こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
FJクルーザーは大きなタイヤが似合う車ですが、その見た目に反して、日常のメンテナンスでかなり大切なのがタイヤの空気圧です。
空気圧が低いまま走ればタイヤへの負担が増えますし、反対に高く入れすぎれば乗り心地や摩耗の仕方にも影響します。
さらにFJクルーザーには背面スペアタイヤがあるので、普段使っている4本だけを見て終わりではありません。
北海道在住のFJクルーザーオーナー・K.Mさんの車両を見ると、OPEN COUNTRYのような存在感のあるタイヤが本当によく似合いますが、大径化や社外タイヤへ交換した車ほど「何となくこのくらい」で空気圧を決めないことが大切です。
私もランドクルーザープラド150に乗っていて、タイヤは見た目だけでなく、空気圧、損傷、摩耗、スペアまで含めて一つの装備として見ています。
この記事では、国内仕様FJクルーザーの純正指定値を確認しながら、冷間時の測り方、背面スペアの点検、大径タイヤ装着時の考え方、油圧ジャッキを使うときの注意点まで解説します。
記事のポイント
- FJクルーザー純正タイヤの適正空気圧
- 冷間時に空気圧を正しく測る方法
- 背面スペアタイヤで確認したい項目
- 油圧ジャッキを使うときの注意点
FJクルーザーの適正空気圧
FJクルーザーの空気圧で最初に押さえておきたいのは、タイヤ側面に書かれた最大空気圧ではなく、車両側の指定値を基準にすることです。
国内仕様の純正タイヤについては、トヨタの取扱説明書で冷間時の指定値を確認できます。
純正タイヤは220kPa
2017年1月から2018年1月生産車のFJクルーザー取扱説明書では、純正17インチの265/70R17 115Sについて、前輪・後輪ともに220kPaと記載されています。
純正20インチの245/60R20 107Hについても、前後とも220kPaです。
つまり、純正サイズを装着した国内仕様FJクルーザーなら、まず220kPaを基準として覚えておくと分かりやすいですね。
| タイヤ | ホイール | 前輪 | 後輪 |
|---|---|---|---|
| 265/70R17 115S | 17×7 1/2J | 220kPa | 220kPa |
| 245/60R20 107H | 20×7J | 220kPa | 220kPa |
| 20インチ車の応急用265/70R17 | 17×7 1/2J | 220kPa | 220kPa |
ただし、生産時期や現在装着しているタイヤが純正と同じとは限らないので、最終的には自分の車両の表示と取扱説明書を確認するのが基本です。
FJクルーザーの純正タイヤサイズや交換サイズまで確認したい方は、FJクルーザーの純正タイヤサイズと交換時の選び方もあわせて見てください。
220kPaは冷間時の値
ここで大切なのが、220kPaはタイヤが冷えている状態で確認する値だということです。
走行するとタイヤが温まり、内部の空気も温度が上がるため、空気圧は走る前より高く表示されます。
その状態だけを見て「入りすぎている」と判断し、220kPaまで空気を抜いてしまうと、タイヤが冷えたときに指定値を下回る可能性があります。
なので、私なら自宅を出る前など、できるだけ走行前の状態で測ります。
ドア付近の表示を確認する
中古のFJクルーザーでは、ホイールやタイヤが交換されている車もかなり多いです。
そのため、「FJクルーザーなら全部220kPa」と数字だけ覚えて終わらせるのではなく、まずドア付近にある車両指定空気圧の表示を確認してください。
年式、仕様、タイヤサイズが違えば指定内容が異なる可能性があるためです。
純正状態なら、車両側の指定空気圧を基準にするのが基本です。
タイヤ側面の数字は、そのタイヤを車に装着したときの日常走行用空気圧を示しているとは限りません。
中古車では前オーナーがホイールを変更している場合もあるので、「見た目が純正っぽいから大丈夫」ではなく、タイヤ側面のサイズ表記まで一度見ておくと安心ですよ。
月に一度を目安に確認する
