こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
FJクルーザーを中古で探していると、「数年前より高くなった」「もうプレミア価格だから今さら買わない方がいい」「いや、これからもっと上がるかもしれない」など、真逆の話が出てきます。
私もランクル系の中古車相場を見るのが好きなので、価格だけ追っていると「今買うべきか、待つべきか」で迷う気持ちはよく分かります。
ただ、FJクルーザーの価格推移を見ていくと、生産終了後ずっと右肩上がりだったわけではありません。
2020年から2022年にかけて大きく上昇した時期があり、その後も高い水準を保ちながら、上がったり下がったりを繰り返しています。
なので、私は「希少だから10年後はもっと高くなる」と決めつけるより、年式・走行距離・状態・グレードごとの掲載相場を追い、欲しい条件の良質車が予算内に入ったときに比較するのが現実的だと思っています。
この記事では、FJクルーザーのこれまでの価格推移、2026年8月時点の中古相場、値上がりした理由、プレミア化しやすい条件、残価率、そして10年後まで見据えた買い時をまとめます。
記事のポイント
- FJクルーザーの価格推移と2026年の中古相場
- 値上がりやプレミア価格が生まれる理由
- 残価率を見るときに注意したいポイント
- 10年後を予想しすぎず買い時を判断する方法
FJクルーザーの価格推移の結論
最初に押さえたいのは、FJクルーザー全体が一律にプレミア化しているわけではないことです。
高値で掲載される車が目立つ一方、年式が古く走行距離が伸びた車まで新車価格以上で取引されているわけではありません。
2026年の平均は280万円台
2026年8月12日時点で大手中古車情報サイトを確認すると、FJクルーザーの掲載平均価格はおおむね280万円台です。
カーセンサーでは平均価格が約280万円、グーネットでも平均価格が約285万円となっており、掲載価格帯は100万円台半ばから500万円前後までかなり広がっています。
この数字だけを見ると、国内販売当時の新車価格帯である約314万円から349万円に対し、「中古なのに極端に高騰している」とまでは言えません。
一方で、15年前後経過した車が平均280万円台にいること自体は、一般的な中古車の値落ち感覚から見るとかなり特徴的です。
つまりFJクルーザーは、全面的なプレミア車というより、年数が経っても中古価値が残りやすく、一部の良質車や希少仕様では新車当時を上回る価格も見られる車と考えるのが近いでしょう。
相場を見るときのポイント
「最高値が500万円だからFJクルーザーは500万円の車」と見るのではなく、平均価格、年式、走行距離、グレード、状態を分けて確認することが大切です。
プレミア価格は一部に集中
FJクルーザーで高値になりやすいのは、ファイナルエディション、高年式、低走行、修復歴なし、状態の良い純正寄りの車などです。
特にファイナルエディションは、2026年8月時点でも300万円台から500万円前後までの掲載が見られます。
反対に、初期年式で10万kmを超える車では総額200万円前後から探せるケースもあり、「FJクルーザー」という車名だけでは価格を語れません。
中古車は一台ごとに条件が違います。
そのため、平均相場より高い車を見つけたら「プレミアだから仕方ない」で終わらせず、なぜ高いのかを見てください。
掲載価格と買取価格は別物
もう一つ重要なのが、販売店の掲載価格とオーナーが売却するときの買取価格は同じではないことです。
中古車の小売価格には販売店の仕入れ、整備、保証、利益などが含まれるため、ネットで300万円のFJを見たからといって、自分のFJが300万円で売れるとは限りません。
逆に、人気仕様で状態が良ければ、年式だけから想像するより高い査定が付くこともあります。
「買う相場」と「売る相場」は分けて考える。
これだけでも、残価率やプレミア価格の見え方がかなり変わりますよ。
FJクルーザー相場推移を振り返る
FJクルーザーの中古相場は、生産終了後に一直線で上がったわけではありません。
