こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
ランドクルーザー100のバッテリーを買おうとすると、「80D26Lでいいのか」「105D31が必要なのか」「2個買う車なのか」と、思った以上に候補が分かれます。
100系は同じ車名でも、4.7LガソリンのUZJ100Wと4.2LディーゼルのHDJ101Kがあり、さらに年式、グレード、寒冷地仕様によって新車時の搭載例が異なります。
しかも発売から長い年月が経っているため、過去のオーナーが容量アップや仕様変更をしている可能性もあります。
ランドクルーザー100のバッテリーは、車名だけで注文せず、車両型式、年式、ガソリンかディーゼルか、現在付いている型式、L/R、搭載個数まで確認してから買うのが一番確実です。
今回写真を提供してもらった山形県在住のK.Tさんの100系は、1998年式VXリミテッドのディーゼル車です。
30万kmまで走った実車なので、古い100系を維持していくうえで「始動系の消耗品をどう見るか」という意味でも参考になる一台です。
記事のポイント
- ランクル100の代表的なバッテリーサイズ
- 80D26と105D31、LとRの違い
- バッテリー2個仕様で確認するポイント
- 交換前に充電系まで点検する理由
ランクル100のバッテリー結論
最初に、ランドクルーザー100でよく出てくるバッテリーサイズをまとめます。
ここで示すのは国内100系の代表的な新車搭載例で、今あなたの車に付いているバッテリーをそのまま断定する表ではありません。
| 車両の代表例 | 標準仕様の代表例 | 寒冷地仕様の代表例 | 個数 |
|---|---|---|---|
| GF-UZJ100W 4.7Lガソリン |
80D26L | 80D26L | 通常1個 |
| GH-UZJ100W 4.7Lガソリン |
80D26L | 80D26L | 通常1個 |
| GH-UZJ100W Gセレクションの一部 |
80D26L | 80D26R+80D26L | 寒冷地は2個例あり |
| KG-HDJ101K 前期ディーゼル |
80D26R+80D26L | 105D31R+105D31L | 2個 |
| KG-HDJ101K 一部仕様 |
105D31R+105D31L | 105D31R+105D31L | 2個 |
| KR-HDJ101K 後期ディーゼル |
105D31R+105D31L | 105D31R+105D31L | 2個 |
特に検索で多い「ランクル100のバッテリーは2個なのか」という疑問は、車両によって答えが変わります。
ディーゼルのHDJ101KではLとRを各1個使う2個仕様が代表的ですが、ガソリンのUZJ100Wは80D26Lを1個搭載する例が基本です。
ただし、後期ガソリンのGセレクション寒冷地仕様では、80D26Rと80D26Lを各1個使う例があります。
「ガソリンだから必ず1個」と決めつけるのも避けたいところです。
購入前の最終確認は現車です。
バッテリーメーカーの適合検索でも、同じ車名、型式、年式であっても特殊仕様やオプションなどで搭載品が異なる場合があるため、実際に搭載されている型式を確認するよう案内されています。
ガソリン車の代表サイズ
4.7L V8ガソリンのGF-UZJ100W、GH-UZJ100Wでは、80D26Lが代表的なサイズです。
標準仕様と寒冷地仕様で同じ80D26Lを使う車両が多く、基本的には1個搭載と考えやすいです。
ただ、2005年4月以降のGH-UZJ100W Gセレクションには、寒冷地仕様で80D26Rと80D26Lを各1個使う適合例があります。
中古車では寒冷地仕様の装備がそのまま残っている車もあれば、過去の整備で搭載方法が変わっている可能性もあるため、ボンネットを開けて個数まで見てください。
80D26LのLまで見る
80D26まで同じでも、末尾がLとRではプラス端子の位置が反対です。
ネット通販で「80D26だから合う」と途中までしか見ずに注文すると、端子位置が合わないことがあります。
性能ランクを上げた商品を選ぶ場合でも、D26という外形区分とL/Rの向きを合わせることが大前提です。
ディーゼル車の代表サイズ
4.2LディーゼルのHDJ101Kは、ガソリン車より注意点が増えます。
