こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
ランドクルーザーFJが納車されたら、「タイヤとホイールを変えて、少し車高も上げたい」と考えている人はかなり多いんじゃないかなと思います。
角張ったボディのFJはノーマルでも十分にランクルらしいですが、リフトアップするとタイヤまわりの余白が増え、横から見た雰囲気はかなり変わります。
一方で、足回りは見た目だけで決めていい場所ではありません。
車高を変えればアライメントや光軸、乗り心地、駐車場への入りやすさ、車検への対応まで考える必要があります。
しかも2026年発売のランドクルーザーFJは、昔の「FJクルーザー」と名前が似ていますが別の車です。
旧FJクルーザー用として販売されているリフトアップパーツを、ランドクルーザーFJにも使えると思って買うのは避けたいところ。
私自身は150系プラドに乗っていますが、ランクル系のカスタムは「パーツを付けて終わり」ではなく、普段の使いやすさまで含めて考えるのが大事だと思っています。
この記事では、新型ランドクルーザーFJのリフトアップ費用から足回りの仕組み、乗り心地、車検、ダウンサスやローダウンまで、納車後に判断しやすいよう一つずつ見ていきます。
記事のポイント
- ランドクルーザーFJのリフトアップ費用
- リフトアップ後の見た目と乗り心地
- 車高変更による車検や光軸への影響
- 純正車高とローダウンを含めた選び方
FJリフトアップの結論
ランドクルーザーFJのリフトアップは、外観をもっとオフロード寄りにしたい人や、未舗装路で少しでも余裕を持たせたい人には魅力的なカスタムです。
ただ、街乗り中心なら純正車高のままでも十分というのが私の考えです。
街乗り中心なら純正で十分
ランドクルーザーFJは、そもそも一般的な乗用SUVを無理にオフロード風へ仕立てた車ではありません。
ラダーフレームを採用し、フロントにはハイマウント・ダブルウィッシュボーン式、リアにはラテラルロッド付き4リンクリジッド式のサスペンションが使われています。
トヨタもオフロードでのタイヤの動きと、舗装路での直進安定性や乗り心地を両立させる方向でFJの足回りを作っています。
リフトアップにあわせてタイヤを大きくするなら、輸入タイヤ通販のオートウェイ(AUTOWAY)
でタイヤサイズを入れて検索すると、オールテレーンなどの価格をまとめて比べられます。
そのため、キャンプへ行く程度だったり、ときどき砂利道を走ったりする程度であれば、納車直後から車高を上げなければ困る場面はそれほど多くないでしょう。
むしろ普段は通勤、買い物、子どもの送り迎えが中心なら、純正状態を一度しっかり味わってからでも遅くありません。
ランドクルーザーFJのカスタム全体の考え方でも紹介していますが、FJはノーマルの完成度を基準にして必要な部分だけ変えていく方が失敗しにくい車だと思います。
リフトアップありきで考えるのではなく、まず純正車高で自分の使い方に不足があるかを見るのがおすすめです。
上げるなら完成総額で見る
それでもFJをリフトアップした姿に惹かれる気持ちは、ランクル好きならよく分かります。
スクエアなボディと大きなタイヤの組み合わせは、少し車高が上がるだけでも見栄えが変わります。
ただし、ランクルFJのリフトアップ費用を見るときに、サスペンションやスペーサーの販売価格だけを見てはいけません。
部品代、取付工賃、アライメント、光軸の確認や必要に応じた調整まで含めて、一台を完成させるための費用として考えます。
部品代だけで決めない
足回りのパーツが7万円台だったとしても、「リフトアップが7万円台で完成する」という意味ではありません。
タイヤやホイールまで同時交換するなら、さらに別の予算が必要になります。
また、車高を上げたことでアライメントが変わればタイヤの偏摩耗につながるため、そのまま乗るのはもったいないです。
せっかく格好良くなってもタイヤの内側だけ妙に減ってしまったら、うれしさも半減ですよね。
ランクルFJの純正足回り
