こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
ランドクルーザー200を中古で見ていると、「4.7Lと4.6Lは何が違うの?」「どちらもV8だけど同じエンジンではないの?」というところが、かなり分かりにくいんですよね。
私自身は150系プラドに乗っていますが、200系を調べていくと、外観の前期・中期・後期だけでなく、2009年にエンジンそのものが4.7Lの2UZ-FEから4.6Lの1UR-FEへ変更されていることが重要だと感じます。
排気量だけを見ると4.7Lから4.6Lへ小さくなっていますが、実際には最高出力が上がり、5速ATから6速ATへ変わるなど、中身はかなり違います。
さらに海外仕様まで検索すると、4.5L V8ディーゼルや5.7L V8まで出てくるので、「ランクル200のエンジン」というだけで情報をまとめてしまうと、国内仕様と海外仕様がごちゃ混ぜになります。
この記事では日本国内で正規販売されたランドクルーザー200を中心に、エンジン型式、排気量、馬力、トルク、年式、ギア比まで順番に見ていきます。
200系全体の中古購入やグレード、維持費、使い勝手から確認したい方は、先にランクル200完全ガイドを読んでおくと全体像をつかみやすいですよ。
記事のポイント
- 国内ランクル200に搭載された2種類のV8エンジン
- 4.7Lと4.6Lの馬力・トルク・排気量の違い
- UZJ200WとURJ202Wを年式から見分ける方法
- 5速ATと6速ATを含めた中古車選びの考え方
ランクル200のV8は2種類
国内で正規販売されたランクル200のガソリンエンジンは、大きく分けると4.7Lの2UZ-FEと4.6Lの1UR-FEの2種類です。
どちらもV型8気筒ですが、排気量だけが55cc違う同じエンジンではありません。
国内仕様の違いを比較
まずは主要な違いを一度まとめて見てみましょう。
| 項目 | 4.7L | 4.6L |
|---|---|---|
| 主な販売時期 | 2007年9月〜2009年5月 | 2009年5月〜2021年 |
| エンジン型式 | 2UZ-FE | 1UR-FE |
| 車両型式の中心 | UZJ200W | URJ202W |
| 種類 | V型8気筒DOHC | V型8気筒 |
| 総排気量 | 4,663cc | 4,608cc |
| 最高出力 | 288PS/5,400rpm | 318PS/5,600rpm |
| 最大トルク | 448N・m/3,400rpm | 460N・m/3,400rpm |
| AT | 5 Super ECT | 6 Super ECT |
| 指定燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | 無鉛プレミアムガソリン |
4.7Lの方が排気量は大きいものの、最高出力と最大トルクは後から登場した4.6Lの方が大きいというのがポイントです。
「ランクル200=4.6L」と覚えるのではなく、2007年の登場直後には4.7Lが存在することを押さえておくと、中古車情報をかなり読みやすくなります。
4.7Lは2UZ-FE
2007年9月にランクル200が国内発売されたときに搭載されたのが、2UZ-FE型4.7L V8ガソリンエンジンです。
総排気量は4,663ccで、最高出力は212kW、つまり288PSを5,400rpmで発生します。
最大トルクは448N・mを3,400rpmで発生。
トヨタの歴代車両情報でも、初期200系のAXとAX Gセレクションには2UZ-FEが搭載され、車両型式はUZJ200Wと記載されています。
5速ATとの組み合わせ
初期の2UZ-FEには5 Super ECT、つまり5速オートマチックが組み合わされます。
現在の感覚では「5速」と聞くと少なく感じるかもしれませんが、ここだけを見て良し悪しを決める必要はありません。
中古車として考えるなら、トランスミッションの段数よりも、その個体がどのように整備されてきたかまで一緒に見たいところです。
4.6Lは1UR-FE
2009年の改良で登場したのが、1UR-FE型4.6L V8ガソリンエンジンです。
総排気量は4,608cc。
4.7Lより55cc小さくなった一方、最高出力は318PSまで増え、最大トルクも460N・mになりました。
吸気側だけでなく吸排気側のバルブタイミングを制御する仕組みが採用され、組み合わせるATも6速へ変更されています。
2019年のトヨタ公式主要諸元でも、1UR-FEは4.608L、318PS、460N・m、6 Super ECTと確認できます。
4.7Lと4.6Lを比較
では、ランクル200の4.7Lと4.6Lでは、実際にどこが変わったのでしょうか。
排気量、馬力、トルクを一つずつ見ると違いが分かりやすくなります。
排気量は4.7Lが大きい
