FJクルーザー

FJクルーザーの足回り選び|ビルシュタインとX-REAS比較

※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

FJクルーザーの足回り選びでビルシュタインとX-REASを比較したイメージ

こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。

FJクルーザーの足回りを調べ始めると、ビルシュタイン5100、B6、純正ビルシュタイン、X-REAS、アッパーアームなど、似た言葉が一気に出てきます。

しかも中古車では前オーナーがすでに足回りを変更していることもあり、「今付いているのは何なのか」から確認しないと部品選びを間違えやすいんですよ。

私はランドクルーザープラド150に乗っていますが、足回りは見た目の車高だけで決めず、普段の乗り心地、荷物の量、雪道や林道へ入る頻度まで合わせて考えるようにしています。

今回も、北海道でFJクルーザーを実際に使っているK.Mさんの実車写真を交えながら、純正の構成からビルシュタイン、X-REAS、アーム類まで順番に見ていきます。

足回りは「何インチ上げたいか」より、「どんな状態で、どこを走りたいか」から決める方が失敗しにくいです。

記事のポイント

  • 純正ビルシュタインとB6・5100の違い
  • X-REASの仕組みと見分け方
  • アッパーアームとロアアームの考え方
  • 用途別に合う足回りの選び方
フロント斜めから見た黄色いFJクルーザーの外観

フロント斜めから見た黄色いFJクルーザーの外観(写真提供:北海道在住のFJクルーザーオーナー・K.Mさん)

FJクルーザーの足回り結論

FJクルーザーの足回りは、純正車高を維持したいのか、前下がりを少し補正したいのか、荷物を積んで悪路まで走るのかで選択が変わります。

まず用途を決める

街乗り中心で純正の高さが気に入っているなら、無理にリフトアップへ進む必要はありません。

ショックが経年劣化しているなら、純正形状に近い交換で乗り味を更新する方が満足しやすい場合もあります。

一方で、FJクルーザー特有の前下がり感を少し減らしたいなら、フロント側の高さを選べるビルシュタイン5100のような製品が候補に入ります。

キャンプ道具、ルーフラック、重いバンパー、けん引用品などを積むなら、見た目だけではなく車両に加わる荷重も考えたいところです。

林道や岩場を走るなら、車高よりサスペンションが動ける範囲、タイヤの接地、下回りの保護まで含めて考える必要があります。

FJクルーザーのカスタム全体の順番は、FJクルーザーのカスタム入門でもまとめています。

純正の状態を確認する

足回り選びで最初にやることは、商品ページを見ることではなく、今の車両を確認することです。

中古のFJクルーザーでは、標準ショックから社外品へ交換済み、オフロードパッケージの純正ビルシュタイン、X-REAS装着車、リフトアップ済みなど、出発点がまったく違います。

同じ「FJクルーザー用」と書かれた部品でも、現在の構成によって必要な部品や作業範囲が変わるわけです。

X-REASの有無が分岐点

とくに確認したいのがX-REASの有無です。

X-REASは一般的なショック4本を独立して使う仕組みではなく、対角線上のショックを油圧系統でつなぐシステムなので、通常のショック交換と同じ感覚では扱えません。

X-REAS装着車では、ショック単体の適合だけを見て購入しないでください。

残すのか、システムごと通常タイプへ変更するのかで、部品構成と施工内容が変わります。

ハル
ハル
私なら足回りを買う前に、まず車体の下を見ます。FJクルーザーは中古車なので、「年式と型式が合う」だけではまだ足りないんですよ。
妻さん
妻さん
通販で先に買ってから「今の車にはそのまま付かない」と分かったら、かなり困るもんね。

