こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
FJクルーザーのフィルターを交換しようとすると、通販サイトには「エアコンフィルター」と「エアクリーナー」が並び、さらに純正同等品、高機能タイプ、吸気効率を意識した社外品まで出てきます。
しかも現在は2026年発売のランドクルーザーFJもあるので、「FJ用」とだけ書かれた商品を選ぶのはちょっと危ないんですよ。
この記事で扱うのは、国内で2010年12月から2018年1月まで販売された旧型FJクルーザーのCBA-GSJ15Wです。
エアコンフィルターは車内へ入る空気をろ過する部品、エアクリーナーはエンジンへ吸い込む空気をろ過する部品なので、役割も交換場所もまったく違います。
私が消耗品を買うなら、車名だけで探すのではなく、型式、年式、エンジン型式、対応品番まで照合してから注文します。
そして交換時期も「○万kmになったから」と数字だけでは決めません。
舗装路中心なのか、砂利道や雪道を頻繁に走るのかで汚れ方はかなり変わるため、現物を見ながら判断するのがFJクルーザーには合っています。
記事のポイント
- FJクルーザーのエアコンフィルター適合品
- FJクルーザーのエアクリーナー適合品
- 走行距離だけに頼らない交換時期の考え方
- DIY交換と商品選びで失敗しない確認項目
FJのフィルターの違い
最初に、今回扱う2種類のフィルターを分けて考えておきます。
「FJクルーザー フィルター」で商品を探すと似た名前がたくさん出てきますが、取り付ける場所も守っているものも別物です。
エアコンフィルターの役割
エアコンフィルターは、外気導入などで車内へ取り込まれる空気に含まれるほこりや花粉などを捕まえる部品です。
FJクルーザーでは助手席側のグローブボックス奥にあり、比較的アクセスしやすい場所へ装着されています。
汚れが増えると、吹き出し口から出る風が以前より少なく感じたり、臭いが気になったりすることがあります。
ただし、エアコンの臭いはフィルターだけが原因とは限りません。
エバポレーターなど別の場所に原因がある場合もあるので、新品フィルターへ交換すれば必ず臭いが消えるとは考えない方がいいでしょう。
エアクリーナーの役割
一方のエアクリーナーエレメントは、エンジンが吸い込む空気に含まれる砂やほこりなどを捕まえる部品です。
こちらは車内ではなくエンジンルームにあります。
FJクルーザーには3,955ccのV型6気筒ガソリンエンジン、1GR-FEが搭載されており、そのエンジンへ空気を送る吸気系に入っています。
つまり、エアコンフィルターは乗っている人のため、エアクリーナーは主にエンジンのため、と考えると分かりやすいですよ。
エアコンフィルター=車内へ入る空気
エアクリーナー=エンジンへ入る空気
名前が似ていても互換性はなく、交換場所も異なります。
対象はGSJ15Wの国内仕様
国内正規販売されたFJクルーザーの車両型式はCBA-GSJ15W、エンジン型式は1GR-FEです。
基本的な車両情報を知りたい方は、FJクルーザーの中古価格・燃費・サイズと選び方でも詳しくまとめています。
現在は「ランドクルーザーFJ」という別車種も存在するので、通販サイトで単に「FJ」と検索するだけだと別の商品が混ざる可能性があります。
輸入された北米仕様のFJ Cruiserについても、日本仕様と同じ部品を使えるとは限りません。
車検証の型式がGSJ15Wであることを確認してから部品検索へ進むのが、一番分かりやすい入口です。
エアコンフィルターの適合
FJクルーザーのエアコンフィルターは選択肢が多く、純正相当から脱臭機能を加えたタイプまで購入できます。
ここではメーカーの適合情報を基準に、商品を探すときに使いやすい品番を見ていきます。
デンソーの適合品番
デンソーの車種別適合表では、FJクルーザーのGSJ15、2010年12月から2018年1月、全車に対して、クリーンエアフィルターのDCC1003とプレミアムタイプのDCP1003が掲載されています。
純正側の参考品番として確認できるのは87139-32010です。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 車種 | トヨタ FJクルーザー |
| 車両型式 | GSJ15系 |
| 国内販売時期 | 2010年12月〜2018年1月 |
| 適用 | 全車 |
| デンソー標準タイプ | DCC1003 |
