こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
FJクルーザーって、キャンプ場に置いてあるだけで絵になる車ですよね。
丸目のヘッドライトに白いルーフ、背面スペアタイヤ、ルーフラック。
私もプラド150に乗っていますが、こういう四駆を見ると「荷物を積むだけじゃなく、このまま中で寝られたら最高だな」と考えてしまいます。
ただ、FJクルーザーで車中泊をするなら、後部座席を倒しただけでホテルのベッドのような完全な平面になるとは考えない方がいいです。
大切なのは、無理に純正状態だけで寝ようとせず、段差をなくす寝床を別に作ること。
ベッドキット、車中泊マット、DIYの荷台をうまく使えば、FJクルーザーらしいキャンプ仕様へ仕上げられます。
一方、車中泊用品を先に買ってしまうと、「長さが足りない」「ホイールハウスに当たる」「寝ると荷物を置けない」ということも起こります。
だから私は、寝る人数と実車の寸法を先に測ってから用品を選ぶ方法をおすすめします。
この記事では、FJクルーザーのフルフラット化のやり方から、ベッドキット、荷台DIY、ルーフテント、ポップアップルーフまで、キャンプで実際に使う場面を想像しながら見ていきます。
記事のポイント
- FJクルーザーをフルフラット化する方法
- ベッドキットと車中泊マットの選び方
- 荷台DIYやルーフテントの考え方
- 快適な車中泊に必要な用品と注意点
FJクルーザーは車中泊できる
FJクルーザーは、少し工夫すれば車中泊を楽しめる車です。
ただし、外から見ると大きなSUVなので、「後席を倒せば広大なベッドになる」と想像すると少し違います。
まずは車内の特徴を知り、どこに寝床を作るか考えてみましょう。
純正状態は完全な平面ではない
FJクルーザーは後部座席を倒して荷室を広げられます。
実際に北海道でFJクルーザーへ乗るK.Mさんから提供してもらった写真を見ると、後席を倒した状態ではかなり大きな荷物置き場を作れることが分かります。
ただ、荷物を載せやすい床と、人が一晩眠りやすい床は別物です。
小さな傾斜や段差でも、数時間横になっていると腰や肩へ集中して当たりやすくなります。
そのため、FJクルーザーのフルフラット化は「シートを倒す作業」ではなく、倒した後に平らな寝床を作る作業と考える方が分かりやすいです。
FJクルーザーの車中泊では、純正シートだけで完全な平面を求めるより、マットやベッドキットで段差を吸収する方が現実的です。
車中泊は少人数と好相性
FJクルーザーは5人乗りですが、5人で移動できることと、5人が車内で寝られることはまったく別の話です。
特にキャンプでは、クーラーボックス、テーブル、チェア、着替え、寝袋、調理用品なども積みます。
人が横になる時間になれば、その荷物を別の場所へ移動しなければなりません。
そのため車中泊まで考えるなら、一人旅や二人旅との相性がかなり良い車だと思います。
FJクルーザーそのもののサイズや基本情報から確認したい方は、FJクルーザーの中古価格・燃費・サイズと選び方も参考にしてください。
純正状態の代表的なボディ寸法は全長4,635mm、全幅1,905mm、全高1,840mmで、室内寸法は室内長1,785mm、室内幅1,560mm、室内高1,225mmです。
ただし、ここでいう室内長はそのまま車中泊用ベッドの長さを意味する数字ではありません。
シート位置や内装の張り出しなどがあるため、寝床を作る場所は実車で測る必要があります。
(出典:トヨタ自動車「FJクルーザー 車種情報」)
フルフラット化のやり方
FJクルーザーを車中泊仕様へ変える方法は、大きく分けて「マットで段差を吸収する方法」と「段差の上にベッドを作る方法」があります。
どちらが正解というより、車中泊の回数や普段の後席利用によって向き不向きが変わります。
まず荷室を実測する
用品を注文する前に、最初にやってほしいのがメジャーを使った実測です。
カタログの室内寸法だけを見てマットや天板を買うのはおすすめしません。
後席を倒し、実際に寝るときと同じ位置まで前席を動かした状態で測ります。
測りたいのは、寝床として使える前後の長さ、左右の幅、段差の高さ、タイヤハウスや内装の張り出しです。