純正足回りの違い

FJクルーザーでは、標準仕様、オフロードパッケージ、X-REAS装着車を分けて考えると足回りの全体像が分かりやすくなります。

標準サスの特徴

FJクルーザーのフロントはダブルウィッシュボーン式、リアはリジッドアクスルを使った構成です。

トヨタは日本導入時、標準ショックを快適な乗り心地を狙って調整したと説明しています。

つまり純正状態は、舗装路だけでも悪路だけでもなく、日常走行と四駆らしい使い方を幅広くこなす設定と考えれば分かりやすいでしょう。

販売終了から時間がたった現在は、純正設計そのものより、ショックの抜け、ブッシュの劣化、錆や固着といった個体差が乗り味へ出やすくなっています。

「FJクルーザーは元から乗り心地がこういう車」と決めつける前に、消耗した部品がないかを見る価値がありますよ。

FJクルーザーのフロントサスペンションとコイルスプリング

FJクルーザーのフロントサスペンションとコイルスプリング(写真提供:北海道在住のFJクルーザーオーナー・K.Mさん)

純正ビルシュタインとは

「FJクルーザーのビルシュタイン純正」と検索している人が、まず知っておきたいのがここです。

国内導入時のオフロードパッケージには、悪路走行向けに調整されたビルシュタイン製モノチューブショックが純正採用されていました。

これはFJクルーザーのオフロードパッケージ用として用意された純正仕様であり、市販のB6やB8 5100と名前を置き換えて考えるものではありません。

中古車で黄色系のショックが見えたからといって、色だけで純正ビルシュタインと決めるのも避けたいところです。

交換歴がある車も多いため、パッケージ名、整備記録、品番、実物の状態を合わせて確認しましょう。

トヨタの日本導入時資料でも、オフロードパッケージにビルシュタイン製モノチューブショックを採用したことが明記されています。

(出典:トヨタ自動車「TMC Launches 'FJ Cruiser' in Japan」)