リフトアップを考えるなら、まずランドクルーザーFJが純正状態でどんな足回りを採用しているのか知っておきたいところです。
ここが分かると、スペーサー、スプリング、ショック交換の違いも理解しやすくなります。
前後ともコイルを採用
ランドクルーザーFJは、前後ともコイルスプリングを使ったサスペンションです。
ただし、前後の仕組みは同じではありません。
フロントとリアでそれぞれ違う役割を持たせながら、オンロードとオフロードの両方を走れるように作られています。
純正タイヤは265/60R18、ホイールは18×7.5Jが指定されています。
フロントは独立懸架
フロントはハイマウント・ダブルウィッシュボーン式の独立懸架です。
左右のタイヤがそれぞれ動ける構造で、荒れた路面からの突き上げを抑えながら、舗装路での直進安定性も確保する考え方になっています。
このフロント側をリフトアップすると、アームの角度やホイールアライメントにも変化が出るため、単純に車体が上へ移動するだけではありません。
リフト量が大きくなるほどドライブシャフトや各部の角度にも影響しやすくなるので、「もっと高く」が必ずしも正解ではないです。
リアは4リンクリジッド
リアはラテラルロッド付き4リンクリジッド式です。
左右のタイヤが車軸でつながる構造で、凹凸のある路面でもタイヤを接地させやすいのが特徴。
ランドクルーザーらしい悪路性能を支える部分でもあります。
大幅なリフトアップではラテラルロッドの角度なども変わるため、リフト量によっては補正パーツまで含めて考える必要が出てきます。
反対に、比較的小さなリフト量で純正部品を多く残す方法なら、変更箇所を抑えやすいでしょう。
足回りについてのトヨタ公式情報は、トヨタ自動車「ランドクルーザーFJ 走行性能」でも確認できます。
純正でも悪路を意識した設計
FJは純正状態からオフロード走行を考えたストロークを確保しつつ、舗装路でも落ち着いて走れるように設計されています。
つまり、純正サスペンションは「何もしていない状態」というより、トヨタが多くの条件を考えて決めた基準点です。
リフトアップはそこから自分の好みへ動かすカスタムなので、何かを得れば別の部分に変化が出ると考えておくと分かりやすいです。
見た目は上げたいけれど純正の乗り味をなるべく残したいのか、それともショックやスプリングまで交換して足回りそのものを変えたいのかで、選ぶパーツも変わってきます。
リフトアップで変わる見た目
リフトアップを検討する一番大きな理由は、やはり見た目という人も多いはずです。
ランドクルーザーFJはボディが四角いため、車高とタイヤのバランスが変わると横からのシルエットも変化します。
1.5インチでも印象は変わる
2026年8月時点では、新型ランドクルーザーFJ専用として約1.5インチアップのスペーサーがすでに販売されています。
1.5インチは約38mmなので、極端に高くするカスタムではありませんが、フェンダーとタイヤの間隔が広がるため見た目の変化は分かりやすいです。
個人的にはFJのような四角い車なら、このくらいの「ちょい上げ」でも十分雰囲気が出ると思います。
逆に、最初から大幅に上げてしまうと足回りの補正箇所が増えたり、乗り降りが大変になったりする可能性があります。
初めてのランクルFJカスタムなら、上げ幅を欲張らない方が日常性を残しやすいでしょう。
大径タイヤは同時に考える
リフトアップすると、純正タイヤのままではタイヤとフェンダーの空間が広く見えることがあります。
そこで一回り存在感のあるオールテレーンタイヤなどを合わせたくなるわけですが、ここからが意外と奥深いところです。
タイヤ外径を大きくすると見た目はたくましくなりますが、ハンドルを切った際の干渉、フェンダーからの突出、速度計への影響、重量増加なども確認する必要があります。
タイヤが重くなれば、発進やブレーキ、燃費、乗り心地にも変化が出るでしょう。
つまり「リフトアップして大きなタイヤを履けば完成」と簡単には言えません。
ランクルFJのカスタム足回りは、車高とタイヤとホイールを一つの組み合わせとして考えるのがポイントです。
駐車場の高さも変わる
