こんにちは、ランクル完全ガイドのハルです。
ランクル100の中古車を見ていると、「VX」「VXリミテッド」「Gセレクション」に加えて、50th、60th、ツーリングエディション、プレミアムエディション、アクティブバケーションなど、名前が一気に増えてきます。
しかも中古車では、販売店の車名表記が短く省略されていることもあり、何が標準グレードで、何が特別仕様車なのか分かりにくいんですよね。
私自身は150系プラドに乗っていますが、年式が進んだランドクルーザーを選ぶときほど、グレード名の豪華さより「その装備が今も正常に使えるのか」を見るようにしています。
特に100系は、AHCなどの装備が増えるほど魅力も増える一方、すでに年数が経っているので、購入後の維持まで含めた判断が必要です。
この記事では、ランドクルーザー100のVX・VXリミテッド・Gセレクションを軸に、50th Anniversary Edition、2006年の60thスペシャルエディション、ツーリングエディション、プレミアムエディション、アクティブバケーションまで順番に見ていきます。
記事のポイント
- ランクル100のVXとVXリミテッドの違い
- Gセレクションで増える主な装備
- 50th・60thなど限定車の位置づけ
- 中古購入でグレード以上に確認したい部分
ランクル100のグレード構成
まずはランクル100の基本グレードから見ていきましょう。
100系は1998年に登場し、国内では4.7L V8ガソリンのワゴンと、4.2L直列6気筒ディーゼルターボのバンが設定されました。
ただし販売時期によってグレードや装備内容は変わるので、中古車では「100系なら全部同じ」と考えないことが大切です。
| グレード | 主な立ち位置 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| VX | ベーシック | 装備を絞った5人乗りワゴン |
| VXリミテッド | 中心グレード | 8人乗りで装備を充実 |
| VXリミテッド Gセレクション | 上級仕様 | AHCなど快適装備を追加 |
| シグナス | 最上級系 | 専用外装と高級内装を採用 |
VXは装備を絞った5人乗り
後期型を基準に見ると、VXは4.7L V8ガソリンを搭載した5人乗りワゴンです。
2005年4月改良後では、VXが5人乗り、VXリミテッドが8人乗りという分かりやすい違いがあります。
そのため、3列目を使わず荷室を広く使いたい人にとっては、VXのシンプルさがむしろ魅力になることがあります。
中古市場では上級グレードほど注目されがちですが、装備が少ないことは、年式の古い車では故障候補が少ないという見方もできます。
「せっかくランクル100を買うなら一番豪華な仕様」と考えたくなる気持ちは分かりますが、普段の使い方によってはVXでも十分です。
VXを選びやすい人
大人数を乗せる機会がほとんどなく、100系のV8やボディそのものを楽しみたい人にはVXが合いやすいでしょう。
反対に家族利用で3列目が必要なら、VXリミテッド以降から探す方が自然です。
VXリミテッドは中心的な仕様
ランドクルーザー100で中古車を探すと、かなり目にする機会が多いのがVXリミテッドです。
後期ワゴンでは4.7L V8ガソリン、8人乗りとなり、VXよりもファミリーカーとして使いやすい構成です。
ディーゼル側にもVXリミテッドが設定されていたため、「VXリミテッド=4.7Lガソリン」と決めつけることはできません。
中古車検索では、ワゴンかバンか、4.7Lガソリンか4.2Lディーゼルかをセットで確認してください。
特に「ランドクルーザー100 VXリミテッド ディーゼル」で探している人は、1ナンバーのバン仕様が中心になる点も把握しておきたいところです。
Gセレクションは装備が増える
VXリミテッド Gセレクションは、VXリミテッドをさらに豪華にした上級仕様です。
後期型ではAHC(アクティブハイトコントロール)やスカイフックTEMS、ムーンルーフなどが代表的な装備になります。
AHCは車高を調整できる仕組みで、ランクル100らしい高級4WD感を味わえる装備の一つです。
乗降時や積載時の使いやすさ、乗り心地まで含めて魅力があります。
一方、20年以上経過した中古車を買う現在では、装備の豪華さと同時に作動状態も確認したいところ。
Gセレクションだから無条件で上位互換とは考えない方がいいです。