X-REASの仕組み

X-REASは、フロント左とリア右、フロント右とリア左という対角線上のショックを中間ユニットを介してつなぐ仕組みです。

車体が旋回して傾いたり、加減速で前後に姿勢変化したりしたときに、連携した減衰力を加えることでロールやピッチを抑える狙いがあります。

FJクルーザーではX-REASがメーカーオプションとして用意されていました。

ですから「FJクルーザーにはX-REASがない」という理解も、「全部のFJクルーザーにX-REASが付いている」という理解も違います。

X-REASの見分け方

実車で見分けるヒントは、ショック本体へ油圧配管が接続されているかどうかです。

通常のショックは車体と足回りの間でそれぞれ独立していますが、X-REASではショックから配管が伸び、対角側とつながるための系統があります。

ただし、過去にX-REASを撤去して通常ショックへ変更した車では、グレードや新車時の装備だけでは現在の状態を判断できません。

中古車なら、下回りの配管、ショックの品番、整備履歴を合わせて見るのが確実です。

X-REASの見分け方で迷ったら、「ショックに油圧配管が付いているか」を最初の目印にしてください。

そのうえで現在の部品構成まで確認すると、交換用ショックの買い間違いを減らせます。

ビルシュタインの選び方

ビルシュタインを選ぶなら、B6と5100を「どちらが上か」で比べるより、純正車高を保ちたいのか、フロント車高も変更したいのかで考えると分かりやすいです。

B6は純正車高向け

ビルシュタインB6系は、基本的に純正に近い車高のままショックを交換したい人が考えやすい選択肢です。

車高を大きく変えることが目的ではなく、純正スプリングなどを生かしながらダンパー側を更新したい場面に合います。

ただ、FJクルーザーは日本仕様と北米仕様で年式表記や商品流通が違い、通販では海外向け品番も混ざります。

「FJ Cruiser用」と書いてあるだけで注文せず、国内仕様の型式、登録年、前後どちらの部品か、X-REASの有無まで確認してください。

ビルシュタインB6のFJクルーザー適合品を通販で確認するときも、商品名より品番と適合条件を見るのが先です。

5100は前下がり補正向け

ビルシュタインB8 5100は、SUVやピックアップ向けにリフトやレベリングを意識したシリーズです。

FJクルーザー向けとして流通するフロント用には、スプリングシート位置を選び、純正スプリングを使いながらフロント側の高さを変えられる仕様があります。

そのため、「FJクルーザーの前下がりを少し減らしたい」「大幅なリフトまではいらない」という人から検索されやすいわけですね。

ここで注意したいのは、5100を付ければ車全体が同じ量だけ上がるわけではないことです。

フロント側の設定とリア側のスプリング構成は別に考える必要があり、リア車高を上げたいならリアスプリングなども含めた構成になります。

また、設定できる高さは品番や仕様で異なるため、通販ページの数字を別の商品へそのまま当てはめないでください。

ビルシュタイン5100のFJクルーザー用セットを通販で比較する場合も、前後セットの中身とリフト条件まで見るのがおすすめです。

車高調整だけで決めない

5100の魅力はフロントの高さを選べることですが、一番高い位置があなたの車に一番合うとは限りません。

フロントを上げれば前下がりは目立ちにくくなる一方、アライメント、ドライブシャフト角度、アッパーアーム周辺の余裕、タイヤとの干渉にも影響します。

重いフロントバンパーやウインチを付ける車と、純正バンパーの街乗り車でも条件は変わります。

5100は「高さを選べるショック」だからこそ、完成後の姿勢を先に決めてから設定するのがポイントです。

純正ビルから交換する場合

オフロードパッケージの純正ビルシュタインが古くなり、市販ビルシュタインへ交換したい人もいるでしょう。

この場合も「同じブランドだから同じ乗り味になる」とは考えない方がいいです。

純正ビルシュタインはトヨタのオフロードパッケージ向けに調整された部品で、市販B6や5100は別の商品として選びます。

タイヤ銘柄、空気圧、スプリング、ブッシュの状態でも体感は変わるので、ショックだけで乗り味のすべてが決まるわけではありません。

ハル
ハル
ビルシュタインという名前が同じでも、純正オフロードパッケージ、B6、5100は分けて考えた方がいいです。ここを一緒にすると商品選びがややこしくなります。
妻さん
妻さん
ブランド名だけ見たら同じ物に思えるけど、使い方まで違うんだね。

