こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
FJクルーザーは丸目ヘッドライトや縦型のリアコンビネーションランプなど、灯火類もこの車らしさを作っている部分ですよね。
年数が経って電球が切れたので交換したい方もいれば、テールランプやポジションランプ、バックランプをLED化して少し現代的な雰囲気にしたい方もいると思います。
ただ、ランプ交換は「同じ場所に入るLEDなら何でもいい」というカスタムではありません。
色、明るさ、点灯方法に加えて、ウインカーなら点滅速度、灯体ごと交換するなら配光や防水まで確認する必要があります。
特にFJクルーザーは中古車が中心になっているため、前オーナーがすでに電球や灯体、配線を変更している車もあります。
今回は国内仕様のFJクルーザーを基準に、テールランプ、ブレーキランプ、バックランプ、フォグランプ、ポジションランプ、ウインカー、デイライトまで、交換前に確認しておきたいことをまとめます。
記事のポイント
- FJクルーザー各ランプの純正ワット数と交換方法
- テール・フォグ・ポジションをLED化する注意点
- ウインカーのハイフラや警告表示への対処
- ランプ交換後に確認したい保安基準と防水
FJランプ交換の基本
まず覚えておきたいのは、電球だけを交換する作業と、テールランプなどの灯体そのものを交換する作業では確認する内容がかなり違うことです。
純正形状の電球交換なら取扱説明書を基準に進めやすい一方、社外LED灯体へ交換する場合は車両側との適合まで見る必要があります。
LEDバルブを探すなら、車のライト専門店のHID屋
で、車種や年式に合うバルブを確認しながら選ぶ方法もあります。
最初に車両仕様を確認する
今回扱うのは、国内で2010年から2018年まで販売された従来型のFJクルーザーです。
2026年発売のランドクルーザーFJとは別車種なので、ネット通販で「FJ用」とだけ書かれている商品を購入するのは避けた方がいいですよ。
旧FJクルーザーの型式や年式による違いを確認したい方は、FJクルーザーの前期・後期と年式別変更点も参考にしてください。
中古車は現状を優先する
さらにFJクルーザーでは、純正状態のまま残っている車だけではありません。
テールランプ、ヘッドライト、フォグ、サイドマーカー、ウインカーなどがすでに社外品へ交換されている場合があります。
そのため、年式から純正品を調べたあと、現在付いている灯体やソケットも見てください。
「FJクルーザーに適合する」と「現在自分の車に付いている灯体へ適合する」は同じとは限りません。
純正電球のワット数
トヨタのFJクルーザー取扱説明書では、車外の各電球について次のワット数が案内されています。
| ランプ | 純正ワット数 | 交換時の注目点 |
|---|---|---|
| ヘッドライト | 60/55W | 配光・取付位置・防水 |
| フロント方向指示灯 | 21/5W | 点滅速度・色 |
| 車幅灯 | 5W | 白色・サイズ |
| フロントフォグ | 19W | 色・配光・放熱 |
| サイド方向指示灯 | 5W | 色・点滅 |
| リア方向指示灯 | 16W | ハイフラ・色 |
| 制動灯/尾灯 | 21/5W | ブレーキ時の明るさの差 |
| 後退灯 | 16W | 白色・後方へのまぶしさ |
| リアフォグ | 21W | 赤色・点灯条件 |
| ハイマウントストップ | LED | 灯体側の点灯状態 |
| 番号灯 | 5W | 白色・パッキン |
これは純正電球のワット数なので、LEDを探す場合に「同じワット数のLEDを買う」という意味ではありません。
LEDは消費電力や発光の仕組みが違うため、車種別適合表、ソケット形状、灯体内部へ収まる寸法、極性、放熱構造まで見て選びます。
純正取扱説明書そのものを確認したい場合は、FJクルーザーのカタログと取扱説明書を見る方法でも紹介しています。
一次情報は(出典:トヨタ自動車「FJクルーザー取扱説明書」)で確認できます。
テールランプの交換方法
FJクルーザーのテールまわりで交換する機会が多いのは、尾灯/制動灯、後退灯、リアウインカーです。
検索では「テールランプの外し方」とひとまとめにされますが、電球交換だけならランプユニット全体を車体から取り外す必要はありません。
テール電球の交換手順
トヨタの取扱説明書では、尾灯/制動灯と後退灯はバックドアを開けて作業する方法が示されています。
