こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
FJクルーザーは目線が高く、前方は見やすい車なんですが、後ろ、とくに斜め後ろになると話が変わります。
北海道で実際にFJクルーザーへ乗っているK.Mさんからも、「左後方の死角が大きく、ルームミラーからも後方が見えにくい」という話を聞いています。
背面スペアタイヤ、太いピラー、独特のボディ形状がFJらしい格好よさを作っている一方で、毎日の車線変更やバック駐車では気を使うところなんですよね。
私もプラド150に乗っていますが、大きめの四駆では「そのうち慣れるから大丈夫」で終わらせず、見えない部分をカメラで補う考え方はかなり大切だと思っています。
FJクルーザーなら、前後録画に対応したデジタルインナーミラーとバックカメラをうまく組み合わせる方法がおすすめです。
ただし、デジタルミラーとバックカメラは同じリアカメラを使うように見えて、目的が少し違います。
さらに、純正ミラーへ被せるタイプ、ミラーそのものを交換するタイプ、フロントカメラが別体になったタイプなど、商品によって取り付け方もかなり違います。
この記事では、2010年から2018年まで国内販売された旧型のトヨタFJクルーザーを対象に、後方視界の特徴、デジタルインナーミラー、バックカメラ、ドラレコの違いから、夜間画質、配線、車検、保証まで詳しく見ていきます。
2026年発売のランドクルーザーFJとは別の車なので、商品を探すときも車名を間違えないようにしてくださいね。
記事のポイント
- FJクルーザーの後方視界が見えにくい理由
- デジタルミラーとバックカメラの違い
- 前後録画ドラレコを兼ねる製品の選び方
- 配線や車検まで含めた取り付け時の注意点
FJクルーザーの後方視界
デジタルミラーを選ぶ前に、FJクルーザーではどこが見えにくいのかを知っておきましょう。
ここを分からないまま商品を選ぶと、「高価なミラーを付けたのに、欲しかった場所が見えない」ということも起こります。
左後方の死角が大きい
FJクルーザーは、一般的な5ドアSUVとはかなり違うボディ形状をしています。
後席側には観音開きのアクセスドアがあり、後ろ側の窓も大きくありません。
そのため、運転席から斜め後ろを振り返ったとき、車外の状況を直接確認できる範囲が限られます。
実際、K.MさんもFJクルーザーで気になる点として左後方の死角の大きさを挙げています。
車線変更するときにドアミラーだけを見るのではなく、目視も含めて安全確認する必要があるのは当然ですが、そもそも振り返っても見えにくい場所があるんですよね。
FJクルーザーのサイズと駐車時の注意点でも紹介していますが、全幅1,905mmと最小回転半径6.2mも、狭い駐車場では意識したい数字です。
見えにくい場所があり、さらに横幅もある。
だからこそ私は、FJクルーザーではカメラを「便利装備」ではなく、運転を補助してくれる装備として考えた方がいいと思います。
ルームミラーだけでは限界がある
純正のルームミラーは、リアガラスを通して後方を見る仕組みです。
当然ながら、リアガラスから見える範囲以上に視界を広げることはできません。
後席へ人が乗ったり、荷物を高く積んだりすれば、さらに見える範囲は減ります。
FJクルーザーはアウトドア目的で選ばれることも多い車なので、キャンプ用品や旅行用品を荷室へ積み上げる人も多いでしょう。
そんな使い方では、普段は見えていた後続車が、荷物を積んだ途端にほとんど見えなくなることも考えられます。
背面スペアタイヤも考える
FJクルーザーらしい外観を作っているのが、大きな背面スペアタイヤです。
私はこの姿がかなり好きなんですが、バックするときは車両後端の感覚をつかみにくくする要素にもなります。
バックカメラを付ける場合も、単にリアへカメラを付ければ終わりではありません。
スペアタイヤやバンパーが映像へどの程度入るのか、路面をどこまで映せるのかまで確認したいところです。
FJクルーザーでは「後続車を見るカメラ」と「バック時に車両直後を見るカメラ」を分けて考えると選びやすくなります。