X-REAS車の交換判断

X-REAS装着車は、FJクルーザーの足回り交換で最も慎重に見たい仕様です。

一般的なショックと違う

X-REASは4本のショックが完全に独立した構成ではないため、一本だけ通常ショックへ交換して終わるという考え方には向きません。

油圧配管と中間ユニットを含むシステムとして成り立っているので、通常の社外ショックへ変更するなら、X-REAS側をどう扱うかまで決める必要があります。

とくに中古車では、すでに一部が撤去されている、社外ショックへ変わっている、配管だけ残っているなどの可能性もあります。

だからこそ、部品を注文する前の現車確認が大切です。

社外キットは適合を確認

FJクルーザー用として販売されるリフトアップキットの中には、X-REAS装着車を適合対象外としている製品があります。

たとえば現在販売されているJAOSのFJクルーザー用BATTLEZ系でも、X-REAS車を除外している仕様が確認できます。

この「X-REAS車不可」は、単にショックの取付穴が合わないという話だけではなく、既存システムの構成が違うことを踏まえて読む必要があります。

交換範囲を先に見積もる

X-REAS車で通常のショックへ変更するなら、ショック4本の値段だけを見て予算を決めない方がいいでしょう。

既存配管の処理、周辺部品、スプリングを変えるか、アライメント調整が必要か、固着した部品がないかまで作業内容へ入ってきます。

年数がたったFJクルーザーでは、ボルトやブッシュの状態によって追加作業が出ることも考えておきたいです。

X-REAS装着車は、X-REASの施工経験がある店へ現車を見せ、「残す」「通常ショックへ変更する」の両方で見積もると判断しやすくなります。

X-REASを残す考え方

X-REASが正常に機能し、今の乗り味に満足しているなら、カスタムのためだけに必ず外す必要はありません。

ロールやピッチを抑える純正システムそのものに価値を感じるなら、現状維持も立派な選択です。

一方で、将来的にリフトアップしたい、選べる社外ショックを増やしたいという人は、通常タイプへ変更する方向も候補になります。

大事なのは、X-REASを「付いているとダメな装備」と見るのではなく、自分の使い方に合うかで決めることです。

アーム類はいつ必要か

FJクルーザーをリフトアップすると、アッパーアームやロアアームまで交換すべきか気になってきます。

アッパーアームの役割

フロントのダブルウィッシュボーン式では、アッパーアームとロアアームがタイヤの動きや位置関係へ関わっています。

車高を上げると純正位置からアーム角度が変わり、アライメントで狙いたいキャスターやキャンバーへ合わせにくくなる場合があります。

そこで社外アッパーアームは、リフトアップ時のアライメント補正やクリアランス確保を目的に使われます。

ただし「2インチ上げたら必ずアッパーアーム交換」というように、リフト量だけで一律には決められません。

同じ高さでもスプリング、ショック、タイヤ、ホイール、個体差で条件が違うからです。

まず純正アームのままでアライメントが狙えるか、ボールジョイント周辺に無理がないか、タイヤとの位置関係に問題がないかを見て判断します。

FJクルーザー用アッパーアームを通販で確認する場合は、対応リフト量だけでなく国内仕様への適合、補修部品の入手性も見ておきましょう。

ロアアームの確認項目

ロアアームは、リフトアップしたからすぐ社外品へ交換する部品ではありません。

むしろ年数のたったFJクルーザーでは、ブッシュのひびやガタ、ボールジョイント周辺、アライメント調整部の固着などを先に確認したいです。

雪国で使われてきた車では、下回りの錆もチェック項目になります。

ロアアームが曲がっていたり調整部が固着していたりすれば、いくら新しいショックを付けてもアライメントを狙いにくくなる場合があります。

FJクルーザーのリア下回りにあるデファレンシャルとアクスル

FJクルーザーのリア下回りにあるデファレンシャルとアクスル(写真提供:北海道在住のFJクルーザーオーナー・K.Mさん)

アライメントで判断する

アーム交換を考えるときは、部品名から入るより、現在のアライメント測定値と調整余地を見るのが分かりやすいです。

交換後に直進性が落ちた、ハンドルの戻りが不自然、タイヤが偏って減るといった症状があるなら、車高だけでなくアライメントも疑います。

足回りを交換した直後だけでなく、新しいスプリングがなじんだ後の車高やタイヤ摩耗も見ておくと安心です。

リフトアップとの相性

ビルシュタイン5100やリフトキットを検討するなら、FJクルーザーの前下がり、積載、悪路での動きまで一緒に考えましょう。

前下がりをどう考えるか

FJクルーザーは、空荷の状態でリア側がやや高く見える姿勢になりやすく、「前下がりを直したい」と感じる人がいます。

フロント側を上げて水平に近づけるレベリングは、見た目を変える方法として分かりやすいです。

ただ、純正の前後差には荷物を積んだときの姿勢も関係します。

空荷で完全に水平へ近づけた車へキャンプ道具をたくさん積むと、リアが沈んで逆に後ろ下がりへ見えることもあります。

あなたが普段どれくらい荷物を載せるかまで考えると、「少し前下がりを残す」という選択も現実的なんですよ。

積載すると姿勢が変わる

ルーフラック、金属バンパー、スペアタイヤ周辺の用品、キャンプ道具などを常用すると、純正状態とは車両の荷重条件が変わります。

とくにリアへ荷物を載せることが多いなら、リアスプリングの設定も重要です。

逆に、普段は一人乗りで荷物も少ない車へ積載前提の硬めのスプリングを入れると、期待した乗り心地にならないことがあります。

「何kg対応」といった商品説明だけでなく、常時積載なのか旅行のときだけなのかも含めて選びたいですね。

悪路ではストローク優先

悪路へ入るなら、見た目の車高よりタイヤが路面へ追従できることが大切です。

ショックが適切に動き、スプリングが伸び縮みし、タイヤが接地してこそ四輪駆動の性能を使いやすくなります。

北海道のK.MさんのFJクルーザーは、雪道や砂利道でも実際に使われており、こうした用途では外観だけのカスタムではなく、タイヤと足回りの組み合わせが重要になります。