見落としたくないのが全高です。
ランドクルーザーFJはもともと背の高い車なので、リフトアップすれば立体駐車場や自宅カーポートとの余裕がさらに少なくなります。
約1.5インチのアップでも、もともとの全高に数cmが加わるイメージなので、2m前後の高さ制限がある場所を利用する人は事前確認が欠かせません。
さらにルーフラックやルーフボックスを付ければ、その分も高さが増えます。
「車高は入ったけどルーフラックが当たる」では笑えないので、将来のアウトドアカスタムまで考えておきたいところ。
ボディ寸法や普段の取り回しは、ランドクルーザーFJの全長・車幅・サイズ解説も合わせて確認してみてください。
自宅駐車場だけでなく、職場、よく利用する商業施設、立体駐車場、洗車機まで考えて全高を確認しておくと安心です。
リフトアップ費用の内訳
ランクルFJのリフトアップ費用は、どんな方法で上げるかによって変わります。
2026年8月時点ではまだ新型FJ向けの商品が出そろっている段階ではないため、今後選択肢が増える可能性もあります。
専用スペーサーは発売済み
現在、新型ランドクルーザーFJ向けとして確認できる具体的な商品が、ACCのリフトアップスペーサー「EZUP」です。
ACC EZUPのランドクルーザーFJ専用フロント&リアセットは、2026年式以降の240系FJ向けとして設定されています。
メーカー公表のアップ量は約1.5インチで、純正ショックアブソーバーとスプリングを生かしながら車高を上げる仕組みです。
2026年8月12日時点のメーカー公式価格は、フロント&リアセットが73,150円(税込)となっています。
なお、販売価格は店舗や時期によって変わる可能性があるので、購入時点の価格を見るようにしてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 適合 | 2026年以降 ランドクルーザーFJ 240系 |
| 方式 | リフトアップスペーサー |
| アップ量 | 約1.5インチ |
| フロント&リアセット | 73,150円(税込) |
| 純正ショック・スプリング | 基本的に活用する方式 |
この73,150円はあくまでパーツ本体の価格なので、ここだけ見て予算を決めない方がいいです。
取付以外にも費用がある
ランドクルーザーFJをきちんとリフトアップするなら、部品を取り付けた後の確認まで一つの作業として考えたいです。
少なくとも、施工費、ホイールアライメント、光軸の確認を見積り項目に入れておくと分かりやすくなります。
| 費用項目 | 考え方 |
|---|---|
| リフトアップ部品 | 製品ごとの販売価格 |
| 取付工賃 | 施工店や方式により異なる |
| アライメント | 車高変更後に確認したい項目 |
| 光軸確認・調整 | 車両姿勢の変化に合わせて確認 |
| 補正部品 | リフト量や車両状態により必要 |
| タイヤ・ホイール | 同時交換する場合は別途必要 |
工賃やアライメント料金は店によって違うため、一律の金額をここで決めつけるのは難しいです。
だからこそ「リフトアップキットはいくらですか」ではなく、この状態まで仕上げて総額はいくらですかと聞いた方が比較しやすくなります。
完成状態で見積りを比べる
見積りを取るなら、同じ条件で比べることも大切です。
片方の店は部品と取付だけ、もう片方はアライメントや光軸確認まで含まれていたら、単純な金額比較はできません。
安く見える店が本当に安いとは限らないわけです。
特に足回りは、安全に直結する場所。
私は数千円、数万円の差だけで決めるより、車検への考え方や取付後の確認内容まで説明してくれる店の方が安心できます。
タイヤやホイールまで交換する予定なら、リフトアップ施工時に希望サイズを伝えておくと、干渉や車体からの突出まで含めて考えやすくなります。
乗り心地はどう変わるか
ランクルFJのリフトアップで気になるのが乗り心地です。
「車高を上げたら必ず硬くなる」とも、「スペーサーなら純正とまったく同じ」とも言い切れません。