バックドアを開けたあとカバーを外し、内部のソケットを外して電球を交換する流れです。
カバーをこじる際は、マイナスドライバーの先端へ布などを巻き、内装やカバーへ傷を付けないようにします。
新しい電球を付けたら、逆の手順でソケットとカバーを戻してください。
灯体交換とは作業が違う
ここでいう交換は、あくまで電球交換です。
「FJクルーザーのテールランプをスモークタイプやLEDタイプへ丸ごと交換したい」という場合は、純正灯体そのものを取り外します。
社外灯体では取付金具、コネクター、抵抗、ハーネス、防水パッキンなどが商品ごとに異なるので、純正電球交換と同じ手順だと思わない方がいいでしょう。
特に長く乗るなら、点灯したかだけでなく、取り付けたあと雨水が入らないかまで確認したいところです。
LEDテールは明暗差を見る
テールランプをLED化すると点灯の立ち上がりが速くなり、色味もくっきり見えやすくなります。
ただ、FJクルーザーの制動灯/尾灯は同じ場所でスモール点灯とブレーキ点灯を使い分けるため、単に赤く光れば完成ではありません。
ブレーキを踏んだときに十分明るくなり、スモール点灯との違いが後続車から分かることが重要です。
極端に明るいLEDを選べば安全になるわけではありません。
後続車を必要以上にまぶしくさせたり、リフレクターとの相性で光り方にむらが出たりする商品は避けたいところです。
バルブだけ交換するなら、FJクルーザーへの適合が確認されたLEDテール・ブレーキバルブから選ぶのが分かりやすいと思います。
バックランプも交換できる
バックランプも尾灯/制動灯と同じく、バックドア側のカバーからソケットへアクセスする構造です。
純正取扱説明書では後退灯は16Wとなっています。
LED化すると後退時に後ろが見やすくなる商品もありますが、ここでも明るさだけで選ばない方がいいですよ。
バックランプは後方を照らすだけでなく、周囲へ「この車が後退する」と伝える灯火でもあります。
白色であることはもちろん、リフレクター内部で不自然な方向へ光が飛ばないかも確認します。
フォグランプの交換方法
FJクルーザーのフロントフォグは、ヘッドライトとは違いバンパー下部に配置されています。
霧や雪など視界が悪い場面で使う灯火なので、LED化でも見た目の白さだけではなく、実際の配光を見たいところです。
フェンダー側から交換する
純正取扱説明書では、フロントフォグの交換時にフェンダーライナーの固定ボルトを外し、ライナーをめくってアクセスする手順になっています。
そのあとコネクターを外し、電球を取り外します。
車幅灯のようにボンネットを開ければすぐ手が届く場所ではないため、少し作業スペースが必要です。
樹脂部品を無理に曲げない
FJクルーザーも年式が進んでいるので、フェンダーライナーやクリップなどの樹脂部品は新品時と同じ状態とは限りません。
寒い時期などに無理な力をかければ、クリップやライナーを傷める可能性があります。
電球代を節約するためのDIYで別の部品を壊したら、ちょっと悲しいですよね。
固着や劣化が見える場合は、無理に引っ張らない方がいいでしょう。
白か淡黄色を選ぶ
フロントフォグは保安基準上、白色または淡黄色が基本です。
イエロー系フォグはFJクルーザーの雰囲気とも合いますし、雪や霧で使いたい方から選ばれることがあります。
ただし、左右で色を変えるのではなく、左右同じ色でそろえます。
ドレスアップ目的で青色や紫色などへ変更するのは避けてください。
LEDは放熱部分も見る
LEDフォグを買うときに見落としやすいのが、バルブ後方のヒートシンクや冷却ファンです。
発光部分がソケットへ入っても、後ろ側が長すぎると周辺部品へ当たることがあります。
さらにフォグは車体の低い位置にあるため、水や泥の影響も受けやすい場所。
防水性、コネクター部分、冷却構造まで確認して選びましょう。
灯体交換は配光を見る
純正フォグの電球だけではなく、フォグユニットそのものを社外LEDへ変える製品もあります。
灯体交換なら、明るさより先にFJクルーザーへの取付適合、配光、防水、光軸を確認してください。
また、社外バンパーへ交換するとフォグの位置そのものが変わる場合があります。
バンパーまで変更する予定なら、FJクルーザーのバンパー交換と車検の注意点も一緒に確認しておくと分かりやすいです。
ポジションランプのLED化
ポジションランプ、つまり車幅灯は、FJクルーザーのフロントまわりを手軽に変えやすい場所です。
ヘッドライトの色味と合わせて白いLEDに変えたい方も多いと思います。
ソケットから交換できる