前期のKG-HDJ101Kでは、標準仕様の代表例が80D26R+80D26L、寒冷地仕様が105D31R+105D31Lです。
さらに一部仕様では標準地でも105D31のL・R各1個を使う例があり、2002年8月以降のKR-HDJ101Kでは105D31R+105D31Lの2個仕様が代表的です。
つまり、ディーゼル100を買ったからといって「105D31を2個買えばいい」と即決できません。
特に1998年式など初期のKG-HDJ101KではD26とD31の両方が候補になるため、現在の搭載型式を読む作業が重要です。
写真提供のK.Tさんの車両も1998年式VXリミテッド・ディーゼルなので、この初期グループに入ります。
二個仕様はLとRを確認
適合表で「80D26R〈L〉」「105D31R〈L〉」のような表記を見かけることがあります。
このR〈L〉は、Rを1個、Lを1個の合計2個使うという意味です。
同じ数字のバッテリーを2個買うからといって、Lを2個注文するわけではありません。
80D26Rと80D26L、または105D31Rと105D31Lを一つずつという組み合わせがあります。
2個仕様で確認するのは「サイズ」「性能ランク」「L/R」「個数」の4点です。
見た目がほぼ同じでも端子位置が違うため、左右のラベルをそれぞれ確認してから注文してください。
バッテリー型式の読み方
80D26Lや105D31Rという数字とアルファベットは、適当に付いている商品名ではありません。
型式の意味が分かると、純正と同じ数字の商品が見つからないときにも「どこを合わせればいいのか」が見えてきます。
80と105は性能ランク
最初の80や105は、バッテリーの総合性能を示す性能ランクです。
この数字は、そのまま容量を表すAhではありません。
数字が大きいほど始動性能や容量を含む総合性能が高いという見方をします。
そのため、現在80D26Lが付いている車に、同じD26Lの外形と端子位置を守ったうえで、より高い性能ランクの商品が適合候補になる場合があります。
ただし、「数字が大きければ何でもいい」ではなく、車両への適合、固定方法、端子位置、メーカーの適合情報まで確認してください。
D26とD31は外形サイズ
Dは短側面の大きさを示す区分で、Dの場合は幅173mm、箱の高さ204mmが基準になります。
26と31は長さの目安で、D26は約26cm、D31は約31cmのクラスです。
つまり、105D31は80D26より単純に性能ランクが高いだけではなく、バッテリー自体の長さも違います。
トレイやステーに収まるかを無視して、D26からD31へ自己判断で大型化するのは避けた方がいいです。
数字だけの容量アップは別物
例えば80D26Lから、同じD26Lで性能ランクの高い商品を検討することと、D26LからD31Lへ外形まで変えることは意味が違います。
前者は同一サイズ区分での性能アップ候補ですが、後者は長さが変わるため、車両側の搭載スペースや固定部品まで関係します。
ネットショップで「大容量」と書いてある商品を見ると大きい方を選びたくなりますが、そこはぐっと我慢です。
LとRは端子位置
LとRは、バッテリーのプラス端子がどちら側にあるかを示します。
GSユアサの説明では、バッテリーのプラス側短側面から見て、プラス端子が左側ならLタイプ、右側ならRタイプです。
同じ80D26でも、80D26Lと80D26Rは別物として確認してください。
ケーブルには届く範囲があるので、「反対向きに置けば付くだろう」という買い方はおすすめできません。
現車で適合を確認する方法
ランドクルーザー100でバッテリーを注文する前に、私は適合表を見るだけで終わらせず、現車側を順番に確認するのがおすすめです。
100系は新車時の仕様差に加えて、20年以上の間に交換や変更を受けている車が多いからです。
車検証で車両型式を見る
最初に見るのは車検証の車両型式です。
ガソリンならGF-UZJ100WやGH-UZJ100W、ディーゼルならKG-HDJ101KやKR-HDJ101Kといった型式が確認できます。
ここを確認すると、ガソリンとディーゼルを取り違えるミスや、100系とシグナス、別世代のランクル用商品を混同するミスを減らせます。
年式も一緒に見て、適合検索では型式と年式をセットで絞ってください。
バッテリー上面の型式を見る
