こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
150プラドの足回りを替えようとすると、ビルシュタイン、JAOS、モトレージ、ドビンソン、キングショックなど、名前だけでもかなり候補が出てきます。
私も150プラドに乗っていますが、ショックやサスペンションはホイールのように「見た目が好きだから」で決めるには少し難しい部品だと感じます。
なぜなら、同じ150プラドでも2.7Lガソリン、2.8Lディーゼル、4.0Lガソリン、KDSSの有無、TZ-Gのリアエアサス、積載量、タイヤ、上げたい車高で合う組み合わせが変わるからです。
しかも「乗り心地を良くしたい」という言葉も、人によって意味が違います。
純正のふわっとした揺れを早く収めたい人もいれば、段差の角を丸く感じたい人もいますし、リフトアップしても家族が快適に乗れる状態を狙いたい人もいます。
足回り選びではブランド名より先に、純正のどこを変えたいのかを決めることが大切です。
この記事では、150プラドのショックアブソーバーとサスペンションを用途別に見ながら、ビルシュタインB6や5100、JAOS BATTLEZ、モトレージ、ドビンソン、キングショックの違いを私なりに分かりやすくまとめます。
記事のポイント
- 150プラドの足回りを選ぶ順番
- ビルシュタインとJAOSなどの違い
- 用途別に合うショックの考え方
- 交換後に必要な調整と確認項目
150プラドの足回り選び
最初に押さえたいのは、ショック交換とサスペンション交換を同じものとして考えないことです。
150プラドのカスタム全体から優先順位を見たい場合は、150プラドのカスタム完全ガイドも先に読むと方向性を決めやすいですよ。
まず目的を決める
足回りを選ぶ前に、今の150プラドで何が気になっているのかを一つずつ言葉にしてみてください。
例えば、高速道路で上下の揺れが長く残ることが気になるなら、ショックアブソーバーの減衰特性を変える方向が候補になります。
一方、前下がりの姿勢を補正したい、タイヤとフェンダーの隙間を広げたい、2インチ前後上げたいという話なら、スプリングや車高調整機能まで含めて見る必要があります。
キャンプ道具やルーフラックを常時積む人なら、空荷のときだけでなく荷物を載せた状態の車高と乗り味も重要です。
足回りは「街乗り」「高速」「リフトアップ」「積載」「悪路」のどれを優先するかで候補が変わります。
ショックの役割を知る
ショックアブソーバーは、スプリングが伸び縮みしたあとに残る動きを収める部品です。
大きな段差を越えたあとに車体が何度も上下する感覚や、ブレーキ時の姿勢変化、高速道路のうねりで感じる揺れ方にも関係します。
そのため、純正スプリングを残してショックだけ交換しても、乗り味は変化します。
ただし、ショックを替えれば必ず柔らかくなるわけではありません。
減衰の立ち上がり方や速度域によっては、純正より姿勢変化が少なくなり、その結果として「しっかりした」と感じることもあります。
揺れを早く収める部品
私がショック選びで重視したいのは、単純な硬さではなく、入力のあとに車体がどう戻るかです。
段差を一回越えたときに一度で落ち着くのか、二回三回と余韻が残るのかで運転中の印象はかなり変わります。
高速道路を長く走る人ほど、この「揺れの収まり方」は疲れやすさにもつながってきます。
スプリングも一緒に見る
スプリングは車体重量を支え、車高やストローク位置を決める大きな要素です。
リフトアップ用スプリングへ替えると、見た目だけでなく、ショックが普段どの位置で動くかも変わります。
そのため、ショックとスプリングを別々に買う場合は「付くかどうか」だけではなく、想定車高とストロークが合っているかまで見たいところです。
バネレートだけで決めない
商品比較ではバネレートの数字へ目が行きますが、数字が高いほど自分に合うとは限りません。
前後重量、エンジン、バンパーやウインチの追加、荷室の常時積載、ルーフ上の重量などで必要な特性が変わるからです。
スプリングは車高を作る部品でもあり、積載状態を支える部品でもあると考えると選びやすくなります。
純正を基準に考える
150プラドはもともとオンロードと悪路の両方を想定した車なので、純正の足回りにも狙いがあります。
トヨタは150系登場時にフルフレーム構造の改良やボディ剛性向上に加え、KDSSなどを使って市街地や高速道路での安定性と悪路走破性の両立を図ったと説明しています。
