こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
FJクルーザーのエンジンオイルを買おうとすると、0W-20と5W-30のどちらにするか、何L必要なのか、オイルフィルターまで一緒に替えるべきかと、意外と迷う項目が多いです。
しかも、ここで扱うのは2026年発売のランドクルーザーFJではなく、日本で2010年から2018年まで販売された4.0L V6のFJクルーザーです。
私もプラド150に乗っているので、大きな四駆の油脂類は「とりあえず同じランクル系だから」で選ばず、車種とエンジンに合う数字を確認してから買うようにしています。
FJクルーザーでは、国内仕様の取扱説明書に0W-20を中心として複数の粘度が記載され、参考油量はオイルのみ交換で5.7L、オイルフィルター同時交換で6.1Lです。
この記事では、オイルの粘度、必要量、フィルター、交換時期、DIYで作業するときの注意点まで、購入前に迷いやすい順番で解説します。
記事のポイント
- FJクルーザーの推奨粘度と0W-20の考え方
- オイルのみ5.7Lとフィルター交換時6.1Lの違い
- オイルフィルターを適合確認して選ぶ方法
- DIY交換の流れと整備店へ任せたいケース
FJクルーザーのオイル基本
最初に、商品を買う前に外せない車両側の条件を確認します。
FJクルーザーは見た目が似ていても、北米仕様や逆輸入車まで含めると仕様確認の手間が増えるため、この記事では国内正規販売のGSJ15Wを中心に解説します。
国内仕様は4.0Lの1GR-FE
国内仕様FJクルーザーは、型式CBA-GSJ15W、エンジンは1GR-FE型3,955ccのV型6気筒ガソリンです。
同じ「FJ」という名前でも、2026年発売のランドクルーザーFJは2.7Lの別車種なので、オイル量やフィルターを流用する前提で考えてはいけません。
まず車検証で型式を見て、次に取扱説明書の生産年月を合わせる。
ここまで確認してからオイルを選べば、通販の商品ページに書かれた断片的な適合情報だけで判断するより失敗しにくいですよ。
FJクルーザーの車両全体の仕様を先に確認したい場合は、FJクルーザーの中古価格・燃費・サイズと選び方もあわせて見てください。
量は5.7Lと6.1L
国内仕様FJクルーザーの取扱説明書では、エンジンオイルの参考容量はオイルのみ交換で5.7L、オイルとオイルフィルターを同時交換すると6.1Lです。
| 交換内容 | 参考油量 | 購入時の考え方 |
|---|---|---|
| オイルのみ交換 | 5.7L | 6L以上を用意し、最後はレベルゲージで確認 |
| フィルター同時交換 | 6.1L | 6Lでは余裕がないため追加分も用意 |
ここで大事なのは、5.7Lや6.1Lが「必ずその量を一気に入れる」という数字ではなく、交換時の参考値だということです。
トヨタは、暖機後にエンジンを止めて5分以上待ち、レベルゲージで実際の油量を確認するよう案内しています。
6.1Lを一気に入れない
DIYでやりがちなのが、「フィルターも替えたから6.1L」と最初から全部入れてしまうことです。
実際には抜け方、車体の傾き、フィルター側に残る量などで、交換作業後の状態は毎回まったく同じとは限りません。
そのため、規定の参考量より少し手前まで入れ、いったん循環させてから停止し、時間を置いてレベルゲージで確認する進め方が安心です。
オイルは少なすぎても多すぎてもよくないので、「数字どおり入れたからOK」ではなく、最後にゲージで見るところまでが交換作業だと考えてください。
推奨粘度の選び方
FJクルーザーで検索数が多いのが、0W-20と5W-30のどちらを選ぶかです。
結論は単純な二者択一ではなく、まず年式に合う取扱説明書を基準にし、その範囲で外気温や使い方を見ます。
0W-20が基本
2017年1月から2018年1月生産車の取扱説明書では、0W-20、5W-20、5W-30、10W-30が記載され、その中で0W-20は新車時に充填され、最も省燃費性に優れるオイルとされています。
なので、ノーマルに近い国内仕様を日常使いしていて、どれを選ぶか迷っているなら、まず0W-20を確認するのが自然です。
0Wの数字は低温時の始動性に関係し、Wの前の数字が小さいほど寒いときにエンジンを始動しやすい方向になります。
北海道のように冬の始動温度が低い地域では、この点も無視できません。
