こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
ランドクルーザー100は、中古車価格だけを見ると「今の大型SUVより手が届きやすいかも」と感じる一台です。
ただ、買ったあとのお金まで見ると話は少し変わります。
4.7L V8ガソリンは自動車税の負担が大きく、100系はすでに車齢が進んでいるため、車検だけでなく足回り、電装品、ベルト類、錆などの整備費も考えておきたい車です。
そしてディーゼル100では、国内仕様のHDJ101Kがバンとして販売されていたため、ガソリン3ナンバーと同じ税金計算にはなりません。
ランクル100の維持費は「燃料代+税金」ではなく、車検、任意保険、駐車場、タイヤ、オイル、突発整備まで含めて考えるのがポイントです。
私自身は150系プラドに乗っていますが、大型ランクルは車両価格だけで買えるかを判断するより、数年先まで気持ちよく維持できるかで考えた方がいいと思っています。
この記事では、2026年時点の税制度と100系オーナーの実例を交えながら、年間維持費をどう見積もればいいのか順番に見ていきます。
記事のポイント
- ランクル100の年間維持費の内訳
- ガソリンとディーゼルの税金の違い
- 車検や重量税で必要になる費用
- 購入後の修理まで含めた予算の考え方
ランクル100維持費の全体像
ランクル100を維持するお金は、毎年ほぼ必ず発生する固定的な支出と、走り方や車両状態で変わる支出に分けると見やすくなります。
特に100系では、古い大型四駆ならではの整備費を別枠にしておくことが大切です。
維持費は七項目で考える
ランドクルーザー100の維持費を考えるとき、私は次の項目を一つずつ出していく方法が分かりやすいと思っています。
| 項目 | 主な内容 | 変わる条件 |
|---|---|---|
| 自動車税 | 毎年の税金 | 登録区分、排気量、経過年数 |
| 自動車重量税 | 主に車検時に納付 | 車両重量、車両総重量、経過年数 |
| 車検 | 自賠責、検査、点検整備 | 3ナンバー・1ナンバー、整備内容 |
| 任意保険 | 対人・対物・車両保険など | 年齢、等級、補償内容、使用目的 |
| 燃料代 | ガソリンまたは軽油 | 走行距離、実燃費、燃料価格 |
| 消耗品 | タイヤ、オイル、ブレーキなど | 走行距離、部品、カスタム |
| 整備・修理 | 故障や経年劣化への対応 | 年式、状態、過去の整備履歴 |
ここに月極駐車場を借りる人は駐車場代、洗車やコーティングにお金をかける人はその費用が加わります。
つまり「ランクル100の年間維持費は○万円」と一つの金額に決めるより、自分の使い方へ置き換える方が現実的です。
ランクル100の中古選び・維持・カスタムをまとめた総合ガイドでは、100系全体の特徴も詳しく解説しています。
維持できない原因は整備費
ランクル100を「維持できない」と感じる原因は、毎月の燃料代だけではありません。
税金は時期が分かっていますし、車検も予定を立てられます。
怖いのは、タイヤ交換と車検が重なったところへエアコンやセルモーターなどの修理まで発生するケースです。
100系は1998年から2007年まで販売されたため、2026年現在では最終型でも相応の年月が経過しています。
中古車価格が予算内だからといって、購入資金を使い切ってしまうと、その後の修理で苦しくなりやすいんですね。
100系は「買える金額」より「買ったあとに整備費を残せる金額」で車両を選ぶ方が安心です。
ランクル100の自動車税
ランドクルーザー100の税金で最初に確認したいのが、自動車税です。
ここはガソリン車とディーゼル車で、エンジンだけでなく登録区分も異なるため、「100系なら同じ税額」と考えないでください。
ガソリンは年10万円超
国内のランクル100ガソリン車は、4.7L V8の2UZ-FEを搭載したワゴンとして販売されました。
トヨタ公式資料では排気量4,663ccなので、自家用乗用車では「4.5L超6.0L以下」の区分に入ります。
また、100系は2019年9月30日以前に初回新規登録された車なので、この区分の通常税率は年88,000円です。
さらに、ガソリン車は新車新規登録から13年を超えると、グリーン化特例による重課の対象となります。
2026年度の税率では、4.7Lガソリンの自家用乗用車は重課後で年101,200円です。
4.7Lガソリンの3ナンバー100系では、自動車税だけで毎年10万円を超えることを購入前に見込んでおきましょう。
なお、自動車税は都道府県税ですが、排気量区分による標準的な税率は地方税制度に基づいています。