測るのは長さだけではない
身長に対して十分な長さが取れても、肩付近だけ狭ければ寝返りが打ちにくくなります。
反対に横幅が広くても、前席側へ寝床を伸ばせなければ足を曲げて寝ることになります。
ベッドキットを使う場合は、寝床を高くしたことで頭上空間がどのくらい残るかも重要です。
車中泊は床だけを見るのではなく、寝た状態で身体を起こせるかまで想像してください。
マットで段差を吸収する
年に数回だけキャンプや旅行で車中泊するなら、最初はマット方式が使いやすいです。
後席を倒したあとに、段差をクッション材などで補い、その上へ厚みのあるマットを敷きます。
収納時に小さくできるため、普段は5人乗りのFJクルーザーとして使えるのもメリット。
特に空気を入れるタイプや折りたたみ式なら、必要なときだけ荷室へ載せられます。
現在も通販ではFJクルーザー用車中泊マットが販売されているので、購入時はGSJ15Wへの適合、使用時の長さ、幅、厚みを商品ごとに確認してください。
車種専用品にこだわらないなら、厚みのあるインフレーターマットを使う方法もあります。
柔らかければ快適とは限らないところもポイントです。
身体の重い部分だけ沈むと、その下の段差を感じてしまう場合があります。
マットは厚さだけでなく、床の凹凸をどこまで吸収できるかで選ぶと失敗しにくいですよ。
ベッドキットで平面を作る
車中泊へ何度も行くなら、ベッドキット方式がかなり魅力的です。
床の凹凸を一つずつ埋めるのではなく、その上にフレームを組み、別の平面を作ります。
イメージとしては、でこぼこした地面へ布団を敷くのではなく、その上へ簡易ベッドを置く感じですね。
これなら床の形に寝姿勢が左右されにくくなります。
寝床の下も使える
ベッドキットのもう一つの良さが、床とベッドの間を収納に使えることです。
靴、工具、調理用品、バッグなどを寝床の下へ逃がせれば、人が寝る場所を残しやすくなります。
FJクルーザーでは荷室そのものを際限なく広げられるわけではないので、上下方向を使う意味は大きいです。
毎週のように後席へ人を乗せるなら、固定式より分割して取り外せるベッドの方が日常では使いやすくなります。
ベッドキットの選び方
FJクルーザーのベッド選びでは、値段だけを比べるより「自分の使い方に戻しやすいか」を見てください。
車中泊のときは便利でも、普段の買い物で邪魔になってしまえば少しもったいないですよね。
| 方法 | 向いている人 | 特徴 | 確認点 |
|---|---|---|---|
| 専用ベッドキット | 車中泊が多い人 | 車内へ合わせやすい | 適合年式・収納方法 |
| 汎用マット | 年数回使う人 | 導入しやすく外しやすい | 実寸・段差・張り出し |
| DIYベッド | 自分仕様にしたい人 | 高さや収納を調整できる | 固定・強度・重量 |
| ルーフテント | 車内を荷物に使いたい人 | 寝床を車外へ分離できる | 重量・取付条件・全高 |
専用品は収まりを優先
FJクルーザー専用として設計されたベッドなら、内装形状や荷室幅に合わせやすいことがメリットです。
ただし、FJクルーザーはすでに新車販売を終えています。
以前販売されていた専用品が現在も新品で買えるとは限りませんし、中古品では付属部品が不足している可能性もあります。
購入するときは商品名だけでなく、型式、対応年式、必要な固定部品まで確認しましょう。
汎用品は寸法確認が重要
汎用品の良さは、選択肢が多く、FJクルーザー以外の車へ乗り換えても使える可能性があることです。
反面、「大型SUV対応」と書かれているだけでは適合判断ができません。
FJクルーザーは荷室側面やタイヤハウス周辺にも形があります。
最大幅だけでマットを選ぶと、置きたい位置へ入らないことがあります。
実車で寝床を作る位置を測り、その寸法より余裕のある商品を選んでください。
DIYなら戻せる設計にする
FJクルーザーはDIYで寝床を作る楽しさもあります。
イレクターパイプなどでフレームを組み、その上へ分割した天板を置く方式なら、収納スペースまで自分の道具に合わせられます。
ただし、最初から荷室全体を大改造する必要はありません。