トヨタの取扱説明書では、車幅灯はソケットを取り外し、そこから電球を抜いて交換する流れになっています。
純正ワット数は5Wです。
作業自体は比較的シンプルですが、LEDへ交換したら点灯確認をしてから元へ戻した方がいいですよ。
LEDの極性を確認する
製品によってはLEDに極性があり、差し込んでも点灯しない場合があります。
その場合、故障と決めつける前に製品説明を確認し、向きを変えて点灯するタイプか見てください。
一度全部組み戻してから点灯しないことに気付くと、もう一回やり直しになります。
この地味な二度手間、かなり面倒です。
白色を基準に選ぶ
国内仕様のFJクルーザーが製作された年代では、車幅灯は基本的に白色で考えるのが分かりやすいです。
ネット通販では青みのかなり濃いLEDや装飾目的の商品も見つかりますが、見た目だけで選ばないようにしてください。
ヘッドライトと色温度を完全に一致させる必要まではありませんが、純白系の適合品から選ぶ方が扱いやすいと思います。
ウインカー交換の注意点
ウインカーをLEDへ交換すると、点滅した瞬間がはっきり見えるようになり、見た目も現代的になります。
ただ、FJクルーザーのランプLED化の中では、少し確認項目が多い場所です。
ハイフラに注意する
純正電球から消費電力の少ないLEDへ変えると、車両側が球切れに近い状態として扱い、ウインカーの点滅が速くなることがあります。
これが一般に「ハイフラ」と呼ばれる現象です。
LEDウインカーを買うなら、FJクルーザーでハイフラ対策まで確認されている商品なのかを見てください。
抵抗はかなり熱くなる
ハイフラ対策として抵抗器を追加する方法があります。
ただし抵抗は動作中に発熱するので、樹脂部品や配線へ直接触れるような場所へ固定するのは避けなければなりません。
「抵抗を付ければ終わり」ではなく、固定場所と熱の逃げ方まで含めた施工になります。
LEDバルブ側へ抵抗を内蔵した商品でも、長時間ハザードを使った場合などに発熱する可能性があります。
商品が車両へ適合しているか、使用条件や注意事項まで確認してください。
前後のウインカーは別に確認
純正取扱説明書では、フロント方向指示兼非常点滅灯は21/5W、リア方向指示兼非常点滅灯は16Wとされています。
つまり「FJクルーザーのウインカー用LED」というだけではなく、前用なのか後ろ用なのかまで確認した方がいいわけです。
サイド方向指示灯も別に設定されているので、3か所を同じバルブとして考えないでください。
ウインカーポジション化
FJクルーザーでは、ウインカー部分をポジション点灯させるウインカーポジションも人気があります。
北米車のような雰囲気が出るので、FJクルーザーには確かに似合うんですよね。
ただ、配線へ割り込ませて点灯方法そのものを変更するカスタムなので、単純な電球交換とは分けて考えます。
色と消灯動作まで確認する
ウインカーポジションキットでは、ポジション時にどの色で光り、方向指示を出した際にどのように点滅するかが重要です。
商品によって、ポジションを消してウインカーだけ点滅するもの、反対側を点灯させたままにするものなど制御方法が異なります。
海外車っぽく見えるかどうかだけではなく、国内で使用する完成状態まで確認してください。
デイライト化する方法
FJクルーザーを現代的な見た目へ変えたい方から検索されるのがデイライトです。
ただ、ポジションランプを昼間も点灯させれば自動的に「デイライトになる」という話ではありません。
ポジションとは役割が違う
車幅灯と昼間走行灯では、使う目的や点灯条件が異なります。
そのため、FJクルーザーをデイライト化するなら、単なる常時点灯だけで考えない方がいいでしょう。
専用デイライトユニットやコントローラーを使う場合も、昼間の点灯状態だけでなく、ヘッドライトやポジション点灯時にどう動作するかまで見ます。
後付け灯は完成状態を見る
バンパーやグリルへLEDライトを追加する場合は、取付位置や明るさ、色、点灯方法も関わります。
ネット上で海外のFJクルーザーに装着されているからといって、そのまま日本の公道で同じ使い方ができるとは限りません。
ルーフライトやワークライトも同様です。
オフロードで使う作業灯と、公道走行中に常時点灯させる灯火は分けて考えてください。
LEDバルブの選び方
ランプ交換で一番楽しいのは商品を選んでいる時間かもしれません。
ただ、FJクルーザーは車齢が進んだ車なので、「車種名が書いてある」という一点だけで注文しない方が失敗を減らせます。
適合表を最初に見る