| デンソープレミアム | DCP1003 |
| 参考純正品番 | 87139-32010 |
商品名だけで「トヨタ用」と判断するのではなく、このような適合表で自分のFJクルーザーが掲載されていることを確認してください。
寸法だけで選ばない
エアコンフィルターの通販ページでは、縦、横、厚みが掲載されている商品があります。
87139-32010互換として販売されている社外品には、おおむね約213〜214mm角、厚さ約18mm程度と案内される製品もあります。
ただ、ここで注意したいのが、寸法が近いから装着できるとは限らないことです。
フィルター枠との収まり、端部の形、空気の流れる方向なども関係します。
そのため、寸法は現品確認に使い、購入判断は「GSJ15への適合」と「対応品番」を優先するのがおすすめです。
「約21cm角だから合いそう」という選び方は避けたいところです。
同じような外寸でも別車種用の商品があるため、車種別適合表と品番を一緒に見てください。
標準と高機能タイプの違い
エアコンフィルターは、安価な除塵タイプから、活性炭を使った脱臭タイプ、花粉や微粒子への対応をうたう製品まであります。
私なら、価格だけではなく普段どこを走るかで選びます。
街中で外気導入をよく使う、家族を乗せる機会が多い、花粉の時期に車を頻繁に使うなら、高機能タイプを選ぶ理由があります。
反対に、交換周期を短めにして汚れたら新品へ替える考え方なら、標準的なフィルターも候補です。
高価な製品を長期間使い続けることが、必ずしも一番いいとは限りません。
フィルター性能と交換しやすい価格のバランスまで見て決めたいですね。
上下方向にも注意する
フィルターには取り付け方向があります。
FJクルーザーの取扱説明書では、新しいフィルターを取り付ける際に「UP」マークの矢印を上へ向けるよう案内されています。
社外品では「UP」と「AIR FLOW」で表示方法が違う場合もあるため、文字だけを見て機械的に取り付けない方が安心です。
商品付属の説明書に空気の流れる向きが書かれているなら、その製品の指示を確認しましょう。
エアコンフィルターの交換時期
エアコンフィルターは、メーカーが示す交換時期を基準にしつつ、実際の汚れ方を見て前倒しするのが現実的です。
特にFJクルーザーはアウトドアで使われることも多い車なので、走行距離が同じでも状態に大きな差が出ます。
取扱説明書では距離の目安がある
トヨタのFJクルーザー取扱説明書では、エアコンフィルターについて20,000kmごとが交換の目安として掲載されています。
さらに、大都市や寒冷地など交通量や粉じんが多い地区では10,000kmごとという記載があります。
ここはFJクルーザーのオーナーなら知っておきたい数字です。
ただし、この距離へ到達するまで絶対に交換しなくていいという意味ではありません。
走行環境によっては短い距離でもかなり汚れます。
年式ごとの公式資料を自分でも確認したい方は、FJクルーザーのカタログと取扱説明書を見る方法も参考にしてください。
風量が落ちたら確認する
取扱説明書では、エアコンの風量が減少した場合について、フィルターの目詰まりが考えられるため交換するよう案内されています。
いつもの風量設定なのに以前より風が少ないと感じたら、一度フィルターを見てみる価値があります。
表面へ灰色のほこりがびっしり付き、落ち葉や虫などが入り込んでいるなら、距離が短くても私は交換を考えます。
逆に、交換予定の距離へ近づいたからといって、何も見ずに判断する必要もありません。
交換距離はカレンダー、現物点検は健康診断くらいに考えると付き合いやすいですよ。
砂利道では汚れやすい
FJクルーザーらしい使い方として、キャンプ場へ向かう未舗装路、砂利道、林道などがあります。
前を走る車が巻き上げた細かな砂ぼこりの中を走れば、車外から空気を取り込むフィルターへ届くほこりも増えます。
走行距離はあまり伸びていなくても、週末ごとにこうした場所へ行くFJなら点検頻度を上げてもいいでしょう。
雪国も定期的に確認したい
寒冷地も取扱説明書で短い交換目安が示されている条件の一つです。
北海道在住のK.MさんのFJクルーザーのように、冬も日常的に使われる車なら、春先に一度確認する方法もあります。
雪そのものだけではなく、冬から春にかけて道路上の砂や細かな汚れが舞う環境もありますからね。
水洗いやエアブローはしない
純正取扱説明書には、エアコンフィルターは交換するタイプであり、水洗いやエアブローによる清掃をしないよう記載されています。