AHCなどの機構が付いている車では、警告灯、車高調整の動き、油圧系統、過去の整備履歴まで確認してから判断しましょう。
ここはランクル100の中古選びでかなり重要です。
安いVXリミテッドより、さらに安いGセレクションを見つけたときは「上級グレードなのに得だ」とすぐ飛びつくのではなく、価格差の理由を確認してください。
AHCの有無を現車で確認
中古車では純正状態からサスペンションが変更されている個体もあります。
過去にAHCを撤去して通常のコイル仕様へ変更している車もあるため、グレード名だけで判断するのは危険です。
スイッチが残っているかだけでなく、現在どの足回りが装着されているのかまで販売店へ確認したいですね。
ワゴンとバンの違い
ランクル100のグレードを理解するうえで、ワゴンとバンの違いも外せません。
同じVXリミテッドでも、ワゴンとバンではエンジンだけでなく登録区分や乗車定員まで違います。
ワゴンは4.7L V8ガソリン
国内のランドクルーザー100ワゴンでは、2UZ-FE型の4.7L V8ガソリンエンジンが採用されています。
「ランドクルーザー100 4.7 VXリミテッド」で検索している人が見ているのは、基本的にこちらです。
大排気量V8らしい余裕のある走りと静粛性は100系の魅力。
一方で燃料代は覚悟が必要です。
今回写真を提供してもらった山形県のK.Tさんはディーゼル車ですが、大径タイヤを履かせた夏場は燃費が2〜4km/Lほどだったとのこと。
これはカスタム内容や使用環境の影響も大きい実例なので、そのまま全車へ当てはめる数字ではありません。
ただ、100系はガソリンでもディーゼルでも「燃料代を気にせず乗れる車」ではないと考えておいた方がいいでしょう。
バンは4.2Lディーゼル
バンには1HD-FTE型の4.2L直列6気筒ディーゼルターボが設定されました。
現在の中古市場でも人気がある仕様で、「ランクル100ならディーゼル」と指名して探す人もいます。
ガソリンV8とはエンジンのキャラクターが違い、低回転から力が出るディーゼルらしい感覚が魅力です。
K.Tさんも「ディーゼル音がこれぞランクルという感じで、加速も良かった」と話しています。
長距離を走っても疲れにくく、雪道でも安心感があったそうです。
中古車サイトでは「ランクル100」「ランドクルーザー100」「VXリミテッド」「ディーゼル」など表記がバラバラです。
検索結果だけで決めず、型式・燃料・登録区分・乗車定員を現車情報で確認しましょう。
50thは誕生50周年の限定車
ランクル100の限定車で知名度が高いのが、2001年に設定された誕生50周年記念特別仕様車です。
検索では「ランクル100 50th」「ランクル100 50周年」「ランドクルーザー100 50th Anniversary」などの呼び方が使われています。
これはランドクルーザーが1951年に誕生してから50周年を迎えたことを記念した仕様です。
50thは3タイプがある
2001年1月の50th Anniversary Editionでは、VXリミテッド、VXリミテッド Gセレクション、シグナスをベースにした仕様が設定されています。
| 50周年仕様 | ベース | 新車時価格 |
|---|---|---|
| VXリミテッド 50th | VXリミテッド | 435万円 |
| VXリミテッド Gセレクション 50th | Gセレクション | 480万円 |
| シグナス 50th | シグナス | 555万円 |
いずれも当時の4.7L V8ガソリン・4速ATの時代に設定された特別仕様です。
つまり、50thという名前だけで後期型のような5速ATになるわけではありません。
限定車の名前より先に、ベースとなった年式の基本仕様を理解することが大切です。
専用装備で特別感を追加
50周年記念車では、専用外板色のホワイトパールクリスタルシャインが用意され、照明付きカラードサイドステップなどが採用されています。
さらに、専用センターオーナメント付きステアリングパッド、50th Anniversaryロゴ入りの専用記念エンブレム、専用スカッフプレート、本革張り車検証入れ、専用キーホルダーなどが設定されました。
シグナスを除く仕様では、専用エクセーヌシート表皮も特徴です。
こういった装備が残っている車なら、通常のVXリミテッドにはない所有感があります。
ただし中古車では、キーホルダーや車検証入れのような付属品がすでに失われていることも珍しくありません。