ただし、「0W-20なら何でもいい」という意味ではなく、粘度だけでなく品質規格と車両適合まで見てください。
FJクルーザー適合の0W-20エンジンオイルを通販で探す場合も、商品名より先にSAE粘度、API・ILSACの表示、対象車種の記載を確認したいところです。
5W-30も選択肢
「年式が古いFJクルーザーなら5W-30へ変えた方がいい」という話を見かけることがありますが、私は年数だけで機械的に決めるのはおすすめしません。
5W-30自体はFJクルーザーの取扱説明書に記載された粘度なので、指定範囲に入る選択肢です。
一方で、10年経ったから自動的に0W-20が使えなくなるわけでもありません。
オイル消費、にじみ、走行距離、使用温度、長時間の高速走行や負荷のかかる使い方などを見て、必要なら5W-30を検討する方が納得しやすいです。
特に中古車では、前オーナーが何を使っていたか分からないことがあります。
その場合も、推測で粘度を決めるより、整備記録が残っていれば前回までの銘柄を確認し、なければ取扱説明書の指定から始める方が筋が通っています。
外気温と負荷で考える
取扱説明書では、外気温に応じた粘度の範囲が図で示されています。
また、高温側の数字が大きいオイルについて、高速走行や重い負荷のかかる走行に適するという説明もあります。
FJクルーザーはキャンプ道具を満載したり、未舗装路を低速で走ったり、雪道を長時間走ったりと、使われ方の幅が大きい車です。
なので、通勤だけのFJと、遠征やアウトドア中心のFJで「同じ粘度しか正解がない」とは考えにくいんですね。
5W-20と10W-30
FJクルーザーの国内向け取扱説明書には、0W-20と5W-30だけでなく、5W-20や10W-30も記載されています。
検索では0W-20と5W-30ばかり比較されがちですが、公式資料を見ると選択肢はそれだけではありません。
ただ、店頭や通販で今買いやすい銘柄、住んでいる地域の気温、現在入っているオイルとのつながりまで考えると、無理に珍しい粘度を探す必要もないでしょう。
大事なのは、SNSで誰かが使っている粘度を真似することではなく、自分のFJの生産時期に合う指定と使用条件を合わせることです。
オイル規格と商品選び
粘度が決まったら、次は店頭や通販の商品ラベルを見ます。
ここで「全合成油だから上」「価格が高いから安心」とだけ考えると、肝心の適合確認が後回しになりがちです。
APIとILSACを確認
FJクルーザーの取扱説明書では、生産時期に応じてAPIやILSACの規格が記載されています。
2017年の取扱説明書ではAPI SN/RC、SM/ECまたはILSAC規格に合致したオイルを使用するよう案内されています。
現在販売されるオイルは当時より新しい規格の商品も多いため、購入時は缶の表記だけで決めず、その商品がFJクルーザーで必要とされる規格へ適合するかをメーカーの商品説明で確認してください。
見る順番は「車両→粘度→規格→容量→価格」がおすすめです。
価格から入ると、4L缶だけ買って量が足りなかったり、同じ0W-20でも用途の違う商品を選んだりしやすくなります。
何L買えば足りるか
FJクルーザーはオイルだけでも参考値5.7Lなので、一般的な4L缶1つでは足りません。
フィルターまで替える場合は参考値6.1Lですから、6Lぴったりの購入でも作業後の補充用が残りにくくなります。
私ならDIYなら少し余裕を持たせて用意し、残った分は密閉して次回の補充や交換に回せるよう、同じ銘柄と粘度で揃えます。
ただし、長期間保管した開封済みオイルを何年も使い回す前提では考えません。
保管場所や容器の状態もあるので、必要以上に大量購入するより、自分の交換頻度に合わせる方が扱いやすいです。
4L缶1つでは不足
通販でよくある失敗は、価格だけ見て4L缶を1つ注文し、作業当日に足りないと気づくことです。
FJクルーザーは排気量が4.0Lだからオイルも4Lくらいだろう、という感覚で買うとズレます。
排気量とエンジンオイル容量は同じ数字ではありません。
購入ボタンを押す前に「今回はフィルターを替えるか」を決め、5.7Lなのか6.1Lなのかを確認してから缶数を決めてください。
高価なオイルより適合
エンジンオイルは値段の幅が大きく、性能をうたう商品を見ると高い方へ寄せたくなることがあります。
でも、FJクルーザーを普通に使う人が最初に守りたいのは、指定粘度と規格、適切な油量、交換時期です。