スペーサーは純正を生かす
スペーサー式のメリットは、純正スプリングやショックアブソーバーを生かしながら車高を上げられることです。
スプリングそのものを硬いものへ変更する方法と比べれば、純正の性格を残しやすいのは魅力でしょう。
実際、ACCもEZUPについて純正サスペンションを活用する構造としています。
ただし、スペーサーを入れても足回りの位置関係やアーム角度は変わるため、「乗り味が絶対に一切変わらない」という意味ではありません。
タイヤサイズまで変えれば、その変化の方が大きく感じられるケースもあります。
オールテレーンやマッドテレーン系のタイヤは、種類によってロードノイズや重量、路面からの感触が変わるためです。
スプリング交換は特性が変わる
ランクルFJの足回りカスタムが今後増えれば、リフトアップスプリングとショックを組み合わせる商品も選びやすくなるでしょう。
スプリング交換型は、車高だけでなくスプリングの硬さや伸び縮みの特性まで変えられるのが特徴です。
重いルーフラックや荷物を積む使い方なら、その重量まで考えて足回りを選ぶ考え方もあります。
一方で、見た目だけを目的に硬いスプリングを入れると、街中の細かな段差で乗り心地が気になる可能性があります。
家族で使うFJなら、運転席だけで判断しない方がいいでしょう。
後席では前席とは違う揺れ方を感じることもあるので、施工後は家族を乗せた状態でも確認したいところです。
アライメント調整が重要
車高を変えると、タイヤが路面に対してどの角度で接するかにも影響します。
そこで重要になるのがホイールアライメントです。
特にFJのフロントはダブルウィッシュボーン式なので、リフトアップによってアームの角度が変わればキャンバーやキャスター、トーにも影響が出る可能性があります。
アライメントが合っていないと、真っすぐ走りにくくなったり、ハンドルの位置がずれたり、タイヤが偏って減ったりする原因になります。
高価なタイヤを履かせたのに短期間で片減りしたら、本当にもったいないです。
足回りを交換したらアライメントまでセットくらいの感覚で予算を組んでおく方がいいかなと思います。
車検への影響を確認
リフトアップで最も慎重に見たいのが、車検や保安基準への対応です。
インターネットでは「4cm以内なら大丈夫」「4cmを超えたら構造変更」といった説明を見かけますが、それだけで判断すると話を単純化しすぎます。
4cmだけで判断しない
後付け部品には「指定部品」として扱われるものがあり、取付方法などの条件によっては、装着によって寸法が変化しても車検証の記載事項変更手続きが不要になる扱いがあります。
一方で、指定部品だから何をしても問題ないわけではありません。
自動車技術総合機構も、指定部品を装着した車であっても道路運送車両の保安基準に適合している必要があると案内しています。
さらに「車検対応」と表示されている部品でも、装着する車や取付方法によって基準に適合しない場合があることも明記されています。
つまり、「何cm上げたか」だけではなく、使った部品、取付方法、完成した車両の状態まで見る必要があるということです。
制度については、自動車技術総合機構「よくある質問(後付け自動車部品関係)」で確認できます。
「車検対応と書いてあるから絶対に通る」「4cm以内だから何をしても大丈夫」といった考え方は避けた方がいいです。
灯火と視界も確認する
リフトアップ後はサスペンションだけでなく、車両全体が保安基準に適合しているかを見る必要があります。
特にタイヤやホイールまで同時に変える場合は、車体からの突出や干渉にも注意が必要です。
また、車高や前後姿勢が変化すればヘッドライトの照射方向にも関係してきます。
光軸は装着後に確認
ランドクルーザーFJにはLEDヘッドランプが採用されていますが、リフトアップ後は光軸が適切か確認しておきたいところです。
前後を同じ量だけ上げる場合でも、実際の車両姿勢は装備や積載状態によって変わることがあります。
フロントだけを上げて前下がりを解消するようなカスタムなら、なおさら前後姿勢の変化は大きくなります。