「50thだから高い」という値付けを見るなら、専用部品がどこまで残っているのかも確認したいですね。
60thはトヨタ店60周年仕様
50thと並んで混同されやすいのが「60thスペシャルエディション」です。
ここはかなり大事なので、はっきり分けておきましょう。
2006年4月に100系へ設定された60thスペシャルエディションは、ランドクルーザー生誕60周年記念ではありません。
トヨタ店という販売チャネルの創立60周年を記念した特別仕様車です。
2011年前後のランドクルーザー60周年関連モデルと混同しやすいので、中古車検索では年式まで見てください。
出典:トヨタ自動車「トヨタ店60周年記念の特別仕様車を発売」
100系では5タイプが対象
2006年の60thスペシャルエディションは、VXリミテッドのワゴン・バン、VXリミテッド Gセレクションのワゴン・バン、シグナスという5タイプをベースに設定されました。
全車に専用黒本木目ステアリングホイールとシフトノブ、専用黒木目調パネル、G-BOOK対応DVDナビゲーション付きEMVなどを装備しています。
さらに100シリーズでは、クロームメッキの専用フロントグリルやグリーンエクステンションヘッドランプも採用されました。
50thが「ランドクルーザーそのものの50周年」を祝う仕様なのに対し、こちらは「トヨタ店の60周年」。
名前は似ていますが意味は別です。
後期100系を探す人には候補
60thスペシャルエディションが魅力なのは、2006年設定なので100系の終盤に位置する点です。
50thは2001年の4速AT時代ですが、60thは5速AT化された後期。
見た目や内装の特別感だけでなく、「なるべく新しい100系が欲しい」という人とも相性があります。
ただし、年式が新しいといっても2026年現在では約20年が経過しています。
後期・限定車というだけで機械的に安心できる年齢ではありません。
ツーリングエディションの違い
ランクル100には2005年のマイナーチェンジ時に、VXリミテッドをベースとしたツーリングエディションも設定されました。
検索では「ランクル100 ツーリングエディション」で探されることが多い仕様です。
後期型ベースの特別仕様
ツーリングエディションには、通常のVXリミテッドと、VXリミテッド Gセレクションをベースにした2系統があります。
ワゴンだけでなくディーゼルのバンにも設定されていました。
そのため中古車で「ツーリングエディション」とだけ書かれていた場合は、ガソリンかディーゼルか、Gセレクションかどうかまで確認してください。
| 仕様 | ワゴン | バン |
|---|---|---|
| VXリミテッド ツーリング | 4.7Lガソリン | 4.2Lディーゼル |
| Gセレクション ツーリング | 4.7Lガソリン | 4.2Lディーゼル |
中古車としては、2005年以降の後期デザインを狙いつつ、通常仕様とは少し違う一台が欲しい人に向いています。
ただ、限定車という言葉だけで相場より大幅に高い個体を選ぶ必要はないかなと思います。
装備差と車両状態を並べて、それでも欲しいと思えるかで判断するといいですよ。
プレミアムエディションとは
ランクル100の限定車を調べていると、「プレミアムエディション」という名前も出てきます。
2003年8月の一部改良時には、VXリミテッド Gセレクションをベースとしたプレミアムエディション・Gセレクションと、シグナス プレミアムエディションが設定されました。
上級装備をまとめた特別仕様
プレミアムエディションは、その名前の通り上質感を高めた仕様です。
中古車選びで注意したいのは、「プレミアムエディション」という名称そのものより、Gセレクションをベースにしているかどうか。
ベースがGセレクションであればAHCなどの装備も関係してきます。
つまり、限定装備だけを見て「豪華で得」と考えるのではなく、購入後に維持する機構まで含めて考える必要があります。
ランクル100の中古車では、グレード名を3段階で読むと分かりやすいです。
「年式」→「ベースグレード」→「特別仕様車名」の順に確認すると、どの装備が元から付いていて、何が特別装備なのか把握しやすくなります。
アクティブバケーションとは
ランクル100には、通常グレードとは少し方向性の違うアクティブバケーションも存在します。
これはアウトドア利用を想定した仕様で、タイプA・タイプBなど複数の仕様が見られます。
アウトドア向けの特装仕様