次にボンネットを開け、現在付いているバッテリーのラベルを確認します。
80D26L、90D26L、105D31Rなどの型式が見つかれば、少なくとも今どのサイズ区分と端子向きが使われているか分かります。
性能ランクが新車時と違っていても、D26LやD31Rといった後半部分が一致しているかを見ると判断しやすいです。
ラベルが汚れて読めない場合は、無理に推測せず、反対側のバッテリーや購入履歴、整備記録も確認しましょう。
改造歴がある車は要注意
100系は長く乗られている車が多く、オーディオや補助灯、電装品の追加、寒冷地向けの変更などが行われている個体もあります。
新車時の適合表と現在の搭載状態が違う場合、単純に元へ戻すべきか、現在の仕様を維持すべきかは車両側の変更内容によって変わります。
だからこそ、ラベルだけでなく固定ステー、トレイ、ケーブルの取り回しまで見ると安心です。
バッテリーの個数を数える
これは当たり前に見えて、ランクル100ではかなり大事です。
ボンネットを開けて1個なのか2個なのかを確認してください。
ディーゼルなら2個仕様の代表例が多いですが、ガソリンでも一部の寒冷地仕様に2個搭載例があります。
通販の商品ページに「ランクル100対応」と書いてあっても、1個だけの価格なのか、L/Rセットなのかは商品ごとに違います。
2個仕様なのに1個だけ注文すると、交換作業の直前で足りないことに気づくので、商品数量まで見ておきたいところです。
寒冷地仕様を決めつけない
「雪国で使われているから寒冷地仕様」「バッテリーが大きいから寒冷地仕様」と見た目だけで決めるのは危険です。
中古車では地域をまたいで流通していますし、過去に大容量化されている可能性もあります。
新車時の仕様が不明なら、現在のバッテリー型式と個数を優先して確認し、そのうえで車両型式、年式、グレードを適合情報と照らし合わせるのが現実的です。
交換前に始動不良を切り分ける
エンジンの掛かりが悪くなると、真っ先にバッテリーを疑いたくなります。
もちろんバッテリー劣化は有力な原因ですが、ランクル100は車齢が進んでいるため、セルモーター、端子、配線、アース、オルタネーターなども一緒に考えたいです。
ランクル100のメンテナンスと点検項目でも触れているように、100系は走行距離だけでなく経過年数と整備履歴を見ることが大切です。
セルの回りが重い
キーを回したときにセルモーターの回り方がいつもより重い、朝だけ始動に時間がかかる、といった変化はバッテリー点検のきっかけになります。
特に気温が下がった時期に症状が出やすいなら、始動時に必要な力を出しにくくなっている可能性があります。
ただし、セルモーターそのものが劣化していても似た症状は出ます。
K.Tさんのディーゼル100でもセルモーター故障の経験があるため、「セルが遅い=バッテリー確定」とは考えない方がいいでしょう。
始動系の故障例はランクル100の故障と持病でもまとめています。
ライトや電装の変化を見る
始動時に室内灯やメーター照明が大きく暗くなる、電装品の動きに違和感があるといった変化も、電源系を点検するきっかけになります。
ただ、電装の症状もバッテリーだけが原因とは限りません。
端子の緩みや腐食、アース不良、発電不足でも電圧が安定しないことがあります。
発電系統も点検する
新品バッテリーへ交換しても、オルタネーターが十分に発電していなければ、また電気が足りなくなります。
反対に、バッテリーが劣化していると思って交換したのに、原因が端子の接触不良だったということも考えられます。
始動不良が続く場合は、バッテリー単体の状態だけでなく、エンジン停止時と始動後の充電状態、端子、配線まで含めて確認した方が無駄な交換を減らせます。
バッテリーを買う前に、カー用品店や整備工場でバッテリーテスターと充電系の確認をまとめて行う方法もあります。
「交換したばかりなのにまた上がる」という場合は、バッテリー以外を疑う材料になります。
バッテリーが上がって自分で対処できないときは、カーバッテリー110番
で近くの対応業者を手配する方法もあります。24時間受付なので、夜間や早朝でも相談しやすいです。
オルタネーターの故障の兆候や交換費用の目安は、ランクル100のオルタネーター|故障の兆候と交換費用の目安で詳しく解説しています。
端子の腐食や緩みを見る