「ほこりを飛ばせばもう少し使える」と考えたくなりますが、メーカーの指示に沿うなら新品交換です。
また、フィルターを外したままエアコンを使用することも避けてください。
エアコンフィルター交換方法
FJクルーザーのエアコンフィルターは、車のDIYに慣れていない人でも比較的取り組みやすい部類です。
ただ、グローブボックス周辺は樹脂部品なので、無理に引っ張るより構造を確認しながら進めましょう。
グローブボックスを外す
取扱説明書では、エンジンスイッチをLOCKにしてからグローブボックスを開き、ダンパーステーのピンを外す手順になっています。
その後、グローブボックスの側面を内側へ押してたわませ、左右のストッパー部分を外します。
最後に下側のツメを外せば、グローブボックスを取り外せます。
デンソーのFJクルーザー用交換要領でも、基本的に同じ位置からフィルターへアクセスする構造が確認できます。
年数が経ったFJクルーザーでは樹脂部品も新品時と同じ状態とは限らないので、気温が低い日に力任せに曲げるような作業は避けたいところです。
古いフィルターを確認する
カバーを開けたら、古いフィルターをただ捨てる前に一度見てみてください。
灰色の粉じんが多いのか、植物片が多いのか、虫や大きなごみが入っているのかで、その車が走っている環境を想像できます。
毎回かなり汚れているなら、次回は今回より少し早く確認すればいいわけです。
これが距離だけで交換時期を固定しないメリットです。
新品を正しい向きで入れる
新品はフィルターの向きを確認して取り付けます。
純正取扱説明書では「UP」表示を上にしますが、社外品は表示方法が異なる場合があります。
フィルターが斜めになったり、端が折れたりした状態で無理にケースへ押し込まないようにしてください。
取り付け後はカバー、グローブボックス、ダンパーステーを元に戻し、送風して異音やおかしな風量変化がないか確認します。
エアクリーナーの適合
続いて、1GR-FEエンジンへ空気を送るエアクリーナーエレメントを見ていきます。
エアコンフィルター以上に社外品の性格が違うので、「装着できるか」と「自分の使い方に向いているか」を分けて考えるのがポイントです。
純正相当品の確認方法
GSJ15WのFJクルーザー向けエアクリーナーでは、参考純正品番として17801-38050、17801-38051に対応する製品が流通しています。
純正相当品としては、DRIVE JOYのV9112-0056などがGSJ15W・1GR-FEへの適合品として確認できます。
パシフィック工業のPMCではPA-1811、ユニオン産業ではA-1006なども同型式向けとして流通しています。
こうした交換用フィルターは、ノーマルのエアクリーナーボックスをそのまま使いたい人に分かりやすい選択肢です。
| 製品・確認項目 | 適合情報 | 寸法・参考情報 |
|---|---|---|
| 車両 | FJクルーザー GSJ15W | 1GR-FE 3,955cc |
| 参考純正品番 | 17801-38050/17801-38051 | 購入時は現車品番も照合 |
| DRIVE JOY | V9112-0056 | 純正交換タイプ |
| PMC | PA-1811 | 純正交換タイプ |
| K&N | 33-2438 | 約318×233mm |
品番はメーカー側で統合や変更が行われることもあります。
古いブログや通販レビューだけで決めず、購入時点の適合表と商品ページを確認してください。
K&Nの純正交換タイプ
吸気系の社外品として有名な選択肢の一つが、K&Nの純正交換タイプです。
国内正規代理店の適合情報では、FJクルーザーのGSJ15W、1GR-FE、2010〜2018年、日本仕様にK&N 33-2438が掲載されています。
フィルター形状はパネル四角形で、掲載寸法は長辺318mm×短辺233mmです。
こちらは一般的な使い捨ての紙系フィルターとは違い、湿式コットンを使い、専用メンテナンスキットで洗浄して繰り返し使うタイプ。
交換するだけで終わりではなく、その後の洗浄やオイル塗布まで含めて付き合う商品です。
純正相当か社外品か
私なら、特に吸気を変えたい理由がなければ純正相当の交換式から考えます。
交換して捨てるだけなので管理しやすく、FJクルーザーを普段使いする人にも扱いやすいからです。
一方、吸気系カスタムが好きで、洗浄などの手入れも楽しめるなら再使用できるタイプも候補になります。
ここで大切なのは、「吸気抵抗が少ない」という言葉だけで選ばないこと。