出典:トヨタ自動車「ランドクルーザープラドをフルモデルチェンジ」
つまり純正から社外へ替えるときは、良い悪いの二択ではなく、トヨタが広く取っている守備範囲を自分の用途側へ寄せるイメージが分かりやすいです。
乗り心地を左右する要素
足回りを替えても、タイヤや車高、積載条件が合っていなければ、狙った乗り味にならないことがあります。
150プラドではショック単体より、車両全体で考えた方が結果を予測しやすいですよ。
車高とストローク
リフトアップすると、ショックが動く位置やアーム角度、ドライブシャフト周辺の角度も変わります。
2インチ前後と3インチ以上では、必要になる補正部品や確認項目も同じではありません。
車高を上げることが主目的なら、150プラドのリフトアップ費用と必要部品で全体像も確認してみてください。
さらに2インチ、3インチ、4インチの違いは、150プラドのリフトアップ量比較で乗降性や補正部品まで詳しく解説しています。
車高を大きく変えるほど、ショックとスプリングだけで完成と考えない方がいいです。
アライメント、アーム角度、ラテラルロッド、スタビライザー、バンプストップ、ブレーキホースなど、装着後の状態を一式で確認してください。
積載量と前後バランス
150プラドは荷室が広く、キャンプ道具や工具を載せる人も多い車です。
普段から重い荷物を載せている車と、買い物や通勤中心で荷室が空いている車では、同じスプリングを入れてもリアの姿勢や乗り味が変わります。
特にルーフラック、ルーフテント、リアラダー、ヒッチキャリアなどを組み合わせる場合は、装備重量を無視しない方がいいですね。
ドビンソンやモトレージのように積載条件やスプリング仕様を複数用意しているメーカーがあるのは、この違いを合わせるためです。
タイヤでも乗り味は変わる
ショック交換後に乗り心地を評価するとき、タイヤの影響を切り離すのは難しいです。
純正18インチから17インチへ変更してサイドウォールが厚くなれば、路面からの入力の感じ方は変わります。
逆に20インチへ上げたり、重量のあるオールテレーンタイヤへ交換したりすれば、同じショックでも印象は違ってきます。
タイヤとホイールまで含めて考えるなら、150プラドのタイヤ・ホイール完全ガイドも合わせて確認してください。
空気圧も確認する
足回り交換後に「思ったより硬い」と感じたとき、ショックだけを疑うのは少し早いです。
タイヤ空気圧、タイヤ規格、ロードインデックス、ホイール径が変わっていないかも一緒に見たいところです。
特にLT規格のオールテレーンタイヤなどへ替えた車では、純正タイヤと同じ感覚で空気圧を決めるのではなく、必要な負荷能力を確認して合わせる必要があります。
ブランド別の特徴
ここからは、150プラドで候補になりやすい足回りブランドを比べます。
どれが一番というより、純正車高を生かすのか、リフトアップするのか、調整幅を求めるのかで選び分けるのが現実的です。
| 候補 | 向く使い方 | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| ビルシュタインB6 | 純正車高中心・舗装路重視 | エンジンやグレード別の適合確認 |
| ビルシュタイン5100 | リフトアップ系の構成 | 輸入品を含む品番と車種適合 |
| JAOS BATTLEZ | 街乗りとリフトアップの両立 | VFA・VFCAと車両仕様の確認 |
| モトレージ TERRA | 車高を細かく選びたい | 積載と前後の上げ幅を指定 |
| ドビンソン | 積載・悪路・長距離 | 荷重区分とKDSSの有無 |
| キングショック | 悪路走行を深く楽しむ | 調整機構と周辺部品まで一式確認 |
ビルシュタインB6
150プラドで「純正のふわつきを抑えたい」「車高は大きく変えたくない」という人が候補にしやすいのがビルシュタインB6です。
B6は純正形状を基本にしたショックとして流通しており、150系ではガソリン用とディーゼル用で品番が分かれる商品があります。
このため、同じ150プラドでも「B6なら全部同じ」と考えず、型式とエンジンを確認して選ぶ必要があります。
私はB6なら、車高より舗装路での姿勢変化や高速道路での収まりを変えたい人から検討すると分かりやすいと思います。
商品を探す候補としては、ビルシュタインB6 150プラド用の型式別適合を確認してください。