バッテリー本体が正常でも、端子が緩んでいたり接触部分に腐食があったりすると、始動不良につながることがあります。
100系は年式が進んでいるので、バッテリーだけ新品でも周辺の配線や端子が新しいとは限りません。
端子周辺に白っぽい粉や緑青のような付着がある、固定が甘い、ケーブルに傷みがあるときは、バッテリー交換と切り離さずに見ておきましょう。
出先でバッテリーが上がったときに備えるなら、ロードサービスへの加入も考えておきたいところです。JAFのロードサービスなら、全国で24時間365日救援を依頼できます。対応範囲や条件は事前に確認しておきましょう。
二個仕様を交換する注意点
ランドクルーザー100で一番ややこしいのが、LとRを1個ずつ使う2個仕様です。
商品代も作業量も1個仕様とは変わるので、「片方だけ劣化しているから片方だけ替える」という考え方は慎重に判断したいところです。
二個は同時交換を考える
同じ回路で使われる2個のバッテリーは、できるだけ状態をそろえて使う方が扱いやすいです。
片方だけ新品、もう片方は長期間使用という組み合わせでは、劣化状態や内部抵抗の差が大きくなります。
2個とも同時期から使っていて片方が寿命を迎えたなら、もう片方も点検し、同時交換を基本候補として考えるのが分かりやすいです。
購入するときは、同じ用途向けのシリーズで性能をそろえ、LとRだけを間違えないようにします。
片側だけ安く済ませない
2個仕様は当然ながら購入金額も大きくなります。
そこで片側だけ交換したくなりますが、数か月後にもう片側も劣化すれば、再び始動不良や交換作業が発生します。
短期的な商品価格だけでなく、2個セットでの状態、取付工賃、廃バッテリー処分まで含めて考えてください。
LとRを逆に買わない
2個仕様では105D31を2個、80D26を2個とだけ覚えると危険です。
代表例はRとLを各1個なので、注文画面の末尾まで確認してください。
セット商品なら「R+L」「R〈L〉」「各1個」といった表記を確認し、単品を2個買うなら一つずつ型式を分けます。
商品画像だけで端子位置を判断せず、商品名とメーカー品番で照合する方が確実です。
作業中も通電に注意する
2個のバッテリーが接続されている車では、片側の端子を外しただけで車両全体が完全に無電源になるとは限りません。
もう一方のバッテリーがつながったままなら電源が残るため、1個仕様と同じ感覚で端子や工具を扱うのは危険です。
工具でプラス端子と車体金属部を同時に触れると短絡につながるおそれがあります。
2個仕様の配線に慣れていない場合は、商品だけ持ち込み可能な店舗も含め、取付までセットで考える方が安心です。
バッテリーは大きな電流を流せる部品です。
火気を近づけず、金属工具による短絡、端子の逆接続、無理な持ち上げを避けてください。
ランクル100の交換手順
1個仕様を自分で交換する場合でも、100系のバッテリーは軽い部品ではありません。
ここでは一般的な確認の流れをまとめますが、2個仕様や配線変更車では現車の構成を優先してください。
交換前に電装を止める
エンジンを停止し、ライト、オーディオ、空調など電装品をOFFにします。
キーを抜く、または車両が完全に停止した状態を確認してから作業に入ります。
交換する新品バッテリーは、型式、L/R、個数を作業前にもう一度照合してください。
外すときはマイナスから
一般的なバッテリー交換では、取り外しはマイナス端子から先に外し、その後プラス端子を外します。
プラス側から先に工具を掛け、工具が車体の金属部へ触れると短絡の危険があるためです。
端子を外したら固定ステーを取り外し、バッテリーを傾けすぎないように持ち上げます。
D26やD31クラスは重量があるので、腰をひねった姿勢で持ち上げないことも大切です。
付けるときはプラスから
新品をトレイへ正しく載せ、固定したら、一般的にはプラス端子から接続し、その後マイナス端子を接続します。
端子は奥まで入り、手で簡単に回らない状態になっているか確認します。
締め付け不足は接触不良につながりますが、必要以上に力任せで締めるのも避けたいところです。
固定ステーも忘れず、走行中にバッテリー本体が動かないことを確認してください。
交換後の初期化を確認
バッテリーを外すと、時計やオーディオ設定などがリセットされる場合があります。