デジタルミラーが合う理由
FJクルーザーとデジタルインナーミラーは、かなり相性のいい組み合わせです。
リアカメラの映像をミラー画面へ表示するため、後席や荷室の状態に左右されにくく、後続車を確認できます。
荷物で視界を塞ぎにくい
デジタルインナーミラーの大きなメリットは、車内を通して後ろを見る必要がないことです。
リア側へ取り付けたカメラの映像を直接表示するので、後席の人や荷物がミラーとリアガラスの間へ入っても、後方映像そのものは確保できます。
キャンプ用品を荷室いっぱいに積む人にとっては、この差はかなり大きいでしょう。
ただし、カメラ映像があるから何でも見えるわけではありません。
映像に映らない場所は残るため、ドアミラーと目視による確認はこれまで通り必要です。
バックカメラとは役割が違う
ここはかなり重要です。
デジタルインナーミラーとバックカメラは、似ているようで目的が違います。
| 装備 | 主な役割 | 見たい場所 | 使用する場面 |
|---|---|---|---|
| デジタルミラー | 走行中の後方確認 | 後続車や遠方 | 通常走行・車線変更 |
| バックカメラ | 後退時の確認 | 車両直後・路面 | 駐車・後退 |
| ドラレコ | 映像の記録 | 前方・後方 | 走行中・事故時 |
デジタルミラーのリアカメラは、後続車を自然に確認できるよう、比較的遠くまで見渡せる位置へ調整します。
一方のバックカメラでは、バンパー付近や路面、駐車枠などを見たいですよね。
同じカメラで両方を満たせる製品もありますが、画角や取り付け位置によってはどちらかが見にくくなります。
そのため、すでにバックカメラが付いているFJなら、無理に撤去せずバックカメラを駐車用、デジタルミラーを走行中の後方確認用として残す方法もかなり使いやすいですよ。
ドラレコ一体型も便利
これからデジタルミラーを取り付けるなら、私は前後録画のドラレコ機能を備えたモデルを優先します。
ミラー、リアカメラ、ドラレコを別々に設置するより、機器をまとめやすいからです。
さらにフロントとリアを同時記録できれば、後方視界対策だけではなく、万が一の事故時にも映像を残せます。
ミラー機能と録画機能は別物
ただし、「デジタルミラーだからドラレコも付いている」とは限りません。
後方映像を表示するだけの製品もありますし、前後録画、駐車監視、GPSなどを備える製品もあります。
購入前には、画面の大きさより先に録画するカメラの数を確認してください。
FJクルーザー対応の前後録画デジタルインナーミラーを比較する
デジタルミラーのタイプ比較
FJクルーザーへ取り付けるデジタルミラーは、大きく分けると純正ミラー交換型、純正ミラーへ被せるタイプ、フロントカメラ分離型があります。
どれが一番というより、見た目、予算、取り付け方法で向き不向きが変わります。
純正ミラー交換型
純正ルームミラーを取り外し、デジタルミラー本体へ交換するタイプです。
後付け感を抑えやすく、ミラー周辺をすっきり見せたい人には魅力があります。
また、ゴムバンドで固定する製品と比べて、走行中にミラー本体が揺れにくい構成を作りやすいのもメリットです。
ただし、FJクルーザーへ確実に固定できることが前提。
車種別ブラケットが必要な製品もあるため、「トヨタ車対応」「SUV対応」というだけで注文するのは避けた方がいいでしょう。
交換型を選ぶ場合は、FJクルーザーの年式、純正ミラーの固定方式、使用するブラケットまで確認してから購入してください。
純正ミラーへ被せるタイプ
現在付いているルームミラーへ、ゴムバンドなどでデジタルミラー本体を固定する方式です。
車両側を大きく変更せず取り付けやすいため、初めてデジタルミラーを付ける人にも選びやすいでしょう。
また、将来ノーマルへ戻したい場合にも扱いやすい方法です。
反面、純正ミラーの上へもう一枚取り付けるため、本体が厚くなります。
重量も増えるので、走行中の振動で角度が少しずつ変わらないか確認したいところ。
FJクルーザーは舗装路だけでなく砂利道や雪道を走る人もいる車なので、固定方法は軽く見ない方がいいですよ。
フロントカメラ分離型