まず簡単な試作品を作り、一晩使って高さや長さを確かめてから仕上げる方が失敗しにくいです。
固定方法まで考える
寝床は駐車中だけ使うものでも、移動中には車内の荷物になります。
急ブレーキや事故の際にフレームや天板が動かないよう、走行中の固定まで考えて作ってください。
純正の固定箇所を傷めたり、安全装備や座席の動きを妨げたりする設計も避けたいところ。
DIYでは「寝られるか」だけではなく、走行時に安全な状態へ戻せることが重要です。
人数別の寝床づくり
同じFJクルーザーでも、一人で寝るのか、夫婦で寝るのか、家族でキャンプするのかで必要な装備はかなり変わります。
用品を探す前に、まず「最大何人で寝たいか」を決めておきましょう。
一人なら余裕を作りやすい
一人車中泊なら、FJクルーザーはかなり遊びやすいと思います。
寝床を片側へ寄せ、反対側へバッグやクーラーボックスを置く配置もできます。
全部の荷物を車外へ出さなくても寝床を作りやすいので、雨の日にも便利です。
釣り、スキー、登山、ソロキャンプなど、一人で道具をたくさん持っていく使い方とも相性がいいですね。
二人なら幅と荷物が課題
二人で寝るなら、まず二人分の肩幅を確保できるか確認します。
次に問題になるのが荷物。
二人分のキャンプ用品を載せて現地へ行き、そのまま車内で二人が寝るには、荷物をどこかへ移す必要があります。
雨に濡らしたくない物は前席、ベッド下、収納箱などへ振り分けると使いやすくなります。
二人車中泊では、寝床の広さより「寝るときの荷物置き場」が先に限界になることもあるんですよ。
家族は車外泊も組み合わせる
家族キャンプなら、全員がFJクルーザーの中で寝ることにこだわらなくてもいいと思います。
大人はテント、子どもは車内など、その日の人数に合わせて使い分ける方法もあります。
また、車内を荷物置き場として使い、全員がテントで寝るならFJクルーザーの積載力をそのまま生かせます。
車中泊とテント泊を競わせる必要はありません。
一番楽に寝られる組み合わせを選べること自体がキャンプの自由さだと思います。
キャンプ用品の選び方
寝床が決まったら、次はマット、目隠し、換気、照明です。
ベッドだけ豪華にしても、窓が丸見えだったり、朝まで結露したりすれば落ち着いて眠れません。
マットは厚さより相性
車中泊マットは厚ければ厚いほど良いわけではありません。
厚くしすぎると収納サイズが大きくなり、ベッドキットの上では頭上空間も狭くなります。
反対に薄すぎれば床の硬さや天板の継ぎ目を感じます。
自分の体格と寝床の構造に合わせ、実際に横になったときの沈み方まで見たいところです。
サンシェードは全面を確認
FJクルーザーで夜を過ごすなら、フロントガラスだけではなくサイドとリアも目隠ししたくなります。
着替えをするときのプライバシー確保にもなりますし、外から車内の荷物が見えにくくなるメリットもあります。
現在は通販でGSJ15W対応サンシェードも販売されています。
窓の形にぴったり合わせたいなら、車種別に作られた高断熱ブラインドシェード
も選択肢です。断熱と目隠しを兼ねられるので、車中泊や駐車中の暑さ対策にも使えます。
購入時はフロント用だけなのか、リア側まで含むセットなのかを確認してください。
ドラレコや後付け装備との干渉も商品によって変わります。
換気用品は虫対策も見る
窓を少し開けると換気できますが、そのままでは虫も入ってきます。
春から秋のキャンプでは、防虫ネットや窓用ネットがあるとかなり快適です。
ただ、後席窓の構造などは一般的な5ドアSUVと違うため、どの窓を換気に使うのかを先に決めておきたいですね。
小型ファンを使う場合も、空気を身体へ当てるだけでなく、湿った空気を外へ逃がす流れを作ると結露対策になります。
照明は小型で十分
車内照明は明るすぎる必要はありません。
寝る前に荷物を探せて、外から車内が丸見えにならない程度で十分です。
充電式の小型LEDランタンなら車外のテーブルでも使えます。
天井から吊るす場合は、走行前に必ず外してください。
マットや照明などのキャンプ用品をまとめて探すなら、アウトドア用品店の通販を使う方法もあります。
荷台DIYの考え方
「FJクルーザー 荷台 DIY」で調べると、フレームと天板を組み合わせた自作例が気になる方も多いと思います。