山間部の砂利道に停車した黄色いFJクルーザー

山間部の砂利道に停車した黄色いFJクルーザー(写真提供:北海道在住のFJクルーザーオーナー・K.Mさん)

リフト量ごとの違い、2インチ・3インチで増える補正部品、車検の考え方はFJクルーザーのリフトアップ費用と注意点で詳しく解説しています。

タイヤと同時に考える

足回りを上げたい理由が「もう少し大きいタイヤを履きたい」なら、ショックを先に買うよりタイヤサイズまで決める方がスムーズです。

タイヤ外径が変われば、フェンダー内側との隙間、ハンドルを切ったときの干渉、ホイールの位置まで関係します。

FJクルーザーのタイヤサイズと交換時の選び方では純正サイズから外径変更まで、FJクルーザーのホイールサイズとPCDではリム幅やインセットまで確認できます。

FJクルーザーのブロンズホイールとTOYO OPEN COUNTRYタイヤを斜めから見た様子

FJクルーザーのブロンズホイールとTOYO OPEN COUNTRYタイヤを斜めから見た様子(写真提供:北海道在住のFJクルーザーオーナー・K.Mさん)

ハル
ハル
私も四駆のカスタムは、足回り単体ではなくタイヤまで完成形を想像します。車高を上げたのに履きたいタイヤで干渉したら、二度手間になりやすいですからね。
妻さん
妻さん
見た目はショック、タイヤ、ホイール全部で決まるし、最初に組み合わせを考えた方がよさそうだね。

パフォーマンスダンパー

FJクルーザーの足回りを調べると、パフォーマンスダンパーという純正オプションも出てきます。

ショックとは役割が違う

名前に「ダンパー」と入っているので混同しやすいのですが、パフォーマンスダンパーはサスペンションのショックアブソーバーとは別の部品です。

サスペンションショックがタイヤと車体の上下動を減衰させるのに対し、パフォーマンスダンパーは車体側へ取り付け、ボディの微細な変形や振動へ働きかける考え方の部品です。

ですから、ショックが抜けた車にパフォーマンスダンパーを付けても、ショック交換の代わりにはなりません。

同じように、パフォーマンスダンパーでリフトアップしたり前下がりを補正したりすることもできません。

2013年に純正設定

トヨタは2013年7月のFJクルーザー一部改良で、フロントとリアのパフォーマンスダンパーをオプション設定しました。

公式発表では、快適な乗り心地とシャープなハンドリングの両立を狙った装備として説明されています。

(出典:トヨタ自動車「TOYOTA、FJクルーザーを一部改良」)

オフロードパッケージ除外

この純正オプションで見落としたくないのが、トヨタの資料ではオフロードパッケージを除くと明記されている点です。

つまり純正ビルシュタインを装備するオフロードパッケージと、2013年設定のパフォーマンスダンパーを同じ純正セットとして考えるのは違います。

中古車では後付けや部品交換もあり得るため、現在付いている部品を実車で確認してください。

選び方を用途別に比較

ここまでの内容を、普段の使い方から選べるようにまとめます。

使い方 考えやすい方向 確認したい点
街乗り中心・純正車高 B6系や純正相当交換 X-REAS有無、ショックとブッシュの劣化
前下がりを少し補正 5100などレベリング対応 前後姿勢、アライメント、積載時の沈み
キャンプ・軽いリフト ショックとスプリングのセット 常時積載、タイヤ外径、リア車高
悪路走行が多い ストロークと耐久性を重視 アーム角度、下回り、タイヤ接地
X-REASを生かす 現行システムを維持 漏れ、配管、純正部品の状態
X-REASから変更 通常ショックへシステム変更 撤去範囲、部品一式、施工実績

