ベルトなどがあると使いやすいでしょう。
自転車を立てたまま積めるかどうかについても、荷室高1,030mmだけでは判断できません。
後席前倒し部分では天井までの高さが小さくなるため、自転車の高さや固定方法を含めて確認する必要があります。
まさにそこなんですよね。
一度だけ積めることと、毎週気軽に使えることは別です。
自転車を頻繁に運ぶ方なら、載せられるかだけでなく、積み下ろしの手間まで見ておきましょう。
旅行での荷室の使い方
ランドクルーザーFJを普段使いするなら、キャンプより旅行や買い物で荷室を使う回数の方が多い方もいるでしょう。
旅行では形の違うバッグをどう配置するかがポイントになります。
スーツケースは寸法を測る
スーツケースについて「何個載る」と断定するのは難しいです。
同じ容量でも縦長、横長、厚みのあるタイプなど形が違うからです。
FJでは、後席使用時の荷室長約735mm、最小幅約1,050mm、最大高約1,030mmを基準に考えてください。
スーツケースなら、横に寝かせるだけでなく、立てることで高さを使う方法もあります。
ただし、荷物を高く積み重ねると後方視界を妨げる場合があるので注意が必要です。
家族旅行では、スーツケースだけで荷室を埋めないことも大切。
お土産、上着、飲み物、子どもの荷物など、出発後に増える物のスペースも残しておきましょう。
荷室は少し余白を残す
私がプラドで旅行するときも、出発時点で荷室を完全に埋める積み方はできるだけ避けています。
行きより帰りの方が荷物が増れることが多いからです。
荷物を積載したランドクルーザープラド150のラゲッジスペース
FJでも考え方は同じです。
カタログ容量いっぱいまで積めるかより、「途中でバッグを一つ増やしても入るか」という余裕を見ておいた方が実際には使いやすいでしょう。
さらに、頻繁に取り出すバッグや飲み物を一番奥へ入れると、休憩のたびに荷室をひっくり返すことになります。
容量だけでなく、取り出す順番まで考えて積むとかなり快適になりますよ。
キャンプ用品を積むポイント
FJを選ぶ方なら、キャンプや釣りなどで荷室を使う場面も想像していると思います。
アウトドアでは、大きさも硬さも違う荷物が増えるので、収納方法がかなり重要になります。
高さを使って積載する
ランドクルーザーFJは荷室高を確保しているので、同じ大きさの収納ボックスを重ねて使う方法と相性が良いでしょう。
床だけに荷物を並べると、奥行き735mmはすぐに使い切ってしまいます。
そこで、高さ方向へ安全に積むことで限られた床面を生かせます。
ただし、重い物を上へ載せるのは避けたいところ。
クーラーボックスや水など重量のある荷物は低い位置に置き、軽い寝袋や衣類などを上に置く方が扱いやすくなります。
急ブレーキや悪路走行で荷物が動かないよう、固定も必要です。
デッキフックも利用できる
FJのラゲージルームにはデッキフックがあり、荷物を固定できます。
さらにラゲージ側面にはユーティリティホールが用意されています。
ユーティリティホールはM6ボルトに対応し、1箇所あたりの耐荷重は2kgと案内されています。
軽い小物を固定する用品などを取り付ける場合には便利そうですね。
ただし、2kgを超える物を固定するための場所ではありません。
重いキャンプ用品を固定したい場合は、用途に合ったデッキフックなどを使い分けてください。
FJは荷物を置くだけでなく、デッキフックやユーティリティホールを利用して荷室を自分の用途に合わせやすい設計になっています。
ラゲッジ用品で使いやすくする
荷室の寸法そのものは変えられませんが、用品を使うことでFJのラゲッジスペースはかなり使いやすくできます。
特にアウトドアへ行く方は、納車後に何を載せるかを考えて用品を選びたいところです。
ラゲッジマットを敷く
私なら最初に検討するのはラゲッジマットです。
キャンプ用品、自転車、濡れた靴、アウトドア用品などを載せるなら、荷室の床はどうしても汚れやすくなります。
泥や砂だけなら掃除できますが、硬い用品を引きずって付いた傷は元へ戻せません。
防水性のあるラゲッジマットなら、濡れた荷物を置いたあとも手入れしやすくなります。
ただし、ラゲッジマットを選ぶ場合は、FJ専用品かどうか、後席を倒したときまで覆えるのかなどを確認してください。
収納ボックスで高さを使う
次に使いやすいのが収納ボックスです。
FJの荷室は高さがあるので、サイズをそろえたボックスを積み重ねればスペースを生かしやすくなります。
ただ、大きな箱を一つ置けば便利とは限りません。
奥に入れた小物を取り出すたびに大型ボックスを全部降ろすことになると、かなり面倒です。
用途ごとにいくつかへ分けておく方が、実際のキャンプや旅行では扱いやすいこともあります。
寸法はFJに合わせて選ぶ
収納用品を購入する前に、FJの最小荷室幅約1,050mmと後席使用時の荷室長約735mmを確認してください。
商品ページでは収納容量だけでなく外寸を見るのが大事です。
また、ボックスを積み重ねる場合は、荷室高1,030mm以内であっても後方視界を確保できる高さに抑えたいところ。
収納量より安全に使えることを優先してください。
PR|荷室用品を探す
FJ専用の荷室マットを探す
荷室マットやトレイは、車種専用品を選ぶと隙間なく敷けて、汚れを気にせず荷物を積めます。通販で探すときは、商品名に「ランドクルーザーFJ専用」と書かれているかを確認してください。