出典:総務省「2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります」
ディーゼルは登録区分に注意
ランクル100の4.2Lディーゼル1HD-FTEは、国内ではHDJ101Kのバンとして販売されました。
そのため、純正の登録状態では1ナンバー貨物となっている車両があります。
1ナンバー貨物の自動車税は、3ナンバー乗用車のように排気量だけで決まるわけではありません。
最大積載量や乗車定員、排気量、用途などによって税額が決まります。
例えば、乗車定員4人以上、最大積載量1トン以下、排気量1.5L超の自家用貨客兼用車という条件なら通常税率は年16,000円です。
さらに一定年数を経過したディーゼル貨物車では重課が適用されるため、該当条件では年17,600円となります。
ランクル100のディーゼルバンでは最大積載量350kgの仕様もありますが、中古車では登録変更や構造変更が行われていることもあります。
そのため、ネット上の「ディーゼル100の税金は○円」という数字だけで判断するのは避けたいところです。
購入候補車の車検証に記載された用途、乗車定員、最大積載量、排気量を確認してから計算してください。
ランクル100のガソリンとディーゼルの違いも確認すると、エンジンだけでなく中古車としての選び方が分かりやすくなります。
3ナンバー化した車は別計算
中古市場では、もともとの登録状態から変更されたランクル100もあります。
4.2Lディーゼルでも、乗用車として登録されている車両なら1ナンバー貨物の税率をそのまま使うことはできません。
排気量4,163ccなので、自家用乗用車として扱われる場合は「4.0L超4.5L以下」の区分になります。
2019年9月30日以前に初回新規登録された自家用乗用車の通常税率は76,500円で、経年重課の対象となる場合は年87,900円です。
1ナンバーのディーゼル100とは年間税額に大きな差が出ます。
だからこそ、ディーゼル100ではエンジン型式だけでなく現在の登録区分を見ることが大切です。
重量税と車検費用
次に確認したいのが自動車重量税と車検です。
100系は年式が古くなっているため、重量税でも経過年数による負担増を考える必要があります。
3ナンバーは18年経過を確認
自家用乗用車の自動車重量税は車両重量によって区分され、さらに新車新規登録等から13年、18年を経過すると税額が上がります。
ランクル100は1998年に登場し、国内では2007年まで販売された世代なので、現在流通している車両の多くが18年経過の区分に入っています。
ただし、重量税の経過年数は実際の初度登録年月などを基準に判定されるため、最終期の車両では車検証を確認してください。
2026年5月1日以降の国土交通省の税額表では、18年経過した自家用乗用車の2年分の重量税は、車両重量2.5トン以下なら63,000円、3トン以下なら75,600円です。
| 車両重量 | 13年経過 | 18年経過 |
|---|---|---|
| 2.5トン以下 | 57,000円 | 63,000円 |
| 3トン以下 | 68,400円 | 75,600円 |
トヨタ公式資料では、100系ガソリンワゴンの代表的な仕様で車両重量2,370kgや2,400kgとなっています。
その条件なら2.5トン以下の区分に入り、18年経過後の2年分重量税は63,000円です。
ただし、グレードや装備、登録内容によって重量が異なるため、実際の車検証に記載された車両重量を基準にしてください。
出典:国土交通省「2026年5月1日からの自動車重量税の税額表」
1ナンバーは毎年車検
ディーゼル100の1ナンバーでは、自動車税の安さだけを見て「ガソリンより維持費がかなり安い」と判断しない方がいいです。
自家用乗用車の継続検査は通常2年ごとなのに対し、自家用貨物車は新車時を除いて基本的に1年ごとの車検となります。
つまり、自動車税が低くても車検を受ける回数は増えます。
重量税についても、3ナンバー乗用車の車両重量による税額をそのまま当てはめることはできません。
貨物車では車両総重量や登録条件などを基準に税額を確認します。
1ナンバーと3ナンバーを比べるときは、自動車税だけでなく、車検周期、自賠責、重量税、任意保険などを含めた年間総額で比較しましょう。
1ナンバー登録のメリットと注意点は、ランクル100の1ナンバーは得?税金・車検と使い方の注意点で詳しく解説しています。
車検は整備費で差が出る
車検費用には、自動車重量税、自賠責保険、検査に関する費用、点検整備費などが含まれます。
2026年時点では、離島以外の地域で沖縄県を除く自家用乗用自動車の自賠責保険料は、24か月17,650円です。