排気量だけなら2UZ-FEが4,663cc、1UR-FEが4,608ccなので、4.7Lの方が55cc大きくなります。
検索では「ランクル200は何cc?」と聞かれることがありますが、答えは年式によって違います。
初期型なら4,663cc、2009年5月以降の国内仕様なら4,608ccと覚えておくといいでしょう。
なお、4.7Lや4.6Lという表記は分かりやすく丸めた呼び方なので、税金や車両データを確認するときは4,663cc、4,608ccという実際の総排気量を見る方が確実です。
馬力は4.6Lが318PS
最高出力は4.7Lの288PSに対して、4.6Lは318PSです。
数字だけで比べると30PSの差があります。
「排気量が小さくなったのにパワーが上がっている」というところは、ランクル200のエンジン変更を理解するうえで面白い部分ですよね。
ただし、中古車で実際に乗ったときの加速感を最高出力の数字だけで決めるのは少し乱暴です。
タイヤ、車両重量、積載量、整備状態、ATの制御などでも印象が変わります。
トルクは4.6Lが460N・m
最大トルクは2UZ-FEが448N・m、1UR-FEが460N・mです。
どちらも最大トルクを発生する回転数は3,400rpm。
最高出力ほど大きな差ではありませんが、4.6Lでは最大トルクも増えています。
数字だけで体感は決まらない
318PSと288PSを見ると、「4.6Lの方が圧倒的に速い」と感じるかもしれません。
しかしランクル200はスポーツカーのように最高出力だけを楽しむ車ではなく、2.5t前後ある大きな車体を街中、高速道路、雪道、キャンプ、牽引など幅広い状況で使う車です。
そのため中古車選びでは、スペック表の最大値だけでなく、実車のアクセルの付き方や変速の滑らかさも見てください。
4.7Lと4.6Lの比較では「排気量が大きい方が高出力」とは限りません。
ランクル200では4.6Lの1UR-FEの方が、メーカー公表の最高出力と最大トルクはいずれも大きくなっています。
ランクル200は何ccか
「ランクル200は何cc?」という疑問はシンプルですが、年式を付けないと一つの数字では答えられません。
4.7Lは4663cc
2007年9月の国内発売時に搭載された2UZ-FEは、総排気量4,663ccです。
中古車情報では「4700」「4.7」と表記されることが多く、型式ではUZJ200Wが目印になります。
4.6Lは4608cc
2009年5月以降の1UR-FEは、総排気量4,608ccです。
中古車情報では「4600」「4.6」と書かれ、車両型式の中心はURJ202Wとなります。
北海道のM.Tさんが所有する2014年式AXもCBA-URJ202Wなので、こちらの4.6L V8です。
型式から確認できる
排気量を確認するなら、販売店の商品説明だけではなく車検証の型式を見る方法があります。
初期の4.7LならUZJ200W、4.6LならURJ202Wが大きな目印です。
前の記号だけで迷わない
車検証や中古車情報では「CBA-URJ202W」のように、URJ202Wの前に排出ガス規制などに関わる識別記号が付いています。
なので検索するときは、前の部分だけでなくUZJ200WなのかURJ202Wなのかを見るとエンジンを判断しやすくなります。
中古車サイトで「ランクル200 4.6」とだけ検索するより、型式まで確認する癖を付けておくと別仕様を拾いにくいですよ。
年式でエンジンが変わる
ランクル200は2007年から2021年まで長く販売されたため、「前期・中期・後期」という呼び方とエンジン変更の時期を混同しやすいです。
2007年は4.7Lで登場
国内200系は2007年9月に4.7L V8の2UZ-FEを搭載して登場しました。
この時期のAX、AX Gセレクションを中心に見ているなら、まず4.7Lと考えてください。
ATは5速です。
2009年に4.6Lへ変更
2009年5月発売分からは1UR-FE型4.6L V8へ切り替わり、6速ATが採用されました。
ここで重要なのは、エンジン変更の2009年と、一般に「中期」と呼ばれる外観変更の時期は一致しないことです。
2009年以降でも、外観上は初期デザインの200系が存在します。
なので「前期だから全部4.7L」と決めるのは避けた方がいいでしょう。
年式ごとの外観や装備まで含めて確認したい方は、ランクル200の前期・中期・後期の違いで詳しくまとめています。
2021年まで4.6Lが続く
1UR-FEの4.6L V8は、その後の2012年改良や2015年の大幅なマイナーチェンジを経ても国内200系で使われ続けました。
つまり、外観が大きく変わった後期型でも、国内ガソリン車の基本となるエンジンは1UR-FEです。
200系のモデルライフ後半を探しているなら、基本的にはURJ202Wの4.6Lを見ることになります。
5ATと6ATのギア比
