こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
FJクルーザーを中古で探していると、ブラックやベージュだけでなく、イエロー、セメントグレーメタリック、グレイッシュブルー、スモーキーブルー、ダークグリーンなど、かなり個性的な色が出てきます。
しかも年式によって設定色が入れ替わっているので、「この色は純正なのか」「全塗装なのか」「希少な色なら高く売れるのか」まで気になってきますよね。
私はプラド150に乗っていますが、ランクル系の中古車はボディカラーだけで印象が大きく変わる一方、購入時は色より先に塗装状態や車両履歴を見た方がいいと感じています。
FJクルーザーは特にその傾向が強く、純正色の個性そのものが魅力になっている車です。
人気色だから正解、珍しい色だから高く売れる、と単純には決められません。
この記事では、国内仕様のFJクルーザーに設定されたボディカラーを年式ごとに確認しながら、人気色、中古価格との関係、全塗装車の見分け方、色あせや補修跡まで購入直前に見るべきポイントをまとめます。
記事のポイント
- FJクルーザー国内仕様の歴代カラー
- ベージュやイエローなど人気色の特徴
- 純正色と全塗装車を見分けるポイント
- ボディカラーと中古価格・売却時の考え方
FJクルーザーの色選びの結論
まずは、購入直前の方に一番伝えたい結論からまとめます。
FJクルーザーは色によるキャラクターの違いが大きい車ですが、中古車では「好きな色」と「車両状態」を切り分けて考えることが大切です。
人気色だけで決めなくていい
中古車として選ぶなら、ブラック、ベージュ、イエローなど需要を集めやすい色は確かに候補に入りやすいです。
ただし、人気色だから同条件の別色より必ず高く売れる、とまでは言えません。
査定では年式、走行距離、グレード、修復歴、整備履歴、内外装の状態、カスタム内容など複数の要素が見られるからです。
FJクルーザーはすでに国内販売を終えているため、今は新車の色選びとは事情が違います。
欲しい色を先に一つへ固定すると、状態の良い車を逃してしまうこともあります。
私なら「第一希望の色」「候補に残せる色」「避けたい色」の3段階くらいで探します。
こうしておくと、色にこだわりながらも中古車の状態を優先しやすくなります。
純正色と塗装状態を優先する
購入時にまず確認したいのは、その色が新車時からの純正色なのか、あとから全塗装された色なのかです。
全塗装そのものが悪いわけではありません。
FJクルーザーはカスタムを楽しむオーナーが多く、純正にはないアースカラーへきれいに塗り替えられた車もあります。
ただ、全塗装車は施工品質の差が大きく、塗装の下にある補修歴が分かりにくくなる場合もあります。
だからこそ、「好きな色か」より一段深く、「なぜ塗ったのか」「どこまで塗ったのか」「誰が施工したのか」まで確認することが重要です。
リセールは状態込みで考える
売却時に色が評価材料になることはありますが、塗装の劣化が目立てば、そのメリットが小さくなる可能性があります。
反対に、少し珍しい純正色でも、艶が残り、補修歴が少なく、内装まできれいな車なら魅力は十分あります。
FJクルーザーの色選びは「人気色を買う」ではなく、「欲しい色の中から状態の良い一台を選ぶ」が基本です。
国内仕様の歴代カラー一覧
FJクルーザーは2010年の日本導入後、何度か色の入れ替えが行われました。
中古車サイトでは色名が簡略表示されることもあるので、正式な設定名と年式を合わせて見ると判断しやすくなります。
| 色名 | 主な設定時期 | 特徴 |
|---|---|---|
| ツートーン イエロー | 2010年導入時、2014年に復活 | 白ルーフとの対比がFJらしい象徴的な色 |
| ツートーン グレーメタリック | 2010年導入時 | 初期に設定された落ち着いたグレー |
| ツートーン ブラック | 各時期で設定 | 定番でカスタムにも合わせやすい |
| ツートーン ブルー | 2010年導入時 | 初期型に見られる鮮やかな青系 |
| ツートーン ベージュ | 各時期で設定 | アウトドア感のある人気候補 |
| ホワイト | 各時期で設定 | ルーフとの色差が少なくすっきりした印象 |
| レッド | 2011年レッドカラーパッケージ | 赤にこだわったモノトーン仕様 |
