こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
ランクル200の中古車を探していると、「ブルーノクロス」「G-FRONTIER」「60th」といった、通常グレードとは少し違う名前の車両を見かけます。
どれも特別感のある名前ですが、実は記念している出来事も、発売時期も、ベースとなったランクル200の世代も違います。
ここを混同すると、「ランクル200の60周年車がG-FRONTIER?」「ブルーノクロスはランクル誕生70周年?」と、だんだん話がややこしくなるんですよ。
さらに中古車では、特別仕様車という名前だけで通常のZXより高く販売されているケースもあります。
私なら限定名だけで飛びつかず、専用装備の状態と通常ZXとの差額を見て、その金額を払う価値が自分にあるかで判断します。
この記事では、ランドクルーザー200のブルーノクロス、G-FRONTIER、60thブラックレザーセレクションの違いから、中古車を選ぶときの確認ポイントまで詳しく見ていきます。
記事のポイント
- ブルーノクロスとG-FRONTIERの違い
- ランクル200の60周年仕様の正体
- ランクル誕生70周年との混同ポイント
- 特別仕様車を中古で選ぶ判断基準
特別仕様車の違いを整理
最初に、今回取り上げる特別仕様車を時系列で並べておきましょう。
「60周年」「70周年」という数字だけを追うより、何の記念なのかまでセットで覚えると一気に分かりやすくなります。
| 仕様 | 登場時期 | ベース | 記念内容 |
|---|---|---|---|
| 60thブラックレザー | 2010年 | ZX・AX Gセレクション | ランドクルーザー生誕60周年 |
| ZX ブルーノクロス | 2014年 | ZX | 70系誕生30周年 |
| ZX G-FRONTIER | 2016年 | ZX | トヨタ店創立70周年 |
| ランドクルーザー70周年 | 2021年 | 200系専用特別仕様車ではない | ランドクルーザー誕生70周年 |
60thはランクル生誕60周年
ランクル200で「60th」と呼ばれるのは、2010年に設定された60th Black Leather Selectionです。
ZXをベースにした「ZX 60th Black Leather Selection」と、AX Gセレクションをベースにした「AX G 60th Black Leather Selection」がありました。
トヨタ店60周年とは別
ここで少し注意したいのが、トヨタには2006年にも「60thスペシャルエディション」が存在したことです。
ただし、こちらはトヨタ店のチャネル創立60周年を記念したもので、当時のランドクルーザー100系などに設定された仕様。
ランクル200の60thブラックレザーセレクションとは別物なので、中古車情報を調べるときは年代まで確認してください。
ブルーノクロスは70系30周年
ZX“Bruno Cross”は2014年8月に設定されたランクル200の特別仕様車です。
名前だけを見るとランクル200自体の周年モデルに思えますが、設定されたきっかけはランドクルーザー70系の誕生30周年でした。
2014年には国内で70系が期間限定復活し、それと同時に200系へブルーノクロス、150系プラドへアルジェントクロスが設定されています。
ブルーノは茶色の意味
「Bruno」はイタリア語でブラウンを意味します。
ただ、ブルーノクロスだからボディが茶色だけになるわけではなく、複数のボディカラーが設定されていました。
G-FRONTIERはトヨタ店70周年
ZX“G-FRONTIER”は2016年8月に発売された特別仕様車です。
こちらの70周年はランドクルーザーではなく、トヨタ店の創立70周年。
「G」は、世界で活躍する車を表す「Global」の頭文字から付けられています。
ランクル70周年ではない
2016年のG-FRONTIERを「ランクル200の70周年記念車」と紹介している情報を見かけることがありますが、意味が違います。
ランドクルーザーそのものが誕生70周年を迎えたのは2021年です。
60thブラックレザー=ランクル生誕60周年、ブルーノクロス=70系誕生30周年、G-FRONTIER=トヨタ店創立70周年。
