こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
150プラドのフィルターを通販で探すと、エアコン用とエンジン用が同じ検索結果に並び、どれを買えばいいのか分かりにくいことがあります。
私が乗っているのは150プラドのTX Lパッケージ マットブラックエディションですが、同じ150系でもエンジンや生産時期が違う車の情報を、そのまま自分の車へ当てはめるのは避けたいところです。
今回は、室内の空気を通すエアコンフィルターと、エンジンが吸い込む空気を通すエアクリーナーを分けて、適合品の選び方、交換時期、作業時の注意点まで見ていきます。
さらに、フィルターを替えてもエアコンの臭いが残る場合に、エバポレーター洗浄をどう考えるかも解説します。
記事のポイント
- エアコン用とエンジン用の役割の違い
- 150プラドの型式別適合と商品選び
- それぞれの交換時期とDIYの注意点
- 臭いが残る場合の洗浄と依頼の判断
二つのフィルターの違い
名前は似ていますが、エアコンフィルターとエアクリーナーは別の部品です。
購入前に役割と取り付け場所を知っておくと、間違った商品を注文する心配を減らせます。
室内用とエンジン用の役割
エアコンフィルターは、車内へ送る空気に含まれるほこりや花粉などを捕らえるための部品です。
一方、エンジン用エアクリーナーは、燃焼に必要な空気から異物を取り除き、エンジン内部へ余計なものが入るのを防ぎます。
| 比較項目 | エアコンフィルター | エアクリーナー |
|---|---|---|
| 主な役割 | 車内へ送る空気のろ過 | エンジン吸入空気のろ過 |
| 主な場所 | 助手席側グローブボックス奥 | エンジンルーム内の吸気ボックス |
| 気になりやすい症状 | 風量低下、ほこり、臭い | 吸気抵抗の増加、性能や燃費への影響 |
| 選ぶときの情報 | 車両型式、生産時期、製品適合 | エンジン型式、車両型式、製品適合 |
| 交換時期 | 車両の指定と使用環境で判断 | エンジンの指定と使用環境で判断 |
つまり、エアコンフィルターを交換しても、エンジン用エアクリーナーを交換したことにはなりません。
反対に、エンジン側を新品にしても、室内の臭いや花粉対策を直接済ませたことにはならないんです。
同じ交換時期で考えない
二つのフィルターは使われる環境が違うため、交換時期も別々に考えます。
例えば、走行距離が少なくても、エアコンを使う時間が長ければ室内用フィルターの汚れや脱臭性能が気になることがあります。
逆に、舗装路中心で走っている車と、砂ぼこりの多い場所を頻繁に走る車では、エンジン側の汚れ方も同じではありません。
「車検のたびに両方交換しなければいけない」と決めるより、前回の交換記録と現在の状態を見て、必要な方から手を入れるのが自然です。
150プラドの適合品を選ぶ
今回の対象は、2009年に登場したランドクルーザープラド150系です。
120系プラドやランドクルーザー250とは分けて考え、車検証と部品メーカーの適合表を照らし合わせて選びましょう。
エアコンフィルターの適合
デンソーの車種別適合表では、150系のTRJ150、GRJ150・151、GDJ150・151に対し、通常タイプのDCC1009と、プレミアムタイプのDCP1009が掲載されています。
同じ表では、参考純正品番として87139-52040と87139-30040が示されています。
ただし、これらは部品を照合するための参考情報であり、手元の車に付いている部品を確認せず、どちらかの純正品番を決め打ちするためのものではありません。
| 車両型式 | 主なエンジン | デンソー通常タイプ | デンソープレミアム |
|---|---|---|---|
| TRJ150 | 2.7Lガソリン | DCC1009 | DCP1009 |
| GRJ150・151 | 4.0L V6ガソリン | DCC1009 | DCP1009 |
| GDJ150・151 | 2.8Lディーゼル | DCC1009 | DCP1009 |
この表はデンソー製品の適合を示したもので、他社製品の品番まで共通という意味ではありません。
通常タイプを探すならデンソー クリーンエアフィルター DCC1009、脱臭などの付加機能も比較したいならデンソー クリーンエアフィルタープレミアム DCP1009が具体的な候補になります。
