こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
FJクルーザーの中古車を見ていると、同じ年式や走行距離でも価格がかなり違い、「結局どれを選べばいいんだ?」となりやすいですよね。
しかもFJクルーザーは、すでに国内での新車販売を終えた車なので、年式だけでなく、それまでどんな環境で使われ、どんな整備やカスタムを受けてきたのかがかなり重要です。
私は普段ランドクルーザープラド150に乗っていますが、ランクル系の中古車を見るときは、価格や走行距離だけで決めないようにしています。
特にFJクルーザーの場合は、雪国で使われた車、アウトドアでしっかり遊ばれた車、リフトアップされた車、ほぼ純正状態で街乗りされてきた車まで、本当に個体差が大きいんですよ。
この記事では、北海道で実際にFJクルーザーへ乗っているK.Mさんから提供いただいた写真も使いながら、中古車選びで確認したいポイントを具体的に解説します。
安い一台を探すのではなく、購入後まで安心して付き合える一台を探す。
この考え方で見ていけば、FJクルーザーの中古車選びはかなり分かりやすくなりますよ。
記事のポイント
- FJクルーザー中古車で優先したい7つの確認項目
- 下回りの錆や修復歴を見抜くときの考え方
- カスタム中古車を選ぶときの注意点
- グーネット・ガリバー・FLEXの使い分け
FJクルーザー中古選びの結論
FJクルーザーの中古車は、販売価格だけを横に並べて選ぶと失敗しやすい車です。
まず押さえておきたい購入方針から見ていきます。
価格より車両履歴を優先する
中古のFJクルーザーを選ぶうえで、私が最も優先したいのは整備記録、修復歴、下回り、カスタム履歴、保証です。
走行距離が少なくても、長期間ほとんど整備されていなかった車なら安心とは言えません。
逆に多少距離が伸びていても、定期的に点検され、消耗品が交換されてきた履歴を確認できる車なら候補に残せます。
FJクルーザーは国内では2010年から2018年まで販売された車なので、2026年現在では新しい個体でも年数が経過しています。
つまり「何年式か」だけを見る段階から、「その年月をどう過ごしてきたのか」を見る段階に入っているわけです。
中古FJで優先したい順番は、価格より履歴、履歴より現車確認。
掲載写真がきれいでも、最後は評価書、記録簿、下回り、試乗時の状態までつなげて確認しましょう。
FJクルーザー自体のサイズ、燃費、グレード、使い勝手から確認したい方は、先にFJクルーザーの中古価格・燃費・サイズと選び方をまとめた総合ガイドを読むと全体像をつかみやすいですよ。
一台だけ見て即決しない
FJクルーザーは個性的なボディカラーやカスタム車が多いため、「これだ」と思う一台を見つけると気持ちが一気に傾きます。
分かります、黄色やアーミーグリーンのFJなんて写真を見ただけでも欲しくなりますよね。
ただし、その勢いのまま契約するのはおすすめしません。
同じ年式、似た走行距離、同程度のグレードで最低でも数台を比較すると、候補車が高いのか安いのか、保証が手厚いのか、カスタム内容に価格が乗っているのかが見えてきます。
中古車は「いい車を見つける」だけでなく、「比較した結果としてその車がいいと確認する」ことが大切です。
購入前に押さえたい基本
中古車を見る前に、FJクルーザー特有の前提も知っておきましょう。
ここを理解しておくだけでも、検索結果で別車種や希望と違う仕様を選ぶミスを減らせます。
旧FJと新型FJを混同しない
まず注意したいのが、今回扱っている「FJクルーザー」と、2026年発売の「ランドクルーザーFJ」は別の車だということです。
中古車サイトで「FJ」とだけ検索すると、新しいランドクルーザーFJが混ざる場合があります。
旧FJクルーザーの国内仕様は型式GSJ15W、4.0L V6ガソリン、5速AT、パートタイム4WDが基本です。
新しいランドクルーザーFJとはエンジン、サイズ、プラットフォーム、装備が違います。
検索時は「FJクルーザー」「GSJ15W」まで確認すると間違いにくいですよ。
新旧FJの大きさまで比較したい場合は、ランドクルーザーFJと旧FJクルーザーのサイズ比較も参考になります。
グレード名だけで決めない
中古市場では、ベースグレード、カラーパッケージ、オフロードパッケージ、ブラックカラーパッケージ、ファイナルエディションなど、さまざまな名称が並びます。
もちろん欲しい仕様から絞るのは良いのですが、グレード名だけで車両状態まで良いと判断するのは危険です。