車両や装備によっては、パワーウインドウやサンルーフなどの再設定が必要になることもあります。
社外ナビ、セキュリティ、オーディオが付いている100系は純正状態と条件が違うため、取扱説明書や装着機器側の手順も確認しておきましょう。
バッテリーの選び方
適合サイズが分かったら、次はどの商品を買うかです。
ここでは「一番高いものを買えばいい」ではなく、使用状況、保証、取付、処分まで含めて比べます。
同じサイズと端子位置を守る
新車搭載が80D26Lなら、まずD26Lというサイズ区分と端子位置を守ります。
性能ランクは商品によって80より大きいものがありますが、同じD26Lで車両適合が取れている製品から選ぶのが基本です。
105D31R+105D31Lの2個仕様なら、D31のRとLを各1個という条件を崩さないようにします。
ブランド名より先に、適合条件を見る順番です。
短距離走行が多いか考える
短距離ばかりでエンジン始動回数が多い使い方では、始動で使った電気を十分に戻せないことがあります。
週末しか乗らない100系、夜間の短距離移動が中心の100系、電装品を多く追加している車も、使用環境を商品選びに含めたいです。
逆に長距離を定期的に走る車でも、発電系に問題があれば新品バッテリーだけでは解決しません。
使用状況と車両状態の両方を見ることが大切です。
通販は取付と処分も比べる
ネット通販は商品価格を比較しやすく、型式がはっきりしている人には便利です。
一方で、取付作業、廃バッテリーの回収、保証を使うときの送料や手続きは、購入先によって条件が違います。
カー用品店や整備工場は商品単体の価格だけなら高く見えることがありますが、現車確認、取付、充電系点検、廃バッテリー処分まで一度で済ませやすいのが利点です。
| 購入方法 | 向いている人 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| ネット通販 | 型式と交換方法が分かる人 | 送料、保証、取付、廃棄方法 |
| カー用品店 | 現車確認から任せたい人 | 商品代と工賃、点検内容 |
| 整備工場 | 始動不良も一緒に診たい人 | 充電系やセルまで確認できるか |
自分で商品を探すなら、現在の型式を確認したうえで、80D26L対応バッテリー、80D26R対応バッテリー、105D31L対応バッテリー、105D31R対応バッテリーのように、端子位置まで分けて探すと間違いを減らせます。
保証内容まで確認する
バッテリーには商品ごとに保証条件があります。
保証期間だけを見るのではなく、走行距離条件、保証を受ける際の診断方法、購入証明が必要かなども確認してください。
通販では不具合時に取り外しや返送が必要になる場合があり、実店舗ではその場で状態を確認してもらいやすいという違いがあります。
特にランクル100の2個仕様は、片方の不調なのか車両側の充電不良なのかで話が変わるので、保証の使いやすさも購入条件の一つです。
交換後に確認すること
バッテリーを新品にしたら作業終了、ではありません。
始動状態と電装品を確認し、交換前にあった症状が消えたかを見ます。
始動が改善したか見る
セルの回り方が軽くなったか、始動までの時間が短くなったかを確認します。
新品へ替えても明らかにセルが重いなら、セルモーターや配線、アースなど別の原因を考えたいです。
何度も連続して始動テストを行う必要はありません。
普段の始動で変化を見て、違和感が残るなら点検項目を広げます。
警告灯と電装品を見る
エンジン始動後に警告灯が通常どおり消えるか、ライト、オーディオ、パワーウインドウなどが動くかを確認します。
バッテリー交換で設定が消えただけなのか、本当に不具合が出ているのかを切り分けてください。
社外セキュリティやナビが付いている場合は、再設定や暗証番号が必要な機器もあります。
端子と固定を再確認する
交換直後は、端子が正しく締まっているか、固定ステーが外れていないか、ケーブルが無理に引っ張られていないかを見ます。
L/Rを間違えた商品を無理に取り付けると、配線に不自然な力がかかります。
「付いたからOK」ではなく、純正と同じように自然な向きで固定できていることが大事です。
ランクル100のバッテリーFAQ
最後に、ランドクルーザー100のバッテリーサイズや交換でよく出る疑問をまとめます。
Q1. ランクル100のバッテリーは何サイズですか?
