こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
FJクルーザーの見た目が気に入って中古車を探し始めると、「これって何人乗りなんだろう?」と気になる方は多いと思います。
大きなボディなので7人くらい乗れそうに見えますが、国内仕様のFJクルーザーは2列シートの5人乗りです。
ただ、家族で使うなら「5人乗れる」という数字だけを見て決めるのはおすすめしません。
FJクルーザーには普通のSUVとはかなり違う観音開きのアクセスドアがあり、後部座席への乗り降り、チャイルドシートへ子どもを乗せる動作、狭い駐車場でのドア操作まで確認しておきたいからです。
北海道で実際にFJクルーザーへ乗っているK.Mさんからも、奥さんは少し乗り降りしにくそうにしているという話を聞いています。
一方で、その独特のドアや室内の雰囲気まで含めてFJクルーザーらしさでもあるんですよね。
この記事では、5人家族で使えるのか、6人乗りや7人乗りはあるのか、後部座席は狭くないのか、チャイルドシートや犬を乗せるならどう考えるのかまで、家族利用を中心に見ていきます。
記事のポイント
- FJクルーザーの乗車定員とシート構成
- 後部座席と観音開きドアの使い勝手
- 5人家族とチャイルドシート利用の注意点
- 家族で購入前に実車確認したいポイント
FJクルーザーは何人乗り?
まず一番分かりやすいところから確認すると、国内仕様のFJクルーザーは5人乗りです。
6人乗りや7人乗り、3列シート仕様は設定されていないため、最大乗車人数から購入候補を決めたい方はここを間違えないようにしましょう。
乗車定員は5人
FJクルーザーの乗車定員は前席2人+後席3人の合計5人です。
トヨタが2010年に国内導入したFJクルーザーも5人乗りとして販売され、後席への乗降に配慮した左右のアクセスドアが採用されました。
| 項目 | FJクルーザー |
|---|---|
| 乗車定員 | 5人 |
| シート | 2列 |
| 前席 | 2人 |
| 後席 | 3人 |
| 3列目 | なし |
| 6人乗り | 設定なし |
| 7人乗り | 設定なし |
ランドクルーザーやプラド系には7人乗りのイメージがあるため、FJクルーザーにも3列目があると思っている方が意外といるかもしれません。
ですが、FJクルーザーは最初から2列で使う車と考えた方が分かりやすいですよ。
FJクルーザーそのもののサイズ、燃費、グレード、中古車選びまでまとめて確認したい方は、FJクルーザーの中古価格・燃費・サイズと選び方もあわせて参考にしてください。
6人乗り仕様は存在しない
「FJクルーザー 6人乗り」で探している方もいますが、国内仕様に6人乗りはありません。
後部座席が横長なので、ぱっと見では4人座れそうに感じるかもしれませんが、乗車定員を超えて乗ることはできません。
後部座席は3人分として使うのが前提です。
中古車でシートが交換されていたり、荷室がカスタムされていたりしても、見た目だけで乗車定員が増えるわけではありません。
中古車を買う際は、車検証に記載されている乗車定員も確認しておくと間違いがありません。
7人乗りや3列シートもない
FJクルーザーには7人乗りも3列シートも設定されていません。
そのため、「今は家族4人だけど、祖父母も一緒に出かけることがある」「友人家族を乗せて6人になることがある」という使い方には向きません。
毎日のほとんどが4人以下で、たまに5人になるくらいなら十分検討できます。
反対に6〜7人で移動する機会が珍しくないなら、最初から3列シートを持つSUVやミニバンを候補に入れた方が使いやすいでしょう。
定員と快適に乗れる人数は別
ここで覚えておきたいのが、乗車定員5人と、大人5人が快適に長距離移動できることは同じではないという点です。
これはFJクルーザーに限らず5人乗りの車全般に言えることですが、後席3人乗車になると左右席だけを使う場合より肩まわりや足元に余裕がなくなります。
家族構成や乗る人の体格によって、同じ「5人乗り」でも感じ方はかなり変わりますよ。
普段2〜4人で使い、必要なときだけ5人乗る家庭なら候補にしやすい一方、大人5人で頻繁に長距離移動するなら後席を実際に試してから決めたい車です。
FJクルーザーの後部座席
家族利用で人数以上に気になるのが後部座席です。
FJクルーザーは外から見ると後席がかなり小さそうに見えますが、実際には3人分のシートとシートベルトが用意されています。
後部座席は3人掛け
FJクルーザーの後部座席は3人掛けです。
左右席だけを使って4人家族で乗るなら、中央席を空けられるので荷物を置いたり、子ども同士の間隔を取ったりできます。