購入画面では商品名だけでなく、メーカー名、品番、対応型式、販売されている製品の仕様を最後まで確認してください。
エンジン用は型式を分ける
エンジン用エアクリーナーは、150プラドという車名だけでは注文しない方がいい部品です。
150系には2.7Lガソリンの2TR-FE、4.0L V6の1GR-FE、2.8Lディーゼルの1GD-FTVがあり、エンジンごとに適合する製品を確認する必要があります。
| 車両型式 | エンジン | 購入時の確認事項 |
|---|---|---|
| TRJ150W | 2TR-FE | 2.7Lガソリン用の適合 |
| GRJ150W・151W | 1GR-FE | 4.0L V6用の適合 |
| GDJ150W・151W | 1GD-FTV | 2.8Lディーゼル用の適合 |
純正同等品を買う場合は、150プラド用純正同等エアクリーナーの中から、自分のエンジンに対応するものを選びます。
純正品番が分からないときは、車台番号を使って純正部品を照合し、その番号に対応する社外品を探すと間違いを減らせます。
なお、同じエンジン名が別の車種に使われていても、吸気ボックスや部品形状まで必ず同じとは限りません。
「ハイラックスにも付くからプラドにも付くはず」といった判断はせず、150系用として適合が確認できる商品を選んでください。
洗浄式を選ぶ場合
エンジン用には、使い捨ての純正同等品だけでなく、洗浄して繰り返し使うタイプもあります。
例えばJAOSのBATTLEZエアクリーナーでは、2.7L用のB730044A、4.0L用のB730065B、2.8Lディーゼル用のB730065Cが150系向けに設定されています。
いずれも純正交換タイプとして案内されていますが、品番が異なるのでエンジン別に選ぶことが前提です。
洗浄式は長く使える点が魅力ですが、洗い方や乾燥方法を守る手間があり、使い捨て品と同じ扱いはできません。
日常の維持管理をなるべく簡単にしたいなら純正同等の交換式、洗浄作業も含めて楽しみたいなら適合する洗浄式、という選び方でいいと思います。
注文前に確認する情報
ネット通販では「150プラド対応」という大きな表示より、その下にある適合条件の方が重要です。
車検証の型式、初度登録年月、車台番号を手元に置き、分かる場合は生産年月とエンジン型式も確認しておきましょう。
初度登録年月は製造された年月と必ずしも同じではないため、適合表が生産年月で区切られているときは注意が必要です。
中古車で前のオーナーが社外吸気パーツを付けている場合は、純正用のフィルターがそのまま収まるとは限りません。
その場合は、現在装着されている吸気ボックスやフィルターの品番を確認し、元の構成に合う交換部品を探してください。
購入前の基本は「車両情報」と「今付いている部品」の照合です。
適合が確認できない商品を、価格の安さだけで選ぶ必要はありません。
エアコンフィルターの交換時期
エアコンフィルターは、距離だけでなく使用期間や空気環境も見て交換します。
特に150系は販売期間が長いため、すべての年式に同じ数字を当てはめないことが大切です。
取扱説明書の指定を確認
交換時期は、自分の車の取扱説明書と、装着するフィルターの説明を基準にしてください。
例えば2012年10月版の150プラド取扱説明書では、エアコンフィルターの交換目安が20,000km、交通量や粉じんの多い地区では15,000kmとされています。
一方、交換用フィルターには「1年または15,000km」といった独自の目安を設けている製品もあります。
このため、「150プラドは全車1年ごと」「必ず15,000kmごと」と一律に決めるのは正確ではありません。
自分の車両の指定と、購入した製品の交換目安を確認し、汚れや臭いが気になる場合は早めに状態を見てください。
早めに交換したい使い方
大都市や寒冷地など、交通量や粉じんの多い地区では、通常より早い交換が目安になる場合があります。
また、花粉の多い時期に外気導入をよく使う、未舗装路を走る、落ち葉の多い場所へ駐車する、といった使い方でも汚れ方は変わります。
走行距離が少なくても、前回交換から長い期間が過ぎているなら、フィルターの状態を確認する価値はあります。
ただし、見た目が少し灰色になっただけで、必ず機能が失われているとまでは言えません。
交換履歴、使用環境、風量、臭いなどを合わせて考えるのが現実的です。