ルーフキャリアも選択肢
FJの荷室だけでは足りない場合、すべてを無理やり車内へ押し込む必要はありません。
ルーフキャリアやルーフボックスを使えば、車内の居住スペースを残したまま荷物を増やせます。
大きな荷物を屋根へ逃がす
キャンプで特に荷室を圧迫しやすいのは、軽いのに大きい荷物です。
そうした用品をルーフ側へ移せれば、荷室にはクーラーボックスやバッグなど、頻繁に取り出す荷物を置きやすくなります。
FJは後席使用時の荷室長に限りがあるため、ルーフ側を使えるようにしておくと積載の自由度は上がります。
ただし、ルーフキャリアやルーフボックスを取り付ければ車高も変わります。
ランドクルーザーFJ自体の全高はルーフレールを含め1,960mmです。
そこへ用品を追加する場合は、自宅の車庫、立体駐車場、商業施設、洗車機などの高さ制限も確認しておきましょう。
キャリアやボックスごとに積載できる重量や取り付け条件も異なるため、製品ごとの指定を守って使うことが前提です。
プラドオーナー目線の荷室評価
私はランドクルーザープラド150に乗っているので、FJを見るとどうしても「プラドより小さくなって荷物は大丈夫かな」と考えてしまいます。
ただ、FJの荷室寸法を見ると、単純に小さいランクルだから荷室も狭いとは言えません。
短いボディを高さで補う
FJの全長は4,575mmで、現行ランドクルーザーの中では扱いやすいサイズに抑えられています。
ランドクルーザー250は全長4,925mmなので、FJは明確に短いボディです。
そのため、長い車と同じような荷室奥行きを期待するのではなく、スクエアな車体と高さを利用して積む発想が合っています。
後席を使った状態では735mmという荷室長を理解したうえで、高さ1,030mmと1,050mm以上ある横幅をどう使うかがポイントです。
一方、後席を倒せる状況なら最大1,480mmまで荷室長が伸びるので、一人や二人でアウトドアへ出掛ける使い方ではかなり印象が変わります。
荷物が多い家庭は実寸確認
家族で使う場合、特に確認してほしいのが「全員乗車した状態で必要な荷物が入るか」です。
後席を倒した1,480mmばかり見ていると、実際の家族旅行では使えない数字になってしまうことがあります。
家族5人なら基本的に後席は全部使用。
家族4人でも座る位置によって、倒せるシートは限られます。
だから私は、家族利用でFJを検討するならまず735mmの荷室長で足りるかを確認し、後席を倒した1,480mmはプラスアルファと考えるのがいいと思います。
荷室不足が心配だからと大きいランドクルーザーを選ぶ必要があるか、それとも普段の扱いやすさを優先してFJを選ぶか。
このあたりは、あなたが年に何回大量の荷物を積むのかで答えが変わってきます。
購入前に荷物を測っておく
ランドクルーザーFJの荷室で後悔を避ける一番簡単な方法は、カタログを眺め続けることではありません。
自宅にある荷物を実際に測ってみることです。
よく積む荷物を実測する
ゴルフバッグ、自転車、ベビーカー、スーツケース、クーラーボックス、キャンプ用収納ボックスなど、FJを買ったら確実に載せる物から測ってみてください。
見るのは長さだけではなく、幅と高さも必要です。
そしてFJの荷室寸法と比較します。
後席を使うなら荷室長約735mm、最大幅約1,135mm、最小幅約1,050mm、最大高約1,030mmが基本です。
後席を倒せるなら最大荷室長約1,480mmまで使えます。
これだけでも、「入りそう」という感覚だけで判断するよりかなり具体的になります。
実車で積み方を想像する
トヨタも、荷物によっては公表寸法内でも搭載できない場合があるとして、実車での確認を案内しています。
販売店で確認できる機会があるなら、荷室を開けて床の形、タイヤハウスの張り出し、後席の倒れ方、バックドアの開き方まで見てみましょう。
可能であれば、よく使う荷物の寸法を書いたメモを持っていくと分かりやすいです。
特に自転車や大型キャンプ用品は、数値だけで積み方を完全に想像するのが難しいもの。
ゴルフバッグについても公式確認されたサイズと自分のバッグが同じとは限りません。
車を買ってから用品を車に合わせることはできますが、すでに持っている自転車やキャンプ用品を車に合わせて買い直すのは大変です。
FJをアウトドア目的で買うなら、車の荷室寸法だけでなく「今持っている道具の寸法」を先に測るのが一番確実です。
荷室まで確認して購入を決める
FJはランドクルーザーらしさを残しながら、300や250より日常で扱いやすいサイズを狙ったモデルです。
だからこそ、「もう少し荷室が長ければ」と感じる場面と、「このサイズだから普段乗りやすい」と感じる場面の両方があるでしょう。
年に数回の大型キャンプだけを基準に車体を大きくするのか。
普段の買い物や通勤を優先し、足りないときだけ後席やルーフキャリアを使うのか。
私は後者の使い方がFJには合っているかなと思います。
荷室を含めてFJが自分に合うと感じたら、現在の購入方法についてはランドクルーザーFJの予約と抽選状況も確認してみてください。
ランドクルーザーFJの荷室FAQ
ここでは、ランドクルーザーFJの荷室容量や荷室寸法について、購入前に気になりやすい疑問へまとめて回答します。
Q1. ランドクルーザーFJの荷室容量は何Lですか?