一方で5人家族になると、後席3席をすべて使うことになります。
特に大人2人+子ども3人の家庭では、子どもの年齢によって使い勝手が大きく変わるでしょう。
子どもがある程度大きくなって通常のシートベルトを使えるなら比較的シンプルですが、チャイルドシートやジュニアシートを複数使う時期は横幅だけでは判断できません。
シート本体の幅、バックルへ手が届くか、隣のシートと干渉しないかまで見る必要があります。
室内幅だけでは判断できない
FJクルーザーの公表されている室内幅は1,560mmですが、この数字がそのまま後席の肩幅になるわけではありません。
ドア内張り、シート形状、チャイルドシートなどによって実際に使える空間は変わります。
だから私は、家族車を見るときに「室内幅が何mmあるから大丈夫」という決め方はしません。
プラド150を家族4人で使っていても感じますが、結局毎日気になるのは、子どもが自分で乗れるか、荷物を持ったままドアを閉められるか、隣の人とぶつからないかという部分なんですよね。
数字は候補を絞る材料にはなりますが、最後は人が座った状態で見るのが確実です。
大人5人の長距離は確認したい
大人5人で乗ること自体は乗車定員の範囲内です。
ただ、後部座席へ大人3人が並んだ状態で高速道路を何時間も走るとなると、話は別でしょう。
左右2人だけなら中央に空間が残りますが、3人目が加われば肩や腕の置き場も変わります。
また、FJクルーザーは後席専用ドアを単独で自由に開ける一般的な5ドアSUVではありません。
休憩のたびに後席3人が乗り降りするなら、その動作まで含めて相性を見る必要があります。
中央席を実際に使ってみる
販売店で試乗するときは、運転席と後席左右だけ座って終わらせず、可能なら中央席にも家族の誰かが座ってみてください。
足の置き場、肩まわり、シートベルト、左右席との距離を見るだけでも印象が変わります。
「10分なら平気」と「旅行で3時間座っても大丈夫」は別です。
5人乗車が多い家庭ほど、中央席をおまけ扱いしない方がいいと思います。
観音開きドアの使い勝手
FJクルーザーを家族で使うなら、後席そのもの以上に重要なのが観音開きのドアです。
ここは普通のSUVから乗り換えると、かなり印象が違います。
2ドアのように見える構造
FJクルーザーは横から見ると、かなり2ドアSUVに近いデザインです。
しかし実際には、左右の大きなフロントドアの後ろに、それぞれ後ろヒンジ式のアクセスドアがあります。
つまりサイドには前2枚+後ろ2枚のドアがある構成です。
「FJクルーザーは2ドア?」と検索されるのは、後ろ側のドアハンドルが一般的なSUVのように外から目立たず、外観も2ドアクーペのように見えるためでしょう。
トヨタ自身も国内発売時に、2ドアクーペを思わせるデザインとして説明しています。
そのため、普通の意味での2ドア車ではありません。
また「3ドアSUVなの?」と迷う方もいると思いますが、一般的な左右1枚ずつ+バックドアという3ドアSUVとも構造が違います。
FJクルーザー独自の左右観音開きアクセスドアと覚えるのが一番分かりやすいですね。
後ろドアだけでは開けられない
家族利用で特に知っておきたいのがここです。
後席のアクセスドアを開けるには、先にフロントドアを大きく開く必要があります。
トヨタの取扱説明書でも、フロントドアを大きく開けてからアクセスドアを操作する手順になっています。
つまり、子どもだけを後席から降ろしたいときでも、一般的な5ドアSUVのように後ろドアだけ開けてサッと降ろす使い方にはなりません。
前後ドアを開閉する順番と乗り降り時の連携を事前に確認しておくと、購入前に家族で操作を試しやすくなります。
この写真を見ると、前席を前へ動かす昔ながらの2ドア車よりは後席へ入りやすいことが分かります。
でも、独立した後席ドアを持つSUVと同じ便利さではありません。
この違いはかなり大きいです。
狭い駐車場では余裕が必要
観音開きドアは前後に大きく開けることで広い開口部を作れるのが魅力です。
ところが、隣に車が停まっている駐車場では話が変わります。
前後のドアを十分に開けるための横方向の空間が必要だからです。
しかもFJクルーザーは全幅1,905mmあります。
ただでさえ横幅のある車なので、スーパーの駐車場で隣の車との間隔が狭いと、後席の子どもを乗せる作業がやりにくくなる場合があります。
チャイルドシートを使う家庭は、自宅の駐車場だけでなく、保育園、学校、スーパー、病院など普段使う駐車場まで想像しておきたいところです。
雨の日は手間が増えやすい
晴れた休日に販売店で一度乗り降りするだけなら、観音開きの手間はあまり気にならないかもしれません。