私が前後録画まで考えるなら、かなり注目したいのがフロントカメラ分離型です。
ミラー本体にフロントカメラが組み込まれている製品では、ルームミラーの角度を変えるとカメラの向きも変わる場合があります。
運転する人が変わるたびにミラーを調整する家庭では、ちょっと面倒ですよね。
フロントカメラが別になっていれば、ミラーを自分の見やすい角度へ調整しても、録画する方向を変えずに済みます。
つまり、「ミラーとして見やすい角度」と「ドラレコとして適切な撮影角度」を別々に決められるのが大きなメリットです。
FJクルーザーはフロントガラスの形状も一般的な乗用車とは少し違うため、カメラをどこへ取り付けるかも確認しておきたいところ。
フロントカメラを独立して設置できれば、運転席から邪魔になりにくく、なおかつ前方をしっかり撮影できる位置を選びやすくなります。
また、ミラー一体型では本体を左右へ動かしたときにカメラの撮影範囲までずれることがありますが、分離型ならその心配を減らせます。
家族でFJクルーザーを共有する場合や、運転する人によってミラー位置を頻繁に変える場合には、特に使いやすいタイプかなと思います。
前後録画を重視するなら、画質だけでなくフロントカメラを独立して固定できるかも確認してください。
リアカメラは車内外で違う
さらにリアカメラには、リアガラスの内側へ取り付ける方法と、車外へ取り付ける方法があります。
車内なら雨や泥を直接受けにくく、洗車時にも扱いやすいのがメリットです。
一方、ガラスの濃さ、熱線、車内の映り込みなどの影響を受ける可能性があります。
車外カメラはガラス越しではない映像を得やすい反面、雨、雪、泥、融雪剤などが付着しやすくなります。
雪国でFJクルーザーを使うなら、私は画質だけでなく「冬にカメラが汚れたとき簡単に拭ける位置か」まで考えたいですね。
| タイプ | メリット | 気になる点 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 純正ミラー交換型 | 見た目がすっきりしやすい | ブラケット適合確認が必要 | 仕上がり重視 |
| 被せるタイプ | 導入しやすく戻しやすい | 厚み・振動・固定を確認 | 初めて取り付ける人 |
| フロントカメラ分離型 | ミラー調整の影響を受けにくい | 部品と配線が増える | 前後録画も重視 |
| 車内リアカメラ | 雨や泥を受けにくい | ガラスの影響を受ける場合あり | 手入れを減らしたい人 |
| 車外リアカメラ | ガラス越しにならない | 汚れ・雨・雪への配慮が必要 | 後方映像を優先したい人 |
デジタルミラーの選び方
商品ページには画面サイズや解像度など、たくさんの数字が並びます。
でもFJクルーザーで実際に使うなら、数字が大きい順に選ぶ必要はありません。
夜間画質を確認する
私が重視したいのは夜間の見え方です。
昼間に明るい駐車場で映像を見ると、多くのデジタルミラーがきれいに見えます。
差が出やすいのは、夜の道路やトンネル、雨天、後続車のヘッドライトを受けた場面です。
後ろからライトを照らされたときに画面全体が白くならないか、暗い道路で後続車の輪郭を確認できるか。
「高解像度」という文字だけではなく、夜間映像の見やすさを確認してください。
画角は広ければいいとは限らない
リアカメラの画角が広いと、純正ミラーより広い範囲を映せます。
これはFJクルーザーでは大きなメリットです。
ただ、画角を広げすぎると後続車が実際より遠く見えることがあります。
デジタルミラーへ初めて替えた直後に「後ろの車がすごく遠い」と感じる人がいるのは、この距離感の違いも関係します。
私は、広さだけで選ばず画面上の表示範囲を上下に調整できるか、拡大率を変えられるかも確認したいです。
液晶オフでも使えるか
デジタルミラーへ替えても、ときには普通の鏡として見たい場面があります。
例えば雨や雪でリアカメラが汚れたとき、機器に不具合が起きたときです。
画面を消すと通常のミラーとして使える製品なら、故障時の備えにもなります。
ただし、液晶表面の反射具合は製品によって違います。