ランクル200の4.7Lと4.6Lでは、エンジンだけでなくトランスミッションにも違いがあります。
4.7Lは5速AT、4.6Lは6速ATです。
| 変速段 | 4.7L 5AT | 4.6L 6AT |
|---|---|---|
| 1速 | 3.520 | 3.333 |
| 2速 | 2.042 | 1.960 |
| 3速 | 1.400 | 1.353 |
| 4速 | 1.000 | 1.000 |
| 5速 | 0.716 | 0.728 |
| 6速 | 設定なし | 0.588 |
| 後退 | 3.224 | 3.061 |
| 減速比 | 4.100 | 4.300 |
4.7Lは5速AT
2UZ-FEには5 Super ECTが組み合わされています。
1速から5速までの構成で、5速が0.716のオーバードライブ。
ランクル200が登場した2007年当時の国内仕様としては、この組み合わせで大柄な車体を動かしていました。
4.6Lは6速AT
1UR-FEへの変更と同時に6 Super ECTとなり、6速0.588が追加されています。
最高段まで含めて見ると、巡航時のエンジン回転を抑えやすい方向の構成になっています。
一方、最終減速比は4.7Lの4.100から4.6Lでは4.300へ変わっているため、「6速になったから全部のギアが単純に高速寄り」と見るのも正確ではありません。
段数だけで選ばない
中古車では「6ATだから新しくて安心」「5ATだから古くてダメ」とは決められません。
ATFの管理、走行距離、変速時の違和感、過去の使用状況などを合わせて見る必要があります。
特に重量のある200系では、キャンプ用品の満載や牽引など使われ方もさまざま。
購入候補そのものの状態を見る方が大切です。
4.6Lオーナーの使用例
スペック表だけでは分からない部分として、北海道で2014年式ランドクルーザー200 AXに乗るM.Tさんの使い方も見てみましょう。
2014年AXは4.6L
M.Tさんの車両はCBA-URJ202W、2014年式AX。
つまり4.6Lの1UR-FEと6速ATを搭載するモデルです。
普段は家族の送迎、買い物、キャンプなどに使い、さらにヒッチメンバーを装着して軽トレーラーも牽引しています。
M.Tさんはトレーラー牽引時にもパワーに不足を感じにくく、4.6L V8の音も気に入っているそうです。
トレーラー牽引でも使用
ランクル200は街中だけで見ると「大きくて豪華なSUV」という印象がありますが、実際には荷物を積み、人を乗せ、レジャーにも使われる車です。
M.Tさんはキャンプ用品やスノーモービルを載せる軽トレーラーを牽引しています。
こうした使い方を見ると、最高出力318PSという数字より、「重量物を扱うときに余裕を感じられるか」という視点の方が200系らしいかもしれません。
実燃費も考えておく
一方、M.Tさんが気になる点として挙げているのが燃費です。
実際の使用では街乗り中心で約5km/L、長距離でも約6〜7km/Lとのこと。
道路環境、気温、積載量、暖機、タイヤ、牽引の有無などで変わるため、この数字がすべてのランクル200へ当てはまるわけではありません。
それでも、4.6L V8を選ぶなら燃料代まで含めて考えておきたいことは分かります。
国内正規仕様の指定燃料については、ランクル200の燃料とタンク容量でも詳しく解説しています。
4.7Lと4.6Lの選び方
中古のランクル200で4.7Lと4.6Lのどちらを見るかは、単純に馬力だけで決めるより、年式と車両状態を含めて考える方が現実的です。
4.7Lは初期型が中心
2UZ-FEの4.7Lを選ぶ場合、必然的に200系のかなり初期の年式が候補になります。
大排気量V8と5速ATという初期200系そのものを楽しみたい人には魅力があります。
ただし年数が経っている分、走行距離だけではなくゴム類、足回り、冷却系、電装品、下回りなども見たいところ。
「2UZだから丈夫そう」というイメージだけで決めず、個体の履歴を確認してください。
4.6Lは選択肢が広い
1UR-FEは2009年から販売終了まで使われているため、中古車の年式をかなり広く選べます。
2012年以降の外観変更や、2015年以降の安全装備を重視するなら、基本的に4.6Lが候補になります。
最高出力318PS、最大トルク460N・m、6速ATという組み合わせも4.6Lの特徴です。
状態と整備記録を優先
私なら中古の200系では、4.7Lか4.6Lかを決めたあと、同じエンジンの候補車同士で整備状態を比べます。
オイル交換、定期点検、消耗品交換、冷却系や足回りの整備記録が残っている車は、それまでどう維持されてきたかを想像しやすいですよね。
安さだけで決めない
ランクル200は初期型ほど購入価格を抑えられる場合があります。
でも車両価格が安くても、納車後にタイヤ、バッテリー、油脂類、足回りなどがまとめて必要になれば負担は増えます。