でも実生活では、雨の日に傘を持ち、バッグを抱え、子どもをチャイルドシートへ乗せる日があります。
そんなときに前ドアを開け、後ろのアクセスドアを開け、子どもを乗せて、今度は逆の順番で閉める。
毎日となると、この一連の動きが気になる人もいるでしょう。
逆に「この程度なら全然平気」と感じる家庭なら、FJクルーザーをファミリーカーとして選ぶハードルはかなり下がります。
FJクルーザーと5人家族
では、FJクルーザーを5人家族で使えるのでしょうか。
答えは、人数としては使えますが、子どもの年齢とチャイルドシートの数によっておすすめ度が変わります。
子ども3人なら条件次第
夫婦と子ども3人なら、合計5人なので乗車定員には収まります。
ただし、子ども3人全員がチャイルドシートやジュニアシートを必要とする時期は、後席への設置状況をかなり慎重に見たいところです。
「後席が3人掛けだからチャイルドシートも3台並ぶだろう」と考えるのは危険です。
チャイルドシートは商品によって横幅も土台の形も違います。
3台並んでも、それぞれが正しい位置で固定できないなら意味がありません。
また、隣のシートが近すぎてシートベルトのバックルへ手を入れられないことも考えられます。
そのため5人家族で購入するなら、実際に使うシートを想定して確認することが大切です。
子どもが大きいほど使いやすい
同じ5人家族でも、幼児3人と中学生を含む子ども3人では条件がかなり違います。
チャイルドシートが不要になれば後席を普通の3人掛けとして使えるため、乗せ降ろしに必要な作業も減ってきます。
自分でシートベルトを締め、アクセスドアも扱える年齢になれば、親が毎回身体を車内へ入れて固定する必要もありません。
だからFJクルーザーが家族向けかどうかは、家族の人数だけでなく今後数年間の子どもの成長まで考えて判断した方がいいと思います。
毎日の送迎では相性が分かれる
休日に家族5人でキャンプへ行く車なら、観音開きドアの少しの手間もイベントの一部として楽しめるかもしれません。
一方、毎朝保育園へ送り、夕方は習い事へ行き、週末は買い物という使い方では、ドア操作の回数が一気に増えます。
FJクルーザーを5人家族で使えないわけではありません。
むしろデザインが好きで多少の手間を楽しめるなら、家族の思い出を作る面白い一台だと思います。
ただし「5人乗りだから5人家族にぴったり」と数字だけで結論を出す車でもありません。
旅行では荷物まで考える
5人全員が座ると、当然ながら後部座席を荷室拡大のために倒すことはできません。
旅行では着替え、バッグ、ベビーカー、クーラーボックス、遊び道具などが増えていきます。
キャンプならさらに荷物が増えるでしょう。
普段の買い物なら十分でも、5人分の旅行荷物となると必要量が変わります。
購入前は人だけ乗せて確認するのではなく、自分たちが普段持っていく荷物まで想像しておきたいですね。
チャイルドシートの使い方
小さな子どもがいる家庭では、FJクルーザーへチャイルドシートをどう取り付けるかも重要です。
ここは安全に関係するため、「付いたから大丈夫」ではなく、車両と商品の両方の取扱説明書を確認してください。
ISOFIXは後席左右にある
2017年1月以降のFJクルーザー取扱説明書では、ISOFIX対応チャイルドシート固定専用バーが後部座席の左右席に装備されていることが確認できます。
また、トップテザーアンカーについても後部座席に用意されています。
(出典:トヨタ自動車「FJクルーザー取扱説明書」)
ISOFIXがある車だから、現在販売されているすべてのISOFIXチャイルドシートが無条件で使えるわけではありません。
年式、製品、固定方式、サポートレッグなどの条件を確認し、車両とチャイルドシート双方の適合情報を見て選んでください。
チャイルドシートを購入するなら、年式と型式まで入力して適合確認のできるチャイルドシートから候補を探す方が安心です。
中央席は製品ごとに確認する
後部座席中央には、左右席と同じISOFIX固定専用バーはありません。
そのため中央席へ子ども用シートを取り付けたい場合は、車両の取扱説明書とチャイルドシート側の適合条件を照らし合わせる必要があります。
シートベルト固定に対応している商品でも、何でも中央へ取り付けられるとは考えない方がいいでしょう。
特に5人家族で左右にチャイルドシートを付け、さらに中央席を使いたい場合は、実車確認の価値がかなり高いです。
2台付けると中央席が変わる
後席左右へ大きなチャイルドシートを2台取り付けると、中央席の使える幅は当然少なくなります。