例えば18年経過、車両重量2.5トン以下の3ナンバー100系なら、重量税63,000円と自賠責17,650円だけで80,650円になります。
ここへ検査関係の費用、点検料金、交換部品代、工賃などが加わります。
100系では「車検はいくらか」だけを見るより、「今回の車検でどの部品を交換する必要があるか」が総額を左右しやすいと考えてください。
店舗ごとに整備内容や料金が異なるため、近くで対応店舗を比較したい場合は楽天Car車検で車検店舗を探す方法もあります。
ユーザー車検で減る費用
ランクル100をユーザー車検へ持ち込めば、整備工場へ依頼する代行費用などを抑えられる場合があります。
ただし、自動車重量税や自賠責保険が不要になるわけではありません。
また、検査に合格したことと、古い100系の部品が今後も問題なく使えることは別の話です。
特にブレーキ、足回り、ステアリング、オイル漏れなどは、費用を抑えるために点検を省く部分ではありません。
ユーザー車検を選ぶなら、手続きにかかる費用を抑えることと、必要な整備を省くことを混同しないようにしましょう。
燃料代は走行距離で変わる
ランクル100の年間維持費で、日常的に最も実感しやすいのが燃料代です。
ここは年間走行距離が5,000kmなのか15,000kmなのかで大きく変わります。
燃料代は式で計算する
燃料代は、現在のガソリン価格や軽油価格を記事内で固定してしまうより、自分が給油している地域の価格で計算した方が正確です。
年間燃料代=年間走行距離÷実燃費×1Lあたりの燃料価格
例えば年間10,000km走る車で実燃費が5km/Lなら、年間に使う燃料は約2,000Lです。
実燃費が7km/Lなら約1,429Lになります。
あとは普段利用するガソリンスタンドの1L単価を掛ければ、おおよその年間燃料代を計算できます。
これなら燃料価格が変動しても、自分で数字を更新できますよ。
ディーゼルの実燃費例
今回写真を提供してもらった山形県のK.Tさんは、1998年登録のランドクルーザー100 VXリミテッド・ディーゼルに乗っていました。
夏は305/65R18のBFグッドリッチを履いたカスタム状態で、実燃費は約2~4km/L。
冬は275/65R17で約5~7km/Lだったそうです。
かなり差がありますが、これは同じ100系でもタイヤや使用条件で燃費が変わる一例として分かりやすいですね。
もちろん、この数値をすべてのディーゼル100へそのまま当てはめることはできません。
街乗り、渋滞、タイヤ重量、空気圧、積載量、寒暖差、運転方法でも燃費は変わります。

K.Tさんのランドクルーザー100に装着されたLT305/65R18タイヤ。タイヤの大型化や重量も燃費や交換費用を考える材料になります。(写真提供:山形県在住のランドクルーザー100 オーナー・K.Tさん)
ガソリン車とディーゼル車の実燃費や燃料代の比較は、ランクル100の実燃費|ガソリン・ディーゼルと燃料代を比較で詳しく解説しています。
タイヤサイズも燃費に効く
ランクル100はタイヤカスタムが似合うため、大径化したくなる気持ちはよく分かります。
ただ、タイヤが大きく重くなれば、燃費だけでなく購入費や交換費も変わります。
空気圧が低すぎる状態も燃費やタイヤ摩耗へ影響するため、日常点検用としてタイヤ空気圧ゲージを持っておくのも便利です。
任意保険も購入前に確認
ランクル100の維持費を計算するとき、自動車税のように一律の金額を出せないのが任意保険です。
同じ100系でも、契約者によって保険料はかなり違います。
保険料は人によって違う
任意保険料は、年齢、等級、事故歴、居住地域、使用目的、年間走行距離、運転者の範囲、補償内容などで変わります。
さらに車両保険を付けるかどうかでも金額は変わるでしょう。
そのため「ランクル100の任意保険は年○万円」と他人の契約額だけを参考にするのはおすすめしません。
中古車を契約してから金額を知るのではなく、購入候補が決まった段階で見積もる方が予算を組みやすいです。
インズウェブで自動車保険を一括見積もりすれば、現在の条件で複数社を比較できます。
補償内容も一緒に見る
保険料を下げることだけを目的に、必要な補償まで削ってしまうのは避けたいところです。
100系は車体が大きく、中古市場でも状態の良い車には価値が残っています。
対人・対物だけでなく、車両保険、ロードサービス、運転者条件など、自分の使い方に必要な補償を確認してください。
通勤で毎日使う人と、休日だけ乗る人でも考え方は変わります。
購入前に見積もる
車両を買う前なら、保険料が想定より高かった場合でもグレードや予算を見直せます。
反対に納車後では、すでに車両代を支払ったあとです。