風量や臭いも交換の目安
以前より風が出にくいと感じるときは、フィルターの目詰まりが原因の一つとして考えられます。
ただ、風量低下には送風機や空気の通り道など別の原因もあるため、フィルターを替えれば必ず直るわけではありません。
脱臭タイプで排ガス臭などが気になり始めた場合も、交換を考えるきっかけになります。
一方、エアコンを入れた瞬間のカビっぽい臭いが続く場合は、フィルター以外の場所に原因が残っていることもあります。
臭いの原因ごとの考え方は、後半で詳しく見ていきます。
エアコンフィルターの交換方法
150プラドのエアコンフィルターは、主に助手席側グローブボックスの奥から交換します。
ここでは作業の流れを紹介しますが、細かなツメの形状や外し方は自分の年式の取扱説明書に合わせてください。
作業前に用意するもの
まず適合する新品フィルターを用意し、車を平らで安全な場所に停めてエンジンスイッチをOFFにします。
グローブボックス内の車検証ケースや小物を取り出しておくと、開いたときに物が落ちにくくなります。
手元を照らせるライトや、外した部品を置くための清潔な場所があると作業しやすいでしょう。
樹脂部品は古くなると傷みやすいため、寒い日に無理な力をかけるより、扱いやすい環境で落ち着いて作業する方がいいと思います。
フィルターの交換自体は大がかりな整備ではありませんが、手順が分からないまま部品を引っ張るのは避けたいところです。
グローブボックスを外す
150系の取扱説明書では、グローブボックスを開き、ダンパーステーのピンを外してから、側面のツメを解除する方式が案内されています。
グローブボックスを支えながら側面を内側へ押し、上部のツメを片側ずつ外していきます。
下部の結合部も、説明書に示された方向へ動かして取り外してください。
ここで無理に引っ張ると、ツメやダンパーを傷める可能性があります。
外れにくいときは力を増やすのではなく、引っかかっている位置と動かす方向を確認しましょう。
古いフィルターを取り出す
グローブボックスの奥にあるフィルターカバーを確認し、ロックとツメを解除して取り外します。
カバーを外したら、古いフィルターをゆっくり引き出してください。
ほこりや落ち葉がたまっている場合は、車内へ散らばらないように扱います。
フィルターを抜いた状態で、奥に異物が見えても、届かない場所へ工具を突っ込んだり、部品を無理に動かしたりしない方が安全です。
取り外したフィルターは、汚れ具合を確認してから処分すると、次回の交換時期を考える参考になります。
新品を取り付けて確認
新品フィルターは、製品に表示された向きを確認して取り付けます。
取り付け後はカバーを確実に戻し、グローブボックスとダンパーを元の状態へ戻してください。
矢印の意味を間違えない
フィルターに「UP」と書かれている場合は、上方向を示す表示として扱います。
一方、「AIR FLOW」と書かれた矢印は空気の流れる方向を示すため、UP表示と同じ意味だと思い込まないようにしましょう。
製品ごとの取り付け説明を確認し、古いフィルターの向きだけを頼りにしないことも大切です。
交換後はエアコンを作動させ、風量や異音、グローブボックスの開閉に問題がないか確認します。
フィルターを取り付けないままエアコンを使用しないでください。
交換式のエアコンフィルターは、水洗いやエアブローで再使用しないでください。
洗浄できると明示された特殊な製品を除き、汚れたら適合する新品へ交換するのが基本です。
エアクリーナーの交換時期
エンジン用エアクリーナーは、室内用より長い交換周期が設定されることが多い部品です。
ただし、実際の交換時期はエンジンと使用条件で変わるため、メンテナンスノートの指定を優先します。
一般的な距離の目安
トヨタの一般的なメンテナンス案内では、エアエレメントの交換目安を50,000kmごと、シビアコンディションでは25,000kmごととしています。
これは一般的な目安であり、150プラドのすべてのエンジン・年式に対する一律の指定ではありません。
車両のメンテナンスノートに異なる条件がある場合は、そちらを基準にしてください。
走行距離が交換目安へ達していなくても、汚れがひどい、破れがある、前回の交換時期が分からないといった場合は、早めに状態を確認しておくと安心です。
「まだ距離が少ないから絶対に大丈夫」とも、「少し汚れたからすぐ交換」とも決めつけない方がいいですね。