ベース、カラー系、オフロード、特別仕様の装備差を現車と照合する際は、FJクルーザーのグレード別装備も確認しておくと比較しやすいです。
例えばオフロードパッケージに魅力を感じても、実際に悪路でしっかり使われた車なら下回りや足回りをより丁寧に見たいところ。
反対にベースグレードでも、ワンオーナーで点検記録が残り、ほぼ純正のまま大切に使われてきた車なら十分魅力があります。
装備は現車で照合する
中古車の場合、前オーナーによる部品交換や後付けカスタムがあるため、掲載されているグレード名と現在の装備だけを見て判断しない方が安全です。
純正装備なのか、後付けなのか、別グレードの部品へ交換されているのかまで確認しましょう。
失敗を防ぐ確認ポイント7選
ここからが中古FJクルーザー選びの中心です。
私なら次の7項目を一つずつ確認し、気になる部分が残ったまま契約しないようにします。
整備記録を確認する
最初に見たいのが、点検記録簿や整備履歴です。
オイル交換、定期点検、車検時の整備、バッテリーやブレーキなどの消耗品交換が継続されているかを確認します。
「記録簿あり」と掲載されていても、一冊あるだけで安心せず、中身まで見せてもらいましょう。
同じ販売店やディーラーで継続的に整備されている車なら、過去の使われ方を追いやすくなります。
反対に何年間も記録が抜けている場合は、その期間にどんな管理をされていたのか確認したいところです。
整備記録が少ないことだけで即座に除外する必要はありませんが、分からない部分が増えるほど購入後の予防整備費を多めに考えておく必要があります。
修復歴と骨格を見る
次に確認するのが修復歴です。
中古車でいう修復歴は、単純に「過去に板金したことがある」という意味ではありません。
車体骨格に関わる部位を損傷し、交換や修正を受けた車が修復歴車として扱われます。
バンパーを交換した、ドアを板金したというだけでは修復歴に該当しないケースもあるので、「修復歴なし=過去に何も直していない」ではない点には注意してください。
だから私は、修復歴の有無だけでなく、外板交換、塗装歴、補修箇所まで販売店へ確認することをおすすめします。
トヨタ認定中古車では車両状態を点数と図で示す車両検査証明書が用意されており、修復歴や傷の位置も確認できます。
トヨタ自動車「車両検査証明書」では、その評価方法や修復歴の考え方も公開されています。
下回りの錆を確認する
FJクルーザーでは、下回りの確認をかなり重要視したいです。
アウトドアで使われることが多く、雪国では融雪剤の影響も受けやすいため、ボディがきれいでも下をのぞくと印象が変わることがあります。
北海道でFJクルーザーに乗るK.Mさんの車も雪道で日常的に使われており、雪国での使い方がよく分かります。
雪国車が悪いという意味ではありません。
むしろ大切なのは、使用地域に合わせて洗浄や防錆処理がされてきたかです。
表面錆と進行した腐食を分ける
下回りの金属部品に多少の表面錆があること自体は、年式を考えれば珍しくありません。
問題なのは、フレームや取付部分まで腐食が進み、金属が大きく膨らんでいる、剥がれている、穴が開きそうになっているような状態です。
フレーム、サスペンション周辺、ボルト類、デファレンシャル周辺、マフラーなどを見て、錆の範囲と深さを確認します。
フレームや取付部、カバー裏まで順に見る手順と、表面錆と深い腐食の見分け方は、FJクルーザーのフレーム点検と錆対策で詳しく確認できます。
黒い防錆塗装が新しく施工されている車では、その下の状態や施工時期も聞いておきたいところです。
走行距離と使われ方を見る
中古車検索では走行距離が目立つので、つい「5万kmより3万kmの方がいい」と数字だけで考えがちです。
ただ、走行距離の少なさだけで状態は決まりません。
短距離走行ばかりだったのか、高速道路を中心に長距離移動していたのか、林道や雪道を頻繁に走っていたのかでも車への負担は違います。
年間走行距離と初度登録から見て、極端に少ない場合は長期間動かしていなかった時期がなかったかも確認したいですね。
低走行は魅力ですが、低走行という一項目だけに大きなお金を払わない。
10万km超を含む距離帯ごとの購入前点検や交換履歴の見方は、FJクルーザーの寿命と中古車の見極め方で確認できます。
これくらいの距離感で見た方が、中古FJは選びやすいと思います。
カスタム内容を確認する
FJクルーザーの中古市場では、タイヤ、ホイール、リフトアップ、ルーフラック、ブルバー、マフラーなどが変更された車をよく見かけます。
カスタム済みなら購入後に部品を付ける費用を抑えられるため、欲しい仕様と一致すれば魅力的です。
