ランドクルーザー100

ランクル100の1ナンバーは得?税金・車検と使い方の注意点

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ランクル100の1ナンバー・3ナンバー・8ナンバーの違いを税金・車検・高速料金で比較したイメージ

こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。

ランドクルーザー100を調べていると、「1ナンバーにすると税金がかなり安くなる」という話を見かけます。

確かに、自動車税だけを見れば1ナンバーが有利になるケースはあります。

ただし、1ナンバーは単なる節税用の登録方法ではなく、貨物の運送に使う普通自動車として登録する区分です。

そのため、毎年車検、高速道路の車種区分、乗車定員や荷室、任意保険などまで変わってきます。

さらにランクル100では、3ナンバー、純正ディーゼルで見られる1ナンバー、中古車で見かける8ナンバーなどが混在するため、車両価格だけを見て買うと「思っていた維持費と違った」となりかねません。

私も150系プラドに乗っていますが、大きなランクルほど税金一つではなく、実際の使い方まで含めて維持費を見るようにしています。

この記事では、ランクル100の1ナンバーと3ナンバー、8ナンバーについて、費用と使用条件の両方から比較していきます。

記事のポイント

  • ランクル100の1ナンバーと3ナンバーの違い
  • 税金と車検、高速料金を含めた維持費
  • 1ナンバー化で変わる定員や荷室の条件
  • 8ナンバーや4ナンバーを選ぶ際の注意点

ランクル100のナンバー区分

まず知っておきたいのは、ナンバーの数字は税金の高い・安いを示しているわけではないということです。

1ナンバー、3ナンバー、8ナンバーでは、そもそもの自動車の用途が違います。

1ナンバーは普通貨物車

1ナンバーは、貨物の運送に使う普通自動車です。

ランクル100では、国内仕様の4.2LディーゼルであるHDJ101Kがバンとして販売されており、純正状態で1ナンバーとなる車両があります。

また、もともと3ナンバーだったガソリンワゴンなどを、構造変更によって貨物登録へ変更した中古車も見かけます。

ここで大事なのは、1ナンバーになれば同じ車をそのまま安い税金で乗れるわけではないことです。

貨物車として必要な構造や積載条件を満たし、その内容で検査・登録されている必要があります。

3ナンバーは普通乗用車

3ナンバーは、乗車定員10人以下の普通乗用車です。

国内のランクル100では、4.7L V8ガソリンのワゴンが代表的ですね。

家族を乗せる、後席を普通に使う、荷物も載せるというSUVらしい使い方では、3ナンバーが最も分かりやすい登録区分です。

一方で、排気量の大きな100系では自動車税の負担が目立ちます。

紅葉した木々を背景に停車する白いランドクルーザー100

大柄なボディを持つランドクルーザー100。登録区分によって税金や車検周期などが変わります。(写真提供:山形県在住のランドクルーザー100 オーナー・K.Tさん)

8ナンバーは特種用途車

8ナンバーは、キャンピング車などの特種な目的に使う自動車です。

「3ナンバーより税金が安いらしいから8ナンバー」という選び方はできません。

例えばキャンピング車なら、就寝設備、水道設備、炊事設備など、定められた構造要件を満たす必要があります。

また、特種な設備が占める面積にも基準があります。

つまり、8ナンバーは実際に特種用途として使える構造になっている車のための登録区分です。

中古のランクル100で8ナンバー車を検討する場合は、「8ナンバーだから安い」だけで選ばず、現在も登録された用途に必要な設備が残っているか、車検証の車体の形状が何になっているかまで確認してください。

出典:国土交通省「自動車の用途等の区分について」

4ナンバー化はできるのか

「ランクル100を4ナンバーにできないの?」と考える人もいるかもしれません。

ただ、4ナンバーは貨物用の小型自動車です。

四輪の小型自動車は、基本的に全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.0m以下などの規格に収まる必要があります。