私ならLEDバルブを選ぶとき、明るさやレビューより先にメーカーの車種別適合表を確認します。
そこでFJクルーザー、年式、交換するランプ位置が一致する商品へ候補を絞ります。
| 確認項目 | 見る内容 |
|---|---|
| 対象車種 | 旧FJクルーザーであること |
| 年式 | 自分の車両年式が適合範囲に入るか |
| ランプ位置 | テール・バック・ポジション・ウインカーなど |
| ソケット | 現在の灯体と一致するか |
| バルブ寸法 | 灯体内部へ収まるか |
| 極性 | 無極性か方向指定があるか |
| 放熱 | ファン・ヒートシンクのスペース |
| 電気的適合 | ハイフラや警告表示への対応 |
| 防水 | ソケットや灯体の密閉を妨げないか |
新しいFJと混同しない
これは今後さらに大事になると思います。
2026年にはランドクルーザーFJが登場しているため、通販サイトで「FJ LED」などと検索すると新旧の商品が混ざる可能性があります。
従来のFJクルーザー用なのか、新型ランドクルーザーFJ用なのかを必ず確認してください。
車名が似ていても、ランプや配線を流用できる根拠にはなりません。
警告表示の有無も見る
LED化でよく「警告灯は出ますか?」と聞かれますが、すべてのFJクルーザーで必ず同じ警告が出ると決めつけることはできません。
ランプ位置、年式、現在の配線、使用するLEDによって状況は変わります。
そのため、製品側でFJクルーザーへの適合や球切れ警告への対応が案内されているかを確認します。
ウインカーなら、警告表示以上にハイフラの有無も重要です。
明るさ競争に乗らない
LEDの商品ページでは「○○ルーメン」「純正比○倍」といった数字へ目が行きます。
でも、実際の見え方はLED単体の明るさだけでは決まりません。
FJクルーザーのリフレクターと発光位置が合わなければ、数字ほど使いやすくならないこともあります。
特にフォグやバックランプは、光が必要な方向へ届くことの方が大切です。
最大の数字ではなく、FJクルーザーの灯体で使うことを前提にした製品を選びましょう。
購入するなら、まずFJクルーザー適合表が公開されているLEDバルブから候補を比べる方法が安心です。
防水と放熱も重要
LEDは寿命が長いイメージがありますが、熱や水の影響を受けないわけではありません。
灯体内部へ無理に押し込んだり、防水カバーを正しく閉められなくなったりすれば、別の問題を作ってしまいます。
特に社外テールランプでは、コネクター部分や灯体の合わせ面から浸水しないか確認してください。
洗車や雨のあとに灯体内へ大きな水滴が残る場合は、そのまま放置しない方がいいでしょう。
灯体交換は慎重に行う
バルブ交換よりFJクルーザーの雰囲気を大きく変えられるのが、テールランプやフォグユニットそのものの交換です。
その一方で、配線、防水、配光まで確認する項目が増えます。
LEDテールは製品差が出る
社外LEDテールは、スモークレンズ、クリアレンズ、流れるウインカーなどデザインの選択肢があります。
FJクルーザーはリアのデザインがシンプルなので、テールを変えるだけでも印象はかなり変わるでしょう。
ただし、購入時は見た目以外も確認してください。
尾灯、制動灯、ウインカー、バックランプなど必要な機能がどこへ配置されるのか。
純正コネクターへ接続できるのか。
追加配線が必要なのか。
抵抗や制御ユニットが付属するのか。
このあたりまで商品説明で確認します。
探す場合は、国内仕様FJクルーザー対応のLEDテールランプから比較すると絞り込みやすいです。
防水パッキンを確認する
灯体そのものを外した場合、元へ戻すときの密閉状態はかなり大切です。
配線を通すために純正グロメットへ穴を開けたり、パッキンを無理に挟んだりすると、そこが水の入口になる可能性があります。
「点灯したから交換成功」ではなく、雨の日まで問題がないところが完成だと思ってください。
DIYと店舗施工を分ける
電球交換を自分で楽しむのはFJクルーザーらしい付き合い方の一つです。
一方、灯体交換やウインカーポジション、デイライトなど配線加工を伴う作業は、少し話が変わってきます。
| 作業 | DIYしやすさ | 主な確認点 |
|---|---|---|
| ポジション電球交換 | 比較的行いやすい | 適合・極性・点灯 |
| テール電球交換 | 比較的行いやすい | カバー・ソケット |
| バックランプ交換 | 比較的行いやすい | 適合・色・配光 |
| フォグ電球交換 | 作業場所に注意 | フェンダーライナー・防水 |