B6でもフロントの車高調整機能を持つ150プラド向け商品が流通していますが、仕様や適合は販売ルートで確認内容が異なる場合があります。
「B6だからこの高さになる」と決めつけず、購入する品番ごとの説明を基準にしてください。
ビルシュタイン5100
「150プラド ビルシュタイン5100」で探す人もかなり多いですが、ここはB6以上に品番確認が大切です。
5100系はリフトアップ用途で見かけることが多く、国内流通品だけでなく海外向け品や並行輸入品も検索結果に混ざります。
そのため、FJクルーザー、4Runner、GX系など近い車両向けの商品が一緒に表示されることもあり、「形が似ているから付くだろう」で買うのは避けたいところです。
特にフロントのスプリングシート位置、リアの全長、想定リフト量、KDSSとの組み合わせは確認が必要です。
5100を選ぶなら、商品名より実際の品番と150プラドへの適合根拠を先に見てください。
JAOS BATTLEZ
国内で150プラドのリフトアップを考えるなら、JAOS BATTLEZは比較しやすい候補です。
150系向けにはショック単体、スプリング、リフトアップセットがあり、2.7Lガソリン用と2.8Lディーゼル・4.0Lガソリン用で設定が分かれています。
さらにBATTLEZダンパーVFAには14段の減衰力調整機構を持つ製品があり、車両用途や好みに合わせて変えられる点も特徴です。
ver.Bではフロントを多め、リアを控えめに上げて前下がりを補正する構成も用意されています。
公式の現行ラインアップは、JAOS「プラド150系サスペンション」で確認できます。
街乗り、家族利用、見た目のリフトアップを一つのパッケージで考えたい人には分かりやすい選択肢ですよ。
物販で探すなら、JAOS BATTLEZ 150プラド用サスペンションを候補にしつつ、ガソリン・ディーゼルとKDSSの条件まで照合してください。
モトレージ
モトレージのTERRA系は、前後の車高をかなり細かく決めたい人に向いています。
150プラド用コイルでは、フロントとリアで複数のリフト量が用意され、ハードタイプとセミハードタイプを選べる構成があります。
さらにビルシュタインダンパーを組み合わせたキットや、14段調整ダンパーを組み合わせたキットもあります。
前後で上げ幅を変えて姿勢を作れるところも特徴です。
フロントに重いバンパーを付けている、荷室にキャンプ用品を積みっぱなしにするなど、車両ごとの条件を反映しやすいですね。
反対に、選択肢が多いぶん「とりあえず一番上がるもの」で決めるのではなく、完成車高を決めてから選びたいブランドです。
ドビンソン
ドビンソンは、コイルスプリングの荷重区分やショックの種類がかなり細かく用意されているブランドです。
150プラド向けではガソリン、ディーゼル、KDSSの有無、常時積載重量などでスプリングを選ぶ設定があります。
ショックもツインチューブ、IMSのモノチューブ、リモートリザーバー式など複数の方向性があります。
荷物が多い人や未舗装路を長く走る人には検討しやすいラインアップです。
一方、リアを積載向けの設定へ寄せすぎると、空荷で乗る時間が長い人には狙いと違う乗り味になる可能性があります。
ドビンソンは「ブランドで選ぶ」というより、車両重量と常時積載量から部品番号を選ぶブランドという感覚が合っています。
商品候補は、ドビンソン IMS 150プラド用ショックのようにシリーズまで指定して確認すると探しやすいですよ。
キングショック
キングショックは、街乗りの純正交換だけを目的にする人より、悪路での走行性能や調整幅を深く求める人が候補にしやすいです。
150プラド向けにはリモートリザーバー付きのコイルオーバーや、圧側調整機構を備えた構成が流通しています。
こうした足回りは、ショックだけ付けて終わりではなく、アッパーアーム、車高、タイヤサイズ、アライメント、ストロークとの関係まで一式で考える必要があります。
逆にオフロード走行を趣味として続け、減衰調整も自分で触りながら好みを詰めたい人には魅力があります。
用途別の選び方
ブランド比較より実際に決めやすいのが、使い方から逆算する方法です。
150プラドでどこを走るのか、どれくらい荷物を載せるのか、車高を変えるのかで候補を絞れます。
街乗り中心で選ぶ
通勤、買い物、送迎が中心で、車高を大きく変えないなら、純正スプリングを生かしてショックを交換する方法が分かりやすいです。