中古車では4.7Lガソリンだけでなく、4.2Lディーゼルターボのアクティブバケーションも流通しています。
通常のVXやVXリミテッドとは違い、車内をレジャーで使うことを意識した装備がポイントです。
そのため「ランクル100で車中泊したい」という人には気になる存在だと思います。
ただしこの記事ではグレードの位置づけまでにして、ベッドの寸法や車中泊用品については別の車中泊記事で扱う方が分かりやすいでしょう。
中古購入時には、特装部分が新車時のまま残っているか、前オーナーが加工していないかも確認してください。
登録状態も確認する
アクティブバケーションは仕様によって通常車と登録条件が異なる可能性があるため、現在の車検証に記載された用途・乗車定員・登録区分を実車ごとに見るのが確実です。
中古車では長い年月の間に構造変更や装備撤去が行われている場合もあります。
新車当時のカタログだけで現在の状態を判断しないようにしましょう。
グレードより年式も重要
ここまでグレードを見てきましたが、ランクル100の中古購入では年式による違いもかなり重要です。
同じVXリミテッドでも、1998年式と2006年式では細かな仕様が違います。
2002年に5速ATへ変更
100系ガソリン車では、2002年のマイナーチェンジでATが4速から5速へ変更されています。
そのため50th Anniversary Editionは4速ATですが、後年のツーリングエディションや60thスペシャルエディションは5速ATです。
検索結果で「限定車」という部分だけを比べると、この世代差を見落とします。
日常で高速道路を走ることが多い人なら、ATや年式も含めて比較した方がいいでしょう。
2005年に外観も変更
2005年4月のマイナーチェンジでは、ヘッドランプ、フロントグリル、リアコンビネーションランプ、アルミホイールなどのデザインが変更されています。
いわゆる後期型の外観が好きなら、この時期以降が候補になります。
一方、中古のランクル100は後期ルックへ変更されている個体も多いです。
今回写真を提供してもらったK.Tさんの1998年式VXリミテッドも、ヘッドライトやテールランプなどを後期仕様・シグナス風へカスタムしています。
見た目だけで年式を決めつけないこと。
これは100系ではかなり大切です。
前期・中期・後期の年式ごとの装備の違いは、ランクル100の前期・中期・後期|年式と装備の違いを解説で詳しく解説しています。
中古車は装備より状態を見る
VX、VXリミテッド、Gセレクション、50th、60thと見てくると、どうしても上級グレードや限定車へ目が向きます。
でも2026年にランクル100を買うなら、私はグレードより先に車両状態を見ることをおすすめします。
下回りの錆を確認する
ランクル100で特に確認したいのが下回りです。
雪国、海沿い、砂浜、オフロードなどで使われてきた車は、外装がきれいでも下回りの腐食が進んでいることがあります。
K.Tさんの100系では、スペアタイヤ付近に錆と腐食による穴が見られました。
これはまさに「ボディがきれいだから安心」とはいえない実例です。
50thの希少車でも、下回りが大きく傷んでいれば購入後の負担は増えます。
反対に、ごく普通のVXリミテッドでも下回りがきれいで整備記録がそろっているなら、長く乗るうえでは魅力的です。
整備記録を確認する
100系ではセルモーター、エアコン関係、ベルト類、足回り、冷却系、電装品など、年数に応じて交換が必要になる部分が増えてきます。
K.Tさんの車でもセルモーターとコンプレッサーベルトの故障経験がありました。
走行距離だけでなく、過去に何を交換しているのかを見ることが重要です。
10万kmだから安心、20万kmだから危険という単純な判断ではありません。
むしろ20万kmでも交換すべき部品を交換しながら乗られてきた車の方が、履歴の分からない低走行車より判断しやすいことがあります。
30万kmでも走る個体はある
今回写真を提供してもらったK.Tさんの100系は、積算走行距離30万kmに到達しています。
ランドクルーザー100の耐久性を感じる実例ですが、「100系なら30万kmまでノーメンテナンスで走れる」という意味ではありません。
長く走る車だからこそ、その間にどれだけ整備されてきたのかが重要です。
相場や整備履歴など中古車選びで確認したい点は、ランクル100の中古車選び|相場・整備履歴と購入前の注意点で詳しく解説しています。
限定車の価格差をどう見るか
50thや60thなどの限定車は、通常グレードより高い価格で販売されることがあります。