数字だけではなく「何の周年か」を一緒に見るのがポイントです。
ブルーノクロスの特徴
ランクル200のブルーノクロスは、2014年当時の最上級グレードZXをベースとして、高級感をさらに高めた特別仕様車です。
中古で選ぶ場合は専用装備だけでなく、2015年8月の大幅改良より前の車である点も理解しておきたいところです。

2014年式ランドクルーザー200 AXの実車。ブルーノクロスそのものではありませんが、同時期の200系の外観や中古車状態を確認する参考になります。(写真提供:北海道在住のランドクルーザー200 オーナー・M.Tさん)
2014年のZXがベース
ブルーノクロスが登場したのは2014年8月。
エンジンは通常ZXと同じ4.6L V8の1UR-FEで、6速ATとフルタイム4WDを組み合わせています。
つまり、エンジン出力そのものを高めたスポーツモデルではありません。
通常ZXの基本性能をそのままに、ホイールや本革シートなどへ特別感を加えたモデルと考えると分かりやすいです。
主な専用装備
代表的なのが、スーパークロームメタリック塗装を施したアルミホイールです。
さらにプレミアムナッパ本革シートを採用し、ドアミラーにはメッキ加飾が施されました。
専用デザインのスマートキー、本革キーボックス、本革車検証入れといった小物も用意されています。
中古車ではこうした付属品がすでに紛失している場合もあるため、「ブルーノクロスの車両だから全部残っている」とは考えない方がいいでしょう。
通常ZXとの新車価格差
販売当時の通常ZXと比べると、ブルーノクロスがどの程度上乗せされた仕様だったのかも見えてきます。
| 2014年仕様 | 新車時価格 | 通常ZXとの差 |
|---|---|---|
| ZX | 6,531,429円 | - |
| ZX ブルーノクロス | 6,843,273円 | 311,844円 |
販売当時は約31万円の差でした。
現在の中古車でこの差をそのまま当てはめることはできませんが、私は中古価格を判断するときの基準としてかなり参考になる数字だと思っています。
例えば、同じ年式、同じ程度の走行距離、似た整備状態の通常ZXよりブルーノクロスが大幅に高いなら、自分が専用装備へその差額を払いたいかを一度考えてみてください。
ナッパ本革の状態を確認
ブルーノクロスを選ぶうえで、特に見たいのがプレミアムナッパ本革シートです。
購入時には魅力的な専用装備でも、すでに10年以上経過した中古車では、座面の擦れ、ひび、シワ、汚れ、補修跡などが車両ごとに大きく変わります。

ランドクルーザー200の前席。特別仕様車を中古で選ぶ場合も、グレード名だけでなくシート表皮の擦れや汚れまで実車で確認したいところです。(写真提供:北海道在住のランドクルーザー200 オーナー・M.Tさん)
専用品は状態も価値
通常グレードなら交換や補修で済む部分でも、特別仕様らしさを残したい場合は話が変わります。
純正と同じ専用部品がすぐ手に入るとは限らないためです。
だからこそ、私は「ブルーノクロスという名前が残っているか」よりも、ブルーノクロスらしい部分が良い状態で残っているかを見ます。
G-FRONTIERの特徴
G-FRONTIERもZXベースですが、ブルーノクロスとは車両そのものの世代が違います。
2015年8月の大幅改良後に設定されたため、G-FRONTIERは一般にランクル200の後期型として扱われる世代です。
2016年の後期ZXがベース
G-FRONTIERが登場したのは2016年8月です。
ランクル200は2015年8月にフロントデザインや内装、安全装備などが大きく変更されているため、2014年のブルーノクロスとは見た目からかなり違います。
そのため、「ブルーノクロスとG-FRONTIERはどちらの専用装備が豪華か」だけで比較すると不十分です。
中期型のブルーノクロスと、後期型のG-FRONTIERを比較しているという世代差を必ず含めて考えてください。
ランクル200自体の年式差については、ランクル200の前期・中期・後期の違いでも詳しくまとめています。
主な専用装備
G-FRONTIERでは、285/50R20タイヤとブラック塗装+切削光輝仕上げの20インチアルミホイールが採用されました。
ルーフレールはクロームメッキとシルバー塗装を組み合わせた専用品です。