| セメントグレーメタリック | 2012年以降 | 無彩色寄りで道具感が出やすい |
| グレイッシュブルー | 2012年改良時 | 灰色を含んだ落ち着いた青 |
| オレンジ | 2012年、2013年 | ポップで存在感のある暖色 |
| スモーキーブルー | 2013年以降 | グレイッシュブルー後の青系カラー |
| ダークグリーン | 2013年改良時 | 四駆らしさが際立つ深い緑 |
| Final Edition ベージュ | 2017年特別仕様車 | 外板や内装へベージュを採用した最終仕様 |
トヨタの歴代車両情報でも、2012年にはセメントグレーメタリック、グレイッシュブルー、オレンジ、ベージュなどが確認でき、2013年にはスモーキーブルーとダークグリーンが追加されています。
年式ごとの装備変更まで一緒に確認したい方は、FJクルーザーの前期・後期と年式別の変更点もあわせて見ると分かりやすいですよ。
正式な歴代情報は、トヨタ自動車「FJクルーザー 車両情報」でも確認できます。
初期は明るい色が目立つ
2010年の国内導入時は、ツートーンイエロー、グレーメタリック、ブラック、ブルー、ベージュ、ホワイトという構成でした。
今見ても「FJクルーザーらしいな」と感じる色が多いですよね。
特にホワイトルーフとボディ色を分けたツートーンは、丸目のフロントと相まってFJ独特の雰囲気を作っています。
2011年にはブラックカラーパッケージに加え、赤のモノトーン外板色を使ったレッドカラーパッケージも登場しました。
このレッドは通常の白ルーフツートーンとは印象がかなり違うので、中古で出てきたときはグレード名まで確認したいところです。
2012年に青とグレーが変化
2012年7月の改良では、新色としてオレンジとグレイッシュブルーなどが加わり、全6色が設定されました。
この時期のポイントは、初期のブルーとは別にグレイッシュブルーという名前が出てくることです。
同時にセメントグレーメタリックも設定されているため、中古車検索で「グレー」「ブルー」とだけ表示されている車は、年式と正式色名を照合した方がいいでしょう。
FJクルーザーは中古車情報の販売店入力で色名が簡略化されることがあるため、掲載名だけで断定しない方が安全です。
2013年に新色が追加
2013年7月には、新色のスモーキーブルーとダークグリーンを含む全7色となりました。
この時期は、セメントグレーメタリック、ブラック、スモーキーブルー、オレンジ、ベージュ、ダークグリーン、ホワイトという顔ぶれです。
検索キーワードで「FJクルーザー スモーキーブルー」と「グレイッシュブルー」の両方が出てくるのは、年式によって青系の設定が変わったためです。
似た系統でも別の色なので、購入候補が青系なら初度登録年と色名をセットで見てください。
セメントグレーは純正色
セメントグレーはカスタムショップの全塗装名としても使われそうな響きですが、国内FJクルーザーにはセメントグレーメタリックという純正設定色が存在します。
そのため、グレーのFJを見て「これはオールペンだろう」と早合点するのは禁物です。
ただし、純正色に近い色で再塗装されている車もあり得るので、色名だけでなく塗装歴も確認しましょう。
2014年にイエローが復活
2014年7月の改良では、ホワイトルーフとイエローのボディを組み合わせたツートーンイエローが復活しました。
トヨタは2010年11月の国内販売開始から2012年7月まで設定していた色の復活と説明しています。
つまりイエローは、初期だけの色ではありません。
中古車で黄色を探すときは、前期の個体だけでなく2014年以降も候補に入ります。
限定色と呼ばれる色の注意
中古車情報では「限定色」「希少カラー」という言葉が使われることがありますが、公式の呼び方とは分けて考えた方がいいです。
たとえば2011年のレッドカラーパッケージは赤にこだわった追加仕様で、2017年のFinal Editionは特別設定色のベージュを使った特別仕様車です。
一方、セメントグレーメタリックやスモーキーブルーなどは、設定期間が限られていて現在の流通台数が少なく見えても、それだけで「限定車」とは言えません。
購入時は販売店の「限定」という言葉だけで価格を判断せず、正式なグレード名と当時の設定内容を確認してください。
人気色を中古でどう選ぶか
ここからは、実際に中古車を探すときに候補になりやすい色を見ていきます。