ただし、部品がたくさん付いていることと、状態の良い中古車であることは別問題。
誰が施工したのか、どんな部品を使っているのか、取付状態に問題がないかまで確認しましょう。
純正部品の有無も確認する
カスタム車では、取り外された純正ホイール、サスペンション、マフラー、バンパーなどが残っているかも確認したいところです。
将来純正状態へ戻したくなった場合や売却時に役立つ可能性があります。
構造変更を伴うカスタムであれば、車検証の内容と現在の車両状態が合っているかも確認しましょう。
劣化箇所を現物で見る
年数が経過したFJクルーザーでは、細かな傷、塗装の劣化、樹脂部品の色あせ、シートやステップの擦れなどが出てきます。
K.MさんのFJクルーザーにも、年数相応の塗装剥がれや浮き、傷、内装の使用感があります。
ただ、ご本人は「交換できる部品も多く、手入れをしながら乗ればそこまで気にならない」と感じています。
この感覚はFJクルーザーらしいなと思います。
新車のような完璧さを求めるより、直せる部分と避けたい劣化を分けて考えた方が現実的です。
小さな内装傷なら購入後に付き合えるかもしれません。
しかし、フレーム腐食、大きなオイル漏れ、事故による骨格損傷などは意味が違います。
見た目で直しやすい部分と、車の基本部分に関わる劣化を同じ重さで考えないことがポイントです。
機関と足回りを確認する
実車を見られるなら、エンジン始動はできれば冷えている状態から確認したいです。
始動性、アイドリング、異音、警告灯、排気の状態などを見ます。
試乗ではアクセルを踏んだときの加速だけでなく、ATの変速、ブレーキ、ステアリング、段差を越えたときの音にも耳を向けてください。
まっすぐ走っているつもりなのにハンドルが大きく傾く、加減速時に違和感がある、足回りから大きな音が出る場合は理由を確認します。
エンジンルームがピカピカかどうかより、オイルや冷却水の漏れ跡、ホース類、バッテリー周辺、整備された形跡を見た方が中古車選びでは意味があります。
保証と納車整備を見る
最後の7つ目が保証と納車整備です。
同じ300万円のFJクルーザーでも、「現状販売に近い一台」と「納車前点検を行い保証が付く一台」では意味が変わります。
保証が付いている場合も、「保証付き」の四文字だけで安心しないでください。
保証期間、走行距離制限、対象部品、消耗品の扱い、遠方で故障した場合の対応まで確認します。
また、納車整備で何を交換するのかも書面で確認したいところです。
エンジンオイルだけなのか、ブレーキやバッテリー、タイヤ、ワイパーなども状態に応じて見てもらえるのかで購入後の安心感が変わります。
「車検整備付」と「消耗品を幅広く新品交換して納車」は同じ意味ではありません。
何が整備され、何が現在の状態のまま納車されるのかを確認してから契約しましょう。
カスタム中古車の選び方
FJクルーザーを探していると、純正車以上に目を引くのがカスタム済み中古車です。
うまく選べば非常に魅力的ですが、確認項目はノーマル車より増えます。
リフトアップ車は足回りを見る
リフトアップ自体を避ける必要はありません。
FJクルーザーらしい見た目になりますし、大径タイヤとの組み合わせを最初から楽しめるのは大きな魅力です。
ただし、車高を変えるとサスペンションだけでなく、アライメントや各部の角度にも影響します。
施工ショップ、使用部品、施工時期が分かれば確認しやすくなります。
タイヤの片減りが大きくないか、直進時に違和感がないかも見てください。
タイヤは残り溝だけ見ない
FJクルーザーでは見た目の迫力を出すため、オールテレーンやマッドテレーン系タイヤを装着した中古車も多いです。
残り溝があるから交換不要とは限りません。
製造年、ひび割れ、偏摩耗、サイズ、車体との干渉、走行時の振動まで確認しましょう。
大径タイヤは格好いい反面、重量や転がり抵抗が増えれば燃費や加速感にも影響します。
マフラーや外装も確認する
社外マフラー、ブルバー、ルーフラック、マッドフラップなどもFJでは人気です。
欲しかった部品なら魅力ですが、取付状態が悪ければ異音や錆の原因になる場合があります。
ボディへの穴あけ加工が行われているのか、取り外した場合に跡が残るのかまで聞いておくと安心です。
カスタム代をそのまま中古車価格へ上乗せして考えず、自分にとって必要な装備にだけ価値を感じるのがコツですよ。
中古車サイトの使い分け
「FJクルーザー グーネット」「FJクルーザー ガリバー」「FJクルーザー FLEX」と検索する人は多いと思います。