砂ぼこりや悪路の影響
砂利道や未舗装路をよく走る車は、舗装路中心の車よりエアクリーナーにほこりが付着しやすくなります。
アウトドアで150プラドを使うなら、走った距離だけでなく、どんな場所を走ったかも交換時期を考える材料になります。
また、長距離走行や山道の多い使用などは、メーカーがシビアコンディションとして扱う場合があります。
ただし、シビアコンディションの具体的な定義や適用される整備項目は車種ごとに確認が必要です。
キャンプへ行っただけで必ず交換、という話ではありません。
砂ぼこりの多い環境を走ったあとや、前回から長く確認していないときに、状態を見る習慣を付けておくといいと思います。
汚れと不調の見分け方
エアクリーナーがひどく目詰まりすると、吸気抵抗が増え、エンジン性能や燃費に影響する可能性があります。
ただし、加速が鈍い、燃費が落ちたといった症状だけで、エアクリーナーが原因だと断定することはできません。
タイヤ空気圧、走行環境、燃料系、吸気系、エンジン制御など、ほかの要因も考えられるからです。
フィルターに破れや変形がある場合は、汚れの程度にかかわらず適切な交換を考えてください。
見た目がきれいでも、交換履歴が不明なら、記録簿や前のオーナーの整備記録を確認しておくと判断しやすくなります。
エアクリーナーの交換方法
エンジン用エアクリーナーは、エンジンルーム内の吸気ボックスに収められています。
150系でもエンジンによって周辺の配置が違うため、ここでは共通する確認点を中心に説明します。
吸気ボックスの位置を確認
エンジンを停止して十分に冷ましてから、ボンネットを開けます。
吸気ボックスは、外気を取り込むダクトとエンジン側へ続く吸気管につながるケースです。
ただし、写真だけで自分の車の部品を決めつけず、エンジン型式に対応した整備資料で位置を確認してください。
特にディーゼルでは周辺にターボや吸気配管などがあり、別の部品を外してしまうと余計な作業になります。
作業する場所が分からないときは、無理に分解せず、部品の位置と固定方法を確認してから進めましょう。
ケースを開けて交換する
吸気ボックスの固定具を外し、ケースのふたを説明書に従って開けます。
古いエレメントを取り出す前に、どの向きで収まっているか、パッキンがどこへ当たっているかを確認しておくと戻しやすくなります。
取り外したら、ケース内に大きな異物がないか確認し、必要な範囲で清掃してください。
ほこりをエンジン側の吸気口へ落とさないように注意し、奥へ無理に工具を入れないことも大切です。
新品を入れるときは、向きとパッキンの収まりを確認し、ふたが均等に閉まることを確かめます。
エレメントがずれたまま無理に固定すると、隙間から異物を吸い込む原因になりかねません。
固定具と配管を確認
交換後は、ケースの固定具がすべて元どおりになっているか確認してください。
作業中に触れた吸気ホースや配線がある場合は、外れたり挟まったりしていないかも見ておきます。
工具やウエスをエンジンルームへ置き忘れないようにし、ボンネットを閉める前に作業場所を一度見渡しましょう。
エンジンを始動したあとは、普段と違う吸気音や警告表示がないか確認します。
異常が出た場合は走行を続けず、取り付け状態を確認してください。
エアクリーナーを外したままエンジンを運転しないでください。
また、使い捨てのエレメントを水洗いしたり、高圧の圧縮空気を当てたりするのは避け、製品ごとの指定に従ってください。
DIYと依頼を選ぶ基準
エアコンフィルターは自分で交換しやすい部品ですが、エンジン用は部品の収まりや吸気経路への異物混入にも気を配る必要があります。
作業に慣れていない場合は、部品だけ用意して交換作業を依頼する方法もあります。
作業をどこへ頼むか迷う場合は、楽天Car車検で近くの整備工場の料金や口コミを比べてから見積もりを取ると、車検や点検とまとめて依頼する先を選びやすくなります。
ただし、持ち込み部品に対応しているか、持ち込み工賃がどうなるかは店舗ごとに異なるため、購入前に確認しておく方が無駄になりません。
自分で作業するなら、必要な工具、説明書、作業場所がそろっているかを先に確認しましょう。
「安く済ませるために無理をする」より、確実に取り付けられる方法を選ぶ方が、長く乗る車には合っていると思います。
エアコンの臭いが残る場合
フィルターを新品にしても、エアコンの臭いが完全になくなるとは限りません。