エアクリーナーは空気をたくさん通せばそれで仕事が終わりではありません。
必要な空気を通しながら、エンジンへ入れたくない異物を捕まえるのが本来の役割です。
フィルター性能、交換や清掃の方法、維持の手間まで見て、自分の使い方に合う製品を選びましょう。
社外吸気系は仕様を確認する
FJクルーザーでは、純正交換タイプだけでなく、エアクリーナーボックスや吸気パイプまで変更する製品もあります。
この場合は単なる消耗品交換ではなく、吸気系カスタムとして考えた方がいいでしょう。
純正ボックスを残すのか、吸気口の位置が変わるのか、センサー周辺へ変更があるのか、メンテナンス方法はどうなるのか。
このあたりまで確認して選びます。
エンジンまわりを含めた長期的な整備については、この記事を直接束ねるFJクルーザーのメンテナンスと長く乗るための整備項目でもまとめています。
エアクリーナーの交換時期
エアクリーナーも「この距離なら絶対交換」という一つの数字だけでは判断しにくい部品です。
FJクルーザーならなおさら、車の使われ方を見て現物点検を重視したいところです。
走る場所で汚れ方が変わる
舗装された道路を中心に走る車と、乾燥した砂利道や林道へ頻繁に入る車では、エアクリーナーが受ける環境は違います。
先行車の後ろを砂ぼこりの中で走れば、吸気口周辺へ舞う粉じんも増えます。
トヨタの法定12か月点検項目にも、エアクリーナーエレメントの状態確認が含まれています。
つまり、「距離がまだ少ないから見なくてもいい」というより、定期点検の中で状態を見続ける部品なんです。
FJクルーザーでキャンプ、林道、雪道を楽しむなら、オイル交換などのタイミングで一緒に確認してもらうと忘れにくいかなと思います。
現物の汚れを確認する
点検するときは、フィルター表面にどの程度ほこりが付いているか、異物が挟まっていないか、ろ材に傷や変形がないかを見ます。
「まだ使えるか」を外から眺めるだけではなく、新品時と比べてどこまで状態が変わっているのかを見ると判断しやすくなります。
中古でFJクルーザーを購入してエアクリーナーの交換履歴が分からない場合も、一度開けて確認しておくと自分の管理を始めやすいですよ。
交換した距離を残す
私は消耗品を交換したら、日付だけではなく走行距離も残しておくのをおすすめします。
例えば次回フィルターを開けたとき、「前回交換から何kmでこれくらい汚れた」と分かれば、そのFJクルーザー専用の判断材料になります。
北海道で毎日使う車と、休日だけ街中を走る車が同じ交換ペースになる必要はありません。
自分の使い方に合う周期は、こうした記録を重ねるほど見えてきます。
燃費低下だけで決めない
汚れたエアクリーナーが吸気の妨げになることはありますが、「最近燃費が落ちたからフィルターが原因」と一つに決めつけるのは避けたいところです。
FJクルーザーの燃費は、気温、渋滞、タイヤ、空気圧、短距離走行、積載、暖機、4WD走行などでも変わります。
アイドリング不調や加速時の違和感がある場合も、エアクリーナー以外に点火系、吸気系、燃料系など確認対象は複数あります。
フィルター交換後も症状が続くなら、別の原因を追う必要があります。
年数が進んだFJで確認したい症状については、FJクルーザーの故障例と購入前の確認項目もあわせて読んでみてください。
フィルター購入時の注意点
FJクルーザーのフィルター選びで一番避けたいのは、検索結果の上に出てきた商品を車名だけ見て買うことです。
消耗品はネット通販との相性がいい一方、適合確認を自分で行う場面も増えます。
型式と年式を確認する
国内仕様なら車検証でCBA-GSJ15Wを確認します。
さらに年式とエンジン型式1GR-FEまで商品側の適合欄と照らし合わせてください。
エアコンフィルターならDCC1003・DCP1003など、エアクリーナーなら17801-38050・17801-38051互換品など、品番まで一致させます。
この順番なら、「FJ」という車名が付いていたから買ったのに新型ランドクルーザーFJ用だった、という間違いも防ぎやすくなります。
購入前は「車名→型式→年式→エンジン→適合品番」の順に確認。
最後に現車へ付いているフィルターの形状や品番も見られれば、さらに確実です。
並行輸入車は別に考える
FJクルーザーには国内正規車だけでなく、北米などから入った並行輸入車もあります。
商品説明に「FJ Cruiser 2007〜」などと海外年式が書かれている場合、日本国内のGSJ15W向け適合表とは別情報かもしれません。