ここでは国内販売開始から2026年までを、大きな流れで見ていきます。
新車価格は314万円から
FJクルーザーは、日本では2010年12月から2018年1月まで正規販売されました。
販売開始時のメーカー希望小売価格は、ベースグレードが314万円、カラーパッケージが324万円、オフロードパッケージが332万円でした。
その後の改良や特別仕様車設定を経て、2017年に登場したファイナルエディションは349万2,720円です。
販売当時の価格やグレードは、トヨタ認定中古車のFJクルーザー歴代モデル情報でも確認できます。
この新車価格を基準にすると、現在300万円台後半から500万円前後で掲載される低走行車やファイナルエディションが「プレミア」と呼ばれる理由が分かりやすいですね。
2020年から2022年に上昇
価格推移で特に目立つのが2020年から2022年です。
カーセンサーが過去に集計したデータでは、FJクルーザーの中古車平均価格は2020年5月の256.9万円から、2022年5月には324.7万円まで上昇しました。
2年間で約68万円の上昇です。
ここだけ切り取ると、「FJクルーザーは生産終了後にどんどん値上がりした」と見えます。
ただ、この時期はFJだけの特殊事情ではなく、新車の長納期化や半導体不足などを背景に、中古車市場全体が高くなった時期と重なっています。
だから、2020年から2022年の上昇分をそのまま未来へ延ばして考えるのは危険です。
2024年以降は調整局面
その後もFJクルーザーは高値圏を維持し、2024年10月ごろには平均総額が320万円近くまで上がった時期がありました。
しかし、2025年に入ると相場は下向きとなり、2025年秋には平均総額が280万円台まで下がっています。
そして2026年8月時点でも、大手中古車情報サイトの掲載平均は280万円台です。
これが「FJクルーザーは値上がりし続ける」と断定できない一番分かりやすい材料だと思います。
希少性があっても、市場全体の動きや在庫数、購入希望者の予算、新しい車種の登場によって相場は上下します。
| 時期 | 相場の目安 | 見方 |
|---|---|---|
| 2010年 | 新車314万〜332万円 | 国内正規販売開始 |
| 2017年 | ファイナル約349万円 | 生産終了前の特別仕様車 |
| 2020年5月 | 平均256.9万円 | 値上がり前の一つの基準 |
| 2022年5月 | 平均324.7万円 | 中古車相場上昇期 |
| 2024年秋 | 平均総額320万円近い時期 | 再び高値圏 |
| 2025年秋 | 平均総額280万円台 | 高値から調整 |
| 2026年8月 | 掲載平均280万円台 | 高水準だが一方向ではない |
相場データは条件をそろえる
過去と現在の相場を比べるときは、車両本体価格なのか支払総額なのか、掲載台数や集計条件が同じなのかにも注意してください。
中古車サイトによって平均値が少し違うのは普通です。
そのため私は、1万円単位の上下を追うより「200万円台後半なのか、300万円台前半なのか」という大きな帯で見ます。
さらに、自分が欲しい年式と走行距離で検索条件を固定し、同じ条件の在庫だけを月ごとに見た方が実際の買い時は判断しやすいです。
FJクルーザーが値上がりした理由
では、なぜFJクルーザーは15年前後経っても高い価格を保っているのでしょうか。
理由は「希少だから」の一言だけではありません。
国内販売が終了している
まず大きいのは、国内で新車のFJクルーザーをもう増やせないことです。
日本仕様は2018年1月で販売を終えているため、中古市場にある車が基本的な供給源になります。
しかも年数が経てば、事故や故障、海外流出、乗りつぶしなどで市場に残る台数は少しずつ減ります。
特に低走行、修復歴なし、下回りの状態が良い車は、時間がたつほど同じ条件の車を見つけにくくなるでしょう。
この「車種全体の台数が減る」という話と、「欲しくなる状態の車が減る」という話は分けて考える必要があります。
後者の方が、良質車の価格には効きやすいと思います。
代わりが少ないデザイン