タイヤは穴が開いていなくても、時間とともに少しずつ空気が抜けていきます。
日本自動車タイヤ協会では、スペアタイヤを含めて最低1か月に1度、空気圧を点検するよう案内しています。
普段あまり距離を走らない車でも空気圧は下がるので、「今月ほとんど乗っていないから大丈夫」とは限りません。
むしろ週末だけ乗るFJクルーザーなら、久しぶりのドライブ前に確認する習慣を付けると分かりやすいかなと思います。
出典:一般社団法人 日本自動車タイヤ協会「タイヤでエコノミー」
長距離前は4輪を測る
高速道路、キャンプ、釣り、帰省などで長距離を走る前は、いつもの点検日を待たずに確認しておきたいところです。
FJクルーザーは荷物をたくさん積んで遠出する使い方とも相性がいい車なので、出発前に4輪の数字を比べておくと異変にも気付きやすくなります。
例えば3本がほぼ同じなのに1本だけ明らかに低ければ、単純な自然低下ではなく、バルブやタイヤの損傷なども考えるきっかけになります。
空気圧を正しく点検する方法
適正値が分かっていても、測るタイミングやエアゲージの使い方が毎回違えば数字を比較しにくくなります。
特別に難しい作業ではないので、自宅でできる基本メンテナンスとして覚えておくと便利です。
エアゲージを用意する
まず用意したいのが、タイヤの空気圧を測るエアゲージです。
ガソリンスタンドでも測れますが、自宅に1個あれば走行前の冷えた状態で確認できます。
アナログ式でもデジタル式でも構いませんが、毎回できるだけ同じゲージを使うと数字の変化を追いやすくなります。
頻繁に遠出するなら、車内に保管しやすいタイヤ空気圧計を一つ用意しておくと使う機会はかなりあります。
バルブへまっすぐ当てる
タイヤのバルブキャップを外したら、エアゲージをバルブへまっすぐ押し当てます。
斜めに当たると「シューッ」と空気が漏れ、正確に測れないことがあります。
一度で数字が安定しなければ、無理にその値を採用せず、もう一度当て直してください。
測定後はキャップを元に戻し、4輪すべて同じ条件で確認します。
不足分だけ空気を補充する
指定値より低ければ、空気入れで補充します。
少しずつ入れ、エアゲージで確認しながら目的の値へ近づけると入れすぎにくいですよ。
自宅で点検するなら、自動車タイヤに対応する電動空気入れがあると、ガソリンスタンドへ行く前に調整できます。
ただし、空気入れ本体に表示される数字と手持ちのエアゲージで差がある場合もあるので、普段使う測定方法をある程度そろえておく方が変化を追いやすいです。
空気圧だけで終わらせない
せっかくしゃがんでタイヤを見るなら、空気圧だけ測って立ち上がるのは少しもったいないです。
タイヤ側面のひび、切り傷、膨らみ、釘やビスのような異物、溝の減り方まで目で見ておきましょう。
特にFJクルーザーは砂利道やキャンプ場、雪道へ入る機会がある車なので、舗装路だけを走る車よりタイヤへ傷が付く場面も考えられます。
空気圧が毎回同じように減るのではなく、1本だけ早く下がる場合も、見た目だけで問題なしとは判断しない方がいいですね。
空気圧の記録も意外と役立ちます。
スマートフォンへ日付と4輪の測定値を残すだけでも、「この1本だけ減るのが早い」という変化を見つけやすくなります。
タイヤ以外のオイル、駆動系、足回りなども一緒に見直したい方は、FJクルーザーのメンテナンスと長く乗るための整備項目も参考にしてください。
大径タイヤ装着時の空気圧
FJクルーザーでは純正サイズからタイヤを大きくしたり、オールテレーンやマッドテレーンへ交換したりするカスタムも人気です。
ここでは純正の220kPaをそのまま覚えるだけでは足りなくなります。
純正値を無条件で使わない
タイヤサイズ、荷重指数、タイヤ構造が純正から変わった場合、同じ荷重を支えるために必要な空気圧も確認する必要があります。
つまり、33インチや35インチへ変更した車で「純正が220kPaだから新しいタイヤも220kPa」と機械的に決めるのは避けたいところです。
装着しているタイヤの規格、荷重指数、車両重量や積載条件を確認し、タイヤメーカーの資料や装着店で決めた値を基準にします。