画面OFF時にどの程度鏡として見えるのかも商品選びのポイントですね。
保証とサポートを見る
デジタルミラーは、ただの鏡ではありません。
液晶、カメラ、記録媒体、電源ケーブル、GPSなど複数の部品を使う電子機器です。
しかも車内は夏にかなり高温になります。
だから私は、価格差が多少あっても保証期間、問い合わせ窓口、リアカメラやケーブルを後から入手できるかを確認します。
本体が壊れていないのに専用リアカメラだけ交換できないとなると、結局一式交換になる可能性がありますからね。
SDカードも消耗品
ドラレコ機能を使う場合、映像を保存するSDカードも重要です。
毎日のように上書き録画を続けるため、一般的な写真保存とは使い方が違います。
使用できる容量や交換時期、フォーマット方法は製品ごとの説明に従ってください。
「ドラレコを付けたから安心」ではなく、ときどき映像が実際に記録されているか確認しておくと安心ですよ。
購入時は本体価格だけでなく、専用ブラケット、電源ケーブル、駐車監視用配線、SDカード、取り付け工賃まで含めて考えると予算を見誤りにくくなります。
バックカメラも残したい
デジタルミラーを付けると、「これでバックカメラはいらないかな」と考えるかもしれません。
私はFJクルーザーなら、できるだけバックカメラも残したいです。
駐車では路面が見たい
バック駐車で知りたいのは、遠くの後続車ではありません。
車のすぐ後ろに壁があるのか、輪止めがどこにあるのか、駐車枠へまっすぐ入っているのかですよね。
そのため、バックカメラは下向きの映像が重要です。
デジタルミラーの映像をそのままバック時にも使える商品がありますが、取り付け角度によっては路面が十分見えない場合があります。
私は、デジタルミラーを後方確認、バックカメラを駐車確認と役割分担させる方法が分かりやすいと思います。
既存カメラを確認する
中古のFJクルーザーでは、純正状態の車だけではありません。
前オーナーがナビやバックカメラを交換している個体も多くあります。
そのため、新しいデジタルミラーを買う前に「現在何が付いているか」を確認してください。
FJクルーザーのナビ交換と適合機種の選び方でも紹介していますが、ナビを交換するときは今付いているバックカメラや配線まで確認することが大切です。
既存バックカメラをそのまま使えるなら、無理に交換する必要はありません。
逆に古くて映像が見にくい、画面にノイズが出る、夜になるとほとんど見えない場合は、デジタルミラー導入と一緒に更新するのもありでしょう。
FJクルーザー用バックカメラ対応モデルを比較する
スペアタイヤとの位置関係
リアカメラを付けるときは、背面スペアタイヤとの位置関係も必ず見てください。
カメラ位置が低すぎたり、中央からずれたりすると、スペアタイヤが画面のかなりの部分を占める場合があります。
反対に高い位置へ付けると、車両直後を見るバックカメラとしては角度が合わないこともあります。
「映るからOK」ではなく、実際にバックして駐車枠と車両後端がどう見えるかまで調整したいですね。
取り付けで失敗しない方法
デジタルインナーミラーは、本体選びより取り付けで差が出る用品でもあります。
特にFJクルーザーは横開きバックドアを採用しているので、リアカメラの配線経路まで考えておきましょう。
リアカメラ配線を確認する
リアカメラを車両後方へ設置するには、ミラー周辺からルーフや内張りを通し、リアまでケーブルを引くことになります。
車外へカメラを出す場合は、さらに車内外をまたぐ部分の処理が必要です。
見えるところへ配線を垂らすだけなら簡単ですが、FJクルーザーの内装を崩さず、ドア開閉にも影響しないよう施工するなら話は変わってきます。
私はドラレコとデジタルミラーをまとめて付けるなら、配線もまとめて施工したいですね。
横開きドアに注意する
FJクルーザーのリアドアは上へ跳ね上げるタイプではなく、横方向へ開きます。
もしリアドア側へカメラや配線を通すなら、ドアを開けたときも閉めたときもケーブルへ無理な力がかからない経路が必要です。
ドアを何度も開閉する場所なので、配線を張りすぎるのも避けたいところ。