DIYの良さは、既製品に自分を合わせるのではなく、自分の荷物へ車を合わせられることです。
イレクターパイプで土台
DIYでよく使われる方法の一つが、パイプとジョイントでフレームを作る方法です。
木材だけで箱を作るより、脚の位置や高さを変更しやすいのがメリット。
例えば収納箱の高さに合わせてベッドを作れば、そのまま箱をベッド下へ入れられます。
逆に寝床を高くしすぎると、座ったときの頭上が窮屈になります。
最初から高さを決め打ちせず、箱やマットを仮置きしてから設計するのがおすすめです。
天板は分割式が便利
一枚物の大きな天板は平らにしやすい反面、車から降ろした瞬間に置き場所へ困ります。
そこで使いやすいのが分割式。
普段は荷室側の天板だけ残し、車中泊するときだけ前側を追加する方法なら日常との両立がしやすくなります。
板の角は身体や内装へ当たりやすいため、丸めたり保護材を付けたりしておくと使いやすいです。
普段使いを邪魔しない
車中泊仕様を作るとき、意外と忘れやすいのが買い物です。
キャンプへ行かない日にスーパーで買った袋をどこへ置くのか。
横開きのバックドアを開けて、そのまま荷物を置けるか。
DIYベッドが毎日の荷物出し入れを邪魔するようなら、キャンプへ行かない時間の方が不便になります。
車中泊仕様でも普段の荷室を残す。
このくらいの加減がFJクルーザーには合っているかなと思います。
ルーフテントという選択肢
車内だけで寝床と積載を両立するのが難しい場合、ルーフ側を使う方法があります。
特にFJクルーザーはルーフラックを装着した姿がよく似合うので、ルーフテントに憧れる方も多いでしょう。
車内の荷物を減らせる
ルーフテント最大の魅力は、人の寝床を車内から外へ出せることです。
車内にはクーラーボックスや着替えを残したまま、屋根の上を寝室として使えます。
二人以上でアウトドアへ行く人ほど、このメリットは大きく感じるでしょう。
現在もFJクルーザーへルーフトップテントを取り付けた施工例が確認できるため、ルーフテントは車中泊スタイルの一つとして検討できます。
重量と全高は必ず確認
ただし、格好いいからという理由だけでルーフテントを載せるのはおすすめしません。
まず確認するのは、車両側、ルーフラック側、取付部、それぞれの荷重条件です。
ルーフテント本体だけでなく、就寝する人や取付部品も関係します。
さらに屋根の上へ重量物を載せれば、車の重心や走行時の感覚にも影響します。
全高も大きく変わるので、立体駐車場、カーポート、キャンプ場の木の枝などにも注意が必要です。
FJクルーザーの純正サイズや普段の駐車環境については、FJクルーザーのサイズと駐車の注意点でも詳しくまとめています。
ルーフラックを装着しているからといって、どのルーフテントでも載せられるわけではありません。
製品ごとの取付条件、ラック側の条件、車両側の状態をすべて確認してください。
ポップアップルーフとの違い
「FJクルーザー ポップアップルーフ」と探している方もいますが、ルーフテントとは分けて考えた方がいいです。
ルーフテントは車の屋根やラックの上へ寝室となる製品を取り付ける方法です。
一方、ポップアップルーフは車体のルーフ部分そのものを開閉式の構造へ変え、上方向に就寝空間を作る考え方。
そのため、一般的なキャンプ用品を積載する感覚ではありません。
車体側へ大きな加工が関係する仕様なら、強度、雨漏り、車両寸法、登録や車検など確認する内容も増えます。
FJクルーザーで屋根上泊をしたいだけなら、まずは適合確認の取れたルーフラックとルーフテントから比較する方が現実的でしょう。
快適に寝るための注意点
ベッドを平らにできても、それだけでは快適な車中泊になりません。
夜間は湿気、温度、目隠し、防犯までまとめて考えます。
換気と結露を軽視しない
大人が車内で長時間過ごすと、呼吸だけでも車内へ湿気がたまります。
外気温が下がる夜間は窓の内側に結露しやすく、寝袋や衣類が湿ることもあります。
だからといって窓を大きく開ければ、虫、雨、防犯が気になります。
小さな換気口を作り、防虫ネットなどを組み合わせる方法が使いやすいです。
朝起きたらドアを開け、寝具もしっかり乾燥させましょう。
エンジンをかけたまま寝ない