税金、車検、駐車場と同じように、任意保険も購入前の固定費として見ておくと安心です。
整備費は別枠で用意する
私がランクル100の維持費で特に重く見たいのが整備費です。
これは税金のように毎年同じ金額ではないため、忘れやすい支出でもあります。
どの部分から整備していくかの優先順位は、ランクル100のメンテナンス|長く乗るための点検と整備計画で詳しく解説しています。
古さによる修理は避けにくい
ランドクルーザーは耐久性で知られる車ですが、「丈夫」と「部品交換が不要」はまったく同じ意味ではありません。
20年以上使われた車では、エンジンが元気でも周辺部品へ手が必要になることがあります。
K.Tさんの100系でも、セルモーターやコンプレッサーベルトの故障を経験しています。
ほかにも中古購入時には、足回り、ブッシュ類、冷却系、電装品、エアコン、ステアリング周辺、オイル漏れなどを確認したいところです。
AHC装着車なら、車高調整機構の状態や過去の整備履歴も見ておきたいですね。
ランクル100中古車の整備履歴と購入前の確認点でも、状態を見るポイントを詳しく解説しています。
下回りの錆は軽視しない
100系では下回りの状態も維持費へ直結します。
特に雪国で融雪剤を浴びてきた車や、海沿い、砂浜などを走ってきた車は注意したいところです。
表面に薄く錆が出ている状態と、金属部に腐食や穴が発生している状態では修理の意味がまったく違います。
写真を見ると、外装がきれいだから車全体も良好とは限らないことがよく分かります。
中古車を見る際は、下回りを明るい場所で確認し、腐食の進行や補修跡も見てください。
走行距離だけでは決まらない
100系を探すと、10万kmや20万kmを超えた中古車は珍しくありません。
30万kmを超えている個体まで存在します。
今回のK.Tさんの100系も、積算走行距離30万kmへ到達した記録が残っています。
ただし、この写真を見て「ランクル100なら30万kmまで修理なしで乗れる」と考えるのは違います。
長く乗れる車ほど、途中でどれだけ部品交換や整備をしてきたかが大切です。
ランクル100の寿命と走行距離の考え方も、中古購入前に確認してみてください。
予備費を使い切らない
整備費は「毎年必ず同じ額を使うお金」ではありません。
何も起きない年があれば、大きな交換が重なる年もあります。
だからこそ、残ったお金を毎年使い切るのではなく、次の整備へ回せるようにしておくのが100系と長く付き合うコツだと思います。
タイヤや消耗品も高め
ランクル100では、大型車ならではの消耗品費も考えておく必要があります。
一回一回は車検ほど目立たなくても、長く所有するとかなり効いてきます。
タイヤは四本単位で考える
タイヤはメーカー、サイズ、用途によって価格差が大きいため、一律の金額は出せません。
ただ、一般的なコンパクトカーより大きなサイズを使う100系では、交換時の負担が増えやすいのは確かです。
さらに大径タイヤやオールテレーンタイヤへ変更している中古車なら、純正サイズとは費用が変わります。
中古購入時には溝だけでなく製造年、ひび割れ、偏摩耗も見てください。
納車直後に4本交換となれば、購入時の予算へ影響します。
オイル交換量にも注意
大型エンジンは、エンジンオイルの交換量も小型車とは違います。
オイル単価だけを見るのではなく、必要量、フィルター、工賃まで含めて見積もる方が分かりやすいでしょう。
デフオイル、トランスファーオイル、ATフルード、冷却水なども、整備履歴を確認して必要なタイミングで交換していきたい部分です。
中古車では「今動いている」だけではなく、いつ交換されたのかを聞いておくと今後の支出を読みやすくなります。
ブレーキや足回りも見る
重量のある100系では、ブレーキや足回りも維持費の対象です。
パッドだけで済むのか、ローターやキャリパーまで手が必要なのかで負担は変わります。
ショック、ブッシュ、ボールジョイントなども、走行距離と年数の両方から状態を見てください。
試乗時に異音や振動、直進性などへ違和感があれば、「古いランクルだからこんなもの」と流さない方がいいでしょう。
駐車場や洗車代も忘れない
税金や車検ほど注目されませんが、住んでいる場所によっては駐車場代が年間維持費の大きな割合を占めます。
100系は全幅1,940mm級なので、駐車場そのものの条件にも注意が必要です。
月極なら年間で計算する
月極駐車場を借りる場合は、月額だけでなく12か月分へ直してみてください。
月額が少し違うだけでも年間では差が広がります。
さらに100系では、区画へ車が入ることと、ドアを開けて乗り降りできることは別です。
柱、壁、隣の車まで含めて確認したいですね。