純正配線の通り道、内装への固定、可動部分の余裕まで見て施工します。
バックドア周辺へ穴あけや車外配線を行う場合は、防水処理も重要です。カメラ本体だけ防水でも、配線を通した場所から水が入れば意味がありません。
電源の取り方も考える
簡単な製品ではアクセサリーソケットから電源を取れるものもあります。
取り付けは楽ですが、ケーブルが見えやすくなるのがデメリットです。
車内をすっきり仕上げたいなら、電源を見えない場所へ配線する方法も候補になります。
ただし、駐車録画まで使う場合は電源の取り方が変わる製品があります。
ヒューズの位置や電源を増設するときの注意点は、FJクルーザーのヒューズ位置|USB電源増設の注意点を解説で詳しく解説しています。
駐車録画は電圧管理も見る
エンジン停止中も録画する駐車監視機能では、車両バッテリーから電源を使う方式があります。
FJクルーザーは年式が進んだ中古車が中心なので、バッテリーの状態も一緒に見ておきたいところです。
長時間録画できることだけで選ばず、低電圧時に電源を切る機能や、駐車録画を何時間使うのかも考えて設定してください。
ルームミラーの固定を見る
デジタルミラー本体が重くなると、純正ミラーの取り付け部分にも負担がかかります。
特に被せるタイプでは、画面をタッチしただけで角度が動くようでは使いにくいですよね。
段差を越えたときに揺れないか、ミラーを希望する位置で保持できるかも確認してください。
オフロードへ入るFJなら、街中の試走だけで問題がなくても砂利道で振動が増える可能性があります。
車検と保安基準を確認
デジタルミラーを後付けするときに気になるのが車検です。
ここは「デジタルミラーなら全部大丈夫」「社外品だからダメ」という単純な話ではありません。
後写鏡やカメラなどには取り付けや視界に関する基準があります。
国土交通省の保安基準でも、カメラや画像表示装置を含む後方確認装置について、確実な取り付けなどの要件が定められています。
出典:国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第224条」
確実な固定が前提
まず大切なのは、走行中に簡単に外れたり、角度が大きく変わったりしないことです。
だからこそ、私はFJクルーザーで交換型デジタルミラーを選ぶなら、車種に合った固定方法が確認できる製品を選びます。
「海外のFJには付いている」という写真だけでは、国内仕様へ同じように付けられるとは限りません。
同じFJクルーザーでも海外仕様と国内仕様で装備が違う場合があります。
フロントカメラ位置も確認
前後録画タイプでは、フロントガラス付近へカメラを設置します。
ここで大切なのは、運転者の視界を邪魔しない位置に取り付けること。
大型のミラー画面に加えて別体フロントカメラまで低い位置へ設置すると、FJクルーザーのフロントガラス周辺がごちゃごちゃしてしまいます。
配線を含め、できるだけ視界へ入らない位置へ収めたいところです。
純正資料も確認できる
FJクルーザーは販売終了車ですが、トヨタ公式サイトには現在も生産時期別の取扱説明書が公開されています。
車両側の純正装備や操作を確認したい場合は、ネット上の情報だけで決めず自分の生産時期に合った説明書も見てください。
車検対応を重視するなら、製品単体の表記だけではなく、FJクルーザーへ装着した状態で固定方法、カメラ位置、配線まで確認することが大切です。
ドラレコも同時に選ぶ
せっかくリアカメラと大型画面を取り付けるなら、ドラレコまで一体化した方が車内をすっきりさせやすくなります。
ただし、録画機能は「付いている」だけでは十分ではありません。
前後録画を優先する
後方視界対策を目的にデジタルミラーを買うなら、リアカメラは最初からあります。
そこでフロントカメラを加えれば、前後録画へ対応できます。
個人的には、後方だけ録画するデジタルミラーと、フロント専用ドラレコを別に付けるより、前後を一つのシステムで管理できる方が分かりやすいと思います。
事故が起きたあとに「前の映像はこのSDカード、後ろは別のSDカード」と探す手間も減らせますからね。
ナンバーの見え方を確認