FJクルーザーの33インチ、35インチ化を考えている方は、FJクルーザーの33・35インチタイヤと干渉対策も確認してみてください。
最大空気圧とは分けて考える
社外タイヤの側面を見ると、荷重や空気圧に関する数字が書かれています。
ここで気を付けたいのが、タイヤ側面に表示される最大側の数字を、そのまま普段の走行用空気圧として入れないことです。
車が必要としている空気圧と、タイヤが許容する上限側の表示は意味が違います。
「タイヤに大きな数字が書いてあるから、その数字まで入れれば安心」という考え方はしないでください。
純正からサイズや規格を変えた場合は、車両の負荷条件と装着タイヤの仕様を合わせて決めます。
荷物を積む使い方も考える
同じFJクルーザーでも、ほぼ一人で街乗りする車と、キャンプ用品を満載して高速道路を長時間走る車では使われ方が違います。
さらにルーフラック、社外バンパー、大径スペア、アウトドア用品などが追加されていれば、純正状態とは車の条件も変わります。
だからこそ大径タイヤでは、「SNSで同じサイズの人がこの数字だった」ではなく、自分の仕様で決めたいんですよね。
空気圧を変更したら、接地状態、タイヤの摩耗、ハンドルの感触、乗り心地などもその後に見ていきます。
偏摩耗も判断材料になる
タイヤの中央だけ減る、両肩が目立って減るなど、摩耗の仕方には空気圧以外にもアライメントや走り方など複数の要因が関係します。
そのため摩耗だけを見て空気圧の原因と断定はできませんが、前回と違う減り方をしていないかは確認材料になります。
特にリフトアップしたFJクルーザーでは、タイヤサイズだけでなくアライメントも合わせて見ておきたいですね。
背面スペアタイヤの点検
FJクルーザーの後ろ姿を象徴するのが背面スペアタイヤです。
普段は使わないので存在を忘れがちですが、いざパンクした日に使えなければスペアを積んでいる意味がなくなってしまいます。
出先でパンクして自分ではタイヤ交換が難しいときは、JAFのロードサービスに頼る方法もあります。大きく重いタイヤを履くFJクルーザーでは、入っておくと安心材料になります。
スペアも空気圧を測る
トヨタの取扱説明書でも、スペアタイヤの空気圧を必ず点検するよう案内されています。
2017年の国内仕様では、17インチの265/70R17が純正スペアとして使われる仕様についても220kPaが記載されています。
普段地面へ接していないスペアでも空気は自然に抜けるので、「一度も使っていないから新品同様」とは考えない方がいいです。
4本の点検をしたら、そのまま背面の1本まで測ると決めてしまうと忘れにくくなります。
タイヤカバーを外して見る
スペアタイヤカバーを装着している車では、紫外線や汚れを抑えやすい反面、タイヤそのものを見る機会が減ります。
空気圧を確認するときは、側面のひび割れ、傷、異物、バルブ周辺なども一緒に見てください。
また、タイヤカバー自体が破れていたり、固定が甘くなっていたりしないかも確認したいところです。
トヨタの取扱説明書でも、スペアタイヤカバーが著しく破損している場合は取り付けたままにしないよう注意されています。
カバーのサイズや取り付け方法については、FJクルーザーの背面タイヤカバーのサイズと選び方で詳しく紹介しています。
固定部分も確認する
背面スペアはバックドア側へ取り付けられているため、タイヤそのものだけでなく固定状態も見ておきます。
ナットが明らかに緩んでいないか、タイヤやカバーが不自然に動かないか、バックドアを開閉したときに周囲へ干渉していないかを確認してください。
特に社外ホイールや大径タイヤへ交換している車では、純正状態より重量や外径が変わっている場合があります。
背面に大きなタイヤを載せるカスタムでは、見た目だけでなくホルダー側との適合まで確認したいですね。
20インチ車は応急用に注意
純正20インチの245/60R20装着車では、取扱説明書上、背面の265/70R17は応急用タイヤとして扱われています。
タイヤ側面に「TEMPORARY USE ONLY」と記載された仕様では、通常のタイヤと同じ感覚で長く使うものではありません。