車内では、キルティングステッチ加工を施したプレミアムナッパ本革シート表皮が大きな特徴。
豪華な通常ZXをさらに上質に見せる方向の特別仕様車ですね。
出典:トヨタ自動車「トヨタ店創立70周年記念の特別仕様車を発売」
通常ZXとの新車価格差
2015年8月改良後の通常ZXは、当時6,825,600円でした。
G-FRONTIERは7,236,000円なので、価格差は410,400円です。
| 2016年仕様 | 新車時価格 | 通常ZXとの差 |
|---|---|---|
| ZX | 6,825,600円 | - |
| ZX G-FRONTIER | 7,236,000円 | 410,400円 |
ブルーノクロスと同じく、現在の中古車で40万円差が適正という意味ではありません。
ただ、「新車時にどれほどの付加価値を持たせた仕様だったか」を知る資料にはなります。
ブルーノとの大きな違い
ブルーノクロスとG-FRONTIERを比較すると、どちらもZXをベースにナッパ本革や専用ホイールを与えた豪華仕様ですが、購入判断ではそれ以上に年式差が大きいです。
| 比較 | ブルーノクロス | G-FRONTIER |
|---|---|---|
| 登場 | 2014年 | 2016年 |
| 世代 | 中期型 | 後期型 |
| ベース | ZX | ZX |
| ホイール | スーパークロームメタリック | ブラック塗装+切削光輝 |
| シート | プレミアムナッパ本革 | キルティング加工ナッパ本革 |
| 記念内容 | 70系誕生30周年 | トヨタ店創立70周年 |
限定名より世代差が大きい
もしブルーノクロスとG-FRONTIERの2台で迷っているなら、私は最初に「どちらの特別仕様が珍しいか」ではなく、後期型にする必要があるかを考えます。
後期型の外観、安全装備、内装を求めるならG-FRONTIER側に自然と傾きます。
反対に中期型のデザインが好みで、ブルーノクロスの専用装備と価格の釣り合いに納得できるなら、年式が古いことだけで候補から外す必要はないでしょう。
60thブラックレザーの特徴
ランクル200の記念仕様を語るなら、ブルーノクロスより前に登場した60thブラックレザーセレクションも外せません。
こちらは2010年に設定された、ランドクルーザー生誕60周年記念パッケージです。
ZXとAX Gに設定
60thブラックレザーセレクションは、ZXだけに設定された仕様ではありません。
ZXをベースにした「ZX 60th Black Leather Selection」と、AX Gセレクションをベースにした「AX G 60th Black Leather Selection」が用意されました。
黒本革と専用ロゴが特徴
シート表皮とドアアームレストにはブラックレザーを採用。
さらにクォーターピラーの専用エンブレムや、専用ロゴ入りスマートキーが与えられています。
新車時価格は通常ZXが690万円、ZX 60thブラックレザーセレクションが692万円でした。
AX Gセレクションも通常仕様540万円に対し、60thブラックレザーセレクションは542万円。
いずれも当時の価格差は2万円です。
60thブラックレザーセレクションは、エンジンなどを専用チューニングした仕様ではありません。
黒本革や専用エンブレムなど、内外装の特別感を楽しむパッケージとして見ると分かりやすいですよ。
2006年の60thとは違う
「ランクル 60th」で調べると、2006年のランドクルーザー100系にも60thスペシャルエディションが出てきます。
こちらはランドクルーザー誕生60周年ではなく、トヨタ店創立60周年。
しかもランクル200の発売は2007年なので、当然ながら2006年の車両は200系ではありません。
中古車名の省略にも注意
中古車サイトでは長い正式名称が省略され、「ZX 60th」「60thブラックレザー」などと表示されることがあります。
検索結果の名前だけで判断せず、年式、正式グレード、車台情報まで確認した方が確実です。
ランクル200に70周年車はあるか
「ランクル200 70周年」と検索している方も多いと思います。
結論として、国内のランクル200に、2021年のランドクルーザー誕生70周年を記念した「70th ANNIVERSARY LIMITED」のような専用特別仕様車は設定されていません。