ドラレコとして考えるなら、景色がきれいに撮れるだけでなく、必要な情報が残ることが大切です。
昼間、夜間、トンネル出口、雨天などで前後車両がどのように映るか確認してください。
とくに夜は後続車のライトによって明暗差が大きくなります。
数字上の画素数だけでなく、実際の録画サンプルを見る方が参考になります。
映像の取り出し方も見る
事故後に映像を確認するとき、SDカードをパソコンへ入れる方法、スマートフォンへ転送する方法、本体画面で再生する方法などがあります。
普段パソコンを使わない人なら、スマートフォンから確認しやすい製品の方が使いやすいかもしれません。
反対に余計なアプリ連携は不要で、本体画面で確認できれば十分という人もいるでしょう。
ここは機能の多さより、自分が事故後に映像を取り出せる方法を選ぶことが大切です。
安く付けるなら何を選ぶ
デジタルミラーは本体だけでなく、取付部品や工賃まで考えると予算が増えやすい用品です。
だからといって、最安の商品を買うのが正解とも限りません。
被せるタイプから検討する
費用を抑えたいなら、純正ミラー交換型より被せるタイプから探す方が選択肢を広げやすいでしょう。
純正ミラーを残せるため、専用ブラケットが必要ない製品もあります。
ただし、本体がFJクルーザーの純正ミラーへ確実に固定できることが条件です。
値段だけで決めて、ゴムバンドが届かない、サンバイザーへ干渉する、重さで角度が下がるという状態では意味がありません。
既存バックカメラを活かす
すでにナビとバックカメラが正常に動いているなら、私はそのカメラを駐車用として残します。
新しく買うのはデジタルミラー一式だけ。
これなら既存のバックカメラを無駄にしません。
ナビも古い場合は、デジタルミラーだけ先に交換するのか、ナビとバックカメラまで一緒に更新するのかで工賃も変わります。
FJクルーザーの内装カスタムと快適性を上げる方法も合わせて見ると、車内用品をどこから交換するか決めやすいですよ。
DIYは配線まで考える
被せるタイプなら、自分で取り付けたくなる人もいると思います。
ミラーへ本体を付けるだけなら難しく見えません。
でも実際には、フロントカメラ、リアカメラ、電源、GPS、バック連動線などを処理する商品もあります。
リアまできれいに配線し、内張りを戻し、横開きドアへ干渉させず、防水まで行うとなると作業量は増えます。
「自分で付けられるか」ではなく「自分で最後まできれいに付けられるか」で判断した方がいいかなと思います。
デジタルミラー取付店の適合確認と工賃を比較する
購入前に確認したい項目
ここまでの内容を踏まえて、FJクルーザー用デジタルミラーを購入する前に確認したい項目をまとめます。
商品ページを何十個も比較して迷ったら、この表へ戻ってみてください。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 取付方式 | 純正交換型か被せるタイプか |
| FJへの適合 | 年式・固定方法・ブラケット |
| 録画範囲 | 前後録画に対応するか |
| フロントカメラ | ミラー一体型か分離型か |
| リアカメラ | 車内用か車外用か |
| 夜間映像 | 暗所と後続車ライトへの見え方 |
| 表示調整 | 上下位置や表示範囲を変更できるか |
| バック連動 | 後退時表示に対応するか |
| 駐車録画 | 別売配線や電源条件 |
| 保証 | 保証期間と問い合わせ方法 |
| 交換部品 | カメラやケーブルを後から入手できるか |
| 取り付け | 配線・防水・横開きドアへの対応 |
私ならこの中でも、FJへの確実な固定、フロントカメラ分離型、夜間映像、前後録画、保証を優先します。
画面サイズや見た目は、そのあとです。
毎日見る装備だからこそ、「一番大きい画面」より「毎日見やすく使える画面」を選んでください。
FJクルーザーのデジタルミラーFAQ
最後に、FJクルーザーのデジタルインナーミラーやバックカメラについて、購入前に気になりやすい疑問へ回答します。
Q1. FJクルーザーにデジタルインナーミラーは必要ですか?