臭いの発生場所によって対処が違うため、交換だけで済む場合と内部の洗浄を考えたい場合を分けて見ていきます。
臭いの出方から原因を考える
外気導入にしたときだけ排ガスや周囲の臭いが気になるなら、外の空気やフィルターの脱臭性能が関係している可能性があります。
一方、エアコンを入れた直後にカビっぽい臭いが出る場合は、内部に残った水分や汚れが関係していることがあります。
また、車内の食べ物、濡れたフロアマット、シートなどが臭いの原因になっている場合もあります。
そのため、「臭う=エバポレーターが汚れている」と決めつけるのではなく、いつ、どの操作で、どんな臭いが出るのかを確認することが大切です。
フィルター交換後に臭いが改善したなら、まずはその状態で様子を見る選択もあります。
エバポレーター洗浄とは
エバポレーターは、エアコンの空気を冷やす働きをする部品です。
冷却時に結露するため、ほこりや汚れが付着すると、臭いの原因になることがあります。
エバポレーター洗浄は、この内部の汚れや臭いに対処するための作業で、フィルター交換とは目的が違います。
ただし、洗浄すればすべての臭いが必ず消えるわけではありません。
排水経路の問題、送風機周辺の汚れ、車内の別の臭いなどが関係していれば、洗浄だけでは改善しない場合もあります。
エアコンの臭いが続くときは、フィルターの状態と合わせて、内部の汚れや排水の状態などを確認してもらうと、必要な作業を選びやすくなります。
市販の洗浄剤を使う前に
市販のエバポレーター洗浄剤を使う方法もありますが、150プラドに使えるかどうかは製品の適合と施工方法を確認する必要があります。
フィルターの差し込み口から施工するタイプでも、車種によってノズルの向きや噴射位置、送風設定などが異なる場合があります。
説明書を確認せず、家庭用エアコン洗浄剤や別用途の薬剤を流し込むのは避けてください。
薬剤が電装品や不適切な場所へかかると、故障や臭いの悪化につながるおそれがあります。
また、消臭剤を吹き出し口へ大量に噴射しても、エバポレーターの汚れそのものを落としたことにはなりません。
自分で作業する場合は、製品が指定する車種適合、作業環境、保護具、換気、乾燥方法を守ることが前提です。
迷う場合は、車種に合った施工方法を確認できる店舗へ依頼する方が、余計なトラブルを避けやすいでしょう。
洗浄サービスを選ぶとき
洗浄を依頼する場合は、「エアコン洗浄」という名前だけで内容を判断しない方がいいです。
フィルター交換だけなのか、エバポレーターへの薬剤施工を含むのか、送風経路や排水の確認まで行うのかによって、作業内容が変わります。
見積もりでは、対象となる部品、使用する薬剤、施工方法、追加作業が必要になった場合の扱いを確認しておくと分かりやすいでしょう。
臭いが続く原因を確認せず、何度も消臭剤だけを追加するより、必要な作業を一度確認する方が結果的に無駄を減らせることがあります。
なお、洗浄後も臭いが残る可能性はあるため、「必ず無臭になる」という説明だけで選ばないようにしたいですね。
臭いをためにくい使い方
エアコン内部の結露を完全になくすことはできませんが、車内を清潔に保ち、フィルターを適切な時期に交換することは大切です。
濡れたフロアマットや食べこぼしを放置しないことも、車内の臭いを減らすうえで役立ちます。
エアコンを使ったあとに送風を利用する方法もありますが、車種の操作方法や周囲の環境に合わせて行ってください。
臭いが気になるからといって、常に内気循環だけで使う必要はありません。
外気導入と内気循環は、車内の曇りや換気の状態も見ながら使い分けることが大切です。
特にフロントガラスが曇るときは、臭い対策よりも視界の確保を優先しましょう。
購入と依頼の費用を考える
フィルター交換は比較的手を付けやすい維持管理ですが、商品代だけでなく、適合確認や作業方法まで含めて考えると失敗しにくくなります。
ここでは、購入直前に確認しておきたい費用と選び方をまとめます。
商品代と工賃を分ける
エアコンフィルターの価格は、通常タイプ、脱臭機能付き、プレミアムタイプなどで変わります。
エンジン用も、純正同等の使い捨て品と、洗浄して再使用するタイプでは価格帯や維持の仕方が違います。
さらに店舗へ交換を依頼する場合は、部品代とは別に工賃がかかることがあります。
具体的な金額は商品や店舗、時期によって変わるため、購入時の表示と作業見積もりで確認してください。