どれだけ高価なオイルでも、必要量が足りなかったり、長期間交換しなかったりすれば本末転倒。
逆に、車両に合ったオイルを選び、交換履歴と量をきちんと見続ける方が、長く乗るうえでは意味があります。
オイルフィルターの選び方
FJクルーザーのオイル交換では、オイルそのものと同じくらいフィルターの適合確認が大切です。
商品名が「トヨタ用」だけでは範囲が広すぎるため、GSJ15Wと1GR-FEまで絞って見てください。
フィルター交換で量が変わる
オイルのみ交換が5.7L、フィルター同時交換が6.1Lなので、フィルターを替えると参考値で0.4L増えます。
これはフィルター側にもオイルが回るためです。
つまり、フィルターを替えるかどうかは部品代だけの話ではなく、購入するオイル量にも関係します。
交換履歴が分からない中古車なら、「前回フィルターも替えたのか」を整備明細で見られると次回計画が立てやすいですよ。
型式と年式で適合確認
オイルフィルターやオイルエレメントを通販で選ぶなら、型式GSJ15W、エンジン1GR-FE、生産時期を商品ページの適合表と照らします。
同じ1GR-FEは複数のトヨタ車に使われていますが、だからといって車種確認を飛ばしてよいわけではありません。
また、純正品番が途中で代替されたり、社外メーカー側の品番体系が変わったりすることもあるため、古いブログの品番だけをコピーして買うのは避けたいところです。
FJクルーザー適合のオイルフィルターを通販で探すときは、車検証を手元に置いて確認すると迷いにくくなります。
品番だけで決めない
ネット検索では「FJクルーザーのフィルター品番はこれ」と一つの番号だけ出てくることがあります。
しかし、記事の更新時期や純正部品の代替状況まで分からない情報もあります。
私は、品番を知るために検索は使っても、購入時の最終確認は販売元の適合表や部品検索に戻すのがいいと思っています。
数百円を急いで買って作業日に合わないと分かる方が、時間のロスは大きいですからね。
交換記録を残す
フィルター交換後は、日付、走行距離、オイルの銘柄と粘度、使用量、フィルター交換の有無を残しておきます。
スマホのメモでも整備記録簿でも構いません。
次回交換時に「フィルター前回いつだっけ?」となるのを防げますし、途中でオイルが減ったときにも比較しやすくなります。
FJクルーザーを長く乗るための油脂類全体については、FJクルーザーのメンテナンスと整備項目で、デフやトランスファー、グリスアップまでまとめています。
オイル交換時期の目安
次に「何kmで替えるか」です。
ここは一つの数字だけ覚えるより、トヨタの一般的な目安と、自分の使い方の両方を見る方が現実的です。
標準とシビアの目安
トヨタのアフターサービスでは、ターボを除くガソリン車の一般的な目安として、エンジンオイルは15,000kmまたは1年、シビアコンディションでは7,500kmまたは6か月と案内しています。
オイルフィルターについても、一般的な目安は15,000km、シビアコンディションは7,500kmです。
ただし、これはトヨタ車全般の案内なので、FJクルーザーでは車載のメンテナンスノートと生産時期に合う資料を優先してください。
「15,000kmまで絶対に替えなくていい」という意味ではありませんし、「古いFJだから3,000kmごとでないと危険」と決めつける数字でもありません。
距離と期間の早い方を見ながら、使用条件で前倒しする考え方が分かりやすいです。
短距離と冬は早めに見る
シビアコンディションという言葉を聞くと、岩場を走るような本格オフロードだけを想像しがちです。
実際には、短距離走行の繰り返し、渋滞、長時間のアイドリング、悪路など、エンジンへ負担がかかりやすい使い方も関係します。
買い物や送迎で数kmだけ走ってエンジンを止める日が多い人は、「街乗りだから楽な使い方」とは限りません。
一方で、高速道路を一定速度で長く走ることが多い人は、同じ1万kmでも使われ方が違います。
北海道のような寒冷地
北海道在住のFJクルーザーオーナーK.Mさんの車は、雪道や低温環境でも使われています。
寒い時期の始動が多い環境では、0W-20の低温時の始動特性を考える意味がありますし、冬だけでなく年間の使い方を見て交換周期を決めたいところです。
融雪剤を使う道路では、オイルとは別に下回りの錆も見逃せません。
FJクルーザーはエンジンオイルだけ替えていれば全部OKという車ではなく、年数が進んだ今こそ車全体を見る方が安心です。
中古購入直後の考え方