A. 必須ではありませんが、後方視界を補いたい人にはかなり相性のいい装備です。FJクルーザーは左後方などに見えにくい場所があり、荷物を積むとルームミラーの視界も狭くなります。リアカメラ映像を常時表示できれば、後席や積載物に左右されにくく後方を確認できます。ただし、ドアミラーや目視確認の代わりになるものではありません。
Q2. デジタルミラーがあればバックカメラはいりませんか?
A. 私はバックカメラも残すことをおすすめします。デジタルミラーは走行中の後続車確認、バックカメラは車両直後や路面を見ることを主な目的にしており、欲しい映像が違うからです。背面スペアタイヤを持つFJクルーザーでは、駐車用カメラがあると車両後端を確認しやすくなります。
Q3. ミラー型ドラレコとデジタルインナーミラーは同じですか?
A. 同じではありません。ミラー型の画面を使っていても、後方映像を表示する機能だけの製品、前後ドラレコを兼ねた製品、バック連動まで備えた製品などがあります。FJクルーザーへ新しく付けるなら、前後録画の有無、リアカメラの種類、駐車録画まで確認して比較してください。
Q4. 純正ミラー交換型と被せるタイプはどちらがおすすめですか?
A. 見た目と固定感を重視するなら純正ミラー交換型、導入しやすさやノーマルへ戻しやすいことを重視するなら被せるタイプが選びやすいです。ただし交換型はFJクルーザーへ適合するブラケットの確認が重要で、被せるタイプは重量によるミラーのズレや振動を確認する必要があります。
Q5. FJクルーザーへデジタルミラーを付けると車検に通りますか?
A. デジタルミラーというだけで一律に判断することはできません。後写鏡やカメラ等には保安基準があり、取り付け状態や固定方法も関係します。交換型では車両への適合、前後録画型ではフロントカメラの取り付け位置、車外リアカメラでは突出や配線なども確認してください。
FJクルーザーの後方視界まとめ
FJクルーザーは、丸目ライト、ホワイトルーフ、観音開きドア、背面スペアタイヤなど、今見ても個性たっぷりの四駆です。
その一方で、左後方を中心とした見えにくさや、ルームミラーから確認できる範囲には注意が必要です。
K.Mさんが実際に乗って感じているように、この部分はFJクルーザーの特徴として理解しておいた方がいいでしょう。
私は、死角の多さを「乗っていれば慣れる」で済ませず、デジタルミラーやバックカメラで補うのが現実的だと思います。
特にこれから購入するなら、前後録画のドラレコ機能までまとめて導入すると、車内へ設置する機器を増やしすぎずに済みます。
選ぶ順番は、まずFJクルーザーへ確実に固定できること。
次に、夜間でも後方を見やすいこと。
そしてフロントカメラとリアカメラの位置、前後録画、バックカメラとの役割分担、配線、保証まで確認します。
純正交換型か被せるタイプかは、そのあとで決めても遅くありません。
すでにバックカメラが正常に動いているなら、それを駐車用として残し、デジタルミラーを走行中の後方確認用として追加する方法もおすすめです。
FJクルーザーの特徴や中古車選びから確認したい方は、FJクルーザーの中古価格・燃費・サイズをまとめた総合ガイドも合わせて読んでみてください。
見えない場所を無理に感覚だけで補わず、使える装備はうまく使う。
その方が、FJクルーザーの格好よさを楽しみながら、毎日の運転にも付き合いやすくなるかなと思います。