パンク時に交換したあとは応急用として扱い、通常タイヤへ戻すまでの使用条件を取扱説明書で確認してください。
中古車の場合、過去にスペアやホイールが交換されている可能性もあるので、自分の車に現在何が付いているかを一度確認しておくことをおすすめします。
FJクルーザーと油圧ジャッキ
FJクルーザーのタイヤ交換を自宅で行うなら、油圧ジャッキを検討する人も多いと思います。
ただし、車を持ち上げる作業は空気圧調整とは危険度がまったく違うので、道具の能力、持ち上げる位置、地面、輪止めまで確認したうえで行う必要があります。
車載ジャッキと役割が違う
FJクルーザーにはタイヤ交換用の車載ジャッキと工具が備わっています。
一方で自宅のタイヤ交換では、ハンドル操作で持ち上げやすい油圧式のフロアジャッキなどを使いたい人もいるでしょう。
油圧だから自動的に安全になるわけではなく、使用できる荷重、高さ、受け皿の形状、ジャッキポイントへの当たり方が車に合っている必要があります。
特にFJクルーザーは車高があり、さらにリフトアップや大径タイヤを装着した車では、ジャッキの最高到達位置が足りないことも考えられます。
耐荷重だけで選ばない
油圧ジャッキを選ぶときは定格荷重に余裕があるかを見るのはもちろんですが、それだけでは足りません。
最低位、最高位、実際にタイヤが浮くまでのストローク、ジャッキを差し込めるスペースも確認します。
車高を上げたFJでは、ジャッキが一番上まで伸びてもタイヤが地面から離れないということもあり得ます。
反対に、使う場所によっては最低位が高すぎて目的の位置へ入らないこともあるので、購入前に寸法まで見ておきたいところです。
自宅でタイヤ交換を行うなら、FJクルーザーの車重と車高に対応する油圧ジャッキやジャッキスタンドを、対応条件まで確認して選んでください。
ジャッキ位置を確認する
FJクルーザーの取扱説明書には、純正車載ジャッキを使う際のフロントとリアのセット位置が図で示されています。
リアについては、リアアクスルハウジングへセットするときに、純正ジャッキ上部の溝とハウジングを合わせるよう案内されています。
ただし、これは純正車載ジャッキの使用方法なので、社外の油圧ジャッキへそのまま置き換えて考えるのは避けてください。
受け皿の形状や持ち上げ方が違うため、油圧ジャッキ側の説明書と車両側の指定位置の両方を確認します。
適当な場所へ掛けない
フレームらしく見える場所や頑丈そうに見える部品でも、持ち上げるために指定された位置とは限りません。
薄い部材や配管、駆動系部品などへ荷重を掛ければ、変形や損傷につながります。
「ここなら大丈夫そう」という見た目だけの判断はしないでください。
平坦で硬い場所で作業する
トヨタはジャッキアップ前に、地面が固く平らで安全な場所へ移動し、パーキングブレーキをかけ、シフトレバーをPへ入れ、エンジンを停止するよう案内しています。
さらに交換するタイヤの位置に応じて、対角側に近いタイヤへ輪止めを使用します。
砂利、土、傾斜地などではジャッキが傾いたり沈んだりする可能性があるので、自宅作業だからと気軽に始めない方がいいです。
ジャッキだけで持ち上げた車の下へ体を入れないでください。
トヨタの取扱説明書でも、車の下へ潜って作業する場合はジャッキスタンドを使用するよう記載されています。
必要以上に高く上げない
タイヤ交換なら、タイヤが地面から少し離れて交換できる高さまで上がれば目的を果たせます。
高く上げるほど作業しやすそうに感じますが、車体の位置が上がれば不安定さも増します。
取扱説明書でも、タイヤ交換に必要な高さ以上へ上げないよう注意されています。
リフトアップ車や大径タイヤ装着車は純正車と必要な持ち上げ量が変わるので、なおさら作業前の確認が大切です。
パンク時の交換手順
空気圧を定期的に見ていても、釘や異物、外傷によるパンクまで完全に防げるわけではありません。
背面スペアとジャッキが使える状態なら、いざというときの対応範囲は広がります。
スペアを先に降ろす
FJクルーザーでは、ジャッキアップする前に背面スペアを格納位置から取り外しておきます。