ランクル100は全長約4.9m、全幅約1.94m級の普通自動車なので、この時点で小型自動車の寸法を超えています。

そのため、ランクル100で貨物登録を考えるなら、一般的には4ナンバーではなく1ナンバーの話になります。

検索では「ランクル100の4ナンバー」という言葉も出てきますが、100系のボディ寸法のまま一般的な4ナンバー小型貨物車として扱う話とは分けて考えた方がいいでしょう。

1ナンバーと3ナンバー比較

ランクル100を1ナンバーで乗るか3ナンバーで乗るかを考えるなら、自動車税だけでは不十分です。

まずは、日常で差が出やすい項目を一度並べてみましょう。

比較項目 1ナンバー 3ナンバー
用途 普通貨物 普通乗用
自動車税 積載量や定員などで決まる 主に排気量で決まる
継続車検 基本1年ごと 基本2年ごと
高速料金区分 一般に中型車 普通車
後席・荷室 貨物車としての条件が必要 乗用車として使用できる
任意保険 貨物登録で条件確認が必要 乗用車として見積もる
向く使い方 貨物用途と条件が合う人 家族利用や乗用中心の人

1ナンバーは税金では有利になりやすい一方、使い方の自由度まで3ナンバーと同じではありません。

ハル
ハル
私は、ランクル100の1ナンバーを考えるなら「税金がいくら下がるか」より先に、普段何人乗るのか、高速道路をどのくらい使うのかを確認した方がいいと思います。
妻さん
妻さん
家族で出かける車なのに、税金だけで決めて使いにくくなったら意味がないもんね。