この表は選び方の入口であり、同じFJクルーザーでも年式、装備、カスタム履歴で条件は変わります。

街乗り中心なら

通勤、買い物、高速道路が中心なら、車高を無理に上げず、まず傷んだショックやブッシュを正常な状態へ戻す考え方が合います。

純正車高を維持したいならB6系、純正の乗り味を残したいなら純正相当部品という選択がしやすいでしょう。

見た目を少しだけ水平へ近づけたいなら5100も候補ですが、乗り降りや立体駐車場まで含めて高さを決めてください。

キャンプ中心なら

キャンプで荷物を多く積むなら、空荷の見た目より荷物を載せた状態の姿勢を重視したいです。

リアが沈むなら、フロントだけをさらに上げるより、リアスプリングも含めて前後バランスを見る方が自然です。

ルーフラックを常用する車では重心も上がるため、車高だけを追いかけすぎない方が普段は乗りやすいでしょう。

悪路を走るなら

林道、雪道、岩場などへ行くなら、最低地上高だけでなくタイヤの接地と下回り保護を見ます。

大きな段差でショックが伸び切ったり縮み切ったりしないか、ブレーキホースやドライブシャフトの角度に無理がないかも大切です。

北海道のように雪と凍結路が日常になる環境なら、サスペンションより先に季節に合ったタイヤを用意する判断もあります。

雪に覆われた森林でフロント斜めから撮影した黄色いFJクルーザー

雪に覆われた森林でフロント斜めから撮影した黄色いFJクルーザー(写真提供:北海道在住のFJクルーザーオーナー・K.Mさん)

ハル
ハル
足回りって、つい「高い部品なら良さそう」と思うんですが、私なら使う道から逆算します。街乗りだけなのか、荷物を積むのか、雪道や林道へ入るのかで答えは変わります。
妻さん
妻さん
家族で使うなら、運転する人だけじゃなくて、後ろに乗る人の乗り心地も忘れたくないね。

交換前チェック項目

最後に、FJクルーザーのショックやアームを買う前に見ておきたい場所を確認します。

現車で確認する場所

まず見るのは、ショック本体のオイルにじみや損傷、スプリングの状態、ブッシュのひび、アーム類のガタ、下回りの錆です。

次に、X-REAS用の配管があるか、現在のショックに品番やメーカー表示が残っているかを確認します。

さらに前後の車高を平らな場所で測り、左右差や前後差を数字で残しておくと、交換後の変化を比べやすいです。

タイヤの内側だけ極端に減っている、ハンドルを真っすぐにしても車が流れる、段差のあとに揺れが収まりにくいといった症状もメモしておきましょう。

買う前に確認したいのは、型式・年式・X-REAS・現在の車高・タイヤサイズ・積載状態・既存カスタムです。

この情報がそろうほど、部品の適合確認と施工内容を決めやすくなります。

見積もりに入れる項目

足回りの見積もりは、ショックやスプリング本体だけでは終わりません。

取付工賃、アライメント、必要ならブッシュやアーム類、固着部品の交換、X-REAS関連作業まで含めて見ます。

リフトアップする場合は、灯火類の位置や車両寸法など、完成後の状態で確認する項目も増えます。

とくに古い車両では、分解して初めて分かる劣化があるため、部品代ぴったりの予算で進めない方が安心です。

通販購入で注意する点

通販で足回りを買うメリットは、複数の製品を比較しやすく、欲しい品番を探しやすいことです。

ただし、商品ページに「FJクルーザー用」とだけ書かれ、国内仕様の登録年やX-REAS条件が詳しく書かれていない場合もあります。

北米向けFJ Cruiserの適合年が記載されている商品を、国内の2018年登録車まで自動的に使えると考えるのも避けてください。

また、ショックだけ届いても、純正部品を再使用するのか、新しいブッシュやマウントが必要なのかで作業内容は変わります。

足回りは走行に直接関わる部品です。

適合が曖昧な状態で購入せず、車両情報と現在の装着状態を販売店・施工店へ伝えたうえで部品番号まで合わせてください。

FJクルーザー足回りのFAQ

ビルシュタインやX-REASについて、購入前によく出る疑問へまとめて答えます。

Q1. B6と5100は何が違いますか?