海外通販で部品を買う場合は、年式だけではなく市場仕様やエンジン仕様も確認してください。
国内仕様の記事をそのまま並行輸入車へ当てはめるのは避けた方がいいですよ。
安さだけで決めない
フィルターは見た目が単純なので、「サイズさえ合えばどれでも同じ」に見えるかもしれません。
ですが、ろ材、枠の剛性、密閉部分、通気抵抗など製品ごとに作りは違います。
極端に安いノーブランド品を選ぶ場合ほど、適合情報、販売元、交換方法、商品の仕様がきちんと表示されているか見ておきたいですね。
私は価格差が小さい消耗品ほど、数百円や千円だけを削るより、適合が明確なものを選びます。
DIYと整備工場の使い分け
エアコンフィルターもエアクリーナーも、作業内容だけを見るとDIY交換しやすい部品です。
ただし、自分でやることが常に正解というわけでもありません。
エアコンフィルターは挑戦しやすい
FJクルーザーのエアコンフィルターはグローブボックス奥にあり、大がかりな分解をせず交換できます。
取扱説明書にも交換方法が掲載されているので、初めてDIYするなら比較的挑戦しやすい部品でしょう。
とはいえ、グローブボックスのツメやダンパーステーを無理に外して破損させれば、フィルター代より余計な出費になります。
構造を理解できないまま力を掛けるくらいなら、作業を止める判断も大切です。
エアクリーナーは周囲も見る
エアクリーナー交換では、新品を入れることだけに集中せず、エアクリーナーボックス周辺や吸気ダクトの状態も見ておきます。
ボックス内へ大きな異物が入っていないか、ケースがきちんと閉まるか、ホース類に劣化が見えないかも確認したいところです。
社外吸気システムが付いている中古車では純正とは構造が違うため、今回紹介した純正交換フィルターが使えない場合があります。
購入前にエンジンルームを開けて、現在どの吸気系が付いているか確認してください。
点検と一緒なら工場も便利
オイル交換や12か月点検などで整備工場へ入れる予定があるなら、そのタイミングでエアクリーナーも見てもらう方法があります。
作業をどこへ頼むか迷う場合は、楽天Car車検で近くの整備工場の料金や口コミを比べてから見積もりを取ると、車検や点検とまとめて依頼する先を選びやすくなります。
自分ではフィルターの汚れ具合を判断しにくくても、新品交換が必要なのか、まだ使用できる状態なのかを他の点検と一緒に確認できます。
特に中古で購入した直後は、フィルターだけでなく油脂類、ベルト、ホース、バッテリーなど交換履歴が分からない部品が残りがちです。
一つずつ別の日に見るより、車全体を一度確認しておくと今後の管理がかなり楽になります。
交換後に確認したいこと
新品フィルターを入れたら作業終了、としたくなりますが、交換後の確認まで行うと安心です。
特にDIYでは、部品の付け忘れやケースの閉め忘れがないか最後に見直しましょう。
エアコンは風量を確認する
エアコンフィルターを交換したら、送風を作動させて異常な音が出ていないか確認します。
グローブボックスが正しく戻っているか、ダンパーステーが外れたままになっていないかも見てください。
交換前に風量低下を感じていたなら、新品へ替えたあとに変化があるか確認しておくと原因を推測する材料になります。
臭いだけが残る場合は、フィルター以外の空調部分も視野に入れましょう。
エンジン側はケースを確認する
エアクリーナー交換後は、フィルターがケースへ正しく収まり、エアクリーナーボックスが確実に閉じていることを確認します。
端が浮いたままケースを閉めたり、留め具の一部が掛かっていなかったりすると、本来の状態で使用できません。
交換作業の途中で動かしたホースや配線があるなら、それらも元の位置へ戻っているか見てください。
交換記録を残しておく
最後におすすめしたいのが、交換日、走行距離、使用した品番を残すことです。
スマートフォンのメモでも、整備記録簿でも構いません。
例えば「DCC1003へ交換、○km」と残っていれば、次回の商品選びもかなり簡単になります。
車を手放す場合にも、いつ何を交換してきたか分かる記録は、その車がどのように扱われていたかを説明する材料になります。
FJクルーザーは販売終了から時間が経っているからこそ、こうした小さな履歴の積み重ねが大切です。
FJクルーザーのフィルターに関するよくある質問(FAQ)
最後に、FJクルーザーのエアコンフィルターとエアクリーナーを購入するときに出やすい疑問へ答えます。
Q1. FJクルーザーのエアコンフィルターの品番は?