この使い方なら、ビルシュタインB6のような純正形状系ショックや、JAOSのショック単体が候補になります。
重要なのは、段差を柔らかくしたいのか、揺れの戻りを早くしたいのかを分けることです。
「純正より乗り心地を良くしたい」だけでは店側も設定を決めにくいので、普段気になる場面を具体的に伝えると話が早いですよ。
高速道路をよく走る
高速道路では、細かな凹凸よりも車線変更や橋の継ぎ目、長いうねりで車体がどう収まるかが気になりやすいです。
この場合は、姿勢変化を早めに落ち着かせる方向のショックが候補になります。
ただし、タイヤが重かったり空気圧が合っていなかったりすると、ショックだけ交換しても理想どおりにならないことがあります。
交換前後でタイヤ、空気圧、積載状態を揃えると変化が分かりやすいです。
2インチ前後上げる
150プラドで見た目と普段使いのバランスを取りやすいのが、2インチ前後のリフトアップです。
このあたりではJAOS BATTLEZ、モトレージTERRA、ドビンソンなど候補が多く、前後の上げ幅も選びやすいです。
ただ、同じ2インチと呼ばれても、実際にはフロントとリアを同じ量だけ上げるとは限りません。
純正の前下がりを補正する目的でフロントを多めに上げる構成もあるので、商品名ではなく前後それぞれの公称値を見てください。
3インチ以上上げる
3インチ以上になると、私はショックとスプリングだけの話ではないと考えています。
フロントのアーム角度、アライメント、ドライブシャフト、リアのラテラルロッド、スタビライザー、バンプストップなど、周辺部品との位置関係が大きく変わるからです。
ドビンソンやモトレージには高いリフト量を想定した製品がありますが、部品が販売されていることと、自分の使い方に合うことは別です。
完成後の乗降性や駐車場の高さまで含めて考えてください。
積載が多い車で選ぶ
キャンプ用品、工具、車中泊用品を常時積んでいるなら、リアスプリングの選び方が大事です。
空荷向けのスプリングで常に大きな荷重を支えると、リアの沈み込みや姿勢が気になりやすくなります。
反対に積載向けへ寄せたスプリングを空荷で使えば、日常では想像と違う乗り味になることがあります。
「最大で何kg載せるか」より、「普段何kgくらい載ったままなのか」を基準に相談すると選びやすいです。
悪路走行を重視する
林道や凹凸の大きい路面を継続的に走るなら、ショックの容量、放熱、ストローク、リザーバーの有無なども意味を持ってきます。
ドビンソンIMSやリモートリザーバー系、キングショックのような構成は、こうした条件で検討しやすいです。
ただ、悪路用の高機能ショックを入れたからといって、大径タイヤや大幅リフトによる別の負担が消えるわけではありません。
足回りは一部品だけで完成させず、タイヤ、アーム、ブッシュ、アライメントまで含めて見てください。
グレード別の注意点
150系は販売期間が長く、グレードや装備によって足回りの条件が違います。
中古車の場合は前オーナーが部品を替えている可能性もあるので、車検証だけでなく現車確認も大切です。
TXとTX-Lを確認する
TXやTX Lパッケージでは、ガソリンとディーゼルでフロント重量が異なるため、社外スプリングもエンジン別設定になっている商品があります。
「TX用」「150プラド用」とだけ書かれた中古部品では、どのエンジン用なのかまで確認してください。
私のような後期2.7Lガソリン車と2.8Lディーゼル車では、同じ150系でも前側の条件が同じではありません。
TZ-Gは別に考える
TZ-Gはリアエアサスペンションを持つ仕様があるため、一般的なコイルスプリング車用キットをそのまま当てはめないでください。
メーカーの適合表でも「エアサス車不可」「TZ-G不可」とされる製品があります。
この部分を見落とすと、商品そのものが取り付け対象外ということもあるので、グレード確認は最初にやるべき項目です。
KDSSの有無を見る
KDSS付き車では、スタビライザー周辺を含めて適合条件が変わる製品があります。
同じメーカー内でもKDSS対応品と非対応品が分かれていることがあるので、「150プラドに付く」という説明だけでは足りません。
適合表の注記を読む
足回り商品は適合欄の注意事項まで読むことが大切です。
エアサス不可、KDSS不可、特定グレード不可、年式制限などが書かれている場合があるため、購入前に最後まで確認してください。