FJクルーザーは、丸目、白いルーフ、短いホイールベース、観音開きドア、四角いボディという組み合わせがかなり独特です。
このデザインが好きな人にとって、似た価格帯のSUVへ簡単に置き換えられる車ではありません。
中古車は性能だけでなく、「これじゃないと嫌だ」と思う人がどれだけ残るかで相場が変わります。
FJクルーザーはまさにそのタイプ。
北海道で実際にFJに乗るK.Mさんも、丸目のヘッドライトと個性的なデザインを大きな魅力として挙げており、年数が経っても古さを感じにくいと話しています。
このデザインの寿命の長さが、中古需要を支えている面はあると思います。
本格四駆として今も使える
見た目だけの人気ではないのもFJクルーザーの面白いところです。
4.0L V6ガソリン、ラダーフレーム、パートタイム4WDを備え、雪道や未舗装路で実際に使える本格四駆としての価値があります。
K.Mさんは北海道の冬にFJを使い、雪道で動けなくなった車をけん引した経験もあります。
もちろん古い車なので、今後も故障しないという意味ではありません。
ただ、見た目だけでなく「道具としてまだ使いたい」という需要が残ることは、趣味性だけの旧車とは少し違う部分です。
中古車市場全体の高騰も影響
2020年から2022年の値上がりは、FJクルーザー固有の人気だけでは説明できません。
新車の納期長期化、部品供給の混乱、中古車需要の増加などにより、中古車全体の価格が上がった時期でした。
FJはもともと流通台数に限りがあり人気もあったため、その波を受けて価格が上がりやすかったと考える方が自然です。
だからこそ、その後に市場が落ち着けばFJの平均価格も下がることがあります。
「生産終了車だから上がった」と一つの理由で説明すると、今後の予想も外れやすくなります。
ファイナルは希少性が高い
2017年に発売されたファイナルエディションは、専用のベージュを外板色やシート表皮などに採用し、20インチアルミホイールやサイドステップも特別装備したモデルです。
メーカー希望小売価格は349万2,720円でした。
トヨタの発表内容は、トヨタ自動車のFJクルーザーFinal Edition発表資料で確認できます。
2026年現在でもファイナルエディションは通常グレードより高値の掲載が多く、状態の良い低走行車では新車時価格を超える例も見られます。
限定仕様でも状態が最優先
ただし、ファイナルエディションという名前だけで何でも高く買ってよいわけではありません。
9年近く経過した車なので、走行距離、下回り、整備履歴、修復歴、タイヤや足回りの状態まで確認したうえで価格を見る必要があります。
限定車という肩書きは価値を支える材料ですが、状態の悪さを消してくれる魔法ではないですよ。
年式と状態で相場は大きく変わる
FJクルーザーの相場を読むなら、平均価格より個体差の方が重要になってきます。
同じ2014年式でも100万円以上の差が付くことは珍しくありません。
| 条件 | 価格への影響 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 高年式 | 高くなりやすい | 年式だけでなく保管状態 |
| 低走行 | 高くなりやすい | 長期放置歴がないか |
| ファイナル | プレミアが乗りやすい | 専用装備と純正状態 |
| 修復歴なし | 評価されやすい | 外板交換や補修歴も確認 |
| 下回り良好 | 良質車として見やすい | 錆、防錆処理、オフロード跡 |
| 過度な改造 | 買い手が分かれる | 施工内容と純正部品 |
| 整備記録あり | 安心材料になりやすい | 点検と消耗品交換の履歴 |
年式だけでは決められない
普通の中古車なら「新しいほど高い」で大体説明できますが、FJクルーザーでは少し複雑です。
初期年式でも低走行で状態が良く、人気色や欲しいカスタムが入った車なら高値になることがあります。
逆に高年式でも、修復歴や錆、過酷な使用歴があれば評価は下がります。
私なら年式は候補を絞る入口に使い、そのあと車両履歴で優先順位を変えます。