中古でFJクルーザーを買ったばかりなら、前回の交換記録が残っているかを最初に確認してください。
納車整備でオイル交換済みと書かれていても、粘度、銘柄、フィルター同時交換の有無まで分からないケースがあります。
履歴が明確ならその続きから管理できます。
逆に履歴が曖昧なら、今の油量や漏れを確認したうえで交換して、自分の管理開始日を作ると次から楽です。
走行距離が多いFJを検討しているなら、オイル交換歴と車両状態を一緒に見るために、FJクルーザーは何万km乗れるのかも参考にしてください。
DIY交換の流れ
FJクルーザーのオイル交換をDIYでやること自体は可能ですが、4.0Lエンジンで油量が多く、車体の下へアクセスする作業も入ります。
節約だけを理由に始めるより、安全に作業できる場所と道具が揃っているかを先に確認してください。
作業前に用意するもの
最低限必要なのは、適合するエンジンオイル、交換するならオイルフィルター、ドレン部の交換部品、廃油を受ける容器、注入用の道具、レベルゲージ確認用のウエスなどです。
さらに、下回りへ入るなら車重に合う持ち上げ道具と支持具が必要になります。
ドレンボルトやフィルターケースを外す工具も、現車と部品に合うものを用意してください。
締め付け値や作業手順は、ネットの別車種の数字を流用せず、対象年式の整備情報に合わせるのが前提です。
安全な持ち上げ方が最優先
FJクルーザーは最低地上高があるため、車体を持ち上げなくても作業できそうに見えることがあります。
ただし、腕や頭を車体下へ入れるなら、作業中に車が動かないことを最優先にしてください。
平坦で硬い場所を選び、Pレンジ、輪止めなどの基本を守り、必要に応じて車重に合うジャッキとリジッドラックやリフトを使います。
車載ジャッキだけで車体を支えたまま、下へ潜る作業はしないでください。
オイル代を数千円抑えるために、車体支持で危険を取る意味はありません。
車載ジャッキだけで潜らない
タイヤ交換用の車載ジャッキは、持ち上げる目的には使えても、整備中の車体を安全に支え続けるための設備とは別に考えます。
FJクルーザーは約2t級の車なので、支持方法に少しでも不安があるならDIYを続けない方がいいです。
また、砂利や傾斜のある駐車場は、ジャッキやスタンドの足元が安定しにくいため避けます。
古いオイルを抜く
作業できる状態を作ったら、オイルフィラーキャップやレベルゲージの位置を先に確認し、廃油受けを十分な位置へ置いてから排出します。
FJクルーザーは5Lを超えるオイルが出るため、小さな受け皿では途中であふれる可能性があります。
容量に余裕がある受けを使い、風がある屋外では飛散にも注意してください。
抜いたオイルに金属片が目立つ、乳化したような状態がある、極端に量が少ないなど、いつもと違う様子があれば、ただ新油を入れて終わりにしない方がいいでしょう。
フィルターを交換する
フィルターも交換する場合は、適合部品と対応する工具を使い、周囲へこぼれたオイルを拭き取ります。
取り付け部に古いシール材が残っていないか、付属するシール類を正しい位置に使っているかも確認してください。
ここで無理な工具を使ってケースや周辺部品を傷めると、DIYで浮かせた工賃以上の修理になることがあります。
作業をどこへ頼むか迷う場合は、楽天Car車検で近くの整備工場の料金や口コミを比べてから見積もりを取ると、車検や点検とまとめて依頼する先を選びやすくなります。
作業経験が少なく、フィルター部が固着している、構造が分からない、手持ち工具が合わないという場合は、そこで店へ切り替えて構いません。
新油を入れて量を確認
排出側とフィルター側の作業が終わったら、新しいオイルを入れます。
フィルター同時交換でも、最初から6.1L全部を入れ切るのではなく、参考量の手前で止めて確認できる余裕を残します。
その後エンジンを始動してオイルを循環させ、警告灯や漏れを確認し、エンジンを止めます。
取扱説明書の案内どおり、暖機後に停止して5分以上経過してからレベルゲージを見て、必要なら少量ずつ補充します。
漏れとレベルを再確認
DIYはオイルを入れた瞬間で終わりではありません。
ドレン部、フィルター周辺、地面に新しいオイルの滴がないかを確認し、少し走ったあとにももう一度見ておくと安心です。
翌朝の駐車場所に跡がないかを見るだけでも、締結部からの漏れに気づけることがあります。
また、入れすぎた場合は「そのうち減るからいい」と放置せず、適正範囲へ戻してください。