| LEDウインカー | 商品による | ハイフラ・抵抗 |
| テール灯体交換 | 製品差が大きい | 配線・防水・点灯状態 |
| ウインカーポジション | 配線知識が必要 | 点灯制御・配線 |
| デイライト追加 | 製品差が大きい | 点灯条件・取付位置 |
FJクルーザーのカスタム全体を考えている方は、FJクルーザーのカスタム入門と費用・車検対応の考え方も先に読んでみてください。
車検と保安基準を確認する
FJクルーザーのランプ交換で忘れたくないのが、取り付けたあとの車両が保安基準へ合っているかという点です。
特にLED化や社外灯体では、「商品が販売されているから公道でそのまま使える」とは考えない方がいいでしょう。
ランプごとに色が決まる
国土交通省も、不正改造の具体例として灯火類の色を挙げています。
| 灯火 | 基本となる灯光色 |
|---|---|
| 車幅灯 | 白色 |
| 番号灯 | 白色 |
| 尾灯 | 赤色 |
| 制動灯 | 赤色 |
| 後退灯 | 白色 |
| 方向指示器 | 橙色 |
| 前部霧灯 | 白色または淡黄色 |
つまり、LEDだから好きな色へ変えていいわけではありません。
テールを青くする、バックランプを赤くする、といった変更は役割そのものが分かりにくくなります。
一次情報は(出典:国土交通省「不正改造の具体例」)で確認できます。
ウインカーは点滅速度も見る
方向指示器は橙色であることに加えて、点滅回数も確認する必要があります。
国土交通省の案内では毎分60回以上120回以下とされています。
LED化でハイフラが起きたまま走るのは、「少し点滅が速くて格好いい」という話ではありません。
交換後に左右のウインカーとハザードを実際に作動させ、点滅状態まで確認してください。
すべて点灯させて確認する
ランプ交換後は、交換した場所だけを見るのではなく一通り作動させるのがおすすめです。
ポジション、ヘッドライト、フォグ、左右ウインカー、ハザード、ブレーキ、バックランプ。
一人で確認しにくいブレーキランプなどは、家族に見てもらうと早いですよ。
左右差、点滅、明暗差まで確認します。
灯体は配光と取付位置も見る
バルブ交換以上に気を付けたいのが灯体そのものを変更した場合です。
光る色が合っていても、照らす方向や見える範囲、灯体の位置が適切でなければ話は終わりません。
特に海外仕様のテールランプや追加フォグを購入する場合は、日本仕様への装着例だけで判断しない方がいいでしょう。
保安基準はパーツ単体より、車へ取り付けた完成状態で見ると考えると分かりやすいです。
交換後のトラブル対処
ランプ交換直後に点灯しない、しばらくして点滅する、雨のあと曇るといった症状が出る場合があります。
焦って別の商品を注文する前に、基本的な部分から確認してみましょう。
LEDだけ点灯しない場合
LEDへ交換して点灯しないときは、まず製品に極性があるか確認します。
極性のあるタイプなら向きを変えることで点灯する場合があります。
それでも点灯しないなら、バルブが奥まで入っているか、ソケットの接点、コネクターを確認してください。
ヒューズも候補になる
交換前から複数の灯火が点灯しない場合や、作業中に電気系統へ異常が出た場合はヒューズも確認対象になります。
FJクルーザーの取扱説明書にはヒューズの点検方法と配置も掲載されています。
ただし、切れたヒューズへ規定以上の容量を入れるような対処はしないでください。
片側だけ暗い場合
左右で同じLEDを付けたのに片側だけ暗い場合は、LED自体だけでなくソケットや接点も見てください。
FJクルーザーは年式によっては10年以上使われている車なので、端子の汚れや接触状態に差が出ていても不思議ではありません。
左右のバルブを入れ替えて症状が移動するなら、バルブ側を疑いやすくなります。
同じ側だけ症状が残るなら、車両側も確認したいところです。
ランプ内部が曇る場合
トヨタの取扱説明書でも、レンズ内部の一時的な曇りは機能上問題にならない場合があると案内されています。
一方で、大きな水滴が付いている、内部へ水がたまっている場合は別です。
バルブ交換直後に症状が出たなら、ソケット、ゴムカバー、パッキンが正しい位置へ戻っているか確認してください。
社外灯体へ交換した直後なら、灯体側の防水状態も見ます。
FJクルーザーのランプ交換FAQ
最後に、FJクルーザーのテールランプやフォグ、ポジションランプを交換するときに出やすい疑問へ答えます。
Q1. FJクルーザーのテールランプ電球は自分で交換できますか?