中古車選びの具体的な確認項目は、FJクルーザーの中古車選びと失敗を防ぐ確認ポイントで詳しくまとめています。
走行距離は価格差が出やすい
FJクルーザーでは、同じ年式でも3万kmと10万kmでは掲載価格がかなり変わります。
低走行には確かに希少価値があります。
ただし、走行距離が少ないことと、機械として状態が良いことは完全には一致しません。
長期間動かされていなかった車なら、ゴム類やバッテリー、油脂類などに年数相応の劣化が出ることもあります。
10年を超えたFJでは、距離の少なさに高いプレミアを払う前に、整備履歴と保管環境をセットで見たいところです。
錆と下回りは価格以上に重要
FJクルーザーはアウトドアや雪国で使われることも多いため、下回りの状態はかなり重要です。
北海道のように融雪剤を使う地域でも、適切に洗浄や防錆処理をしてきた車なら良い状態を保てます。
反対に外装がきれいでも、フレームや足回りの腐食が進んでいるなら、安く見えても購入後の負担が増えるかもしれません。
相場より20万円安いことより、今後大きな修理へつながりそうな腐食がないことの方が大事。
古い本格四駆ほど、この考え方を持っておきたいです。
カスタムは価格評価が分かれる
FJクルーザーはカスタムとの相性が良く、リフトアップ、社外ホイール、オールテレーンタイヤ、ルーフラック、ブルバーなどを装着した中古車が多くあります。
自分が欲しい部品が付いていれば、購入後の費用を抑えられるので魅力です。
しかし、100万円分のパーツが付いているから中古車価格も100万円高くてよい、とはなりません。
中古市場では純正状態を好む人もいますし、施工方法が分からない改造はむしろ不安材料になります。
将来の売却まで考えるなら、純正部品が残っているかも確認したいですね。
劣化をゼロにはできない
2026年時点では、国内仕様のFJクルーザーは最も新しくても年数が経過しています。
塗装、樹脂、ドアシル、シート、ステアリングなどに使用感が出るのは自然です。
小傷まで全部嫌がっていると候補が極端に減り、低走行の完璧に近い車へ高いプレミアを払うことになります。
交換しやすい部分と、車の骨格や機関に関わる部分を分けて見た方が、予算の使い方は上手になります。
FJクルーザーの残価率を考える
「FJクルーザーの残価率は高いの?」という疑問も多いですが、中古車になって長いFJでは少し言葉を分けた方が分かりやすいです。
新車の残価設定ローンで使う設定残価と、現在の中古車価値から計算する残価率は別物です。
残価率は売却額で見る
中古車の価値を見るときの残価率は、簡単に言えば「新車価格に対して今いくらの価値が残っているか」です。
例えばファイナルエディションは新車価格が349万2,720円でした。
2026年8月時点の大手買取相場では、ファイナルエディションの参考査定帯としておおむね247万円から326万円程度を示すデータがあります。
単純計算すると、新車価格に対して約71%から93%に相当します。
約9年経過した車として見ると、かなり高い数字です。
ただし、これはファイナルエディションの参考相場を使った一例であり、すべての車がこの残価率になるという意味ではありません。
残価率をそのまま将来予測に使わない
今の残価率が高くても、今後の中古車需要、為替、輸出環境、税負担、燃料価格、部品供給、車両状態によって売却価格は変わります。
購入価格基準でも考える
これから中古FJを買う人にとっては、新車時価格より「自分が今いくらで買うか」の方が重要です。
例えば300万円で買った車が5年後に220万円で売れた場合と、400万円で買った車が5年後に260万円で売れた場合では、後者の売却額が高くても値落ち額は大きくなります。
プレミア価格で買うほど、将来そのプレミア分が残るかどうかの影響を受けます。
なので、リセールだけで高額車へ上がるより、「自分が欲しい条件にいくらまで払えるか」を先に決めておく方が安心です。
小売価格で残価率を出さない
ネット上では、中古車の販売価格を新車価格で割って「残価率100%超え」と表現することがあります。
しかし、その車を同じ金額で売却できるわけではありません。