車体を上げてから重いスペアを外そうとすると、車へ余計な動きを与える可能性があります。
タイヤカバー、ホイールカバー、固定ナットの外し方は仕様によって確認し、無理に引っ張らないようにしてください。
ナットは接地中に緩める
ホイールナットは、車体を持ち上げる前に約1回転を目安として少し緩めます。
タイヤが地面から浮いたあとに固いナットへ大きな力を掛けると車体が動きやすくなるためです。
この段階ではナットを完全に外さず、タイヤが接地している状態を利用します。
タイヤを少し浮かせる
ジャッキを正しい位置へセットしたら、タイヤが地面から少し離れる程度まで上げます。
交換に必要な高さを確保したらナットを外し、タイヤを取り外します。
取り外したタイヤを地面へ置く場合は、ホイールの意匠面を傷付けない向きにも気を付けたいですね。
接触面の汚れを確認する
スペアタイヤを取り付ける前には、ホイールと車両が接触する部分の汚れも確認します。
トヨタの取扱説明書でも、ホイール接触面が汚れたままだと走行中の緩みにつながる可能性があるため、汚れを拭き取るよう案内されています。
ナットを手で仮締めしてタイヤのがたつきがなくなったことを確かめ、それから車体を下ろします。
ナットは103N・mで締める
国内仕様FJクルーザーの取扱説明書では、ホイールナットの締め付けトルクとして103N・mが示されています。
締めるときは一つを最初から全力で締めるのではなく、対角になるよう順番を変えながら数回に分けて締めていきます。
インパクトレンチだけの感覚で終わらせず、最後は設定できるトルクレンチで確認する方が分かりやすいです。
タイヤ交換は「外す・付ける」だけではありません。
輪止め、ジャッキ位置、ホイール接触面、ナットの向き、締め付けトルクまで含めて一つの作業です。
長距離前に確認したいこと
FJクルーザーで遠出するなら、空気圧は出発当日の朝に確認できる項目の一つです。
とりわけ高速道路、雪道、林道などへ行く日は、普段より一段丁寧に見ておく価値があります。
前日か出発前に測る
遠出当日にガソリンスタンドまで走ってから測るより、自宅にゲージがあれば走行前に確認できます。
4輪を測り、必要なら補充し、その流れで背面スペアも測っておきましょう。
空気圧だけでなく、タイヤに刺さった異物や側面の傷、明らかな偏摩耗がないかも一周しながら見ると効率的です。
気温が変わる季節は意識する
北海道のように季節による気温差が大きい地域では、同じタイヤでも空気圧の数字が変化します。
夏に合わせたまま冬まで一度も測らない、あるいは春まで放置するという管理は避けたいですね。
スタッドレスタイヤへ交換したときも、交換直後だけではなく、その後の冷間時に改めて確認します。
オフロード後もタイヤを見る
砂利道、岩場、林道などを走ったあとは、タイヤ表面と側面を一度見ておくといいですよ。
尖った石による切り傷、異物、ホイール周辺の損傷など、公道だけでは起きにくい負担が加わることがあります。
オフロード走行で目的に合わせて空気圧を変更する運用をする場合も、公道へ戻る前には公道走行に適した値へ戻す必要があります。
競技や本格的な悪路走行で使われる空気圧設定を、そのまま一般道の基準にはしないでください。
出発前チェックを固定する
毎回何を確認するか決めておくと、点検に時間をかけすぎず続けやすくなります。
| 確認場所 | 見る内容 |
|---|---|
| 4輪 | 冷間時の空気圧 |
| タイヤ表面 | 溝・異物・偏摩耗 |
| タイヤ側面 | 傷・ひび・膨らみ |
| 背面スペア | 空気圧・傷・固定状態 |
| 車載工具 | ジャッキ・レンチ・ハンドル類 |
全部見ても、慣れればそれほど大掛かりな点検ではありません。
遠出の直前に初めて車載工具を探すより、普段から収納場所まで確認しておく方がずっと気楽です。
FJクルーザーの空気圧に関するよくある質問(FAQ)
FJクルーザーの空気圧やスペアタイヤ、油圧ジャッキについて、特に迷いやすいポイントをまとめます。
Q1. FJクルーザーの純正タイヤは何kPaにすればいいですか?