暖房や冷房のためにエンジンをかけたまま眠る方法は避けたいところです。
特に雪が積もる場所では、マフラー周辺が雪でふさがれると排気ガスが車内へ入り、一酸化炭素中毒につながる危険があります。
JAFが行った雪中でのテストでも、マフラー付近が雪で覆われた状態では車内の一酸化炭素濃度が短時間で危険な水準まで上がっています。
窓を少し開けるだけでは十分な対策にならないケースも確認されています。
(出典:JAF「クルマが雪で埋まった場合、CO中毒に注意」)
車中泊ではエンジンを停止し、その季節に合った寝袋や衣類で温度調整することを基本に考えてください。
目隠しと防犯もセット
FJクルーザーで寝るときは、外から車内が見えない状態を作りたいです。
寝ている姿だけでなく、財布、スマートフォン、キャンプ用品が見えることも避けたいところ。
サンシェードで窓を覆い、貴重品は外から見えない場所へ置きます。
バックドアやドアの施錠も就寝前に一度確認しましょう。
車外へテーブルやチェアを残したまま寝る場合も、キャンプ場だから絶対に安全とは考えない方がいいです。
キャンプでの積載方法
FJクルーザーで車中泊するときは、荷物の量を減らすだけではなく「夜にどこへ動かすか」を先に決めておくと楽です。
この準備だけで、到着後のバタバタがかなり変わります。
到着後の動線を決める
キャンプ場へ着いたら最初に使うのは、テーブル、チェア、テント、タープなど。
反対に寝袋や着替えは夜まで使わないことが多いです。
そこで、先に使う物をバックドア側へ置き、最後に使う物を奥へ入れておくと荷下ろしが楽になります。
横開きバックドアのFJクルーザーでは、特に荷物を後ろから順番に取り出せる配置が使いやすいです。
濡れ物は寝床と分ける
キャンプでは雨具、靴、タープ、タオルなど、濡れた物が必ず出てきます。
それを寝袋やマットと一緒に積むと、車内全体が湿りやすくなります。
防水収納袋やふた付きボックスを一つ用意し、「濡れ物はここ」と決めておくと便利です。
FJクルーザーはアウトドアで使いやすい道具感のある内装ですが、寝具まで濡らしていいわけではありません。
収納箱は高さをそろえる
DIYベッドを作るなら、ベッド下へ入れる収納箱の高さをそろえておくと空間を使いやすくなります。
箱の種類がばらばらだと、奥に入れた物を取り出しにくくなりがちです。
さらに、車内で動かないよう固定できる形を選びます。
FJクルーザーには荷室床面の固定用フックもあるため、積載時は使える固定箇所を確認してください。
FJクルーザーが向く人
FJクルーザーは、車内の広さだけで車中泊車を選ぶ人には最適とは限りません。
でも、好きな車でキャンプへ行き、その車に合わせて寝床を作る過程まで楽しめる人にはかなり面白い一台です。
趣味の一台として楽しむ人
FJクルーザーの魅力は、キャンピングカーのように最初からすべてが完成していないところにもあります。
今日はマットだけ。
次はサンシェード。
慣れてきたらDIYベッド。
さらに必要ならルーフラックやルーフテント。
こんなふうに、自分が実際に困ったところから少しずつ変えていけます。
山や林道へ出かけるFJクルーザーの雰囲気も、この車ならではですね。
快適性を最優先する人は注意
反対に、後席を倒すだけで完全なベッドが完成してほしい方には、別の車の方が楽かもしれません。
FJクルーザーは観音開きの後部アクセスドア、横開きバックドア、独特な車内形状など、便利さだけを追求したSUVではないからです。
普段使いの欠点まで確認したい場合は、FJクルーザーはやめとけと言われる理由と後悔しやすいポイントも参考にしてください。
購入前に実際の車幅、荷室、バックドアまで一度試したいなら、FJクルーザーをレンタルして確認したい項目もまとめています。
キャンプで使いたい人ほど、「アウトドアに似合うから」という理由だけではなく、実際に寝床を作れるかまで試してから選ぶと安心です。
FJクルーザーの車中泊FAQ
FJクルーザーのフルフラット化やベッドを考えると、用品を買う前に確認したい疑問がいくつか出てきます。
ここでは、車中泊やキャンプで特に気になりやすい内容をまとめます。
Q1. FJクルーザーは完全フルフラットになりますか?