ここで迷うのが、「希少だから多少高くても買うべきか」というところですよね。
専用装備に払える金額で考える
限定車の価値は人によって違います。
50thのエンブレムが欲しい人にとっては大きな魅力ですが、「100系のV8に乗れれば十分」という人なら、通常のVXリミテッドでも満足できるでしょう。
まず同じ年式帯、走行距離、エンジン、車両状態の通常車と価格を比べてみてください。
その差額を専用装備と希少性へ払ってもいいと思えるなら、限定車を選ぶ意味があります。
反対に、限定車というだけで予算を使い切るなら、私は状態のいい通常車を選びます。
中古在庫を複数台比較する
100系は現行車ではないため、希望するグレード・色・走行距離が近所の販売店へ同時に並ぶとは限りません。
だからこそ1台目で決めず、少し広い範囲で在庫を見比べるのがおすすめです。
ガリバーの中古車在庫問い合わせなども使いながら、VXリミテッド、Gセレクション、限定車を数台並べると価格差の理由が見えやすくなります。
「50thだから欲しい」と先に決めるより、通常車を含めて比較した方が納得して選べますよ。
乗り換えなら売却額も確認する
今乗っている車からランクル100へ乗り換えるなら、購入価格と同時に現在の車の売却額も見ておきましょう。
下取りだけで決めると、実際に使える購入予算が分からないまま商談が進みやすいです。
購入予算を先に決める
例えば300万円の100系を見つけても、納車後すぐにタイヤ、バッテリー、油脂類、足回りなどが必要になる可能性があります。
そのため車両価格へ予算を全部使わず、整備用の余力を残しておきたいところです。
乗り換えなら、ユーカーパックで現在の車の売却価格を確認する方法もあります。
売却額が分かれば、限定車へ予算を上げられるのか、通常のVXリミテッドへ抑えるのか判断しやすくなります。
100系と200系も比較する
100系を探していると、中古価格によっては200系と重なることがあります。
ここまで来ると、限定車の違いだけでなく「そもそも100系を選ぶのか」という視点も必要です。
100系らしさを求めるか
100系には、V8や1HD-FTEディーゼル、少し古さの残る内装、比較的シンプルなボディデザインなど、200系にはない魅力があります。
一方、200系は100系の後継として車体、安全装備、電子制御、快適性が新しくなっています。
年式の新しさや普段使いを優先するなら200系まで比較した方がいいでしょう。
反対に「この100系の形が欲しい」という気持ちがはっきりしているなら、200系へ無理に寄せる必要はありません。
ランクル100と200の中古価格・乗り心地・維持の違いも比較しておくと、自分が100系へ求めているものが分かりやすくなります。
おすすめグレードの選び方
結局どのランクル100を選ぶべきかは、欲しい装備と維持への考え方で変わります。
中古車なので「このグレードなら絶対正解」というものではありません。
シンプルならVX
3列目を必要とせず、余計な装備を増やしたくないならVXは十分候補になります。
中古市場では台数が限られる可能性がありますが、5人乗りで100系をシンプルに楽しみたい人には面白い選択です。
迷ったらVXリミテッド
ランクル100らしい装備と8人乗りの実用性を求めるなら、VXリミテッドは基準にしやすいグレードです。
ガソリン・ディーゼルの両方を探せるのも魅力。
まずVXリミテッドを基準にして、Gセレクションや限定車との差額を見ると選びやすいでしょう。
装備重視ならGセレクション
AHCなど100系らしい上級装備まで楽しみたいならGセレクションです。
ただし装備が正常に機能していることが前提。
整備履歴が確認できる車を優先したいですね。
希少性なら50thや60th
特別仕様車ならではの外装・内装に魅力を感じるなら、50thや60thは面白い選択です。
50thは2001年の誕生50周年仕様。
60thは2006年のトヨタ店チャネル創立60周年仕様です。
年式も意味も違うため、名称だけで同じ記念車として扱わないでください。
私なら「限定車かどうか」より、欲しい装備が付いていること、下回りが健全なこと、整備履歴が確認できることを優先します。
同じ状態なら限定車を選ぶ、くらいの順番がランクル100ではちょうどいいかなと思います。
ランクル100のグレードに関するよくある質問(FAQ)
Q1. ランクル100のVXとVXリミテッドは何が違いますか?