人気は時期や在庫で変わるため固定順位にはせず、「買いやすさ」「FJらしさ」「売却時の需要を期待しやすいか」という視点で考えます。
ブラックは幅広く選びやすい
ブラックはFJクルーザーでも定番の一色です。
ホワイトルーフとのツートーンならFJらしさを残しつつ、タイヤやホイール、ルーフラックなどのカスタムにも合わせやすいのが魅力。
中古市場でも黒系は掲載車を見つけやすく、複数台を比較しやすいのがメリットです。
一方で、黒は洗車傷や細かな線傷、水垢が見えやすい色でもあります。
写真では艶があるように見えても、屋外で斜めから光を当てると塗装面の状態が分かりやすくなります。
ブラックを買うときは、ボンネット、ルーフ、フェンダー上部の艶だけでなく、洗車傷、ウォータースポット、再塗装による肌の違いも確認してください。
ベージュはFJらしさがある
ベージュはアウトドア感とFJクルーザーのデザインがよく合う色です。
白ルーフとの組み合わせは派手すぎず、それでいて普通のSUVとは違う雰囲気があります。
中古市場でもベージュを前面に出して販売されている車は多く、専門店でカスタムベースとして扱われることもあります。
ただし、「ベージュなら全部ファイナルエディション」ではありません。
通常モデルにもツートーンベージュの設定があり、2017年のFinal Editionは別に特別仕様車として設定されています。
ファイナルエディションは別物
Final Editionは2017年に設定され、トヨタは特別設定色のベージュを外板色だけでなくシート表皮やセンタークラスターガーニッシュなどにも採用しました。
さらに内外装のブラック塗装や20インチアルミホイール、サイドステップなど専用装備があります。
そのため、ベージュの外装だけを見てFinal Editionと判断せず、内装や装備、車両情報を照合してください。
公式の仕様は、トヨタ自動車「FJクルーザー Final Edition発表資料」で確認できます。
イエローは象徴的な存在
イエローは、個人的にはFJクルーザーのキャラクターが一番分かりやすく出る色の一つだと思います。
丸目、白ルーフ、黒い樹脂パーツとのコントラストがはっきりして、少し玩具っぽい楽しさがあります。
北海道でFJクルーザーに乗るK.Mさんの車もイエローで、カラーパッケージらしく内装パネルまでボディと同系色になっている点を気に入っているそうです。
一方、長年乗っている実車では年数相応の塗装剥がれや浮き、傷も出ているとのこと。
ここが中古FJの大事なところで、人気や希少性より、実車の塗装が今どんな状態かを見なければいけません。
青系は年式で名前を見る
青系を探す場合は、初期のツートーンブルー、2012年のグレイッシュブルー、2013年以降のスモーキーブルーを分けて考えましょう。
写真の色味は撮影時間、天候、販売店の画像補正、スマホやパソコンの画面によってかなり変わります。
特にグレイッシュブルーやスモーキーブルーは、曇天と晴天で印象が変わりやすい色です。
候補車が遠方にある場合でも、屋外の日陰、日なた、側面、ボンネットなど複数条件の写真を送ってもらうと判断しやすくなります。
ダークグリーンは希少感がある
ダークグリーンは2013年の改良で追加された色です。
FJクルーザーの四角いボディや黒い樹脂部品と相性がよく、四駆らしい雰囲気を好む方にはかなり刺さる色だと思います。
ただ、掲載台数が少ない色は比較対象も少なくなります。
「珍しいから今買わないと」と焦るより、修復歴、下回り、整備記録、保証まで確認してから決める方がいいですよ。
セメントグレーは道具感が魅力
セメントグレーメタリックは、派手さを抑えながらFJの無骨さを出しやすい色です。
ブラック系のホイールやオールテレーンタイヤとも合わせやすく、カスタム車でも見かけます。
ただし中古車では、純正セメントグレーと、別のグレー系へ全塗装した車が同じ検索結果に並ぶことがあります。
掲載欄の「グレー」だけで判断せず、カラーコード、塗装歴、ドア開口部の色まで見てください。
アッシュは旧FJの純正色か
「FJクルーザー アッシュ」で検索する方もいますが、ここは新旧FJを混同しやすいところです。
旧型FJクルーザーと2026年発売のランドクルーザーFJは別の車なので、色名も分けて確認しましょう。
アッシュは新型FJ側の色