販売店の利益や整備、保証が含まれる小売価格と、オーナーの手取りに近い買取価格は違うからです。
売却価値を知りたいなら、実際の買取相場を確認してください。
FJクルーザーの買取相場や、年式・走行距離・状態ごとの査定材料も確認すると、掲載相場と実際の売却価値を区別しやすくなります。
現在FJクルーザーを所有しており、売却や乗り換えを現実的に検討しているなら、サイト上の掲載価格だけでなく、実際の査定額も確認しておきましょう。
ユーカーパックでFJクルーザーの無料査定を申し込むと、1回の査定後に買取店がオークション形式で入札するため、一社の提示額だけで現在の売却価値を決めたくない方にも向いています。
FJクルーザーは今後も値上がりするか
年式が古い車や走行距離が多い車なら、中古車買取カーネクスト
の査定額も比べてみる価値があります。電話1本で査定を申し込めて、全国どこでも引き取りに対応しています。
ここが一番気になるところだと思います。
私は、FJクルーザーの良質車が高値を維持する可能性はあるものの、車種全体が今後ずっと値上がりするとまでは考えない方がいいと思っています。
値上がりを支える材料
プラス材料はあります。
国内販売終了によって供給が増えないこと、個性的なデザインで代わりが少ないこと、今でも実用できる本格四駆であること、ファンが多いこと。
さらに年月が進めば、低走行、修復歴なし、純正状態に近い車は確実に探しにくくなります。
このため「FJクルーザー全体」ではなく、条件の良い個体が相対的に希少になることで高値が残る可能性は十分あります。
値下がりする材料もある
一方で、車は保管しているだけでも年を取ります。
ゴム部品、足回り、塗装、内装、電装、エアコンなど、年数に応じて交換や修理の可能性が増えます。
4.0Lガソリン車なので、燃料代や税負担を気にする人が増えれば購入層が狭くなる可能性もあるでしょう。
また、中古車市場全体が落ち着けば、2020年から2022年のような高騰分がそのまま残るとは限りません。
希少性が上がる力と、古くなることで維持負担が増える力。
この二つが同時に働くのが、これからのFJクルーザーだと思います。
新しいランドクルーザーFJの影響
2026年には「ランドクルーザーFJ」が発売されました。
名前にFJが入りますが、旧FJクルーザーとは別の車です。
新型の登場で旧FJへの注目が高まり、「やっぱり元祖FJが欲しい」という人が増える可能性はあります。
その一方で、旧FJを検討していた人が、より新しく安全装備も充実したランドクルーザーFJへ流れる可能性もあります。
つまり新型FJの登場は、旧FJ相場に必ずプラスとは言い切れません。
新旧のサイズや使い勝手が気になる方は、ランドクルーザーFJのサイズと旧FJクルーザーとの違いも確認すると選びやすいです。
10年後は二極化しやすい
2036年ごろ、つまり今から10年後を考えると、私は相場がさらに二極化している可能性が高いと思います。
ファイナルエディション、低走行、整備履歴が明確、下回り良好、純正状態に近い車は「状態の良い旧車」として価値が残りやすいでしょう。
逆に、走行距離が大きく伸び、錆や修理箇所が多く、改造履歴も分からない車は、希少車だからという理由だけで高くなるとは考えにくいです。
10年後の価格を「○万円」と予測するのは無理があります。
10年後に残りやすいのは車名の価値だけではなく、良い状態を保ってきた一台の価値と考えた方が現実的です。
FJクルーザーの買い時を判断する
値上がりするかもしれないから急いで買う、値下がりするかもしれないから何年も待つ。
どちらも相場予想が中心になりすぎています。
私なら「欲しい条件の車がいくらなら買えるか」を決めて、その範囲に良質車が出たら比較します。
良質車なら早めに比較する
FJクルーザーは、今後中古在庫が新しく増えていく車ではありません。
特に高年式、低走行、修復歴なし、整備履歴あり、下回り良好と条件を重ねるほど候補は減ります。
だから「あと50万円下がるまで待つ」と価格だけに条件を置くと、欲しい仕様そのものが少なくなる可能性があります。