2021年は300系へ交代
ランドクルーザーは1951年に誕生し、2021年に70周年を迎えました。
しかし2021年8月は、ちょうど200系から300系へフルモデルチェンジしたタイミングでもあります。
そのため、ランクル200の中古車を探していて「70周年記念車」という表記を見かけた場合は、何を指しているのか確認した方がいいでしょう。
プラドの70周年仕様と混同しない
150系プラドには2021年に「TX“Lパッケージ・70th ANNIVERSARY LIMITED”」が設定されています。
このため、検索結果を横断して見ていると、ランクル200にも同じ名称があったように感じることがあります。
200系と150系プラドは別車種なので、ここも混ぜないようにしてください。
中古は限定名だけで決めない
ここからが、実際に中古のブルーノクロスやG-FRONTIERを買うときに一番大切な部分です。
特別仕様車は魅力がありますが、中古車では「限定」という言葉だけで車の価値は決まりません。
ランクル200全体の特徴や中古購入時の基本については、ランクル200完全ガイドも合わせて確認してください。
通常ZXと同条件で比べる
私なら最初に、候補の特別仕様車と同じ年式に近い通常ZXを数台並べます。
見るのは走行距離だけではありません。
修復歴、整備記録、タイヤ、下回り、シート、保証、カスタム内容まで近い条件にして、支払総額を比較します。
特別仕様の差額を考える
例えば通常ZXが同程度の条件でかなり安く買えるなら、その差額が専用シートやホイールに対する自分の評価額になります。
逆に数万円程度しか変わらず、特別仕様車の状態も良いなら、満足度を考えて特別仕様を選ぶのも面白いでしょう。
現在の価格帯を確認するときは、ランクル200の中古車相場と年式別価格に掲載例をまとめています。
実際の在庫は日々変わるので、条件の近い車を複数並べたい場合は、ガリバーの中古車在庫を問い合わせる方法もあります。
シートと内装をよく見る
ブルーノクロス、G-FRONTIER、60thのいずれも、内装が特別仕様らしさを感じやすい部分です。
それだけに、シートが大きく擦れていたり、内装パネルが傷だらけだったりすると、私は価格差を払う意味が薄く感じます。

ランドクルーザー200の運転席。中古購入時はシートだけでなく、ステアリングやスイッチ、センターまわりの使用感も確認したいところです。(写真提供:北海道在住のランドクルーザー200 オーナー・M.Tさん)
専用品の補修も考える
本革の擦れなら補修できる場合がありますが、新車時と同じ見た目へ完全に戻せるとは限りません。
専用ホイールも傷が多ければ補修費がかかりますし、社外ホイールへ交換されて純正品が残っていない車もあります。
「純正部品が付いていない=悪い車」とまでは言えません。
ただ、特別仕様らしさにお金を払うなら、専用品がどこまで残っているかは確認しておきたいですよ。
下回りは必ず確認する
ランクル200は年式が進んでいるため、特別仕様の装備だけ見て購入するのはおすすめしません。
特に雪国で使われてきた車は、融雪剤の影響を受けている可能性があります。

北海道で使用されているランドクルーザー200の下回り。金属部には表面錆も見られ、中古車では特別仕様の装備と同じくらい確認したい部分です。(写真提供:北海道在住のランドクルーザー200 オーナー・M.Tさん)
地域と使われ方を見る
錆があるだけで即座に候補から外す必要はありませんが、表面的なものなのか、進行しているのかで意味が違います。
海沿い、雪国、オフロード走行、牽引など、過去の使われ方も分かる範囲で確認してください。
同じ「2014年式ブルーノクロス・走行8万km」でも、保管環境や整備履歴によってコンディションはかなり変わります。
実用装備も忘れない
特別仕様車を探していると専用装備に目が向きますが、実際に所有すると毎日の使い勝手の方が長く付き合う部分になります。
今回写真を提供してもらった北海道のM.Tさんは、2014年式のAXを家族で使い、ヒッチメンバーでキャンプ用品やスノーモービルを載せたトレーラーも牽引しています。
M.Tさんが気に入っているのは、高い視点、車体の安心感、4.6L V8の音、8人乗れる室内、牽引時の余裕です。
一方で、街乗り燃費は実使用で5km/L前後とのこと。