そのため、施工時には「光軸も確認してもらえるか」を聞いておくと安心です。
タイヤの突出も確認する
リフトアップをすると大きなタイヤを履きたくなりますが、タイヤやホイールが車体から不適切にはみ出していないかも重要です。
ホイールの幅やインセットを変えると、フェンダーとの位置関係も変わります。
外側だけを見て収まっていても、ハンドルをいっぱいまで切ったときに内側が干渉する場合もあります。
見た目を優先してギリギリを狙うより、普段使いするFJなら余裕を残す方が気楽ですよ。
安全装備も作動確認する
現代の車は、足回りだけを機械的に見れば終わりというわけではありません。
ランドクルーザーFJにもToyota Safety Senseをはじめ、カメラやセンサーを使う運転支援装備があります。
小幅なリフトアップだから必ず調整作業が発生すると断定することはできませんが、車両姿勢を変えた以上、取付後の警告表示や各機能の状態は確認したいところです。
そのため私は、ランクルFJのリフトアップなら足回りの取付だけではなく、アライメント、光軸、車検への適合まで一緒に説明できる施工店を選びます。
「うちは何台も上げています」だけではなく、なぜこのリフト量なのか、装着後に何を確認するのかまで話してくれる店なら判断しやすいでしょう。
足回りパーツの選び方
ランドクルーザーFJは発売されたばかりなので、足回りパーツを探す際には車種の取り違えに特に注意してください。
検索すると旧FJクルーザー用のパーツも大量に出てくるためです。
新型FJ専用品だけ選ぶ
新型ランドクルーザーFJの型式はTRJ240Wです。
商品ページでは「ランドクルーザーFJ」「240系」「2026年~」など、対象車両が明記されているか確認してください。
車種名に「FJ」と書いてあるだけでは不十分です。
特にネット通販では検索結果に旧FJクルーザー、ランドクルーザープラド、ハイラックスなどの関連商品が並ぶことがあります。
足回りは「たぶん合う」で買う場所ではありません。
適合型式と年式まで確認して選びましょう。
旧FJクルーザー用は別物
旧FJクルーザーは、日本では2010年から販売された4.0L V6のSUVで、車両型式はGSJ15Wです。
今回の記事で扱っている2026年発売のランドクルーザーFJ、TRJ240Wとは別の車になります。
そのため、旧FJクルーザー向けのリフトアップスプリングやショックを見つけても、新型ランドクルーザーFJへ使えるとは考えないでください。
「FJクルーザー用」と「ランドクルーザーFJ用」は別です。
商品名だけで判断せず、TRJ240Wへの適合が確認されているものを選んでください。
JAOSやARBは適合を確認
ランクル系のカスタムでよく名前が挙がるのがJAOSやARBです。
新型ランドクルーザーFJでもカスタムパーツの展開は始まっていますが、ブランド名だけで足回り商品がすべて発売済みと思わない方がいいでしょう。
2026年8月時点で確認できるJAOSの新型FJ向け商品はありますが、新型FJ専用のJAOS製リフトアップサスペンションについては私は確認できていません。
一方、旧FJクルーザーにはJAOSのリフトアップ系商品が存在するため、ここも検索時に混同しやすいポイントです。
ARBについても、トヨタ純正カスタマイズ用品としてルーフラック、スキッドプレート、ロックレールなどが用意されていますが、それと足回りパーツは別に考えます。
現在のパーツ展開は、ランドクルーザーFJのARB・JAOSカスタム比較でも紹介しています。
新型車は発売から時間が経つにつれて商品が増えることが多いので、納車直後に焦って決めず、選択肢が増えるのを待つのも十分ありです。
ローダウンも選択肢か
フォーカスキーワードを見ると「ランクルFJのダウンサス」や「ランクルFJのローダウン」を探している人もいます。
FJはリフトアップだけでなく、街乗りを意識して低く構える方向が気になる人もいるでしょう。
ダウンサスは急がない
2026年8月時点では、新型ランドクルーザーFJ向けのリフトアップ用品に比べ、私が確認できた範囲ではダウンサスの選択肢はまだ多くありません。