ランクル100の1ナンバー税金

1ナンバーが注目される一番の理由は、やはり自動車税です。

排気量の大きいランクル100では、3ナンバーとの違いがかなり大きく見えることがあります。

3ナンバーは排気量で決まる

国内のランクル100ガソリンワゴンに搭載される2UZ-FEは4,663ccです。

2019年9月30日以前に新車新規登録された自家用乗用車では、4.5L超6.0L以下の通常税率は年88,000円となります。

さらに100系ガソリン車は13年を超えているため、2026年度では経年による重課対象です。

この条件では、年101,200円となります。

毎年10万円を超えるので、「100系は税金が高い」と感じるのも無理はありません。

ディーゼル3ナンバーは別区分

4.2Lディーゼルの排気量は4,163ccなので、乗用登録されている場合は4.0L超4.5L以下の区分になります。

ただし、国内ディーゼル100はもともとバンとして販売された車両があり、中古では構造変更されている個体もあります。

そのため、「ディーゼル100なら税金はいくら」とエンジンだけで決めることはできません。

1ナンバーは排気量だけではない

1ナンバーの自動車税は、3ナンバー乗用車のように排気量だけを見る仕組みではありません。

貨物車では、最大積載量や乗車定員、排気量などによって税額が変わります。

例えば、自家用の貨客兼用車で最大積載量1トン以下、乗車定員4人以上、排気量1.5L超に該当する場合、通常税率は年16,000円が一つの目安です。

さらに、一定年数を経過した車両では重課対象となる場合があります。

3ナンバーの4.7Lガソリン車と比べると、自動車税だけでは1ナンバーの負担がかなり小さくなるケースがあります。

ただし、ランクル100を1ナンバーにすれば必ずこの税額になるわけではありません。

実際の税額は、車検証に記載された用途、最大積載量、乗車定員、初度登録年月などによって確認する必要があります。

中古のランクル100で1ナンバー車を検討するときは、販売ページのナンバー区分だけで税額を判断せず、車検証の最大積載量や乗車定員まで確認しておくと安心です。

中古車販売ページに「1ナンバー」と書かれていたら、税額を推測するより、車検証の最大積載量、乗車定員、用途、初度登録年月を確認する方が確実です。

1ナンバーは毎年車検

自動車税の次に必ず見たいのが車検周期です。

ランクル100の1ナンバーと3ナンバーでは、ここが大きく異なります。

3ナンバーは通常2年ごと

自家用乗用車は、初回を除けば通常2年ごとに継続車検を受けます。

中古のランクル100を3ナンバーで所有する場合も、基本的にはこの周期です。

2年ごとなので、車検の年にまとまった費用を準備するイメージになります。

1ナンバーは1年ごと

一方、自家用貨物車は新車時を除き、基本的に1年ごとの車検です。

つまり1ナンバーのランクル100は、毎年車検を受けることになります。

「毎年車検なら費用も3ナンバーの2倍なの?」と思うかもしれませんが、単純にそうとも言えません。

重量税や自賠責などは登録区分や契約期間に応じて異なりますし、整備内容も毎回同額ではないからです。

ただ、検査のために車を持ち込む手間や、店舗へ依頼する場合の点検・代行関係の費用が毎年発生しやすい点は見逃せません。

車検代は法定費用だけではない

ランクル100は1998年から2007年まで販売された車です。

2026年では年式相応に、ブレーキ、足回り、ゴム部品、オイル漏れ、ベルト、電装系、下回りなどの点検も重要になります。

車検が毎年だからといって、毎回最低限の費用だけで済むとは限りません。

ランドクルーザー100の下回りに発生した錆と腐食

年式が進んだランクル100では、ナンバー区分だけでなく下回りなどの整備状態も車検費用を左右します。(写真提供:山形県在住のランドクルーザー100 オーナー・K.Tさん)

登録区分だけでなく100系全体の税金、車検、燃料代、整備費まで見たい場合は、ランクル100の維持費と税金・車検費用をまとめた記事も参考にしてください。

車検を店舗へ依頼する場合は、登録区分を入力したうえで、実際に1ナンバーの100系を受け入れられる店舗か確認しておくと安心です。
楽天Car車検

高速料金は1ナンバーが不利

1ナンバー化を検討するとき、意外と見落とされやすいのが高速道路料金です。

高速道路をよく使う人では、年間維持費にかなり影響する可能性があります。

3ナンバーは普通車扱い

NEXCO東日本・中日本・西日本などが管理する高速道路では、3ナンバーの普通乗用自動車は基本的に「普通車」区分です。

普段乗用車で高速道路を使っている人なら、なじみのある料金区分ですね。

1ナンバーは中型車になる

これに対して普通貨物自動車の1ナンバーは、ランクル100クラスでは一般に「中型車」の料金区分になります。

つまり、同じランクル100でも1ナンバーへ変わると、高速料金が3ナンバーより高くなる場面があります。

通勤で高速道路を使う、長距離旅行が多い、キャンプで高速移動が多いという人は、この差を年間で見た方がいいでしょう。

1ナンバーで自動車税が数万円下がっても、高速道路を頻繁に使えば、その差の一部が高速料金の増加で戻ってくる可能性があります。

逆に、年間走行距離が少なく高速道路もほとんど使わないなら、高速料金差の影響は小さくなります。

だから、1ナンバーが得かどうかは住んでいる場所と使い方でも変わるんです。

ハル
ハル
例えば、毎週末高速道路を使って遠出する人と、近所の街乗り中心の人では、同じ1ナンバーでも損得が変わります。ここは税金だけの表では見えない部分ですね。
妻さん
妻さん
家族旅行でよく高速に乗るなら、毎回の差も積み重なるもんね。

1ナンバーの定員と荷室条件

1ナンバー化でもう一つ重要なのが、車内の使い方です。

3ナンバーのランクル100を、そのまま何も変えずに貨物車として登録できるとは限りません。

貨物を積める構造が必要

貨物自動車として登録するには、物品を積載するための設備や荷室など、貨物用途としての条件を満たす必要があります。

そのため、3列シートの乗用仕様だったランクル100では、登録内容に応じて座席や荷室の構成が変わることがあります。

「8人乗りのランクル100を買って、1ナンバーにして、そのまま8人で使いたい」と考えているなら、まず現在の車検証と構造を確認した方がいいでしょう。

バックドアを開けたランドクルーザー100の荷室

ランドクルーザー100の荷室。1ナンバーでは見た目だけでなく、貨物車としての登録条件を満たす必要があります。(写真提供:山形県在住のランドクルーザー100 オーナー・K.Tさん)