交換時の確認ポイント
足回りは購入した部品を取り付けて終わりではありません。
150プラドでは交換後のアライメントや各部の位置確認まで含めて完成と考えたいです。
アライメントを確認する
車高が変われば、タイヤの向きや接地状態に関わる数値も変化します。
リフトアップ後にハンドルセンターがずれた、直進時に落ち着かない、タイヤが偏って減るという状態は避けたいですよね。
そのため、サスペンション交換後はアライメント測定と調整を前提に予算を考える方が安心です。
特にフロントを多めに上げた場合は、キャスターがどこまで確保できているかも確認したいところです。
リアの左右位置を見る
リアは車高を上げることで、車軸の左右位置が純正時と同じにならない場合があります。
この補正にアジャスタブルラテラルロッドを組み合わせるキットもあります。
ホイールの出方が左右で違って見えるときは、ホイールだけでなく車軸位置も確認してください。
ドライブシャフトを見る
フロントを上げると、ドライブシャフトの角度も変わります。
リフト量が大きいほどブーツの角度や周辺部品との関係を見ておきたいです。
装着直後だけではなく、オイル交換やタイヤローテーションのタイミングで下回りを確認する習慣があると安心ですね。
オートレベライザー
後期150プラドなど、ヘッドライトのオートレベライザーを備える車では、車高変更後のセンサー位置も確認したいです。
リフトアップによって車両姿勢が変わると、ライトの照射位置へ影響する可能性があります。
補正ボルトなどを用意するメーカーもあるので、キット内容と別売り部品を施工前に確認してください。
車検と灯火位置を見る
車高を変える場合は、完成後の全高や灯火類の位置も無視できません。
サスペンションだけなら何センチ上げても大丈夫、と単純には考えず、タイヤ外径やルーフ用品などを含めた完成状態で確認してください。
構造変更だけで判断しない
車検の話になると「構造変更が必要か」だけへ意識が向きがちですが、公道を走るなら灯火、タイヤ突出、干渉、最低地上高なども一緒に見ます。
リフトアップは一つの寸法だけで合否を決める話ではないため、完成車を基準に考えましょう。
購入前に確認したいこと
ショックやサスペンションは安い買い物ではないので、注文前に車両条件を一度まとめておくと失敗を減らせます。
ショップへ相談するときも、情報が揃っている方が完成形の話をしやすいです。
車両情報を伝える
最低でも、年式、型式、グレード、エンジン、KDSSの有無、リアエアサスの有無、現在のタイヤサイズ、現在の車高は伝えたいです。
さらに中古車で既にリフトアップされている場合は、装着中のスプリングやショックのメーカーも分かる範囲で確認してください。
純正に見えても前オーナーがスプリングだけ交換しているケースもあるため、現車を見てもらうと確実性が上がります。
普段の積載を伝える
ルーフラック、ルーフテント、リアラダー、ヒッチキャリア、工具、キャンプ用品など、常に載せている重量物は足回り選びに関係します。
旅行のときだけ載せる荷物と、365日載っている荷物は分けて伝えた方がいいです。
特にリアスプリングは常時積載を前提にした設定があるため、普段の状態を基準にしてください。
完成車高を決めておく
「2インチくらい上げたい」だけではなく、前後どのくらい上げたいのか、前下がりをどこまで補正したいのかまで決めておくと部品を選びやすいです。
タイヤ外径も変える予定なら、サスペンションだけでなくタイヤによる車高変化も足してください。
サイドステップへの一歩、立体駐車場、洗車機、ルーフラックの高さまで実生活で確認すると後悔しにくいですよ。
見積りは完成状態で見る
足回りの費用はショックやスプリング本体だけでは終わりません。
取付工賃、アライメント、必要な補正部品、消耗した純正部品の交換などが加わる場合があります。
そのため、ショップ比較ではパーツ価格だけではなく、完成してそのまま走れる状態までの総額で見てください。
ネットで部品だけ安く買っても、持ち込み工賃や適合違いで結果的に高くなることもあります。
購入前に確認する順番は「用途→車両仕様→車高→積載→タイヤ→補正部品→アライメント」です。
この順番なら、ブランド名に引っ張られすぎず、自分の150プラドに合う構成を選びやすくなります。
150プラドの足回りFAQ
Q1. ショックだけで乗り心地は変わる?