A. 国内仕様の純正タイヤでは、取扱説明書に前輪・後輪とも220kPaと記載された仕様があります。
265/70R17 115Sと245/60R20 107Hはいずれも冷間時220kPaが示されていますが、生産時期や現在のタイヤが違う可能性もあるため、自分の車の車両指定表示と取扱説明書を優先してください。
Q2. 走行後に空気圧が220kPaより高くても抜いた方がいいですか?
A. 走行によって温まった状態の数字だけを見て、冷間時の指定値まで空気を抜くのは避けてください。
FJクルーザーの指定空気圧はタイヤが冷えている状態を基準としているため、できるだけ走行前に測るのが基本です。
Q3. 33インチや35インチタイヤも220kPaでいいですか?
A. 純正値をそのまま無条件で使うとは限りません。
タイヤサイズ、規格、荷重指数などが純正から変わった場合は、装着したタイヤの仕様と車両の負荷条件を踏まえて空気圧を決める必要があります。
タイヤ側面の最大側の数字をそのまま日常用の設定値にするのでもなく、装着店やタイヤメーカーの適合資料を確認して基準を決めてください。
Q4. 背面スペアタイヤも毎月確認した方がいいですか?
A. 普段使わないスペアも定期的に確認しておくのがおすすめです。
タイヤは使用していなくても空気圧が自然に低下するため、日本自動車タイヤ協会もスペアを含め最低1か月に1度の点検を案内しています。
空気圧だけでなく、ひび、傷、バルブ、固定状態、タイヤカバーの破損も一緒に見ておくといいですよ。
Q5. FJクルーザーのタイヤ交換に油圧ジャッキは使えますか?
A. 車両と作業条件に適合した油圧ジャッキなら選択肢になりますが、定格荷重だけで判断しないでください。
最低位、最高位、持ち上げ量、受け皿、使用するジャッキポイントを確認し、固く平坦な地面で輪止めを使って作業します。
また、油圧ジャッキだけで支えた車の下へ体を入れず、下回り作業では適切なジャッキスタンドによる支持が必要です。
FJクルーザーの空気圧まとめ
FJクルーザーのタイヤ管理で基準にしたいのは、ドア付近の車両指定表示と、自分の生産時期に合った取扱説明書です。
国内仕様の純正265/70R17と245/60R20では、冷間時の前後空気圧として220kPaが示された仕様があります。
ただし、大径タイヤや社外タイヤへ変更している場合は、220kPaを無条件で使うのではなく、タイヤの規格、荷重指数、車両の使い方を踏まえて設定します。
そして忘れたくないのが背面スペアです。
FJクルーザーでは4本だけではなく、背負っている1本まで使える状態にしておくことで、パンクしたときに初めてスペアタイヤが役に立ちます。
- 純正タイヤは車両指定値を基準にする
- 空気圧は走行前の冷間時に確認する
- 最低でも月1回を目安に4輪とスペアを見る
- 大径タイヤは装着タイヤの規格まで確認する
- 長距離前は傷や異物、スペアの固定も確認する
- 油圧ジャッキは能力と高さ、支持位置まで確認する
空気圧って地味な数字なんですが、燃料を入れるのと同じくらい「走るための準備」に近いものだと私は思っています。
せっかく背面スペアまで備えたFJクルーザーですから、いざという日に5本ともきちんと使える状態で出掛けたいですね。