ここでも旧FJクルーザー用の商品と混同しないことが大切です。
ランドクルーザーFJはスクエアなボディなので、ローダウンすると都会的な雰囲気へ変える面白さはあると思います。
ただ、発売直後に適合がはっきりしない部品を無理に使う必要はありません。
新型FJ専用として車重やサスペンション構造を前提に開発された商品が出てから選ぶ方がいいでしょう。
悪路性能との相性を見る
ローダウンで考えたいのが、ランドクルーザーFJという車本来のキャラクターです。
FJはラダーフレーム、パートタイム4WD、リジッド式リアサスペンションなど、悪路走行を意識した装備を持っています。
車高を下げれば重心位置を低く見せられますが、最低地上高や障害物との余裕は減っていきます。
キャンプ場の段差、林道、深い雪、荒れた駐車場などを走るなら、下回りの余裕を減らすことが自分の使い方に合うか考えたいところです。
もちろん舗装路しか走らず、外観を自分好みに仕上げたい人ならローダウンという選択自体が間違いというわけではありません。
ただ、私ならFJでは純正車高を一度楽しんでから判断します。
PR|タイヤを探す
リフトアップと一緒にタイヤも替えるなら
リフトアップでは、タイヤを外径の大きいものやオールテレーンタイヤに替えることもあります。サイズを変えるときは、干渉と車検の条件を販売店で確認したうえで、通販で価格を比べておくと予算を立てやすくなります。
リフトアップが向く人
ここまで読むと「結局、自分は上げるべきなのか」が気になると思います。
これは走る場所と、FJに何を求めるかでかなり変わります。
見た目と悪路を楽しみたい人
リフトアップが一番しっくりくるのは、ランドクルーザーFJらしいオフロードスタイルを楽しみたい人です。
フェンダーとタイヤのバランスを変えて存在感を出したい、オールテレーンタイヤを合わせたい、キャンプや林道へ頻繁に出かけたいという人なら満足度は高いでしょう。
特に、純正より少しだけ車高を上げるスタイルは日常性とのバランスを取りやすいと思います。
FJ自体がもともと悪路を走れる車なので、何インチも上げなければランドクルーザーらしくならないわけではありません。
ランドクルーザーFJの4WD性能と悪路走破性も見ると、純正状態でどこまで考えられた車なのか分かりやすいです。
街乗りだけなら純正優先
反対に、年間走行のほとんどが舗装路で、立体駐車場も使い、家族を頻繁に乗せるなら純正車高のメリットは大きいです。
リフトアップすれば乗り降りする高さは増えます。
洗車もしづらくなりますし、ルーフの荷物を扱う位置も高くなるでしょう。
さらにタイヤまで大径化すれば燃費や加速感、ロードノイズなどにも変化が出る可能性があります。
見た目のためだけにそれらを受け入れられるかは、一度考えてみたいところです。
私なら納車直後に全部変えるのではなく、まずノーマルで数か月使って「ここをもう少しこうしたい」と感じてから手を入れます。
それならカスタムした後にも、純正状態との違いが分かります。
施工店選びも重要
ランクルFJをリフトアップするなら、私は足回りカスタムの施工実績がある店へ任せたいです。
理由は、パーツを取り付ける作業だけなら話は半分だから。
施工後のアライメント、光軸、タイヤ干渉、車検への考え方まで含めて一台を完成させる必要があります。
問い合わせたときには、「この商品を付けたら何cm上がりますか」だけでなく、「取付後にどんな確認をしますか」と聞いてみると店の考え方が分かりやすいでしょう。
タイヤとホイールも変更するなら、そのサイズまで最初に伝えます。
そこで車検への影響や干渉の可能性を具体的に説明してくれるなら、かなり話を進めやすいです。
私なら「部品の安さ」より「取付後まで説明できること」を重視します。
足回りは毎日動き続ける場所なので、見えない部分に手間をかける価値があります。
FJリフトアップのよくある質問(FAQ)
最後に、ランドクルーザーFJのリフトアップや足回りカスタムで特に迷いやすい疑問をまとめます。
Q1. FJのリフトアップ費用はいくら?