どれか一つだけに決める必要はなく、それぞれの特徴を利用して候補を探すのがおすすめです。
| 探し方 | 向いている使い方 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| グーネット | 全国の在庫を広く比較したい | 鑑定、保証、支払総額、販売店情報 |
| ガリバー | 希望条件を伝えて車を探したい | 在庫状態、保証、納車条件 |
| FLEX | FJやランクル系、カスタム車を探したい | 施工内容、保証、純正部品の有無 |
| トヨタ認定中古車 | 車両評価や保証を重視したい | 車両検査証明書、保証内容、在庫数 |
グーネットは比較に使いやすい
グーネットはFJクルーザーの掲載車を広く確認でき、年式、走行距離、支払総額、修復歴、地域などから候補を絞れます。
「FJクルーザー goo」で検索している人も、現在の中古車探しではグーネットのFJクルーザー在庫ページを見る形になります。
便利なのは、似た条件の車を横並びで比較できるところです。
一方、掲載価格だけで判断せず、グー鑑定などの車両状態評価が付いているか、保証内容がどうなっているかまで見てください。
同じ支払総額でも、納車整備や保証の条件が違えば実質的な内容は変わります。
ガリバーは条件から探せる
ガリバーでもFJクルーザーの中古在庫を扱っています。
自分で掲載車を探す方法に加え、希望する車種、年式、予算などを伝えて候補を探してもらうガリバーの中古車ご提案サービスもあります。
「黄色が欲しい」「ファイナルエディションが欲しい」「走行距離より状態を優先したい」など条件が決まっている場合は、公開在庫だけを毎日探し続けるより楽なこともあります。
ただし、紹介された車だから即決するのではなく、整備履歴や修復歴、保証、支払総額を同じ基準で確認してください。
FLEXはカスタム車も豊富
ランクル系を多く扱うFLEXでは、FJクルーザーのノーマル車だけでなく、リフトアップやタイヤ・ホイール交換などを施した中古車も見つけやすいです。
カスタム済みFJを探している人にとって、実車の完成形を見ながら選べるのは魅力ですね。
一方で、「カスタムされているから高くても当然」と考えず、車両そのものの状態と部品の価値を分けて比較しましょう。
サイトをまたいで比較する
私なら一つのサイトだけで完結させません。
例えばグーネットで全体の価格感を確認し、ガリバーで条件に合う在庫を探し、カスタム車ならFLEXも確認する、という見方をします。
同じ車両が複数の中古車サイトへ掲載されている場合もあるので、写真だけで別の車だと思い込まないよう販売店名や走行距離も見てください。
実車確認で見るべき場所
中古FJは、可能なら契約前に現物を見ることをおすすめします。
写真では分からないにおい、音、死角、車幅感覚まで確認できるからです。
外装は距離を変えて見る
まず少し離れた位置から車全体を見ます。
ボディの左右で色味が大きく違わないか、パネルのすき間が不自然でないか、車高が左右で大きく違わないかを確認してください。
そのあと近づき、塗装、樹脂部品、ガラス、ライト、ルーフ、ドア下部などを見ていきます。
FJクルーザーはデザインが個性的なので、外観に気持ちを持っていかれます。
だからこそ、格好いいと思ったあとに一度冷静になって状態を見る時間を作りましょう。
内装は使われ方が出やすい
運転席のシート、ステアリング、ペダル、ドアシル、荷室は使用頻度が出やすい場所です。
走行距離に対して極端に擦れが多くないかを見ることで、掲載情報と現車の印象がつながっているか確認できます。
アウトドアで使われていた車なら多少の傷や汚れは珍しくありません。
大切なのは、その使用感を価格込みで自分が受け入れられるかです。
試乗では駐車まで行う
FJクルーザーを試乗できるなら、真っすぐ走って戻るだけではもったいないです。
右左折、加速、減速、段差、バック、駐車まで試してください。
K.Mさんも、FJクルーザーは目線が高く前方を見やすい一方、左後方の死角が大きく、後方確認には気を遣うと話しています。
全幅も1,905mmあるため、狭い駐車区画では数字以上に大きく感じる可能性があります。
購入後に毎日困る部分なので、エンジンの力強さを体験するだけでなく、スーパーへ駐車するような動きを想定してみてください。
第三者評価付き在庫を選ぶ
中古車の状態に詳しくない人ほど、販売店の説明だけではなく車両評価書のある在庫を優先すると選びやすくなります。
評価書があるから絶対に故障しないわけではありませんが、比較材料を増やせます。