リクライニング固定とは何か

ランクル100の1ナンバーについて検索すると、「リクライニング固定」という言葉を見かけることがあります。

これは後席と荷室の関係から、貨物車として必要な構造を満たすために、座席の動く範囲などへ対応が必要になる車両があるためです。

ただし、ランクル100なら必ず同じ位置でリクライニングを固定すればよいという一律の話ではありません。

座席の数、荷室寸法、車両の構造、登録内容によって判断が変わります。

車検後に戻す前提は避ける

特に避けたいのが、「検査のときだけ固定して、終わったら元に戻せばいい」という考え方です。

検査を通したときと違う構造で使用すれば、現在の登録内容と車両の状態が合わなくなる可能性があります。

税金を安くするためだけに検査時だけ形を変える、という使い方を前提にしないでください。

1ナンバー化した車を買うなら、現在の状態のままで貨物登録の条件を満たしているかを確認するのが基本です。

家族利用では定員を確認

私が一番気になるのはここです。

ランクル100は大きな車なので、ファミリーカーとして使いたい人も多いですよね。

ところが1ナンバー化した結果、乗車定員が自分の家族構成に合わなくなれば、いくら税金が安くても使いにくくなります。

子どもの友達を乗せることがある、親も一緒に出かける、3列目を使いたいという家庭なら、特に慎重に見たい部分です。

ハル
ハル
うちは妻と子ども2人の4人家族なので、普段何人乗るかは車選びでかなり大きいです。税金が安くても家族で使いにくくなるなら、私はそこを優先します。
妻さん
妻さん
たまにおじいちゃんやおばあちゃんも乗るなら、今の人数だけで考えない方がよさそうだね。

実用性は荷物の使い方でも変わる

一方で、普段から荷物をたくさん載せる人なら、1ナンバーの貨物用途と使い方が合う場合もあります。

ランクル100はもともと荷室が大きく、大型タイヤやアウトドア用品なども積める車です。

荷物中心なら相性が良い

後席をほとんど使わず、大きな荷物を載せることが多いなら、貨物用途との相性は悪くありません。

仕事道具を載せる、アウトドア用品をたくさん運ぶ、趣味の道具を積むという人なら、1ナンバーのデメリットを感じにくい場合があります。

ランドクルーザー100の車内に積み込まれた大型タイヤ4本

大型タイヤ4本を積み込んだランドクルーザー100。荷物中心の使い方なら広い車内を生かせます。(写真提供:山形県在住のランドクルーザー100 オーナー・K.Tさん)