A. 純正に近い車高でショックを更新したいならB6系、フロント車高の調整やレベリングまで考えるなら5100系が分かりやすい選択です。

ただし、同じFJクルーザー用でも品番や市場向け仕様で適合が違うため、国内仕様の年式とX-REASの有無を確認して選んでください。

Q2. 5100で前下がりは直せますか?

A. フロント側の高さを選べる仕様なら、前下がり感を減らす方向へ調整できます。

ただ、空荷で完全な水平を目指すと、荷物を積んだときにリアが下がって見えることもあるため、普段の積載量まで考えて設定するのがおすすめです。

Q3. X-REASはどう見分けますか?

A. ショックへ油圧配管が接続されているかが大きな目印です。

X-REASは対角線上のショックを配管と中間ユニットでつなぐため、通常ショックとは下回りの見え方が違います。

過去に撤去された車もあるので、整備記録と現在の部品まで合わせて確認してください。

Q4. リフトアップでアッパーアームは必要ですか?

A. リフトアップしたから必ず交換するわけではありません。

車高変更後にキャスターやキャンバーを狙った範囲へ合わせられるか、アームやボールジョイント周辺に無理がないか、タイヤとの余裕があるかを見て決めます。

Q5. パフォーマンスダンパーでショック交換は不要ですか?

A. いいえ、役割が違うので代用にはなりません。

パフォーマンスダンパーは車体側の振動や変形へ働きかける部品で、サスペンションショックの減衰機能や車高調整を置き換えるものではありません。

FJクルーザー足回りまとめ

FJクルーザーの足回りは、ビルシュタインというブランド名やリフト量だけで決めるより、今の車両がどんな仕様で、これからどう使うかを基準に選ぶ方が納得しやすいです。

純正車高を保ちたいならB6系、前下がりを少し減らしたいなら5100系、積載や悪路まで考えるならスプリングとアーム類を含めた構成が候補になります。

そしてX-REAS装着車は、通常のショック交換と同じ前提で部品を注文しないことが大切です。

現車で配管と装着部品を確認し、X-REASを残すのか通常ショックへ変更するのかを決めてから、必要な部品を選びましょう。

純正オフロードパッケージのビルシュタイン、市販B6、5100もそれぞれ別の選択肢なので、「ビルシュタインなら全部同じ」と考えないのがポイントです。

私なら、まず現在の車高と下回りを確認し、次にタイヤサイズと積載量を決め、そのあとにショックとスプリングを選びます。

足回りは車の土台ですから、見た目だけで急いで決めず、あなたのFJクルーザーに合う一式を考えていくのが一番ですよ。

LAND CRUISER / OWNER'S SELECT

あなたのランクルに、
次のひと工夫。

盗難対策・便利グッズ・洗車・車中泊。
愛車との毎日に役立つ用品とサービスを、目的別に。

車種への適合と、選び方も一緒に。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
ランクル完全ガイド運営者のハルのプロフィール画像

ハル

ランクル完全ガイドを運営しているハルです。現在は、ランドクルーザープラド150 TX Lパッケージ マットブラックエディションに乗っています。家族4人での使い勝手、維持費、燃費、乗り心地、カスタム、内装用品、盗難対策、リセール、買取などを、ランクルオーナー目線で発信しています。自動車評論家でも販売店でもありませんが、実際に乗っているからこそ分かる良いところ、気になるところをできるだけ正直に書いていきます。

-FJクルーザー