黒いボディは傷が目立ちやすく、車幅の広さから駐車場で家族が乗り降りするときにも気を使うそうです。
これって、ブルーノクロスでもG-FRONTIERでも基本的には避けて通れないランクル200そのものの特徴なんですよね。
3仕様はどれを選ぶか
ブルーノクロス、G-FRONTIER、60thブラックレザーは、同じ物差しで優劣を付けるより、自分が求める年代と装備から候補を決める方が分かりやすいです。
ブルーノクロスを選ぶ場合
ブルーノクロスは、中期型ランクル200のデザインが好きで、通常ZXよりもう一段特別感のある内外装を求める人と相性が良いでしょう。
プレミアムナッパ本革、専用ホイール、メッキ加飾などに魅力を感じるなら候補になります。
ただし2014年登場なので、2026年時点では車齢も進んでいます。
ブルーノクロスであることより、整備状態が良いブルーノクロスであること。
ここはかなり大事です。
G-FRONTIERを選ぶ場合
後期型ランクル200を前提として特別仕様車を探すなら、G-FRONTIERが分かりやすい候補になります。
キルティング加工のナッパ本革や専用20インチホイールなど、通常ZXとの差も見た目で感じやすい仕様です。
ただし、もともとのZXが豪華なグレードなので、中古価格の上乗せが大きい場合は冷静に比較したいところ。
通常ZXの装備については、ランクル200のZX・AX・GXグレード比較も参考にしてください。
60thを選ぶ場合
60thブラックレザーセレクションは、前期型の4.6Lモデルを探しつつ、黒本革や専用エンブレムなどの記念仕様に魅力を感じる人向けです。
新車時の通常仕様との差額が小さかったこともあり、中古では「60thだから高額でも当然」とは考えず、通常ZXやAX Gセレクションと状態を比べたいですね。
最後は状態を優先
私なら、程度の良くないG-FRONTIERと、きちんと整備された通常ZXなら後者を選ぶ可能性があります。
特別仕様車という名前は購入した瞬間から変わりませんが、故障や劣化した部品は所有してから自分がお金を出して直すことになるからです。
特別仕様車の価値=限定名ではなく、専用装備を含めた車両状態と価格差に納得できるか。
この考え方で見ると、中古車サイトの「希少」「限定」という言葉にも振り回されにくくなります。
購入前の実車チェック
ランクル200の特別仕様車を候補に入れたら、最後は実車と記録を確認していきます。
特に販売から年数が経った車では、写真だけでは分からない部分も多いですよ。
正式なグレードを確認
最初に車検証や販売店情報から、年式と正式なグレードを確認してください。
ブルーノクロスやG-FRONTIERには専用装備がありますが、通常ZXへ似たホイールや内装部品を後付けしているケースも考えられます。
年式と外観も照合
ブルーノクロスなら2014年に登場した中期型、G-FRONTIERなら2016年に登場した後期型です。
ここが食い違っている場合は、販売店へ仕様を確認した方がいいでしょう。
専用装備を確認する
ホイール、シート、ルーフレール、ドアミラー、スマートキーなど、その仕様で本来特徴となる装備を一つずつ見ます。
中古車では途中で部品が交換されていること自体は珍しくありません。
重要なのは、その状態を理解したうえで価格に納得できるかです。
純正品の保管も確認
社外ホイールやカスタム部品へ交換されている場合は、純正部品が残っているか聞いてみる価値があります。
将来純正状態へ戻したい人にとっては、専用品の有無が購入後の手間にも関係してきます。
支払総額で比較する
車両価格だけではなく、整備、保証、タイヤ交換、納車費用などを含めた支払総額で比べてください。
安いブルーノクロスを買って納車直後にタイヤやブレーキ、バッテリー、油脂類をまとめて交換するなら、状態の良い通常ZXの方が結果的に安い場合もあります。
今の車の売却額も確認
乗り換えの場合は、購入価格だけでなく今の愛車をいくらで手放せるかでも実質負担が変わります。
下取り額だけで決めず売却価格も比較したい場合は、ユーカーパックで愛車の売却価格を確認する方法もあります。
特別仕様車だから将来必ず高く売れるとは限りません。
中古価格や買取価格は、車両状態、走行距離、需要、輸出環境、市場の流通量などでも変わります。
ランクル200特別仕様車のよくある質問(FAQ)
Q1. ランクル200のブルーノクロスとは何ですか?