ただし、貨物車として登録する以上、「たまたま荷物を積むことがある乗用車」ではなく、その登録内容に合った構造であることが前提です。

任意保険も比較が必要

1ナンバー化で税金を計算するとき、忘れやすいのが任意保険です。

任意保険は、ナンバー区分だけで一律の金額が決まるものではありません。

1ナンバーで条件が変わる

任意保険料は、年齢、等級、使用目的、走行距離、補償内容、車両保険の有無などで変わります。

さらに貨物登録になることで、保険会社や商品によって引受条件が変わる場合があります。

そのため、「3ナンバーから1ナンバーにしたら保険も必ず安くなる」とは考えない方がいいでしょう。

むしろ登録変更を検討するなら、変更前と変更後の条件で実際に見積もりを取るのが確実です。

インズウェブで自動車保険を一括見積もりして、同じ補償内容で比較してみると判断しやすくなります。

車両保険の有無も見る

ランクル100は年式こそ古いものの、状態や仕様によって中古価格に差があります。

そのため、保険料だけでなく車両保険を付けられるか、付ける場合はいくらまで補償されるかも確認したいところです。

1ナンバーへ変更する費用まで掛けたのに、保険料を確認したら想定以上だった、では計算が変わってしまいます。

任意保険はネット上の他人の金額より、自分の年齢・等級・使用目的で出した見積もりの方がはるかに参考になります。

8ナンバーは得なのか

ランクル100では、キャンピング仕様などの8ナンバー車を中古市場で見ることがあります。

税負担の違いから気になる人もいると思いますが、8ナンバーも費用だけで決める区分ではありません。

キャンピング車には条件がある

キャンピング車として8ナンバー登録するには、キャンプに使うための所定の設備が必要です。

就寝設備だけ付ければ終わりではなく、水道設備や炊事設備なども構造要件に関係します。

さらに設備の配置や面積条件もあります。

なので、「ベッドを積んで車中泊できるランクル100」と「8ナンバーのキャンピング車」は同じ意味ではありません。

8ナンバー税金も一律ではない

8ナンバーだから自動車税はいくら、と一つの数字にまとめることもできません。

キャンピング車なのか、別の特種用途なのか、排気量や年式がどうなっているのかによって扱いが変わります。

例えば自家用キャンピング車では、乗用車とは別の税率表が設定されています。

4.7Lガソリンの100系だからといって、3ナンバーと同じ101,200円になるとは限りません。

ただ、それを理由に「8ナンバーなら得」と判断するのも早いです。

設備を作る費用、維持する費用、車内スペースの使い方まで含めて考える必要があります。

8ナンバーは、実際にその特種用途で使う車だから選ぶ区分です。税負担を下げることだけを目的に、登録時だけ設備を整えるような考え方は避けましょう。

1ナンバー変更費用も考える

もともと3ナンバーのランクル100を1ナンバーへ変更する場合は、変更そのものにも費用と手間が掛かります。

ここを無視すると、年間の税差だけを見て得だと思っていても、元を取るまで時間が掛かることがあります。

構造変更が必要になる

乗用車から貨物車へ用途や構造が変わる場合、必要な構造へ変更し、検査・登録を行うことになります。

座席や荷室など、現在の車両状態によって必要な作業は変わります。

そのため、「ランクル100の1ナンバー化は一律○万円」とは言えません。

自分で手続きするか、整備工場や専門店へ依頼するかでも違ってきます。

元に戻す費用も考える

意外に見落とされるのが、将来3ナンバーへ戻したくなった場合です。

家族構成が変わる、車の使い方が変わる、売却時に乗用仕様へ戻したいということもあります。

一度1ナンバーにすれば、その後ずっと維持費が安くなるから終わり、ではないんですね。

変更費用まで含めて、何年乗ればメリットが出るのかを見るのがおすすめです。

1ナンバーで得する人

ここまで見ると、1ナンバーが悪いように感じたかもしれません。

そうではなく、使い方が合えばメリットはかなり分かりやすい登録区分です。

高速利用が少ない人

まず、高速道路をあまり利用しない人です。

1ナンバーによる中型車料金の影響を受けにくいため、自動車税の差を生かしやすくなります。

街乗りや近距離移動が中心なら比較しやすいでしょう。

多人数乗車しない人

後席や3列目を頻繁に使わない人も、1ナンバーとの相性を判断しやすいです。

1人か2人で乗ることが多く、後ろは荷物スペースとして使うなら、貨物車としての使い方にも無理が出にくくなります。

荷物をよく載せる人

キャンプ用品、仕事道具、タイヤ、大型の趣味用品などをよく運ぶ人も候補になります。

ランクル100の大きなボディを貨物用途として使うなら、登録区分と実際の用途が一致します。

ハル
ハル
1ナンバーが合うのは、「税金が安いから我慢して貨物にする人」より、もともと荷物中心の使い方をしている人だと思います。
妻さん
妻さん
普段の使い方と登録が自然に合っているなら、メリットも生かしやすいよね。