年式別の中古車を見るポイントは、ランクル200の中古車相場と購入時の注意点でもまとめています。
今ある車両を比較したい場合は、ガリバーの中古車在庫を問い合わせる方法もあります。
問い合わせる際は「ランクル200」だけでなく、4.7Lか4.6Lか、希望年式やグレードまで伝えると候補を比較しやすくなります。
海外ディーゼルと5.7L
ランクル200のエンジンを検索すると、国内仕様にはないV8が出てきます。
ここで国内正規車と海外仕様を混同しないことが大切です。
海外にはV8ディーゼル
海外仕様の200系では、1VD-FTV型4.5L V8ディーゼルを搭載したモデルが販売されていました。
日本国内で正規販売されたランクル200にこのディーゼル仕様は設定されていません。
そのため日本で200系ディーゼルを見つけた場合は、並行輸入車や逆輸入車として車両の仕向地や登録履歴まで確認する必要があります。
海外ディーゼルについては、ランクル200のディーゼル中古車と逆輸入の注意点で詳しく解説しています。
海外には5.7L V8もある
北米などでは、国内の4.6Lとは異なる5.7L V8を搭載するランドクルーザー200も存在します。
中古車情報で「ランクル200 5.7」と出てきたからといって、日本国内のURJ202Wと同じ仕様ではありません。
エンジン、AT、燃料、部品、装備などの条件が異なるため、国内4.6Lの記事をそのまま当てはめるのは避けてください。
5.7Lや左ハンドルなど海外仕様については、ランクル200逆輸入車と国内仕様の違いも参考になります。
同じ200系でも別仕様
見た目が200系だからといって、エンジンまで同じとは限りません。
特に海外仕様車を検討する場合は「200系」という車名より、年式、仕向地、エンジン型式、車両型式を一台ずつ確認しましょう。
国内仕様の4.6Lや4.7Lと、海外の4.5Lディーゼル・5.7Lガソリンは別物です。
部品選びや整備情報も、排気量だけでなくエンジン型式まで合わせて確認してください。
200系はV8最後なのか
「ランクル200 V8 最後」という検索も多いですが、これは300系との関係を知ると分かりやすくなります。
300系はV6へ変更
200系の後継となるランドクルーザー300では、国内仕様のパワートレーンがV6ツインターボへ変わりました。
ガソリンは3.5L V6ツインターボ、ディーゼルは3.3L V6ツインターボです。
そのため国内正規のフラッグシップ・ランドクルーザーでは、200系がV8エンジンを搭載した最後の世代となります。
200系と300系のエンジンや中古価格、装備まで比べたい方は、ランクル200と300の違いでも比較しています。
V8だけで選ばない
V8が最後と聞くと、200系そのものが特別に感じますよね。
実際、M.Tさんも4.6L V8の音を気に入っているとのことで、エンジンのフィーリングや音はスペック表には出ない魅力です。
ただ、V8という言葉だけに惹かれて買うと、燃費や税金、タイヤ、整備費など購入後の負担とのギャップが出るかもしれません。
「最後のV8だから欲しい」という気持ちと、「その200系を日常で維持できるか」は分けて考えることが大切です。
維持費全体については、ランクル200の年間維持費と購入前の予算も合わせて確認してみてください。
購入前のエンジン確認
中古ランクル200を選ぶときは、販売ページに「V8」と書かれているだけで終わらせず、実車の情報を一つずつ確認しましょう。
車検証で型式を見る
最初に確認しやすいのが車検証です。
UZJ200Wなら4.7Lの2UZ-FE、URJ202Wなら4.6Lの1UR-FEという大きな区別ができます。
販売店の入力ミスや中古車サイトの表記だけに頼らず、現車の情報と一致しているかを見ると安心です。
整備記録も確認する
次に見たいのが点検記録簿や整備履歴です。
ランクル200は耐久性のイメージがある車ですが、「丈夫=何もしなくても壊れない」という意味ではありません。
エンジンオイル、冷却系、点火系、バッテリー、そのほか年式相応に交換される部品があります。
特に初期4.7Lでは車齢が長くなっているため、走行距離だけで判断しない方がいいでしょう。
異音や警告灯も見る
現車確認では、可能なら冷間時の始動状態、アイドリング、警告灯、異音、振動なども確認します。
「ランクルだから多少の音は普通だろう」と自己判断するより、同じ年式の別車両と比較できると違いに気付きやすくなります。
また4.7Lと4.6LではエンジンだけでなくATも違うため、走行できるなら変速時の違和感も見ておきたいですね。
中古200ではエンジン型式を確認することがスタート地点で、購入判断は整備履歴と実車状態まで含めて行うのがポイントです。
ランクル200のV8エンジンに関するよくある質問(FAQ)
Q1. ランクル200のエンジン型式は何ですか?