投機目的ではなく、FJを長く楽しみたいなら、予算内に良い車が出た段階で比較を始める価値はあると思います。
FJクルーザー自体の特徴、燃費、サイズ、グレードから確認したい方は、FJクルーザーの中古価格・燃費・サイズをまとめた総合ガイドも先に読んでみてください。
待った方がいい人もいる
一方、相場が上がりそうだからという理由だけで欲しくなっているなら、急ぐ必要はありません。
4.0Lの燃料代、税金、タイヤ、整備、古い車ならではの修理費まで含めて「それでもFJが好き」と思えるかを考えてください。
特にローンを限界まで組まないと買えない場合は、プレミア価格の高年式車へ無理に手を伸ばさない方がいいです。
購入価格だけで家計を使い切ると、せっかくFJを買っても整備やタイヤ交換を先送りすることになります。
それでは長く楽しめません。
同条件を複数台で比較する
買い時を判断する一番実践的な方法は、同じ条件の車を複数台並べることです。
例えば「2015年以降・走行8万km以下・修復歴なし・支払総額350万円以内」と条件を固定し、5台から10台ほど見ます。
すると、相場より20万円高い車でも保証が長い、タイヤが新品、記録簿が揃っているなど、価格差の理由が見えてきます。
逆に安い車には、走行距離、修復歴、錆、保証なしなど何か理由があることも多いです。
条件に合う在庫を自分で探し続けるのが大変なら、ガリバーでFJクルーザーの中古車在庫を問い合わせる方法もあります。
希望する年式、グレード、ボディカラー、走行距離、予算などを伝えて候補を探せます。
紹介された車をそのまま買うのではなく、自分の基準で他の掲載車と比べることが前提ですよ。
相場表より一台の履歴を見る
相場を調べる目的は「最安値を当てる」ことではありません。
自分が見ている一台が、高すぎるのか、妥当なのか、安い代わりに何を受け入れるのかを判断するためです。
FJクルーザーは個体差が大きいので、最後は相場グラフより現車の履歴が勝ちます。
数字を調べたあとに車を見る。
この順番が大切です。
価格だけで買わないための確認
FJクルーザーは価格が落ちにくい車だからこそ、「高く売れるから大丈夫」と購入予算を上げすぎないことも大切です。
ここでは相場を見たあとに確認したい現実的なポイントをまとめます。
支払総額で比べる
中古車サイトでは車両本体価格が目立ちますが、比較するなら支払総額を見てください。
登録費用、納車整備、保証、追加用品などによって、車両本体が安くても最終的な支払いが高くなることがあります。
遠方販売なら陸送費も加わります。
価格推移の記事を読んで「平均280万円台だから300万円なら普通」と考えるのではなく、自分が検討している一台の総額と保証内容をセットで見ることが重要です。
購入後の整備費を残す
FJクルーザーは頑丈なイメージがありますが、経年劣化がなくなるわけではありません。
タイヤ、バッテリー、ブレーキ、ショック、ブッシュ、オイル類、エアコンなど、購入後に手を入れたくなる部分が出る可能性があります。
300万円の車を買う予算があるから300万円全部を車両代に使うのではなく、納車後の整備へ回せる余裕も残しておきましょう。
特に格安車を買って少しずつ直して乗る方法は、FJが好きな人には楽しい選択肢ですが、修理費まで含めて計画する必要があります。
売却価値は確認しておく
投機目的で買う必要はありませんが、出口を把握しておくのは悪いことではありません。
自分が検討している年式やグレードが現在どの程度で買い取られているかを見れば、販売価格との差も分かります。
現在ランクルやFJを所有していて乗り換え資金にしたい方は、ランクル買取業者と一括査定・専門店の比較も参考にしてください。
買う前から売る話をすると少し味気ないですが、大きなお金が動く中古車では大事な確認です。
私ならこう見ます
購入価格、5年ほど乗った場合の維持費、今の買取相場を一度並べます。
将来の売却額は保証されませんが、「高く売れないと維持できない買い方」になっていないかは確認できます。
FJクルーザーの価格推移に関するよくある質問(FAQ)
Q1. FJクルーザーは今後も値上がりしますか?