A. 純正取扱説明書では、尾灯/制動灯と後退灯はユーザーが交換できる電球として手順が掲載されています。
バックドアを開けてカバーを外し、ソケットへアクセスして交換する流れです。
ただし、社外LEDテールの灯体そのものを交換する作業は別で、配線や防水まで確認する必要があります。
Q2. FJクルーザーのポジションランプをLEDにしても大丈夫ですか?
A. FJクルーザーへの適合が確認された白色LEDを選び、交換後の点灯状態に問題がなければ候補になります。
純正車幅灯は5Wですが、LEDではワット数だけを合わせるのではなく、ソケット、寸法、極性、発光位置まで確認してください。
青色など装飾性を優先した色ではなく、車幅灯として適切な白色を選びましょう。
Q3. FJクルーザーのウインカーをLEDにするとハイフラになりますか?
A. LEDの消費電力によってはハイフラが起こる可能性があります。
すべての製品で同じ症状になるとは限らないため、FJクルーザーでハイフラ対策まで確認されている商品を選ぶのが分かりやすいです。
抵抗器を追加する場合は発熱するため、固定位置にも注意してください。
Q4. FJクルーザーのフォグランプは黄色LEDでも車検に通りますか?
A. 前部霧灯の灯光色は白色または淡黄色が基本なので、黄色系そのものが直ちに不可というわけではありません。
ただし左右は同じ色にし、灯体の配光や取付状態も含めて確認する必要があります。
黄色なら何でも使えるのではなく、FJクルーザーへの適合と完成後の点灯状態まで見てください。
Q5. LEDバルブとLEDテールランプならどちらがおすすめですか?
A. 純正デザインを残して手軽にLED化したいならバルブ交換、外観まで大きく変えたいなら灯体交換が向いています。
バルブ交換は適合品を選べば比較的進めやすいですが、社外灯体では配線、防水、配光、各灯火の位置まで確認事項が増えます。
初めてランプを変えるなら、私はまずポジションやバックランプなど適合確認の取りやすいバルブ交換から始めます。
FJランプ交換まとめ
FJクルーザーは、ポジションやフォグ、テールランプを交換するだけでも雰囲気をかなり変えられる車です。
特にハロゲン電球からLEDへ交換すると、夜に見た印象は一気に現代的になります。
ただし、ランプは外観を飾るだけのパーツではありません。
前後の車や歩行者へ、自分の車がどこにいて、どちらへ曲がり、止まり、後退するのかを伝える大切な装備です。
だから私は、明るさやデザインより先に車種適合と灯火としての役割を確認します。
- 旧FJクルーザーへの適合を確認する
- 純正ワット数だけでLEDを選ばない
- テールはスモールとブレーキの明暗差を見る
- フォグは白色または淡黄色で左右をそろえる
- ウインカーLED化ではハイフラを確認する
- 灯体交換では配線・配光・防水まで見る
- 交換後はすべてのランプを実際に作動させる
- 色や点滅方法を含めて保安基準へ合う状態にする
電球交換ならDIYで楽しめる部分も多いですが、配線加工を伴うデイライトやウインカーポジション、社外灯体への交換は確認する箇所が増えます。
難しそうだと感じたら、FJクルーザーの灯火類を扱える取付店で、商品選びから装着後の点灯状態まで確認してもらう方法もあります。
FJクルーザーは古さを楽しめる車ですが、灯火類だけ少し現代的にするカスタムもよく似合います。
純正の雰囲気を残してバルブだけ変えるか、テールランプまで交換してリアの印象を変えるか。
あなたなら、どこからFJクルーザーのランプを変えてみたいでしょうか。