A. 国内正規仕様では、2007年の発売当初が2UZ-FE型4.7L V8、2009年5月以降が1UR-FE型4.6L V8です。
車両型式では4.7LがUZJ200W、4.6LがURJ202Wという違いが大きな目印になります。
中古車では年式だけでなく車検証の型式も確認してください。
Q2. ランクル200は何ccありますか?
A. 国内仕様は年式によって4,663ccと4,608ccがあります。
2007年登場時の2UZ-FEが4,663cc、2009年に登場した1UR-FEが4,608ccです。
一般にはそれぞれ4.7L、4.6Lと呼ばれます。
Q3. ランクル200の馬力は何馬力ですか?
A. 4.7Lの2UZ-FEは288PS、4.6Lの1UR-FEは318PSです。
排気量は4.6Lの方が小さいものの、メーカー公表の最高出力は30PS大きくなっています。
ただし中古車の実際の走りは整備状態、タイヤ、積載量などでも変わるため、馬力だけで車両状態を判断しないようにしましょう。
Q4. ランクル200のトルクはどれくらいですか?
A. 2UZ-FEは448N・m、1UR-FEは460N・mです。
どちらも3,400rpmで最大トルクを発生します。
後期の4.6Lだけが極端にトルク型というわけではなく、4.7Lから出力・トルク・ATを合わせて改良されたと考えると分かりやすいです。
Q5. ランクル200はV8エンジン最後のモデルですか?
A. 国内正規のフラッグシップ・ランドクルーザーとしては、200系がV8エンジンを搭載した最後の世代です。
2021年に登場した300系では、3.5L V6ツインターボガソリンと3.3L V6ツインターボディーゼルへ移行しました。
ただし海外仕様には国内仕様と異なるエンジンがあるため、「世界中のランドクルーザーすべて」という意味ではなく、日本国内の正規仕様を基準に考えてください。
ランクル200のV8まとめ
ランドクルーザー200のエンジンを調べるときに一番大切なのは、「200系のV8は全部同じ」と考えないことです。
2007年の国内発売時は2UZ-FE型4.7L V8で、総排気量4,663cc、最高出力288PS、最大トルク448N・m、5速ATという組み合わせでした。
2009年5月からは1UR-FE型4.6L V8へ変更され、総排気量4,608cc、最高出力318PS、最大トルク460N・m、6速ATとなります。
つまり4.7Lから4.6Lへ排気量だけ小さくなったのではなく、エンジンとトランスミッションを含めて動力系が変わっています。
また、エンジン変更は2009年なので、中古車で使われる「前期・中期・後期」という外観上の区分とはタイミングが一致しません。
ここは200系を探すときにかなり間違えやすい部分です。
そして300系ではV6ツインターボへ移行したため、国内正規のフラッグシップ・ランドクルーザーでは200系がV8を搭載した最後の世代となりました。
大排気量V8の音や余裕に惹かれる気持ちはよく分かります。
ただ、中古車としてはエンジン型式だけでなく、年式、走行距離、AT、整備記録、下回り、維持費まで見て選びたいところです。
北海道のM.Tさんの2014年式AXのように、家族を乗せ、キャンプへ行き、トレーラーまで牽引して使えるのは200系らしい魅力だと思います。
あなたなら、初期の4.7Lと、318PSまで出力が上がった4.6Lのどちらに惹かれるでしょうか。
数字だけでは決めず、候補車の車検証と整備記録を確認して、自分が乗りたいV8と維持できる条件が重なる一台を探してみてください。
- 2007年発売時は2UZ-FE型4.7L V8
- 4.7Lの総排気量は4,663cc
- 4.7Lは288PS・448N・m・5速AT
- 2009年5月から1UR-FE型4.6Lへ変更
- 4.6Lの総排気量は4,608cc
- 4.6Lは318PS・460N・m・6速AT
- UZJ200WとURJ202Wで大きく見分けられる
- 前期・中期・後期の区分とエンジン変更時期は一致しない
- 海外の4.5Lディーゼルや5.7L V8は国内仕様と分けて考える
- 中古車ではエンジン型式と整備履歴をセットで確認する