廃油を適切に処理
抜いたエンジンオイルは、家庭ごみへそのまま流したり、側溝へ捨てたりできません。
市区町村のルール、廃油処理箱の扱い、購入店や整備店での回収可否を事前に確認してください。
DIY当日に「この6L近い廃油をどうしよう」となると困ります。
作業前の準備に廃油の出口まで入れておけば、交換後にバタバタしません。
DIYより店が向くケース
FJクルーザーはDIYを楽しめる車ですが、オイル交換を自分でやらない選択も十分ありです。
むしろ、下回り作業へ不安があるなら、オイルとフィルターの適合だけ確認して店へ任せる方が気持ちよく乗れます。
下回り作業が不安
ジャッキアップ経験がない、平坦な作業場所がない、車重に合う支持具を持っていないなら、整備店向きです。
FJクルーザーは車高があるため作業しやすそうに見えますが、重い車体の下へ入るリスクは別問題。
自宅駐車場が傾斜している、砂利敷きしかない、夜しか作業できないといった条件なら、無理にDIYへ寄せない方がいいでしょう。
近くの店舗でオイル交換を予約する場合は、FJクルーザーの型式と希望粘度、フィルター交換の有無を先に伝えると話が早いです。
漏れや消費がある
オイル交換のたびに量が大きく減っている、駐車場へ垂れる、エンジン周辺が濡れている、排気や始動音が以前と変わったという場合は、単純な定期交換だけで済ませない方がいいです。
オイルの銘柄を変えて症状を隠そうとするより、どこから減っているかを見ることが先になります。
「古い車だから多少減るもの」と決めつけず、前回交換時からどれだけ変わったかを記録してください。
整備履歴を残したい
整備店で交換すると、明細に日付、走行距離、オイル、フィルターなどが残る場合があります。
中古車として将来売る可能性があるなら、こうした記録は「きちんと手入れしてきた」と説明する材料になります。
もちろんDIYでも自分で記録は残せますが、領収書や購入履歴、写真まで保管しておくと後から振り返りやすいです。
年間のオイル代を含めてFJの所有コストを見たい場合は、FJクルーザーの維持費と年間費用も参考にしてください。
オイルで長く乗るコツ
FJクルーザーは丈夫というイメージがありますが、丈夫だから油量確認をしなくていいわけではありません。
むしろ国内販売終了から年数が経った今は、交換周期だけでなく「次の交換までにどう変化したか」を見る価値が上がっています。
色だけで交換を決めない
エンジンオイルが黒くなったから即交換、まだ茶色だから大丈夫、と色だけで判断するのはおすすめしません。
オイルはエンジン内部の汚れを取り込む働きもあるため、色だけでは残りの性能を正確に判断できないからです。
交換時期は走行距離、期間、使用環境、整備記録を軸にし、色やにおい、抜いた量は補助情報として見るのがいいでしょう。
減り方も定期的に見る
交換直後に適量でも、次回まで一度も見ないのはもったいないです。
給油や洗車のタイミングでレベルゲージを確認すれば、減り方の変化に早めに気づけます。
特に走行距離が伸びた車や、中古で買って間もない車は、自分のFJがどのくらいオイルを消費するのか基準がありません。
最初の数回だけでも定期的に見ておくと、その車なりの傾向が分かってきます。
駐車場の跡も確認
オイル漏れはボンネットの上から見ても分からない場所で起きることがあります。
いつも停める場所に黒っぽい滴が増えていないか、下回りに湿った部分がないかも見てください。
ただし、車の下に液体があるからといって全部がエンジンオイルとは限りません。
エアコンの水など正常な排出もあるので、色、粘り、位置を見て判断がつかなければ無理に断定しないことです。
他の油脂類も忘れない
FJクルーザーにはエンジンオイル以外にも、AT、デファレンシャル、トランスファーなど複数の油脂類があります。
エンジンオイルだけ頻繁に替えていても、駆動系の履歴が一度も分からない中古車は珍しくありません。
オイル交換をきっかけに整備記録を見直し、前後デフ、トランスファー、冷却水、ブレーキまわりなど、今まで何をやってきたかを確認すると長期所有の計画が立てやすくなります。
FJクルーザーは手をかける項目が増えるぶん面倒にも見えますが、状態を把握しながら乗れるのも古い四駆の面白さかなと思います。
FJクルーザーのオイルFAQ
最後に、FJクルーザーのエンジンオイル、量、粘度、フィルターでよく迷いやすいポイントをまとめます。
Q1. FJクルーザーのオイル量は何Lですか?