トヨタ認定中古車も候補
FJクルーザーは現在もトヨタ認定中古車で流通しています。
トヨタ公式の中古車検索では、車両検査証明書やロングラン保証が付いた個体を探すことができます。
トヨタ自動車「FJクルーザー中古車」では、現在掲載されている認定中古車を確認できます。
在庫数や価格は日々動くため、記事に書かれた固定相場だけでなく、購入する時点の掲載車を確認してください。
鑑定点だけで決めない
第三者評価が付いていても、点数だけを見て購入するのはおすすめしません。
同じ評価でも、傷がある位置や内装の状態は違います。
車両展開図やコメント欄まで見て、自分が気にする部分に問題がないか確認しましょう。
そして評価書がある車同士を比べると、販売店の紹介文だけを比べるより判断しやすくなります。
第三者鑑定や車両検査証明書は「購入判断を代わりにしてくれるもの」ではなく、「判断材料を増やしてくれるもの」と考えると使いやすいです。
FJクルーザーの購入方法
車両が決まったら、次は支払総額と購入条件を確認します。
ここでも月々の支払額だけを見ないことが大切です。
支払総額で比べる
中古車比較では車両本体価格より支払総額を見ます。
登録費用、整備、保証、納車費用、オプションなどが加わるため、本体価格が安い車の方が最終的に高くなる場合もあるからです。
見積もりを取ったら、項目ごとに何へいくら掛かっているか確認してください。
不要なコーティングや用品などが自動的に見積もりへ入っている場合は、それを外せるのかも確認します。
ローンは総支払額を見る
FJクルーザーは中古でもまとまった金額になるため、自動車ローンを利用する人もいると思います。
月々の支払額を小さく見せるために返済期間を長くすると、支払う利息の総額は増えます。
そのため金利だけでなく、借入額、返済回数、最終的な総支払額まで確認しましょう。
車両本体の状態が良くても、無理のある返済計画になってしまえば楽しいFJ生活にはなりません。
遠方購入は保証条件を見る
欲しい色やグレードを全国から探していると、遠方の販売店に候補が出ることがあります。
FJクルーザーでは珍しくない買い方ですが、現車を見ずに購入する場合は確認項目を増やしてください。
車両状態だけでなく販売店も比べるなら、FJクルーザーの購入先と専門店選びで、遠方購入時の修理窓口や保証範囲も確認できます。
下回り、エンジンルーム、傷、内装、タイヤを追加写真や動画で見せてもらい、評価書と整備記録も確認します。
さらに納車後に地元で不具合が出た場合、保証修理をどこで受けられるのかを契約前に確認しておきましょう。
遠方購入では「全国保証」という言葉だけでなく、地元のどこで修理できるのか、立替払いが必要なのか、事前承認が必要なのかまで確認しておくと安心です。
おすすめできる中古FJ
ここまでの内容を踏まえると、私が中古FJを選ぶなら、単純に一番新しい車や一番安い車にはしません。
使い方に合わせて候補を変えます。
街乗り中心なら純正寄り
通勤、買い物、旅行など舗装路中心で乗るなら、過度にリフトアップされていない純正寄りの個体が選びやすいです。
バックカメラなど日常で役立つ装備が付いているかも確認したいですね。
FJクルーザーはもともとの車幅と最小回転半径が大きいため、さらに大径タイヤへ変更すると日常の扱いやすさが変わることがあります。
アウトドアなら履歴重視
キャンプ、釣り、雪道などでFJらしさを楽しみたいなら、オフロード系装備を備えた個体も魅力的です。
ただし、見た目だけでなく下回りと足回りの状態をより丁寧に確認します。
実際、K.MさんのFJは北海道の雪道で活躍し、雪にはまった車をけん引したこともあるそうです。
4.0L V6とパートタイム4WDの頼もしさを実感できる使い方ですが、それだけ車がしっかり働く環境でもあります。
中古車では「アウトドア仕様だから格好いい」で終わらず、それまでどんな場所を走ってきたのか想像して選んでください。
長く乗るなら保証も重視
これから5年、10年と付き合いたいなら、数十万円安く買うこと以上に状態と購入後のサポートを重視したいです。
整備履歴が残っていて、現在の状態を説明でき、納車整備と保証まで用意されている販売店なら購入後の相談もしやすくなります。
FJクルーザーは欠点がない車ではありません。
燃費も良いとは言えませんし、後席の観音開きドアや死角も人を選びます。
でも、その不便さを含めても好きになれる人にとっては、代わりがなかなか見つからない一台なんですよ。
FJクルーザー中古車のよくある質問
Q1. FJクルーザー中古は何万kmまで買えますか?