洗車にも手間がかかる
ランドクルーザー100はボディが大きいため、自分で洗車してもそれなりに時間がかかります。
洗車用品の使用量も小型車より増えやすいでしょう。
コーティングや専門店の手洗い洗車を利用する場合も、大型車料金になる店舗があります。
維持費を細かく計算したい人は、洗車やコーティングも年間支出へ入れておくと現実に近づきます。
年間維持費を試算する方法
ここまでの項目を使えば、自分のランクル100に近い年間維持費を計算できます。
いきなり全部を足すのではなく、固定的な支出から順番に入れていきましょう。
3ナンバーガソリンの固定費
2026年度に4.7Lガソリンの3ナンバー100系を所有し、車両重量2.5トン以下という代表的な条件で考えてみます。
| 項目 | 金額 | 年換算 |
|---|---|---|
| 自動車税 | 101,200円 | 101,200円 |
| 重量税 | 2年63,000円 | 31,500円 |
| 自賠責 | 24か月17,650円 | 8,825円 |
| 合計 | - | 141,525円 |
税金と自賠責だけを年換算しても約14万1,525円です。
この数字には燃料代、任意保険、駐車場、車検の点検整備費、検査関係費、オイル、タイヤ、修理代を含んでいません。
つまりガソリン100では、「毎年14万円ほど払えば維持できる」という意味ではないんです。
むしろここが維持費計算のスタート地点になります。
自賠責は実際には契約期間分をまとめて支払うため、8,825円は年間比較をしやすくするための単純な年換算額です。
燃料と保険を足していく
次に、年間走行距離から燃料代を計算します。
年間10,000kmなら「10,000÷自分の実燃費×現在の燃料単価」で求められます。
そこへ任意保険の実際の見積額を足してください。
月極駐車場を使うなら月額×12か月を加えます。
さらにオイル交換、タイヤ、車検整備、修理のための予算を加えると、自分に近い年間維持費が見えてきます。
| 計算項目 | 入れる数字 |
|---|---|
| 税金・自賠責 | 車検証の条件から確認 |
| 燃料代 | 年間距離÷実燃費×燃料単価 |
| 任意保険 | 実際の見積額 |
| 駐車場 | 月額×12 |
| 車検整備 | 整備工場の見積額を年換算 |
| 消耗品 | タイヤ、オイル、ブレーキなど |
| 修理 | 経年整備用に別枠で確保 |
維持できるかは余裕で判断
ランクル100を維持できるかどうかは、年収だけでは決まりません。
住宅費、家族構成、ほかのローン、年間走行距離、駐車場代などが違うからです。
私なら、税金の支払月や車検の月だけ何とかするのではなく、タイヤ交換や突然の修理が入っても生活費へ影響しないかを見ます。
特に中古100系では、購入直後の点検で交換部品が見つかる可能性も考えたいところです。
維持費を払うために毎回カードの分割払いや借入へ頼る状態になるなら、車両価格か購入時期を見直すサインだと思います。
購入前に確認する順番
ランクル100が欲しくなったら、中古車価格を見るだけでなく、候補車ごとに維持費を確認していきましょう。
順番を決めておけば、見落としを減らせます。
まず車検証の条件を見る
最初に見るのは、ガソリンかディーゼルかだけではありません。
初度登録年月、用途、ナンバー区分、排気量、車両重量、車両総重量、最大積載量などを確認してください。
これが分からないと、自動車税や重量税、車検周期を正しく計算できません。
特にディーゼル100は、同じ見た目でも登録状態によって負担が変わります。
次に保険を見積もる
車検証の条件が分かったら、その車両で任意保険を見積もります。
車両保険ありとなし、運転者条件などを変えながら、自分が必要とする補償内容で比較してください。
保険料が分かれば、年間固定費のかなりの部分を購入前に把握できます。
整備履歴を確認する
次に記録簿や過去の修理内容を確認します。
タイミングベルト関連、冷却系、足回り、セルモーター、エアコン、バッテリー、ブレーキなど、すでに交換されている部品が分かれば今後の予算を立てやすくなります。
反対に整備履歴がほとんど分からない車は、購入価格が安くても納車後の支出を多めに考えたいところです。
最後に年間距離を入れる
固定費と車両状態が分かったら、自分の年間走行距離を当てはめます。
通勤で毎日乗るなら燃料代の比重が大きくなります。
週末の趣味車なら燃料代は減りますが、税金や車検、保険は走行距離が少なくても発生します。
ここまで出せば、「欲しいから何とかなる」ではなく、数字を見ながら100系を選べるようになります。
ランクル100の維持費に関するFAQ
Q1. 年間維持費はいくら?