A. 純正の後席を倒しただけで、何も追加せず快適な完全平面のベッドになると考えない方がいいです。
荷室は広げられますが、一晩眠るなら段差や硬さを吸収するマット、または別の平面を作るベッドキットを使う方法が向いています。
実際の段差や使える長さは、シート位置や現在の車両状態も含めて実車で確認してください。
Q2. FJクルーザーで二人車中泊できますか?
A. 体格や寝床の作り方によりますが、二人車中泊は検討できます。
ただし、二人分の寝床だけでなく、キャンプ用品や着替えを夜間にどこへ置くかまで決めておくことが重要です。
マット幅だけを見ず、肩まわりの有効幅と荷物置き場を実車で確認しましょう。
Q3. ベッドキットとマットはどちらがおすすめですか?
A. 年に数回ならマット、車中泊を頻繁にするならベッドキットが選びやすいです。
マットは収納しやすく、普段の後席や荷室を残せます。
ベッドキットは床とは別の平面を作れるため寝床を作りやすく、下側を収納に使える点も便利です。
Q4. FJクルーザーの荷台はDIYできますか?
A. イレクターパイプなどを使って、取り外し可能なベッドや荷台を作る方法があります。
ただし、寝床の強度だけではなく、走行中にフレームや天板が動かない固定方法まで考えてください。
初めから本格加工をするより、簡単な試作品で一度車中泊してから高さや分割方法を決める方が失敗を減らせます。
Q5. FJクルーザーにルーフテントは付けられますか?
A. FJクルーザーへのルーフテント装着例はありますが、どの製品でもそのまま取り付けられるわけではありません。
車両、ルーフラック、取付部、テントそれぞれの条件を確認し、重量だけでなく装着後の全高も確認してください。
普段使うカーポートや立体駐車場へ入れるかまで考えてから選ぶことが大切です。
FJクルーザー車中泊のまとめ
FJクルーザーで車中泊をするなら、純正状態だけで完全な平面を作ろうとするより、マットやベッドキットで段差を解消する方法が現実的です。
最初に後席を倒し、寝る状態まで前席を動かして、実際に使える長さ、幅、段差、頭上空間を測ってください。
年に数回の車中泊ならマットから始めても十分。
回数が増えてきたら、ベッドキットやDIY荷台で寝床と収納を上下に分けると使いやすくなります。
二人以上でキャンプへ行くなら、寝床だけでなく夜間の荷物置き場まで考えることも忘れないでください。
車内を荷物へ使いたいならルーフテントも候補ですが、重量、取付条件、全高の確認は必須です。
そして車中泊では、換気、目隠し、結露、虫、防犯、一酸化炭素への対策まで含めて初めて快適な寝床になります。
FJクルーザーの車中泊で優先したい順番
- 実車で寝床の長さと幅を測る
- マットまたはベッドで段差をなくす
- 寝る人数と荷物置き場を決める
- サンシェードと換気用品を用意する
- 必要になってからDIYやルーフテントを追加する
FJクルーザーは、最初から完成されたキャンピングカーではありません。
だからこそ、自分がキャンプへ行くたびに「ここをもう少し使いやすくしたい」と手を加えていく面白さがあります。
全部を一度に買いそろえるより、まず一泊してみて、本当に必要だった物から追加していく。
その方がFJクルーザーらしい、自分だけのキャンプ仕様になっていくと思います。