ネットで部品を安く買えても、持ち込み工賃や適合違いによる返品費用がかかれば、思ったほど安くならないこともあります。
特にエンジン用は、安さよりも適合と取り付けの確実さを優先したい部品です。
まとめ買いは必要な分だけ
エアコンフィルターを予備として購入する場合は、未開封の保管条件や使用期限の案内を確認しておきましょう。
脱臭機能付きの製品は、保管状態や使用開始後の経過によって性能が変わる可能性があります。
また、車を乗り換える予定があるなら、余分に買った部品が次の車にも使えるとは限りません。
「150プラド用だから何個あっても大丈夫」と考えるより、次回交換までの予定に合わせて必要な分を買う方が無駄になりにくいですね。
エンジン用も、エンジン型式が違う車への流用を前提にまとめ買いしないようにしましょう。
整備記録を残しておく
交換した日付、走行距離、商品名、品番を残しておくと、次回の部品選びがかなり楽になります。
私自身、消耗品は「何を使ったか」が後から分かる状態にしておくのが大事だと思っています。
特に150系は年式によって部品が違うことがあるので、前回の購入履歴が残っていると、次に同じ部品を探すときの手がかりになります。
ただし、前回付いていた部品が必ず正しいとは限らないため、初めて交換する中古車では車両情報との照合も行ってください。
整備記録は、車を長く維持するためだけでなく、将来売却するときに手入れの状況を伝える材料にもなります。
エンジンオイルも別の交換周期で管理したい方は、150プラドのオイル交換|適合規格・量・交換時期を詳しく解説を参考にしてください。
150系全体の中古購入、維持費、カスタムも確認したい方は、150プラド完全ガイド|中古購入・維持費・カスタムを徹底解説もあわせて読んでみてください。
150プラドのフィルター交換FAQ
最後に、150プラドのフィルターを購入・交換するときに迷いやすい点へ回答します。
Q1. 150プラドのエアコンフィルターはどれ?
A. まず車両型式と製品の適合表を確認してください。
デンソーの適合表では、150系のTRJ150、GRJ150・151、GDJ150・151にDCC1009とDCP1009が掲載されています。
通常タイプかプレミアムタイプかを選び、購入する商品の品番と対応車種を確認しましょう。
Q2. エアコンフィルターは毎年交換する?
A. 毎年交換を目安にする製品もありますが、150プラドの全車で一律に決まっているわけではありません。
車両の取扱説明書と装着するフィルターの交換目安を確認し、走行距離、使用期間、汚れや臭いに応じて判断してください。
Q3. ガソリンとディーゼルで同じ?
A. エンジン用エアクリーナーは同じものと考えず、エンジン型式別に適合を確認してください。
150系には2TR-FE、1GR-FE、1GD-FTVがあり、エンジン用エアクリーナーはそれぞれ対応する製品を選ぶ必要があります。
車名だけで注文せず、車両型式とエンジン型式を照合しましょう。
Q4. 交換してもエアコンが臭うのはなぜ?
A. フィルター以外の場所に臭いの原因が残っている可能性があります。
エバポレーターの汚れや結露、送風経路、車内の別の臭いなどが考えられるため、臭いが出るタイミングを確認し、必要に応じて内部洗浄を検討してください。
Q5. エバポレーター洗浄は自分でできる?
A. 車種に対応した市販の洗浄剤を使う方法はありますが、製品の適合と施工手順の確認が必要です。
薬剤の噴射位置や送風設定を誤るとトラブルにつながる可能性があるため、説明書を守って作業し、不安がある場合は施工内容を確認できる店舗へ依頼する方法もあります。
150プラドのフィルター交換まとめ
150プラドのフィルター交換では、まずエアコン用とエンジン用を分けて考えることが大切です。
エアコンフィルターは室内へ送る空気、エアクリーナーはエンジンが吸い込む空気をろ過するため、同じ交換時期にする必要はありません。
商品を買うときは、車両型式、エンジン型式、生産時期、製品の適合表を確認し、今付いている部品とも照らし合わせてください。
また、エアコンの臭いが残る場合は、フィルター交換だけで済ませず、エバポレーターや送風経路など別の原因も考えることが大切です。
自分で交換できる部分は無理なく行い、内部洗浄などは作業内容を確認して選ぶと、余計な出費を抑えながら気持ちよく乗り続けられると思います。