2026年のランドクルーザーFJには「アッシュ」というボディカラーがあります。
しかし、国内仕様の旧FJクルーザーの歴代純正色として確認できる名称は、セメントグレーメタリック、グレイッシュブルー、スモーキーブルーなどで、アッシュとは別です。
中古車販売店が旧FJクルーザーをアッシュ系の色へ全塗装して販売することはあります。
つまり、旧FJで「アッシュ」と書かれていたら、純正色と思い込まず塗装歴を確認するのが正解です。
似た色名を整理すると、アッシュは新型ランドクルーザーFJ側、セメントグレーメタリックは旧FJクルーザーの国内純正設定色です。
旧FJクルーザーそのものの基本情報から確認したい方は、FJクルーザーの中古価格・燃費・サイズと選び方も参考にしてください。
全塗装車は買っても大丈夫か
FJクルーザーでは、純正にないアーバンカーキやアッシュ系、サンド系などへ全塗装された中古車も珍しくありません。
見た目が好みなら候補にして構いませんが、純正色の車とはチェックする項目が増えます。
全塗装そのものは悪くない
まず、全塗装しているだけで「事故車」「価値がない」と決めつける必要はありません。
経年劣化した塗装をきれいにするため、オーナー好みの色に変えるため、カスタムの一部として施工するためなど理由はさまざまです。
専門店できちんと下地処理を行い、ドア内側や見えにくい部分まで丁寧に仕上げた車なら、見た目の満足度は高いでしょう。
問題は、全塗装の理由や施工内容が分からない車です。
塗装した理由を確認する
販売店には「いつ」「なぜ」「どこで」「どの範囲を」塗ったのかを確認してみてください。
前オーナーの好みで色を変えたのか、販売店が商品化するときに塗ったのか、傷や色あせを直す目的だったのか。
理由が分かるだけでも、車の来歴はかなり見えやすくなります。
もし施工記録や塗装前の写真が残っていれば、判断材料として価値があります。
見えない部分の色を見る
全塗装車を実車確認するときは、外側の大きな面だけでなく、ドアを開けた内側、ボンネット裏、給油口周辺、ウェザーストリップ付近などを見ます。
外装と内側で色が違えば、どこまで施工されたかを判断する手掛かりになります。
マスキングの境目、塗料の乗り方、ゴム部品への塗料付着なども見ておきたい部分です。
修復歴なしでも補修はある
ここは中古車選びで勘違いしやすいところです。
「修復歴なし」は、外装の板金や再塗装が一切ないという意味ではありません。
ドアやフェンダーなどを補修していても、車体骨格に関わる修復歴として扱われないケースがあります。
そのため、色を重視して買うなら修復歴欄だけで終わらず、外板交換歴、板金歴、再塗装箇所まで確認しましょう。
中古FJ全体の確認項目は、FJクルーザー中古車選びの確認ポイント7選で下回りや整備記録まで詳しくまとめています。
塗装状態で確認したい場所
FJクルーザーは最終年式でも時間が経っているため、色名だけでなく塗装のコンディションが価格に直結しやすくなっています。
写真では分かりにくい部分ほど、現車で丁寧に見てください。
ルーフとボンネットを見る
最初に見たいのは、紫外線や雨の影響を受けやすい上面です。
ボンネットやルーフに艶の低下、白っぽさ、クリア層の剥がれ、細かなひびのような劣化がないか確認します。
FJクルーザーは白いルーフがデザインの特徴なので、ボディ側がきれいでもルーフだけ状態が違うことがあります。
逆にルーフを再塗装してきれいにしている車もあるため、補修歴を聞いておくと安心です。
色の違いは斜めから見る
ドアやフェンダーを部分補修している車は、正面から見るだけでは色差が分からないことがあります。
少し離れて斜めから見たり、光の反射を移動させたりすると、パネルごとの色味や艶の違いが見えやすくなります。
特にメタリック系は、塗り方や塗料の合わせ方で光の見え方に差が出ます。
晴天だけでなく日陰でも確認できると理想的です。
境目とボルトも見る
フェンダーやドア周辺のボルトに工具をかけた跡がないか、ゴムモールの際に塗装の境目がないかも見ます。
もちろんボルト跡があるだけで事故歴を断定することはできません。
部品交換や整備で触る場合もあるからです。
大切なのは、一つの跡だけで判断せず、塗装面、パネルの隙間、記録簿、販売店の説明を合わせて見ることです。
樹脂部品との色差も確認する
FJクルーザーはバンパーやフェンダー周辺に樹脂部品が多く使われています。