A. 変わります。
ショックアブソーバーはスプリングの動きを収める役割があるため、純正スプリングを残したままでも揺れの収まり方や姿勢変化の感じ方は変化します。
ただし、タイヤ、空気圧、ブッシュの状態も乗り味へ関係するので、ショックだけで全てが決まるとは考えない方がいいです。
Q2. B6と5100はどちらが合う?
A. 純正車高中心ならB6、リフトアップ系の構成を考えるなら5100を比較しやすいです。
ただし5100は海外向け品や並行輸入品も検索結果に混ざるため、商品名だけでなく品番と150プラドへの適合を確認してください。
車高をどこまで変えるかを先に決めると選びやすくなります。
Q3. JAOSとモトレージは何が違う?
A. JAOSは150プラド向けの完成度が高いセットを選びやすく、モトレージは前後のリフト量やスプリング仕様を細かく選びたい人に向いています。
どちらも車両仕様に応じた適合確認が必要で、ガソリン・ディーゼル、KDSS、エアサスの条件を見てください。
自分で細かく車高を決めたいか、用意されたセットから選びたいかでも好みが分かれます。
Q4. 2インチアップなら補正部品はいらない?
A. 一律には言えません。
同じ2インチでも実際の前後車高、車両個体差、タイヤ、KDSSの有無、アライメント結果によって必要な対応が変わります。
ラテラルロッドやオートレベライザー補正などがキットへ含まれる場合もあるため、装着後の状態から判断してください。
Q5. 乗り心地重視なら一番高いショックがいい?
A. 価格だけでは決まりません。
高機能なリモートリザーバー式や調整式ショックには魅力がありますが、街乗り中心の車でその機能を使い切れるとは限りません。
純正のどこが気になるか、車高を変えるか、普段の積載量はどれくらいかを先に決めた方が満足しやすいです。
150プラドの足回りまとめ
150プラドの足回りは、ビルシュタイン、JAOS、モトレージ、ドビンソン、キングショックと選択肢が多く、見ているだけでも楽しい分野です。
ただ、有名ブランドへ替えれば自動的に乗り心地が良くなるわけではありません。
ショックの減衰特性、スプリング、前後の車高、常時積載、タイヤ、空気圧が組み合わさって、最終的な乗り味が決まります。
純正車高を生かして揺れの収まりを変えたいならショック交換から、車高も変えたいならスプリングとショックをセットで、積載や悪路まで踏み込むなら荷重区分やストロークまで見るのが分かりやすいです。
そして装着後は、アライメント、左右位置、ドライブシャフト、ヘッドライトの照射位置まで確認してください。
私なら「どのブランドが人気か」より、「家族を乗せて普段どこを走るか」を基準に150プラドの足回りを選びます。
毎日乗る車だからこそ、駐車場から高速道路、キャンプ場まで気持ちよく使える仕様が、あなたにとって一番いい足回りだと思います。