A. パーツの価格だけではなく、取付、アライメント、光軸確認などを含めた総額で考える必要があります。
2026年8月12日時点で、ACCの新型ランドクルーザーFJ専用EZUPフロント&リアセットは73,150円(税込)ですが、これはパーツ本体のメーカー公式価格です。
実際の施工総額は店舗の工賃や作業内容、タイヤ・ホイールを同時交換するかによって変わるため、完成状態をそろえて見積りを比較するのがおすすめです。
Q2. 1.5インチアップなら車検に通る?
A. 1.5インチというリフト量だけを見て、必ず車検に通ると断定することはできません。
後付け部品には指定部品として扱われるものがありますが、部品や取付方法、完成した車両の状態によって扱いが変わります。
タイヤの突出、灯火類、視界などを含め、装着後の車両全体が保安基準に適合していることが重要です。
Q3. リフトアップすると乗り心地は悪くなる?
A. 必ず悪くなるわけではありませんが、足回りの構造や車両姿勢が変わるため、まったく変化しないとも言い切れません。
純正スプリングとショックを生かすスペーサー式は純正の性格を残しやすい一方、サスペンションの角度やアライメントには変化が生じます。
さらに大径タイヤやオールテレーンタイヤへ交換すると、タイヤ側の重量や特性による乗り味の変化も加わります。
Q4. ランクルFJはローダウンできる?
A. ローダウンという方向性自体は考えられますが、2026年8月時点では新型ランドクルーザーFJ専用ダウンサスの選択肢はまだ多くありません。
旧FJクルーザー用の商品を流用するのではなく、TRJ240Wへの適合が確認された製品から選ぶことが大切です。
また、FJ本来の最低地上高や悪路性能との兼ね合いも考えて判断したいところです。
Q5. 旧FJクルーザー用は使える?
A. 基本的に同じ車として考えてはいけません。
旧FJクルーザーはGSJ15W、新型ランドクルーザーFJはTRJ240Wで、車両そのものが異なります。
「FJ」という名前だけで商品を選ばず、新型ランドクルーザーFJへの適合が明記された足回りパーツを選んでください。
ランドクルーザーFJまとめ
ランドクルーザーFJのリフトアップは、車の雰囲気を大きく変えられる魅力的なカスタムです。
特にFJの四角いボディは、少し車高を上げてオールテレーンタイヤを合わせるだけでも、かなりオフロードらしい姿になると思います。
一方で、ランクルFJの足回りは見た目だけで決める場所ではありません。
2026年8月時点では、FJ専用として約1.5インチアップのスペーサーも発売されていますが、必要な費用はパーツ本体だけではなく、施工後のアライメントや光軸確認まで含めて考える必要があります。
車検についても「何cm以内だから絶対大丈夫」という単純な話ではなく、部品、取付方法、タイヤやホイール、完成した車両全体の状態を見ることが大切です。
さらに、車高が高くなれば乗り降りや駐車場にも影響します。
私が普段使い中心でFJを買ったとしたら、まず純正車高で乗ります。
そのうえで「もう少しフェンダーまわりに余裕が欲しい」「このタイヤを履きたい」「林道へ行く機会が増えた」と感じたら、1.5インチ前後の控えめなリフトアップから検討するかなと思います。
ランドクルーザーFJは、リフトアップしなくてもちゃんとランドクルーザーです。
だからこそ、カスタムするなら「上げられるから上げる」ではなく、あなたの使い方に合った理由を持って手を入れていくのが一番。
- 街乗り中心なら純正車高でも十分
- リフトアップ費用は部品代だけで考えない
- 取付後はアライメントと光軸を確認する
- 車検はリフト量だけで判断しない
- 旧FJクルーザー用パーツと混同しない
- タイヤとホイールまで含めて足回りを考える
- 施工後まで説明できる店を選ぶ
見た目と日常での使いやすさ、その両方がちょうどいいところを探すのもFJカスタムの楽しさですよ。