大人が中央へ座れるのか、ジュニアシートなら入るのか、シートベルトのバックルへ手を入れられるのか。
ここはチャイルドシートの商品幅だけを足し算しても正確には分かりません。
座面の盛り上がりやドア内張りとの距離もあるからです。
可能であれば、普段使っているチャイルドシートを中古車販売店へ持ち込めるか聞いてみるのがおすすめです。
前席との干渉も確認する
後ろ向きチャイルドシートなどは前後方向にも大きいため、助手席の位置へ影響する可能性があります。
チャイルドシートを付けた結果、助手席をかなり前へ出さなければならないなら、今度は助手席の大人が窮屈になります。
トヨタの取扱説明書でも、チャイルドシートと助手席が干渉しないよう助手席位置を調整するよう案内されています。
チャイルドシート単体の設置確認ではなく、家族全員が座った完成形で見ることが大切です。
犬とFJクルーザーで出かける
FJクルーザーはアウトドアの雰囲気が似合うため、犬と一緒にキャンプや旅行へ行きたい方にも気になる車だと思います。
犬を乗せる場合も、後席と荷室のどちらを使うかを先に決めておくとイメージしやすくなります。
後席なら固定方法を決める
家族が2〜3人なら、後部座席の一部を犬用スペースとして使う方法があります。
ただし、犬を自由に歩かせた状態で走るのではなく、車用ハーネスやクレートなど、その犬の大きさに合った方法で安全に乗せたいところです。
急ブレーキや事故だけでなく、運転中に前席へ移動してくることも防げます。
FJクルーザーの後席は汚れを気にせず使いやすい雰囲気ですが、泥や毛を日常的に持ち込むならFJクルーザー専用シートカバーを使う方法もあります。
現在もGSJ15W用として販売されているシートカバーがあるため、中古車でも内装を保護しながら使えます。
荷室ならクレートを固定する
大型犬や多頭飼いでは、荷室へクレートを置く方が使いやすい家庭もあるでしょう。
FJクルーザーの荷室には荷物固定用のフックもあるため、クレートや荷物が走行中に大きく動かないよう固定方法まで考えておきたいです。
ただし、クレートを置けばその分だけ人間用の荷物スペースは減ります。
5人家族+犬+キャンプ用品となると、かなり条件が厳しくなってきます。
人数だけではなく、犬のスペースまで含めて「車内の席」を数える感覚が必要ですね。
観音開きでは飛び出しに注意
犬と使う場合、観音開きドアの大きな開口部は便利でもあります。
ただ、ドアを開けた瞬間に外へ飛び出そうとする犬なら注意が必要です。
アクセスドアを開ける前にリードやハーネスを確保するなど、いつもの乗り降り方法を決めておくと安心でしょう。
荷室用品との相性も見る
犬用クレート、買い物袋、キャンプ用品を同時に積むなら、荷室の形も現車で確認しておきたいです。
カタログ上の容量だけでは、クレートの扉を開けられるか、荷物を横へ置けるかまでは分かりません。
犬と毎週出かけるなら、犬用品も購入判断の一部として考えた方が現実的ですよ。
家族で実車確認したいこと
FJクルーザーほど、家族全員で実車を確認する意味が大きい車も珍しいと思います。
運転する本人が「最高!」と思っても、後ろへ毎日乗る家族には別の感想があるかもしれないからです。
家族全員で乗り降りする
まずは家族全員で一度乗ってください。
運転席から降りて、前ドアを開け、アクセスドアを開け、後席の人が乗るところまで実際にやってみます。
次に全員が乗った状態でドアを閉めてみましょう。
小学生くらいの子どもなら自分で操作できるのか、年配の家族ならステップの高さは大丈夫かという部分まで分かります。
K.MさんのFJクルーザーでも、奥さんは乗り降りしにくそうとのことでした。
それでも見た目はかなり気に入っているそうで、まさにFJクルーザーらしい「少し不便だけど好き」という関係だと思います。
チャイルドシートを持ち込む
チャイルドシートを使っているなら、販売店へ持ち込んで装着確認できないか聞いてみましょう。
シートの幅だけでなく、子どもを実際に座らせるところまで試せればかなり参考になります。
アクセスドアから身体を入れ、バックルを留め、降ろす。
この一連の動作にストレスがないかを見るわけです。
数百万円の中古車を購入する前なので、ここは少し面倒でもやっておいた方がいいですよ。
普段の駐車場を想像する
広い中古車展示場では、FJクルーザーのドアは気持ちよく全開にできます。
でも自宅やスーパーでは隣に車がいます。
全幅1,905mmの車体を停めたあと、前後のドアをどこまで開けられるのか。
マンションの駐車場なら柱との位置関係もあります。
自宅駐車場の幅を測り、FJクルーザーを置いた場合に左右へどの程度余裕が残るか確認すると、購入後の生活を想像しやすくなります。