A. 大きな違いの一つは乗車定員と装備です。後期ワゴンではVXが5人乗り、VXリミテッドが8人乗りとなっています。中古車では年式によって装備内容が変わるため、グレード名だけでなく初度登録年月も一緒に確認してください。
Q2. VXリミテッドとGセレクションならどちらがおすすめですか?
A. 装備を楽しみたいならGセレクション、維持する機構を少なくしたいなら通常のVXリミテッドが選びやすいです。GセレクションではAHCなどが魅力ですが、中古車では現在の作動状態と整備履歴を確認したうえで選びましょう。
Q3. ランクル100の50thは何が特別ですか?
A. 2001年にランドクルーザー誕生50周年を記念して設定された特別仕様車です。専用外板色、照明付きサイドステップ、50th Anniversaryロゴ入りエンブレムやスカッフプレートなどが特徴です。中古車では専用装備が残っているかも確認してください。
Q4. ランクル100の60thはランドクルーザー60周年記念車ですか?
A. 2006年に100系へ設定された60thスペシャルエディションは、ランドクルーザー生誕60周年ではなくトヨタ店チャネル創立60周年記念車です。専用黒木目内装や専用グリルなどが採用されました。2011年前後のランドクルーザー60周年関連車とは分けて考えてください。
Q5. ランクル100は限定車を買った方がリセールで有利ですか?
A. 限定車だから必ず高く売れるとは言えません。中古の100系では年式、エンジン、走行距離、錆、整備履歴、純正状態、需要など多くの条件が価格に関わります。限定車の希少性より、まず車両状態を優先して選ぶ方が納得しやすいでしょう。
ランクル100は状態で選ぼう
ランドクルーザー100には、VX、VXリミテッド、VXリミテッド Gセレクションをはじめ、多くのグレードと特別仕様車があります。
50th Anniversary Editionは2001年のランドクルーザー誕生50周年記念車。
60thスペシャルエディションは2006年に設定されたトヨタ店チャネル創立60周年記念車です。
さらにプレミアムエディション、ツーリングエディション、アクティブバケーションなどもあり、中古車検索ではかなり複雑に見えます。
ただ、選び方の軸は意外とシンプルです。
- 5人乗りでシンプルに乗るならVX
- 8人乗りと装備のバランスならVXリミテッド
- AHCなど上級装備まで欲しいならGセレクション
- 専用装備や希少性を楽しむなら50thや60th
- アウトドア用途を重視するならアクティブバケーションも候補
そして、それより大事なのが現車の状態です。
100系は最終型でもかなり年数が経っています。
最上級グレードや限定車でも、錆が進み、AHCや電装品に不具合を抱え、整備履歴が分からなければ購入後の負担は大きくなります。
逆に、普通のVXリミテッドでも下回りがきれいで、必要な部品が交換され、記録簿がそろっている一台ならかなり魅力的です。
「限定だから欲しい」ではなく、自分が欲しい装備が付いていて、その装備を含めてきちんと維持されているかを見ること。
そのうえで50thや60thの専用装備に惹かれるなら、特別仕様車を選ぶ満足感は大きいと思います。
ランクル100は、グレード表の一番上を買えば正解という車ではありません。
目の前の一台がどんな20年以上を過ごしてきたのか。
そこまで見て選べれば、VXでもGセレクションでも限定車でも、あなたにとって納得できる100系を見つけやすくなりますよ。