A. 走行距離だけで上限を決めるより、整備履歴と現在の状態を優先してください。
低走行でも整備記録が少ない車はありますし、距離が伸びていても継続的に点検されている車があります。
年式、走行距離、記録簿、下回り、エンジン、足回りを組み合わせて判断するのがおすすめです。
Q2. 修復歴なしなら安心して買えますか?
A. 修復歴なしは重要な材料ですが、それだけで状態が保証されるわけではありません。
修復歴に該当しない外板交換や塗装補修もあるため、車両状態評価書や現車も確認してください。
特にFJクルーザーでは、下回りの錆やカスタム状態も一緒に確認したいところです。
Q3. カスタム済み中古車は避けた方がいいですか?
A. 避ける必要はありませんが、施工内容が分かる車を優先した方が選びやすいです。
使用部品、施工店、リフトアップ量、タイヤサイズ、構造変更の有無、純正部品が残っているかを確認してください。
欲しかったカスタムと一致するなら、購入後に一から仕上げるより魅力的な選択肢になります。
Q4. グーネットとFLEXならどちらがおすすめですか?
A. 目的が違うので、両方を見るのがおすすめです。
全国の多くの販売店から幅広く比較するならグーネットが便利で、ランクル系やカスタム済みFJまで含めて探したい場合はFLEXも候補になります。
最終的にはサイト名ではなく、候補車の履歴、状態、保証、販売店の対応で比較してください。
Q5. FJクルーザーは今買っても後悔しませんか?
A. 燃費、車幅、死角、後席アクセスを理解したうえで魅力を感じているなら、今でも十分楽しめる車だと思います。
一方、最新の安全装備や低燃費、後席の乗り降りしやすさを最優先する人には向きません。
中古車契約前に試乗と駐車を行い、「格好いい」以外の日常部分まで受け入れられるか確かめてください。
中古FJは状態を見て選ぼう
FJクルーザーの中古車選びで一番避けたいのは、安さや見た目だけで勢いよく契約してしまうことです。
私なら、まず似た条件の在庫を複数並べます。
そのうえで整備記録、修復歴、下回りの錆、走行距離と使われ方、カスタム内容、機関状態、保証と納車整備の7項目を確認します。
特にFJクルーザーはアウトドアやカスタムを楽しむオーナーが多い車なので、同じ年式でも一台ごとの状態がかなり違います。
だからこそ、第三者の車両評価が付いた在庫も使いながら比較すると選びやすくなります。
価格が少し高くても、履歴が分かり、下回りまで状態を確認でき、納車後の保証や整備を任せられる車なら、その差額には意味があります。
逆に相場よりかなり安いFJを見つけた場合は、「お得だ」と考える前に、なぜ安いのかを一つずつ確認してください。
そして試乗できるなら、ぜひエンジンの力強さだけでなく、駐車や後方確認まで試してみてください。
FJクルーザーは完璧に便利なSUVではありません。
それでも丸目の顔、白いルーフ、4.0L V6、無骨な車内、本格四駆らしい雰囲気には、今の車ではなかなか味わえない魅力があります。
手をかけながら長く付き合える一台を見つけられれば、FJクルーザーは単なる中古SUVではなく、本当に「相棒」と呼びたくなる車になると思いますよ。