3ナンバーが向いている人

反対に、税金が高くても3ナンバーの方が納得して乗れる人もいます。

特にランクル100をファミリーカーとして使うなら、こちらも十分に検討する価値があります。

家族で乗ることが多い人

家族や友人を乗せる機会が多いなら、乗用車として普通に使える3ナンバーは分かりやすいです。

座席をどのように使えるかを毎回意識する必要もありません。

ランクル100の広い室内を、そのまま生かしたい人向けです。

ランドクルーザー100の運転席と木目ステアリングを備えた車内

ランドクルーザー100は大型SUVとして乗用利用する魅力も大きい車です。(写真提供:山形県在住のランドクルーザー100 オーナー・K.Tさん)

高速道路をよく使う人

旅行や帰省、アウトドアなどで高速道路をよく使う人も3ナンバーのメリットを感じやすいでしょう。

普通車料金で利用できるため、長距離移動が多いほど1ナンバーとの差が積み重なります。

毎年車検を避けたい人

毎年の車検手続きが面倒だと感じる人も、3ナンバーの方が気楽です。

税負担は大きいものの、通常は2年周期なので予定は立てやすくなります。

費用だけではなく「毎年車検へ出す手間」まで金額以外の維持コストとして考えてみてください。

オーナー実例から見る維持

今回写真を提供してもらった山形県在住のK.Tさんは、1998年登録のランクル100 VXリミテッド・ディーゼルに乗っていました。

大型タイヤを履き、後期仕様やシグナス風のカスタムも楽しんでいた一台です。

税金の負担も実感していた

K.Tさんからも、3ナンバーで乗る場合の毎年の自動車税は負担が大きいという話がありました。

これは100系を維持するうえで現実的な悩みだと思います。

ただ、それだけで1ナンバーが正解になるわけではありません。

車検、高速道路、座席、保険まで含めて、その人の使い方で答えが変わります。

30万kmでも走った実例

K.Tさんの100系は、積算走行距離30万kmにも到達しています。

ランドクルーザーらしい耐久性を感じる一方、実際にはセルモーターやコンプレッサーベルトなどの修理も経験しています。

走行距離30万kmを表示するランドクルーザー100のオドメーター

積算走行距離30万kmに到達したランドクルーザー100。税金だけでなく修理費も維持費として考えておきたいところです。(写真提供:山形県在住のランドクルーザー100 オーナー・K.Tさん)

100系では登録区分による数万円の差も大事ですが、年式を考えると修理費の方が一度に大きくなることもあります。

だから私は、1ナンバー化で浮いた金額を全部「得したお金」と考えず、整備費として残しておく考え方もありだと思います。

年間総額で比較する方法

では、実際に1ナンバーと3ナンバーをどう比較すればいいのでしょうか。

おすすめは、年間に発生する項目を一つずつ自分の条件へ置き換える方法です。

固定費を書き出す

まず、自動車税、重量税、自賠責、任意保険を確認します。

重量税や自賠責は車検周期が違うため、複数年分を年間換算すると比較しやすくなります。

高速料金差を加える

次に、年間でどれくらい高速道路を使うかを確認してください。

いつも利用する区間で、普通車と中型車の料金を比較すれば、おおよその年間差額を出せます。

高速利用が年に数回なのか、月に何度もあるのかで結論はかなり変わります。

車検関係費を加える

3ナンバーは基本2年ごと、1ナンバーは基本1年ごとなので、点検・検査関係の費用も年換算して考えます。

古い100系なら、整備費は登録区分に関係なく別枠で見ておくのがおすすめです。

確認する費用 1ナンバー 3ナンバー
自動車税 車検証から確認 排気量と年式から確認
重量税 貨物車として確認 乗用車として確認
車検関連 1年周期で計算 2年周期で計算
高速道路 中型車料金で試算 普通車料金で試算
任意保険 実際に見積もる 実際に見積もる
変更費用 必要なら加算 純正状態なら不要の場合あり

最後に全部を足して初めて、「自分の場合は1ナンバーが得か」が見えてきます。

ランクル100の1ナンバーFAQ

Q1. ランクル100は1ナンバーにすると必ず維持費が安くなる?