ボディ塗装がきれいでも、樹脂の白化や色あせが進んでいると全体が古く見えることがあります。
反対に樹脂だけ新品や再塗装で黒くなっている車では、周囲のボディ塗装との状態差が目立つ場合もあります。
外装全体を一つの写真で見るだけでなく、素材ごとに状態を分けて確認しましょう。
「年式の割に異常にきれい」に見える車は魅力的ですが、磨きで整えたのか、部分塗装したのか、全塗装したのかで意味が変わります。
きれいさの理由まで確認しておくと、購入後の納得感が違います。
色で中古価格は変わるのか
購入直前なら、一番気になるのが「色でいくら変わるのか」だと思います。
ただ、FJクルーザーでは色だけを切り出して価格差を決めるのは難しいです。
同じ色でも条件差が大きい
中古FJは、年式、走行距離、グレード、修復歴、カスタム、保証、下回りの状態が一台ずつ違います。
たとえば同じベージュでも、低走行のFinal Editionと、走行距離が多い通常カラーパッケージでは比較条件がまったく違います。
同じイエローでも、前期と2014年以降では年式差があります。
だから「ベージュは黒より何万円高い」と固定額で考えると、中古車選びではズレやすいんです。
現在の相場感を把握したい方は、FJクルーザーの中古価格と支払総額の見方で価格帯を確認してから、同条件の色違いを比べてみてください。
希少色は高値とは限らない
台数が少ない色には希少性があります。
しかし、希少だから必ず高く売れるとは限りません。
中古車の価格は「少ないこと」だけでなく「その色を欲しい人がどれだけいるか」で変わるからです。
珍しい色でも買い手が限られれば、販売店側が高い価格を付けにくいことがあります。
逆にベージュやイエローのようにFJの雰囲気を求める人から指名されやすい色は、状態が良ければ評価されやすい可能性があります。
Final Editionは仕様込みで見る
Final Editionのベージュが高く売られている場合、理由を色だけに求めないでください。
最終期の特別仕様車であること、専用の内外装、20インチホイール、サイドステップなど、仕様全体に価値があります。
また、比較的新しい年式になりやすいことも価格へ影響します。
つまり「ベージュだから高い」のではなく、Final Editionという車両条件の一部としてベージュが評価されていると考える方が自然です。
売却時に色はどこまで重要か
購入時にリセールを考えるのは悪くありません。
ただ、FJクルーザーを何年も所有するなら、売る日のためだけに好きではない色を選ぶ必要はないと思います。
人気色は査定材料の一つ
査定時にボディカラーは車両情報の一つとして見られます。
需要が多い色や、その車種らしい色は買い手を見つけやすい可能性があるため、プラス材料になる場面があります。
しかし、それ以上に大きな減点要因があれば色のメリットは消えます。
修復歴、大きなへこみ、塗装剥がれ、強い色あせ、フレームの腐食、整備不良などがあれば、人気色というだけでは補えません。
全塗装は査定先で評価が分かれる
純正色から別色へ全塗装した車は、一般的な買取店では評価が慎重になることがあります。
一方、FJクルーザーやランドクルーザーを多く扱う専門店では、カスタム内容を含めて評価してくれる場合もあります。
ここは一社だけの査定額で決めない方がよい部分です。
売却時には、純正色、グレード、カスタム、全塗装の施工内容をきちんと伝え、買取店同士が価格を競える方法を選ぶと、その車の価値を判断しやすくなります。
ユーカーパックでFJクルーザーの無料査定を申し込むと、1回の査定後に買取店がオークション形式で入札します。複数の買取店へ個別に査定を申し込まずに売却価格を比較できるため、乗り換え前に現在価値を確認したい方にも向いています。
純正部品と記録を残しておく
カスタムする場合は、外した純正部品を保管しておくと売却時に戻せる可能性があります。
塗装や板金を行った場合も、施工店、施工日、施工内容、写真を残しておくと説明しやすくなります。
中古車は履歴が分からないことが不安につながります。
裏を返せば、履歴を説明できる車は次のオーナーに安心材料を渡せます。
人気色を選ぶことより、きれいに維持し、整備と補修の履歴を残すこと。
長期所有するFJクルーザーでは、この積み重ねの方が大切だと私は考えています。
購入前のカラー確認手順
最後に、気になるFJクルーザーを見つけたときの確認順をまとめます。