A. 国内仕様のGSJ15系では、デンソーの適合表でDCC1003とDCP1003が確認できます。
参考純正品番は87139-32010です。
購入時は商品ページにFJクルーザー、GSJ15、2010年12月〜2018年1月への適合が掲載されているかも確認してください。
Q2. エアコンフィルターは何kmで交換すればいい?
A. FJクルーザーの取扱説明書では20,000kmごとが一つの目安です。
大都市や寒冷地など交通量や粉じんが多い地区では10,000kmごととされています。
ただし、砂利道を頻繁に走るなど汚れやすい環境では、距離へ到達する前でも現物を確認し、目詰まりや汚れの状態から判断してください。
Q3. FJクルーザーのエアクリーナーの純正品番は?
A. 国内仕様GSJ15W向けの社外適合情報では、参考純正品番として17801-38050と17801-38051が確認できます。
DRIVE JOYのV9112-0056、PMCのPA-1811など純正交換タイプも流通しています。
品番が変更・統合される場合もあるので、注文時点のメーカー適合情報まで確認しましょう。
Q4. 高性能エアクリーナーにすると速くなる?
A. フィルター交換だけで大幅な出力向上を期待するものではありません。
社外品には吸入抵抗やレスポンスを意識した製品がありますが、FJクルーザーの使い方ではろ過性能やメンテナンス性も大切です。
街乗り中心なら純正相当の使い捨てタイプ、吸気系カスタムや定期的な洗浄を楽しみたいなら再使用タイプという選び方もできます。
Q5. フィルター交換は自分でできる?
A. エアコンフィルターは取扱説明書にも交換手順が掲載されており、比較的DIYしやすい部品です。
エアクリーナーも純正交換タイプなら作業自体は複雑ではありませんが、社外吸気システムが装着されている車では構造が異なる場合があります。
無理に樹脂部品を外したり、フィルターを変形させて取り付けたりせず、作業後にケースや留め具が元通りになっていることまで確認してください。
FJのフィルター交換まとめ
FJクルーザーのフィルター交換では、エアコンフィルターとエアクリーナーを分けて考えることから始めましょう。
国内仕様の対象車両はCBA-GSJ15W、エンジンは1GR-FEです。
エアコンフィルターではDENSOのDCC1003・DCP1003、参考純正品番87139-32010が適合確認の手掛かりになります。
エアクリーナーでは参考純正品番17801-38050・17801-38051を基準に、DRIVE JOYのV9112-0056やPMCのPA-1811などを探せます。
K&Nの33-2438のように、洗浄しながら繰り返し使う純正交換タイプも選択肢です。
ただ、私が一番大切だと思うのはブランド名より、あなたのFJクルーザーへ正しく適合していること。
「FJクルーザー用」と書いてあるだけで決めず、型式、年式、エンジン、対応品番、必要なら寸法まで照合してください。
交換時期についても、距離だけを見て機械的に決める必要はありません。
エアコンフィルターにはトヨタが示す交換距離がありますが、砂ぼこりの多い道や寒冷地などでは汚れ方が早くなるため、現物点検を組み合わせるのが大切です。
エアクリーナーも同じで、街中だけを走るFJと砂利道へ頻繁に入るFJでは条件が違います。
そして交換したら、日付、走行距離、品番を残しておきましょう。
そうすれば次回は、ネット上にある誰かの交換周期ではなく、自分のFJクルーザーが実際にどれくらいで汚れるのかを基準にできます。
FJクルーザーは手を入れながら長く付き合えるのが魅力の一台です。
フィルターは目立つカスタムではありませんが、こういう消耗品をきちんと見ていくことが、気持ちよく乗り続ける一番身近なメンテナンスかなと思います。