レンタカーで一日試す
試乗だけでは判断しにくいなら、FJクルーザーをレンタカーやカーシェアで借りる方法もあります。
数時間でも、自宅、スーパー、送迎先、高速道路と普段使う場所を回れば、展示場だけでは分からないことが見えてきます。
購入前に何を試せばいいかは、FJクルーザーのレンタカーと購入前に試すべき項目で詳しく解説しています。
私は家族利用が目的なら、観光地を走るよりいつもの生活を再現する方が参考になると思います。
中古FJを家族用に選ぶコツ
FJクルーザーはすでに国内の新車販売を終了しているため、これから買う場合は中古車が中心です。
家族車として選ぶなら、見た目や走行距離だけでなく、後席まわりの状態にも目を向けましょう。
アクセスドアの状態を見る
家族で頻繁に後席を使うなら、左右のアクセスドアを何度か開閉してください。
スムーズに開くか、異音や違和感がないか、ドアまわりに大きな傷や修理跡がないかを見ます。
FJクルーザーはフロントドアとアクセスドアを決められた順番で開閉する構造なので、実際に何度か操作して身体で覚えておくのもいいでしょう。
後席の使用感を確認する
ファミリーカーとして使われていた中古車なら、後部座席やドアシルに使用感が残っていることがあります。
小傷や擦れだけなら年式相応と考えられる場合もありますが、シートベルト、バックル、シート固定部などはきちんと確認したい部分です。
チャイルドシートを長期間装着していた車では、シート表皮へ跡が残っていることもあります。
見た目の跡だけで車の良し悪しは決まりませんが、購入後に自分が気になるかは見ておいた方がいいですね。
候補車を複数比較する
黄色やブルーなど好みのFJクルーザーを見つけると、その一台しか見えなくなる気持ちは分かります。
でも家族用なら、同条件の車を何台か比べてください。
車両状態、下回り、整備履歴、保証だけでなく、後席の状態やカスタム内容にも差があります。
詳しい現車確認項目は、FJクルーザー中古車で失敗を防ぐ確認ポイントにまとめています。
在庫を広く探したい場合は、条件を伝えて候補を探してもらえるガリバーの中古車提案サービスを使う方法もあります。
一台だけを見て即決するより、年式や走行距離の近いFJを並べた方が価格差の理由も見つけやすくなりますよ。
他のSUVも比較したい家庭
FJクルーザーが好きでも、家族の使い方によっては他のSUVまで見てから決めた方が納得しやすいです。
特に後席を毎日使う家庭は、デザイン以外の部分も同じ日に比べてみてください。
大人4〜5人を頻繁に乗せる
大人4人ならFJクルーザーでも後席を2人で使えるので、比較的余裕を持ちやすいでしょう。
一方、大人5人で頻繁に乗るなら、後席3人乗車と観音開きドアの両方が日常になります。
友人を乗せて長距離へ行くことが多い人や、成人した子どもを含む5人家族なら、普通の後席ドアを持つSUVとも比べてみてください。
人数は同じ5人乗りでも、乗り降りの印象はかなり違うはずです。
3列シートが必要な家庭
6人以上で出かける機会があるなら、FJクルーザーだけで完結させることはできません。
家族5人+祖父母、家族4人+友人2人といった使い方が多いなら、3列シート車の方が自然です。
「普段は5人だからFJで大丈夫」と思っても、年間に何回ほかの人を乗せるか思い返してみてください。
その数回のために別の車を出すことが問題ないならFJでも構いません。
一台ですべてこなしたいなら、7人乗りSUVやミニバンまで候補を広げた方が後悔しにくいでしょう。
後席ドアの便利さを重視する
子どもの送迎回数が多い家庭では、独立した後席ドアの便利さはかなり大きいです。
後席の子どもが自分でドアを開けて乗り、そのまま前席の親が発進できる。
普通のSUVでは当たり前のことですが、FJクルーザーでは観音開き構造のため同じ感覚にはなりません。
その手間よりFJのデザインや趣味性が上回るか。
ここが家族車として選ぶ分かれ目になりそうです。
プラドとの使い勝手も比較する
私が乗っている150系プラドとFJクルーザーも、本格四駆という共通点はありますが家族利用の性格はかなり違います。
プラドは一般的な後席ドアを持ち、仕様によっては7人乗りも選べるので、後席を頻繁に使う家庭では便利です。
一方、FJクルーザーにはプラドでは味わえないデザインや観音開きドアの面白さがあります。
両車で迷っている方は、FJクルーザーとプラドのサイズ・燃費・使い勝手比較も参考にしてください。
FJクルーザーの人数に関するFAQ
最後に、FJクルーザーの乗車人数や後部座席について特に検索されやすい疑問へ答えます。
Q1. FJクルーザーは何人乗りですか?