A. 値上がりする可能性はありますが、車種全体が上がり続けるとは断定できません。
生産終了で良質車が減っていくことは価格を支える材料ですが、2022年以降に相場が下がった時期もあります。
特にファイナルエディションや低走行の良質車と、走行距離や劣化が進んだ車では今後さらに価格差が広がる可能性があります。
Q2. FJクルーザーはプレミア価格ですか?
A. 一部の車はプレミア価格ですが、FJクルーザー全体が新車価格以上になっているわけではありません。
2026年8月の掲載平均は280万円台で、新車時の価格帯より低い水準です。
一方、ファイナルエディションや低走行の良質車では、新車当時を上回る掲載価格も見られます。
Q3. FJクルーザーの残価率は高いですか?
A. 旧車としては価値が残りやすい車ですが、残価率は年式、グレード、走行距離、状態によって大きく変わります。
ファイナルエディションでは現在の参考買取相場を新車価格と比べると高い残価率になる例がありますが、それを将来の保証額とは考えないでください。
また、中古車の掲載価格ではなく実際の買取相場で考えることが重要です。
Q4. FJクルーザーは10年後も価値がありますか?
A. 価値が残る可能性はありますが、10年後の価格を具体的に予測することはできません。
2036年ごろには国内仕様でも20年前後経過するため、車種の希少性以上に、整備履歴、錆、修復歴、純正部品の有無など個体の状態が重要になるでしょう。
良質車とそうでない車の価格差が今より広がる可能性を考えておくと自然です。
Q5. FJクルーザーは今が買い時ですか?
A. 投資目的ではなく、欲しい仕様の良質車を長く楽しむ予算があるなら、今から比較する価値はあります。
相場がさらに下がる可能性はありますが、その間に条件の良い中古車が減る可能性もあります。
最安値を待つより、同じ年式・走行距離・状態の車を複数比較し、価格差の理由を確認して判断する方がおすすめです。
FJクルーザーの価格推移まとめ
FJクルーザーの中古相場は、2020年から2022年に大きく上昇しました。
しかし、その後は高値を保ちながらも下落する時期があり、2026年8月の掲載平均はおおむね280万円台です。
つまり、FJクルーザーは「生産終了したから毎年必ず値上がりする車」ではありません。
一方で、販売終了から年月が経っても高い中古価値を維持しており、ファイナルエディションや低走行の良質車ではプレミア価格も見られます。
今後についても、良い状態の車が減ることで高値を維持する可能性はあります。
ただし、経年劣化や維持費、中古車市場全体の変化、新しいランドクルーザーFJの存在など、値下がり要因もあります。
だから私は、10年後の値上がりを期待して買うより、今の価格でFJクルーザーそのものを楽しめるかを基準にしたいです。
欲しい色、グレード、走行距離、状態を決め、同条件の車を複数台比べる。
そのうえで予算に合う良質車が見つかったなら、相場の底を当てることにこだわりすぎなくていいと思います。
FJクルーザーは、手をかけながら長く付き合うほど魅力が増すタイプの車です。
将来いくらで売れるかも大事ですが、「10年後も自分が乗っていたいか」という視点も忘れずに選んでください。