A. 必ず安くなるとは限りません。

自動車税は下がる条件がありますが、1ナンバーは基本的に毎年車検となり、高速道路では普通貨物車として中型車料金になるケースがあります。

さらに任意保険や構造変更費用まで含め、年間総額で比較してください。

Q2. ランクル100の1ナンバー車検費用はいくら?

A. 一律の金額では出せません。

重量税、自賠責、検査費用に加え、店舗へ依頼する場合は点検や代行、必要な整備費が掛かります。

100系は年式が進んでいるため、毎年同じ車検費用になるとは考えず、部品交換費も見込んでおきましょう。

Q3. ランクル100の1ナンバーは後席をリクライニングできる?

A. 車両の登録内容や構造によって異なるため、一律には言えません。

貨物登録では荷室と乗車設備の条件が関係し、車両によって座席の構造や可動範囲への対応が必要になることがあります。

検査時だけ固定して後から元へ戻すという使い方ではなく、現在の登録状態と車両の構造が一致しているかを確認してください。

Q4. ランクル100ディーゼルは最初から1ナンバー?

A. 国内仕様の4.2LディーゼルHDJ101Kには、バンとして1ナンバー登録された車両があります。

ただし、中古車では3ナンバー化やその他の構造変更が行われた個体もあるため、現在の車検証を確認するのが確実です。

Q5. ランクル100の8ナンバーは1ナンバーより得?

A. 税金だけで単純比較するのはおすすめしません。

8ナンバーはキャンピング車など特種用途のための登録で、所定の設備や構造要件を満たす必要があります。

設備費、車内の使い方、保険、税金まで含め、その用途が本当に必要かで判断してください。

ランクル100の1ナンバーまとめ

ランクル100の1ナンバーは、自動車税だけを比べれば3ナンバーより魅力的に見えるケースがあります。

特に大排気量の100系では、その差が大きく感じられるでしょう。

ただ、維持費は税金だけでは決まりません。

  • 1ナンバーは貨物自動車としての条件を満たす必要がある
  • 3ナンバーは普通乗用車として家族利用しやすい
  • 1ナンバーの継続車検は基本的に毎年
  • 1ナンバーは高速道路で中型車料金になるケースがある
  • 乗車定員や後席、荷室の使い方が変わる場合がある
  • 任意保険は実際の登録区分で見積もる
  • 8ナンバーには特種用途としての構造要件がある
  • 4ナンバーはランクル100の車体寸法では通常の選択肢にならない
  • 構造変更費用まで含めて損得を考える

ランクル100の1ナンバーが得かどうかは、「税金がいくら安いか」ではなく「あなたの使い方で年間いくら掛かるか」で決まります。

家族で乗ることが多く、高速道路もよく使うなら、税金が高くても3ナンバーの方が快適かもしれません。

反対に、乗車人数が少なく、荷物中心で高速利用も少ないなら、1ナンバーのメリットを生かしやすくなります。

中古のランクル100を選ぶときは、車両価格の横に「1ナンバー」と書いてあるだけで判断せず、車検証の用途、定員、最大積載量、初度登録年月まで確認してみてください。

そこまで見れば、自分に合う100系がかなり分かりやすくなると思います。

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ハル

ランクル完全ガイドを運営しているハルです。現在は、ランドクルーザープラド150 TX Lパッケージ マットブラックエディションに乗っています。家族4人での使い勝手、維持費、燃費、乗り心地、カスタム、内装用品、盗難対策、リセール、買取などを、ランクルオーナー目線で発信しています。自動車評論家でも販売店でもありませんが、実際に乗っているからこそ分かる良いところ、気になるところをできるだけ正直に書いていきます。

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