A. 代表例では、ガソリンのUZJ100Wに80D26L、ディーゼルのHDJ101Kに80D26R+80D26Lまたは105D31R+105D31Lがあります。
ただし、年式、グレード、寒冷地仕様で変わるため、車検証の型式と現在搭載されているバッテリーのラベルを確認してから購入してください。
Q2. ランクル100のバッテリーは2個必要ですか?
A. 車両によります。
ディーゼルのHDJ101KではLとRを各1個使う2個仕様が代表的ですが、ガソリンのUZJ100Wは1個仕様が多いです。
ただし、後期ガソリンのGセレクション寒冷地仕様には2個搭載例があるため、実車の個数を数えるのが確実です。
Q3. 80D26Lから性能の高い型式へ交換できますか?
A. 同じD26Lというサイズ区分と端子位置を維持し、車両への適合が確認できる商品なら、より高い性能ランクが候補になる場合があります。
ただし、D26からD31のように外形サイズまで変えるのは別の話です。
固定スペースやステーが変わるため、数字が大きいという理由だけで大型化しないでください。
Q4. 2個仕様は片方だけ交換してもいいですか?
A. 片方だけの交換で済むかは、もう片方の状態と使用期間を見て判断します。
同時期から使ってきた2個のうち片方が劣化した場合は、もう片方も点検し、状態をそろえる意味で同時交換を候補にする方が分かりやすいです。
LとRを各1個使う車では、同じシリーズと性能でそろえることも意識してください。
Q5. 新品に替えてもまたバッテリーが上がるのはなぜですか?
A. バッテリー以外に原因がある可能性があります。
オルタネーターの発電不足、端子やアースの接触不良、後付け電装品による暗電流、セルモーター側の不調などでも始動トラブルは起こります。
交換後も症状が続くなら、バッテリー単体ではなく充電系統と始動系統を一緒に確認してください。
ランクル100のバッテリーまとめ
ランドクルーザー100のバッテリーは、車名だけでは適合品を一つに決められません。
4.7Lガソリンでは80D26Lの1個仕様が代表的ですが、一部の寒冷地仕様にはLとRを各1個使う2個搭載例があります。
4.2Lディーゼルでは、前期に80D26R+80D26L、寒冷地仕様に105D31R+105D31L、後期や一部仕様に105D31のL・R各1個という代表例があります。
だから購入前は、車両型式、年式、燃料、現在のバッテリー型式、L/R、搭載個数をセットで確認してください。
そして始動が悪いときは、バッテリーを新品にするだけで話を終わらせず、端子、配線、セルモーター、オルタネーターなども候補に入れます。
適合するバッテリー本体の価格だけでなく、取付工賃、廃バッテリー処分、保証、充電系の点検まで含めて比べると、結果的に無駄の少ない交換になります。
100系は長く乗れる車だからこそ、消耗品は「とりあえず同じ車名用」ではなく、今の一台に合うものを一つずつ選んでいきたいですね。