A. 2014年に設定されたZXベースの特別仕様車です。ランドクルーザー70系の誕生30周年に合わせて登場し、スーパークロームメタリック塗装のアルミホイール、プレミアムナッパ本革シート、ドアミラーのメッキ加飾などが採用されました。ランクル200自体の周年記念車ではない点に注意してください。
Q2. ブルーノクロスとG-FRONTIERの違いは何ですか?
A. 大きな違いは登場時期と世代です。ブルーノクロスは2014年の中期型ZX、G-FRONTIERは2016年の後期型ZXをベースにしています。専用ホイールやナッパ本革などにも違いがありますが、中古購入では2015年の大幅改良をまたいでいることも含めて比較してください。
Q3. G-FRONTIERはランクル200の70周年記念車ですか?
A. いいえ。G-FRONTIERは2016年のトヨタ店創立70周年を記念した特別仕様車です。ランドクルーザーそのものが誕生70周年を迎えたのは2021年なので、2つの「70周年」を混同しないようにしましょう。
Q4. ランクル200の60thとは何ですか?
A. ランドクルーザー生誕60周年を記念して2010年に設定された60th Black Leather Selectionです。ZXとAX Gセレクションをベースにした仕様があり、ブラックレザーや専用エンブレム、専用ロゴ入りスマートキーなどが特徴です。2006年に100系へ設定されたトヨタ店60周年仕様とは別です。
Q5. 特別仕様車は通常ZXより高くても買う価値がありますか?
A. 専用装備の状態と価格差に納得できるなら選ぶ価値はあります。ただし、限定車という名前だけで判断するのはおすすめしません。同年式・同程度の通常ZXと支払総額を比較し、シート、ホイール、下回り、整備記録などを確認したうえで、自分が専用装備へいくらまで払えるか考えるのが分かりやすいですよ。
特別仕様車は状態と差額で選ぼう
ランクル200には、通常グレードとは違った魅力を持つ特別仕様車があります。
60thブラックレザーセレクションはランドクルーザー生誕60周年、ブルーノクロスは70系誕生30周年、G-FRONTIERはトヨタ店創立70周年に合わせて登場した仕様です。
似たような周年の数字が並びますが、それぞれ背景はまったく違います。
さらにブルーノクロスは中期型、G-FRONTIERは後期型なので、両車の比較では専用装備だけでなく200系そのものの世代差も考えなければなりません。
そして中古車になった今、一番大切なのは名前の珍しさよりコンディションです。
専用本革シートがきれいに残っているか、純正ホイールが残っているか、下回りに大きな腐食がないか、整備記録が残っているか。
そのうえで、同じ条件の通常ZXよりいくら高いのかを比べてください。
「特別仕様だから欲しい」からもう一歩進んで、「この専用装備とこの状態なら、この差額を払いたい」と思える一台を選ぶ。
私はそれが、ブルーノクロスやG-FRONTIERを中古で選ぶときに後悔しにくい考え方かなと思います。