A. 一律には決まりません。
4.7Lガソリン3ナンバーの代表条件では、自動車税、18年超の重量税、自賠責を年換算しただけで約141,525円となり、ここへ燃料代、任意保険、車検整備、駐車場、タイヤ、オイル、修理費が加わります。
Q2. ディーゼルは維持費が安い?
A. 必ず安くなるとは限りません。
国内のHDJ101Kは1ナンバー貨物として販売されたため自動車税は3ナンバーガソリンより低くなりやすい一方、継続車検は基本的に毎年となり、重量税や自賠責も登録区分に応じて考える必要があります。
Q3. 自動車税は毎年10万円超?
A. 4.7Lガソリンの自家用3ナンバーで経年重課の対象なら、2026年度の税率では年101,200円です。
ディーゼル1ナンバーや登録変更された車両では金額が異なるため、車検証の用途と登録区分を確認してください。
Q4. ユーザー車検なら安くなる?
A. 代行費用などを減らせる可能性はあります。
ただし、自動車重量税、自賠責、検査に必要な費用や、安全に乗るために必要な部品交換までなくなるわけではないため、古い100系では点検整備と分けて考えてください。
Q5. 1ナンバーは得なの?
A. 自動車税だけなら負担が軽くなる条件がありますが、それだけで得とは決められません。
車検周期、重量税、自賠責、任意保険、実際の登録状態まで含めて比較する必要があり、税金を下げる目的だけで登録区分を判断しない方がいいでしょう。
ランクル100維持費まとめ
ランドクルーザー100は、今の車にはないV8や直列6気筒ディーゼル、大柄なボディ、木目内装などに魅力がある一台です。
一方で、購入から長い年月が経っているため、車両価格だけで所有できるかを判断する車ではありません。
- 4.7Lガソリン3ナンバーの自動車税は経年重課で年101,200円
- 18年超の重量税は車両重量2.5トン以下なら2年63,000円
- ガソリン3ナンバーの税金と自賠責だけでも年換算約141,525円が目安
- ディーゼル1ナンバーは税金だけでなく毎年車検まで含めて比較する
- 燃料代は年間走行距離と自分の実燃費から計算する
- 任意保険は購入前に実際の条件で見積もる
- タイヤや突発整備へ回す予算を車両代とは別に残す
特に重要なのは、税金、燃料、車検、保険、駐車場、消耗品、修理を全部合わせて年間総額を見ることです。
安く買えた100系でも、整備が必要な個体なら購入後の支出は増えます。
反対に、ある程度価格が高くても、整備履歴が明確で必要な交換が済んでいる車なら、その後の負担を読みやすくなることもあります。
100系は「維持費が安い車」ではありません。
でも、毎年必要になる金額と、古い車ならではの整備費を最初から分けて考えておけば、漠然と怖がる必要もないと思います。
自分の年間走行距離を入れ、保険を見積もり、候補車の車検証と整備履歴を確認する。
そこまで数字を出しても無理がないなら、100系の大排気量エンジンや独特の存在感を長く楽しめるはずです。