A. リヤシート使用時は、シートバック上端までで約528L、ルーフまで使用した場合は約795Lです。
リヤシートを前倒しすると約945Lとなり、ルーフまで含めた最大容量は約1,607Lです。
ただし、ルーフ付近まで荷物を積む場合は後方視界や荷物の固定にも注意してください。
Q2. ランクルFJの荷室寸法はどのくらいですか?
A. 後席を使用した状態の荷室長は約735mm、後席を前倒しした場合は最大約1,480mmです。
荷室幅は最大約1,135mm、ホイールハウス部分では最小約1,050mm、荷室高は最大約1,030mmとなっています。
いずれも参考値なので、大型荷物は実物の外寸も測って比較してください。
Q3. ランクルFJにゴルフバッグは何個積めますか?
A. トヨタでは、リヤシート使用時に46インチのゴルフクラブが入る9.5インチのゴルフバッグを2個収納できると案内しています。
ただし、この確認にシューズバッグやウェアバッグなどは含まれていません。
バッグの形状や大きさによっても変わるため、自分が使っているゴルフバッグの実寸を確認しておくと安心です。
Q4. ランドクルーザーFJに自転車は積めますか?
A. 自転車のサイズと積み方によります。
後席を前倒しした場合の最大荷室長は約1,480mmなので、自転車の実寸がこれを超える場合、そのまま真っすぐ置くことはできません。
前輪を外す、斜めに載せるなどの方法を考え、ハンドル幅や高さまで含めて確認してください。
Q5. 後席を倒すと完全にフラットになりますか?
A. 完全なフラットになるとは案内されていません。
トヨタは、リヤシートの背もたれを前側へ倒せるものの、背もたれと荷室がフラットになるという意味ではないと説明しています。
車中泊や底面の長い荷物を載せる目的なら、長さだけではなく段差や角度も確認してください。
ランドクルーザーFJの荷室まとめ
ランドクルーザーFJは、コンパクトになったランドクルーザーだからといって、荷室まで小さいとは言い切れません。
後席使用時でも容量は最大約795Lあり、最大荷室高は約1,030mm。
さらにリヤシートを前倒しすれば、最大荷室長約1,480mm、容量最大約1,607Lまで広げられます。
一方で、5人が座れる状態では荷室長が約735mmなので、FJは長さより高さを生かして荷物を積む車と考えると分かりやすいでしょう。
ゴルフバッグについては、9.5インチのバッグを2個積めることがトヨタによって確認されています。
自転車など長い荷物は、後席を倒し、必要なら前輪を外すなど積み方を考える必要があります。
キャンプ用品が多い場合は、後席の75mmスライドや6対4分割可倒機構、収納ボックス、ラゲッジ用品、ルーフキャリアを組み合わせる方法もあります。
私がFJの荷室を見るときに一番大切だと思うのは、「何L入るか」だけで判断しないことです。
あなたが普段使っているゴルフバッグ、自転車、スーツケース、キャンプ用品を一度測ってみてください。
その寸法を735mm、1,480mm、1,050mm、1,030mmというFJの数字と比べれば、自分の生活で本当に使える荷室なのかがかなり見えてきます。
- 後席使用時の荷室長は約735mm
- 後席前倒し時の荷室長は最大約1,480mm
- 荷室幅は約1,050〜1,135mm
- 荷室高は最大約1,030mm
- 荷室容量は最大約1,607L
- ゴルフバッグは公式確認条件で2個収納可能
- 後席は75mmスライドと6対4分割可倒に対応
- 長い荷物は後席格納やルーフ積載も含めて考える
FJは大きなランドクルーザーの荷室をそのまま小さくした車ではなく、短いボディの中でシートアレンジと高さを生かす車です。
その性格が自分の荷物や乗車人数に合うなら、日常から旅行、ゴルフ、アウトドアまでかなり使いやすい一台になると思います。