色に一目惚れしたときほど、この順番で少し冷静に見ていきましょう。
正式な色名を確認する
まず販売店へ正式なボディカラー名を確認します。
中古車サイトで「青」「グレー」「ベージュ」と書かれているだけなら、新車時の色名まで聞いてください。
年式と公式の設定色が合っているかを見ると、全塗装の可能性にも気づきやすくなります。
塗装歴を確認する
次に、全塗装、部分塗装、板金、外板交換の履歴を確認します。
「修復歴なしです」で終わらず、外装の補修歴まで聞くのがポイントです。
色を変えている場合は施工店や施工時期も確認しましょう。
屋外で塗装面を見る
現車では、ボンネット、ルーフ、左右のドア、フェンダー、バックドアを少し離れて見ます。
そのあと近づいて、艶、傷、塗装剥がれ、色差、マスキング跡などを確認してください。
写真だけで買う場合は、屋外で撮った高解像度の写真や動画をお願いする方法もあります。
比較用の候補を残す
気になる色の一台を見つけても、同年式、近い走行距離、同グレードの別車を二台ほど比較すると価格の理由が見えやすくなります。
そのうえで「この色にいくらまでなら出したいか」を考えると、希少色への勢い買いを防ぎやすいです。
中古車を探す場合は、ガリバーで希望条件に合うFJクルーザーの在庫を問い合わせる方法もあります。希望するボディカラー、年式、走行距離、グレード、予算を伝えて候補を探してもらい、同条件の車を比較しましょう。
FJクルーザーの色に関するよくある質問(FAQ)
色名やリセールで迷いやすいポイントを、購入直前の目線でまとめます。
Q1. FJクルーザーで一番人気の色はどれですか?
A. 一つの色を絶対的な1位と断定するより、ブラック、ベージュ、イエローなど需要を集めやすい色を候補として考えるのが現実的です。
中古車は在庫状況や年式、グレードで価格差が大きいため、人気順位より同条件の車を比較してください。
Q2. FJクルーザーのアッシュは純正色ですか?
A. 国内仕様の旧FJクルーザーの純正色として「アッシュ」という名称は確認できません。
アッシュは2026年発売のランドクルーザーFJに設定されている色名なので、旧FJクルーザーでアッシュ表記なら全塗装や販売店独自の呼び方かどうかを確認してください。
Q3. グレイッシュブルーとスモーキーブルーは同じ色ですか?
A. 同じ色ではありません。
グレイッシュブルーは2012年の改良時、スモーキーブルーは2013年の改良時に新色として設定されています。
青系の中古車を探すときは、初度登録年と正式なカラー名を照合しましょう。
Q4. 全塗装されたFJクルーザーは避けるべきですか?
A. 全塗装だけを理由に避ける必要はありません。
ただし、施工理由、施工範囲、施工店、塗装前の状態、板金歴を確認し、ドア内側やボンネット裏など見えにくい部分まで仕上がりを見てください。
Q5. 人気色を買えば売却時に必ず高くなりますか?
A. 必ず高くなるとは言えません。
色は査定材料の一つですが、年式、走行距離、修復歴、塗装状態、整備履歴、グレード、カスタム内容などでも評価は変わります。
リセールだけに縛られず、純正色と塗装状態を確認したうえで、長く乗りたいと思える色を選ぶのがおすすめです。
FJクルーザーのカラーまとめ
FJクルーザーは、イエロー、ブラック、ベージュのような定番候補だけでなく、セメントグレーメタリック、グレイッシュブルー、スモーキーブルー、ダークグリーン、オレンジ、レッドなど、年式ごとに個性的なカラーが設定されてきました。
この色の多さはFJクルーザーの魅力そのものです。
一方、中古車として買う現在は「好きな色か」だけでなく、「純正色か」「全塗装か」「補修歴はあるか」「退色やクリア剥がれはないか」まで確認する必要があります。
人気色や特別仕様車は再販時に有利になる可能性がありますが、車両状態が悪ければ評価は変わります。
だから私は、リセールだけで色を決めるより、純正の履歴と塗装状態を確認したうえで、駐車場にある姿を何年見ても気分が上がる色を選ぶのが一番だと思います。
FJクルーザーは、少しくらいクセがあるからこそ面白い車です。
あなたが街で振り返ってしまうのは、ブラックでしょうか、ベージュでしょうか、それとも鮮やかなイエローでしょうか。
その「好き」は大切にしつつ、中古車としての状態まで冷静に見て、自分に合う一台を選んでください。