A. 国内仕様のFJクルーザーは5人乗りです。
前席2人、後部座席3人の2列シートで、6人乗りや7人乗りの設定はありません。
大きなSUVですが3列目シートはないため、6人以上で移動したい家庭では別の車を検討する必要があります。
Q2. FJクルーザーは5人家族でも使えますか?
A. 人数としては使えますが、子どもの年齢と後席の使い方を確認してから決めるのがおすすめです。
夫婦+子ども3人なら定員内ですが、チャイルドシートを複数使う場合は横幅や固定位置の確認が必要になります。
また、観音開きドアによる毎日の乗せ降ろしが苦にならないかも実車で試してください。
Q3. FJクルーザーに7人乗りはありますか?
A. 国内仕様に7人乗りや3列シートはありません。
中古車を探しても基本的な乗車定員は5人です。
家族5人に加えて祖父母や友人を乗せる機会が多いなら、7人乗りSUVや3列シート車との比較をおすすめします。
Q4. FJクルーザーにチャイルドシートは付けられますか?
A. 取り付けられますが、年式とチャイルドシートごとの適合確認が必要です。
2017年仕様の取扱説明書では、ISOFIX対応固定専用バーは後部座席左右に装備されています。
中央席を含め、使用する製品によって取り付け方法や適合条件が異なるため、車両と製品双方の説明書を確認してください。
Q5. FJクルーザーは2ドアや3ドアなのですか?
A. 見た目は2ドアSUVのようですが、左右のフロントドア後方に後ろヒンジ式のアクセスドアを備えています。
サイドには前後合わせて4枚のドアがあり、一般的な2ドアSUVや3ドアSUVとは異なる観音開き構造です。
ただしアクセスドアだけを単独で先に開ける構造ではないため、後席への乗り降りは普通の5ドアSUVとは使い勝手が異なります。
FJクルーザーの家族利用まとめ
FJクルーザーは2列シートの5人乗りで、6人乗り、7人乗り、3列シート仕様はありません。
夫婦+子ども2人の4人家族なら後席を2人で使えるため比較的使いやすく、5人家族でも乗車定員としては問題ありません。
ただし、5人乗れるという事実だけで「ファミリーカーとして十分」と判断するのは少し早いと思います。
- 後部座席へ3人で座ったときの余裕
- 観音開きアクセスドアからの乗り降り
- チャイルドシートの固定位置と横幅
- 狭い駐車場で前後ドアを開けられるか
- 5人乗車時でも旅行荷物を積めるか
特に小さな子どもがいる家庭では、チャイルドシートを付けた状態で毎日の乗せ降ろしを再現してみてください。
反対に、大人4〜5人を頻繁に乗せる家庭、3列目が必要な家庭、後席ドアの便利さを優先したい家庭なら、普通の5ドアSUVや7人乗りSUVも比較した方がいいでしょう。
FJクルーザーは「便利だから買う」というより、少し独特な使い勝手まで含めて好きになれるかが大切な車だと私は思います。
観音開きドアを実際に使い、家族を後ろへ乗せ、それでも「やっぱりFJがいいな」と感じたなら、その気持ちはかなり確かなものではないでしょうか。