A. 国内仕様の参考値は、オイルのみ交換で5.7L、オイルフィルター同時交換で6.1Lです。
ただし、これは交換時の参考値なので、最終的な量は暖機後にエンジンを停止し、5分以上待ってレベルゲージで確認してください。
Q2. FJクルーザーは0W-20で大丈夫ですか?
A. はい、国内仕様の取扱説明書では0W-20が記載され、新車時に充填される省燃費性に優れた粘度と案内されています。
ただし、生産時期に合う取扱説明書と規格を確認し、使用環境や現在の車両状態も見て選んでください。
Q3. FJクルーザーに5W-30を入れてもいいですか?
A. 5W-30も国内仕様FJクルーザーの取扱説明書に記載された粘度です。
ただし、「古いから5W-30」と年式だけで切り替えるのではなく、外気温、走り方、オイル消費、整備履歴などを見て選ぶ方がいいでしょう。
Q4. オイルフィルターは毎回交換しますか?
A. 毎回必須と一律に決めるより、車両のメンテナンスノートと交換履歴に合わせて管理してください。
トヨタの一般的な案内では、ターボを除くガソリン車のフィルター交換目安は15,000km、シビアコンディションでは7,500kmです。
FJクルーザーではフィルター交換の有無で参考油量が5.7Lから6.1Lへ変わるため、作業前に予定を決めておくと買い物が楽です。
Q5. FJクルーザーのオイル交換はDIYできますか?
A. 必要な工具、平坦で安全な作業場所、車重に合う支持具、廃油処理の方法まで用意できるならDIYは可能です。
ただし、車載ジャッキだけで車体下へ入る作業は避け、支持方法やフィルター作業に不安があるなら整備店へ任せる方がいいです。
FJクルーザーのオイルまとめ
FJクルーザーのエンジンオイルは、商品名より先に国内仕様GSJ15Wの1GR-FEに合う粘度、規格、必要量を見ることが大切です。
- 0W-20は取扱説明書で省燃費性に優れる粘度として案内されている
- 5W-30、5W-20、10W-30も取扱説明書に記載がある
- オイルのみ交換の参考量は5.7L
- オイルフィルター同時交換の参考量は6.1L
- 最終油量は暖機後に停止して5分以上待ち、レベルゲージで確認する
- フィルターはGSJ15W、1GR-FE、生産時期まで見て適合確認する
- 交換時期は距離だけでなく期間と使用環境も見る
- DIYでは車体支持と廃油処理まで含めて準備する
0W-20か5W-30かで迷ったら、まず年式に合う取扱説明書へ戻る。
量で迷ったら、フィルターを替えるかどうかを先に決める。
この2つを押さえるだけで、FJクルーザーのオイル選びはかなり分かりやすくなります。
そして、下回りへ入る作業に少しでも不安があるなら、無理にDIYへこだわる必要はありません。
自分で替えるにしても店へ任せるにしても、粘度、量、フィルター、交換日、走行距離を残しながら乗っていくことが、4.0LのFJを気持ちよく維持する近道だと思います。





